『スリー・ビルボード』個性派俳優の演技がたまらない!

出展:http://eiga.com/movie/87781/


こんばんは。今日は早くお風呂に入ってブログです。

映画の会では、最近キャナルであってる,

旧作映画の人気ランキング上位をIMAXで上映されてるイベントにでかけて

を次々観に行ってるメンバー多し。

『ダークナイト』『インターステラー』『ダンケルク』

『LALAランド』などが再上映。

その時映画館で観てなかったメンバーが「行ってよかった!」

「なんで早く見とかなかったんだ!」「食わず嫌いはダメだねえ!」とか、

楽しい感想が聞けて面白い。

映画館で観ると、集中して観るから記憶に残るし、いいよね(*^^)v。

さて、今年1位に躍り出た!?『スリー・ビルボード』。

田舎出身なので、身を持って分かる田舎の恐ろしさが全面に出てて怖かった(^_^;)

出展:http://lovekuzz.hatenablog.com/entry/2018/02/04/223427

ミズーリ州のさびれた田舎町。車もほとんど通らない道の、3つのくたびれた看板が

ある日、突如リニューアルする。

何者かに娘を殺された母親のミルドレッド(フランシス・マクドーマンド)が、

事件の捜査に進展がない警察に抗議の広告を出したのだ。

人も車もほとんど通らない道だったが、この看板を立てたことで小さな町は

ざわつく。

警察官はもちろん反感を抱き、それまで娘をなくした彼女に同情的だった住民も

快く思わず、溝は深まっていく。

あまりにもの嫌がらせに彼女の方も極端に懐疑的になり、

いさかいがエスカレートしていく。

出展:http://eiga.com/movie/87781/gallery/4/

↑わかりやすい差別警官ジャクソンにサム・ロクウェル。この人、ほんと

クズをやらせたらうまい!惚れ惚れします(笑)。

『デトロイト』に引き続き、差別&悪徳警官(^^♪

今年は悪徳警官&汚職祭り。来週はリーアム・ニーソンの『ザ・シークレットマン』。

ニクソンのウォーターゲート事件の話だし、3月には『ペンタゴン・ペーパーズ』。

政府の陰謀を新聞社が暴く??わたくしKYOKOの好きなものばかりです♪。

 

この映画は、娘をなくした母親と、それに嫌がらせをする警官との図式で

母親が哀れに感じるという単純な話ではないのが面白い。

観ている観客までも、その田舎の住民の一人になったように、

警官だけでなく、その母親にまでも嫌悪感を抱いてしまったりと翻弄されちゃうのだ。

出展:http://eiga.com/movie/87781/gallery/8/

人は話題に飛びつき、でもすぐ飽きる。忘れたい事実を掘り起こす者を

快く思わず、田舎だと特に変わったことをしたり、人からはみ出す者をひどく嫌う。

なので、会合などの役割や負担も、今の世代には負担すぎる効率が悪いやり方などを

変えようとすると必ず反発が起きるので、波風立てずにその役を終わりたい人が

多くなって 結局昔ながらのやり方がそのまま続き、いつまでも改善されない。

それに嫌気がさした人は町から出ていく。

「・・・こうしたら?」と言っても「私の番からそういうことはできない」とか

「この役は今年で終りだから」。田舎は反発が面倒なあまり、新しい提案をするより

やりすごす人が多いのが大半。

最初の結婚の時は、アメリカナイズドされた私には、二人の結婚式なのに

向こうの親があれこれ言ってくるのに 超ビックリ。

今では二次会に行きやすいように夕方4時くらいからの披露宴はふつーに

なっているけど当時は理解されなかった。

「結婚式は日曜日の朝からと決まってる」とか。

「嫁入り道具披露」みたいな宴会とか開かれたり。

「嫁入り道具は買わないから披露するものはない」

「結婚式は土曜日の夕方からが二次会に行きやすい」

「仲人※は、いらない」

(なこうど。結婚を仲介したわけでもないのに20年前は夫の親の友達や親戚の人を

立てる人が多かった)

などと言いだす花嫁は可愛くなかろう。(^_^;)

(まあ、最初はストレートには言いきれなかったけど笑)

