リニューアルした福岡国際空港を飛び立ち、上海浦東空港で乗り換え、西安にたどり着いた。
コロナ禍では、またこんな日が来ることは来るだろうが(あくまでもポジティブ)、それがいつになるだろうかとは思っていた。
漫画「キングダム」のおかげでハマった「秦の中華統一」。
それから九州国立博物館に「兵馬俑展」を観に行き、とうとう今回本物を観に来ることに。
寝不足だが、テンションは最高潮。(前日は深夜1時半西安到着、就寝3時半)

↑「秦始皇兵馬俑博物館」の入り口(料金はツアー込み。11月はハイシーズンのため150元。この日のレートでは3,300円)。

「秦始皇帝」の「帝」は抜いてあるんだね(中国では始皇と呼んだりもするらしい)。
嬉しすぎる―!!!

「あなたたち、ラッキーです。今日は少ない方ですよ!!」
確かに、少な目のような気もする。欧米人たちは朝食をゆっくり取るから遅いのかな。
ここでパスポートを見せ、顔認証し、金属探知機を通る。
空港に到着したヤツがどこへ行ったか、これで把握できるんだろうなあ。コワ。

「これは私のおごりです!!普通はものすごく歩かないといけないけど、カートで行きましょう」
・・・笑。
ガイドさんもいい口コミ書いてもらわないといけないから、アピールがすごいな笑。

「行きだけですが、私のおごりです(再アピール笑)。
帰りは歩いてもらうことになりますが!」
・・・笑。帰りもそうだと期待を持たせないように伏線を貼る、見事笑。

来た来た、カートが。後で調べると、兵馬俑の場所に行くまでは入り口から1kmくらいみたい。

緑の中をカートで突っ切る。
そこまで寒くもないし、ちょうどいい気候。

兵馬俑は3月から11月までがハイシーズン。

兵馬俑博物館のある広場に到着。

↑これは「始皇銅車馬陳列館」。
実物大の2分の1の馬車を青銅で作った、「銅車馬」がここに保管されているらしい。
なんか車馬より馬車の方が言い慣れてるから間違えそう・・。
1980年に2台の青銅の馬車、8体の銅の馬、2体の御者が発見され、復元。
秦始皇帝の隊列を模したもので、4頭立ての馬車を青銅で作ったものなんだって。
ここはツアー内容に含まれておらず、スルー(泣)。

そんな豪華絢爛の話をしたところで、現実の話に戻ってすまぬが笑、兵馬俑博物館のトイレ。
世界遺産で、国がかかえる博物館でも、トイレットペーパーはない笑。
見苦しい場所はモザイクかけました笑。

しかし、ドアにカギはあったぞ!!!
空港とホテル以外は洋式トイレはないと思った方がいいみたい。
どんなにすごい国立の建物でも「和式(中国式?)」は確実笑。
カギがあるだけありがたや笑。
荷物置きや、荷物を提げるフックはないと思い、用心のために日本から持って行った100均の「S字フック」が役に立って大喜び。(壁にフックをかけて荷物を提げた)

トイレ休憩が終わり、いよいよ、お目当ての「1号俑坑」。
2,000体の兵馬俑がビッシリ並んでる、あの景色だ。
兵馬俑とは、死後も皇帝を守るために作られた兵馬の形をした人形のことで、秦の始皇帝の副葬品なのだ。
時の権力者はこうやって自分の権力も示したかったんだろうね。
ほんと、今日はラッキーなことに人が少なそう。

すごい!!! すごいの一言しか出てこない!
念願だった、西安の「兵馬俑」行けてよかった。
— ジャスミンKYOKO (@jasminekyoko_) December 14, 2025
ここは2000体の兵士が並ぶ、「1号坑」。
秦の始皇帝、ほんとすごい。#兵馬俑 #西安 pic.twitter.com/i2iHPStw9H
長さ230m、幅62m、深さ5m。
本当は6,000体以上あるらしいけど、展示されているのは2,000体らしい。

1974年に大干ばつが起き、困った農民があちこち井戸を掘っているうちに発掘されたんだって。

一人一人顔が違う俑(人形のこと)を6,000体も作るなんて、古代の王様の無理難題はやっぱり度肝を抜くね(40年かかったらしい)。
えい政もワガママだな(脳内は吉沢亮を思い浮かべてますが、彼じゃない笑)。

(この段落のみ、キングダムファンのみしかわかりません笑)。
渕さんや尾平はいないかな・・・
松佐はいないかーーーーーっ戻ってこーーーい!!

