『ウィンストン・チャーチル』映画をずっと見てきてよかったと思える良作

http://eiga.com/movie/88218/special/

こんにちは。本日は、チャーチルを観るのにピッタリの、ここはイギリスか!と思うほど肌寒く、雨が降る日でした。

KBCシネマの朝一割りに行ってきた。( ̄▽ ̄)。アカデミー主演男優獲ったからしばらく混雑してるのかと思ったら、今日はそうでもなかったな。

でも、アカデミー獲っても獲ってなくてもこれは行くべきだね!!面白かった~。大満足。

映画を見終わった後、なぜか「はあああー ずっと映画が好きでよかった~」という感情が生まれた。今まで観てきた色んな映画を思い出したからだ。

観てきた映画をつなげて世界史や文化を知ったり、興味がわいて調べたりして詳しくなったり。色々分かることに嬉しくなったのかもしれない。

 最近、同僚から

「40代になったから ちょっと文化的な生活をしようと思って」と言われ、おススメ映画を聞かれた(笑)。わたくしKYOKOは 映画を「文化を楽しむこと」とあまり思ったことがなかったからちょっと照れた(笑)。

もうね、ほとんど「習慣」「ジャンキー」なのよ(笑)。お風呂に入ってても ご飯を作ってても 通勤してても映画と旅行のことと、それをどうやってブログに書くか・・・しか考えていない(笑)。

映画に出てきた気に入った言い回しとか、景色、インテリア、服。そんなことばかり考えているのだ。

練習に余念がないストイックなイチローは別の世界の人と思っていたけれど、実は「映画」と「野球」という違いだけで、そればっかり考えている点では一緒かも(笑)。

クリント・イーストウッド好きの母と『ダーティ・ハリー』毎週洋画劇場で観ていたおかげでこうなった(笑)。

 

『ダンケルク』を観て行くと、より分かるこの映画の時代背景

第二次世界大戦、ナチスはソ連と不可侵条約を秘密裏に結び、

※不可侵条約・・・ソ連の土地は攻めないよという約束。ポーランドを侵攻したかと思えば、あっという間にオランダ・ベルギーが降伏。次はフランスへと侵略を進めていた。

ノーラン監督の去年の映画『ダンケルク』。フランスのほとんどがナチスに奪われ、ーバー海峡近くの町ダンケルクまで追い詰められた30万人ものイギリス兵。彼らを民間の船が救出した作戦「ダイナモ作戦」描いている。

このダイナモ作戦を命じたのが、時の首相チャーチルなのだ(^^♪

 

そこでこの映画を見に行く前に ダンケルクの兵を救出した日が6月4日虫歯予防デー(笑)と覚えていくことをお勧めする♪

この歴史的危機の中で首相になったチャーチルが、ダイナモ作戦を決行するまでの日々がカウントダウン形式で劇中に出てくるからだ。

この日がいつかを知っていないと、劇中になんで日付が出てくるのかがわからないからね。(『ダンケルク』のレビューを書いた時に覚えといたから助かった)

『ダンケルク』のレビュー

 

世界史が苦手な女子でも チャーチルのかわいさが楽しめる映画

国会、議会用語がそれほどわからなくても 史実を知らなくても怖がられていた首相チャーチルを、ゲイリー・オールドマンチャーミングに演じていて、女子は、「かわいい!」と思えること間違いなし。

大河ドラマ「西郷どん」でもそうだけど、脇役女子たちとチャーチルのやり取りのエピソードが乙女心?をキュンとする作り方でウマイ!