今では結納もしない人も多いし、仲人はもちろんなし、タンスや鏡台も買わない人が多い。

今結婚してたら ラクだろうなあと思う(^_^)。

結婚する前の、ブルーな争いはなかったかもしれない。

時代の変わり目にはこういう反抗的な人が生まれるようになっているんだろうね(笑)。

そういう意味ではこの主人公は、周りの嫌がらせに負けないので

親近感がわく(アホ)。

出展:https://news.walkerplus.com/article/134983/image754576.html

『猿の惑星 聖戦記』からウッディ・ハレルソンがいいなあと感じていたら、

この映画もいい~。広告でやり玉に挙げられた、ウィロビー警察署長を演じる。

前は全然いいと思わなかったけど、おじさんになってからがいいなあ(#^.^#)。

差別警官ディクソンもこの署長の言うことだけはよく聞く。

人は自分のいいところをわかってくれていると感じさせる人には弱いのかも。

「自分が正しい」と思って疑わない人たちの攻防が繰り広げられていく。

この前の『デトロイト』でも同じようなことが描かれていたけど、

みんな自分なりの「美学」と「正義」の元に生きていて、

差別警官も「差別」とは意識せず、「これが自分にとっての正義」とこれっぽっちも

その行動を疑っていないだけのような気がする。

1つの町から一回も出たことがないと気づきにくいのかもしれない。

同じように1つの会社にずっといるとその問題点に気づきにくいよね。

新人や転職してきた人のまっさらな目で見た意見の方がいいとこついてるんだけど、

来たばかりで意見をすると、「生意気だ」「来たばかりのくせに」と反発を食らう。

多くはこれからの会社生活を重視するので意見が言えなくなり、長くいるうちに、

最初に抱いてた違和感を忘れてしまう。長い社員が多い会社の改善は難しい。

何かのビジネス番組であってたけど、入りたてのパートさんの意見を大事にする会社が

あって、「入ったばかりで 新鮮な目を持っている彼女たちに聞く意見が

お客さんの意見に一番近いから大事」という社長さんがいた。

「慣れ」が「問題点」を見えなくする最大の原因だよね。

「慣れ」とは「ラク」でもあるから、なかなか抜け出せないという気持ちも

わかるけど・・・・(笑)。

 

 

このキョーレツな母親の息子に『マンチェスターバイザシー』の

わがまま甥っ子が、息子役で出てた。(ルーカス・ヘッジス)

出展:https://twitter.com/i/web/status/961636693152382977

お母さんの気性の激しさと引き換えに、優しいのか、それとも何を言っても無駄だとあきらめてるのかわからない、いい味の息子ロビーを演じてた。

アメリカ映画では なぜか部屋着に着物みたいなの着る人多く出てくるよねえ(笑)。

どこにでも売ってるんだろうか。(^_^;)

アメリカかぶれに嬉しかった点は、まず、前はよく劇中で見かけたけど、最近はあまり見なくなった、アメリカの田舎のファミリーの定番、木目調のバンに主人公のミルドレッドが乗ってたこと♪

出展:http://aotz.exblog.jp/28038698/

80年代のアメリカの田舎の映画の定番の車でした~。シリアルも出てきたし、田舎のいじめっ子も出てきて、こういう映画に定番のろくでもない亭主(^^♪

嬉しさ満載。ブランコも出てきたし。さびれた看板もよかった♪

やっぱり田舎にも旅行に行きたいなあ♪

ボストンに行く前に『マンチェスターバイザシー』もちゃんと観て行きます♪

お兄ちゃんが亡くなった電話を受ける弟がいたのが、ボストンの有名な伝統的な通りだったような気がしたので、ちゃんと確かめて行こうっと。

 

激しい感情の入り乱れた映画でもあるけど、時々フッと笑うようなシーンもあって、面白かった♪

映画の会では、ラストを好きかどうかでちょっと分かれたかな。

わたくしKYOKOは、観た瞬間は、モヤっとした(笑)。

あえてあのラストにしたことが余韻があってよかったのかもしれないね。

時間が経つとそう思えてきたけど、観た瞬間は正直、「えっ!!Σ(゚д゚lll)」と思った(笑)。

さて、皆さんはどう感じるでしょうか。劇場で感じてくだされ( ̄▽ ̄)。

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映画『スリー・ビルボード』のキャスト

@『スリー・ビルボード』(2017年 米)

ミルドレッド・ヘイズ・・・・フランシス・マクドーマンド

ビル・ウィロビー署長・・・・ウッディ・ハレルソン

ディクソン巡査・・・・・・・サム・ロクウェル

ロビー・ヘイズ・・・・・・・ルーカス・ヘッジズ

暴力度・・・★★★  エロ度・・・★(下品な言葉の表現はあり)

映画デートには向かない映画(笑)。映画好き同士ならOK。

【2018】ジャスミンKYOKO映画私的ンキング

1位・・・・『スリー・ビルボード』

2位・・・・『デトロイト』

3位・・・・『キングスマン ゴールデンサークル』

 

 

 

 

 

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