兵馬俑の平均身長は180cm。けっこうデカく作ったんだね。
死後の世界でも皇帝を守らなきゃいけないからね(死んでまで兵役に就きたくない!って声が聞こえてきそう笑)

上半身のみ空洞で、下半身は中身も詰まってる粘土質の土で作られているんだって。

顔や腕は別々に作り、後から組み立てて、装飾を彫った後、焼成したらしい。
そりゃあ、40年かかるわね笑。

本当はカラフルだったんだけど、2,000年分の湿気に影響されたためと、掘り出した直後に空気に触れてしまったから、色はなくなってしまったんだって。

飛行機の格納庫にも匹敵する大きさの「1号坑」。ほんと、すごい。
通常は人がいっぱいいて、手すりの一番前に行けないのが常らしいけど、この日は少なくて一番前に行けたのがほんと嬉しかった。

数年前、ドイツのおバカユーチューバーが、兵馬俑の格好をして、ここに飛び込んだらしい。
そして兵馬俑と一緒に整列したんだって(ちょっと羨ましい・・・笑)。
なので、厳重な警備がされている。

ガイドさんが、「彼は逮捕されましたが、外国人だから1万円の罰金ですみました。もし中国人が同じことしたなら、死刑です」
ゾゾーーーッ (羨ましいと思った気持ちを封印笑)
や、やはり怖い・・。共産主義。

今は、なるべく色が落ちないように、発掘したらすぐラップでぐるぐる巻いて空気にさらさないようにしてから、少しずつ修復をするらしい。(世界!ふしぎ発見の知識)

すべての兵士と馬は、東を向いてるそうだ。日が昇るように、始皇帝の死後の世界も明るいことを願ってなのか。
えい政、やるな。(また吉沢亮を思い浮かべる)

横に回ってみた。 それにしても統一するまでの間、中華は550年もよく戦い続けたなあ。
こんな歩兵なんてすぐやられちゃうだろうに、それだけ戦える人口がいたのだろうね。
クリントン大統領夫妻は、訪中した際、この下に降りて間近で見れたらしい。
さすが、アメリカ大統領!ここにクリントンが!ヒラリーが!!(アメリカかぶれ、ウキウキする)

↑ここの列はちょっと、高官? 下僕より位が高そう。頭巾をかぶってまげを隠してる。
将軍かな?500人将?1,000人将?(すべてキングダム知識笑)。

私だったら、死後の私を守るものとしてスタローンを、死後の恋人としてブラピを作ってもらうけどね(誰も聞いてない笑)。

「1号坑」の入り口を観た景色。
ゾクゾク観光客が入って来てる。

横から見た図。すごいね!!!今からでも函谷関の戦い(秦vs5か国の連合軍の戦い)、出来そう!!
勝手なこと言うな!って、えい政(始皇帝)から怒られそう笑。
「余は疲れたわ!!!統一したのに、すぐ分裂したし!!」
※統一の11年後に秦の始皇帝、えい政は没。その後、跡目争い、秦滅亡→のちのち三国志(3国が争う)の世界へ。

修復し、乾かしている行程。とにかく少しずつ掘っては修復しているらしい。
まだ掘っていない部分には兵馬俑が埋まっているんだって。
1体5億円の価値があるらしいが、最初に発見した楊さんには、30元(この日のレートでは660円)だけ渡されたらしい(当時は1年分の賃金に値するお金)。
当時にすれば、大金だけど・・。資本主義なら大富豪なのにね(泣)。
楊さんは、その後、民宿を始め、博物館に来る観光客にサインなどをして生計を立てたんだって。

「キングダム」にハマってよかったなあ。
ここまで来れた!!!
さて、この「1号坑」の後は、「2号坑」へ向かいます。
今日の場所「秦始皇兵馬俑博物館・1号坑」西安

@秦始皇兵馬俑博物館 (1号坑)
旅のMONEY
| 前回までのTOTAL | 175,285円 |
| TOTAL | 175,285円 |










こんばんは、ジャスミンKYOKOです。