そういうシーンがちょこちょこ散りばめられているので、「重厚な映画」とはあまり思わない。楽しい歴史エンタメに仕上がっている感じ♪

楽しく歴史を学べるいい映画です。

 

出展:https://movie.jorudan.co.jp/cinema/34726/

↑奥さんから「豚ちゃん」と呼ばれてたり(笑)、怒られたり。

出展:http://tokushu.eiga-log.com/interview/6316.html

秘書エリザベス(リリー・ジェームズ)とのやり取りも面白い♪この時代、女子に首相がここまで政治的な話はしなかっただろうから、だいぶ現代に寄せているんだろうけどね。

こういう楽しいシーンがあることで、観ている女子にとっては、チャーチルがとても愛おしくなってくるのだ。

リリー・ジェームズ『ベイビー・ドライバー』ベイビーの彼女役から今度は、ゲイリーと歴史モノの共演なんて目覚ましい出世ぶり!!

戦争省の軍事作戦を考える部屋は「女人禁制」と告げられるが、最近話題になっている「女人禁制」とは全然違う響き(笑)。

そういう時代もあったのだと女子はね、結構寛大なんだよね。

大相撲の「女人禁制」も今まで女子は「そういうのはあり」だと思ってたと思うよ。寛大に思っていたのに、市長の命に関わる時に土俵に入って救命措置をする女性に「土俵を出てください」と出るまで何度も放送するとか、直後に大量に塩を撒くとか。

一大事だから仕方なくやったことなのに「感謝」どころか「体裁」を重んじたのがわかったから観てて「今、そういうこと言ってる事態じゃないことわからんのか!」と「ムッ」ときた人が多かったんじゃないかなあ。

だって 歌舞伎役者には「男」しかなれないが、女子の反対運動なんか起きてないし。

女子はそんなとこにいつまでもこだわるほど暇じゃない(笑)。

女子の体から生まれてきたのに、「不浄」というのもおかしな話ではあるけど。

でも、そういう歴史があるから 女子はタフだし、映画で女性の扱われ方の変遷を観てもああ、今はほんとよくなったんだなあと勉強になって面白い。

そうはいっても男子が強かった時代はやっぱりカッコよくて 女子にはなかなかあの味は出せないから、またいいんだよね( ̄▽ ̄)。

強い女も好きだけど、強い男も最高です!!

 

イングリッシュブレックファストが美味しそう!イギリスかぶれにはたまらん映画

出展:https://www.enoteca.co.jp/articles/artnw28

この映画には、「イギリスかぶれ」にとって、ヨダレものの画像がたくさん♪

映画の冒頭は、チャーチルがベッドでいただく、イングリッシュ・ブレックファストから始まります♪

憧れのトーストスタンドも出てきて、ベーコンもソーセージも目玉焼きもたまらなく美味しそうなのだ。

上の画像の、バッキンガム宮殿での国王とのランチとか、もう最高♪お酒好きのチャーチルは、ブランデーやシャンパン、ポートワインを飲むシーンが頻繁に出てきて 愛飲家にも嬉しいシーンがいっぱい♪

黒塗りのオースチン(車)はもちろん、レンガ色の建物や、帽子にステッキ、葉巻。働く女子のウエストがキュッとしまったタイトなスーツもツボです( ̄▽ ̄)。

の頃を描いた『イミテーション・ゲーム』も観たくなってきました。

これもキーラ・ナイトレイの服もかわいかったもんね~。

 

『ウィンストン・チャーチル』では、地名や、時の首相や大統領などの名前も頻繁に出てくるので もっとこの映画を楽しみたい人は、その辺だけちょっと時代背景を予習しておくといいかも♪

チャーチルがお友達みたいに親しく電話する「フランクリン」は、アメリカ大統領のフランクリン・ルーズベルト

当時、ナチスドイツ日本と共に三国同盟を結んでいたイタリアの独裁者、ムッソリーニの名前なども出てくるので ちょっと知ってると映画がもっと楽しめます。

 

出展:https://gqjapan.jp/life/business/20150123/50th-anniversary-of-winston-churchills-death

↑本物のチャーチルの写真。

チャーチルの没後53年の今年。こんなすごい戦争からまだ100年も経っていないなんて考えると、怖いよね。

彼のトレードマークはピースサイン。映画にもそのエピソードがでてきてププッと笑えます(*’▽’)

 

長年 洋画漬けだと 色んな意味で世界を知ります

出展:http://www.club-typhoon.com/archives/23185294.html

↑秘書の女子に「ピースを裏側にするのは あまりいい意味じゃない」注意されます。アメリカは中指を1本だけど、ヨーロッパは2本。

そう、日本では「クソッタレ」とよく訳される、「ファックユー」な意味のジェスチャーです(笑)。

わたくしKYOKOはこの通り、映画で観たり外国人の友達に聞いてたのでこのジェスチャーをだいぶ前から知っていたけど、友達は知らず、ロンドンの入国管理官に「旅行は何人で来ましたか?」と聞かれた時にこれをやってしまったらしい(笑)。

「えーーー!!それファックユーってことだよー!やばいよ、街では絶対しちゃダメだよ」と焦って言いました(笑)。よかった空港職員で(;^ω^)。

最近、裏ピースとして 日本の10代のSNSでは流行っているみたいだけど、くれぐれも外国じゃしないでおくれ(^^;

 

出展:https://theriver.jp/ds-9/

このピースのチャーチルの顔は、ゲイリーがスターダムになった映画、↑『シド&ナンシー』のこの写真を思い出した(*^^)v。


この映画を観て、ロンドンパンクに憧れました( ̄▽ ̄)。ほんと、シド・ビシャスにそっくりだった♪

アメリカイギリスのジェスチャーやスラングの違いを知るのも楽しい♪ 

誰だったかな、メジャーリーグに行った野球選手が言ってたけど、チームメイトと仲良くなるのはやっぱり下ネタかららしい(笑)。

外国人男子の友達も 日本のエロイ言葉から覚えてた(^▽^;)

「KYOKO、ボクはウマナミです!!」

「・・・・。(・_・;)誰からそれ、習ったの?」(笑)

そういう言葉の方が早く覚えるんだろうね。(^_^;)

ファックユーと同じ意味で、アメリカでは「アーソー」(ケツの穴)か「Shit!」(う○こ)が良く出てくるけど、イギリス映画は「ボレックス!」(キ〇タマ)がよく出てきます(^▽^;)。(なんと、ピストルズのアルバム名にもなった)

長年洋画で字幕版を観てると「下品な言葉」にも精通します(笑)あはは。

 

ゲイリーの役作りと、どうみてもデブな老人にしか見えない辻さんの特殊メイクがすごい

出展:https://natalie.mu/eiga/news/270066

チャーチルが好んで通ったテラーで、今回の映画で使うスーツも作るという徹底ぶり。

1年かけて役作りをしたゲイリー・オールドマン

イギリス人がこの人を演じるのは相当なプレッシャーだったかもね。

体重がけっこうあるのに 早歩きだったとかそういう細かい所も似せてあるらしい。

オスカーをメイク部門で獲った日本人の辻一弘さんの特殊メイクも、アップになっても本当の皮膚にしか見えない精巧さ。ちゃんと足まで太らせているから、その辺も楽しんでね。

チャーチルがチャーミングだったのもあり、とても面白かったので、今年のランキング1位になりました( ̄▽ ̄)。

おととい観た『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』すっごく面白かったけれど、こちらが私にとっては勝ちました♪

ぜひ、劇場で観てくださいね~✩

 

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@『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』(2017 英)

チャーチル・・・・・ゲイリー・オールドマン

エリザベス・・・・・リリー・ジェームズ

@この映画と合わせて見たいおススメ映画

『ダンケルク』・・・ダイナモ作戦が描かれたもの

『マリアンヌ』・・・ナチのフランス侵攻とブラピがイギリスのスパイ

『イミテーション・ゲーム』

・・ナチの暗号を読み解き、連合国を勝利に導いた

アラン・チューリングのお話

@2018年 KYOKO映画私的ランキング

1位・・・・『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』

2位・・・・『スリー・ビルボード』

3位・・・・『デトロイト』

4位・・・・『トレイン・ミッション』

5位・・・・『キングスマン ゴールデンサークル』

6位・・・・『15時17分、パリ行き』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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