いにしえの中華とキングダムに思いを馳せる。「秦始皇兵馬俑博物館」(2号坑・3号坑)

ジャスミンKYOKO

こんばんは、ジャスミンKYOKOです。

マンガ「キングダム」にハマってからというもの、ずっと行きたいと思っていた「兵馬俑へいばよう」。

とうとう西安に渡り「秦始皇兵馬俑博物館」にやってきた私は、2,000体の兵馬俑(兵馬をかたどった人形)がずらりと並ぶ1号坑いちごうこうを観て大感激!

「えいせい(始皇帝の名前)、とうとう来たよ!」

心の中で吉沢亮よしざわりょうを思い浮かべながら感激!(映画『キングダム』でえい政を演じるため)

1号坑↑に名残惜しみつつ、裏から出る。

さて、1号坑を思う存分堪能し、向かったのはまずは3号坑。

↑興奮気味で話がはずむ一行

3号坑の方が1号坑のすぐ近くにあるので、2号坑の前に周るみたい。

フリーで来たとしても、1→3→2で周る方がいいと思う。

2号坑には、穴ぐら(穴ぐら言うな)に併設して兵馬俑の展示室があるので、それを最後にじっくり観た方がきっといいからね。

体育館のような「1号坑」の横を通って移動。

窓にはアイアン(鉄製)の装飾がある。

オシャレ!!ついつい欧米かぶれの私は、馬の戦車といえば、古代エジプトや古代ローマを思い出しちゃうなあ。 

こういうのが紀元前から編み出されてたかと思うと、日本の縄文弥生の素朴さに苦笑い(ごめんよ、卑弥呼)。

↑3号坑の入り口。3号坑は1号坑の2分の1以下の大きさ。

西安のガイドさんは、毒舌だが、ちゃんと気が利いていて(北京や蘇州のガイドがけっこうドジだったため、今となってはそう思う笑)、迷子にならないように1号坑に入る前に全員に自分の名刺を渡していた。

迷子になったら名刺にあるガイドさんの電話番号に電話するようにしてたのだ。

それと迷子になった時に落ち合う場所も前もって伝えていた。

・・・なのでやっぱり迷子が出た時もスムーズだった♪(迷子がほんとに出るとは思わなかった笑) 

夫が迷子になった奥さんがとにかく気まずそうだった。(大人がやらかすと気まずいよね笑)

さっきの「1号坑」と比べると、小さいのでガッカリする人もいるかもしれないが、侮るなかれ。

ここ「3号坑」は、「軍総司令部」を再現した兵馬俑なのだ。

昌平君しょうへいくん!?(「キングダム」の秦軍の総司令官)

確かに明らかにさっきの下僕の兵馬俑たちとは違う・・・。

・・・秦の6大将軍!?(すみません、ついキングダムが出ます)

「軍陣」と呼ばれる総司令部は東を向いて作られているらしい。

中華を統一したもののいつ反乱が勃発するかもわからぬ不安を抱えているため、他国に睨みを効かせている状態(秦は一番西にある国)とも言われるんだって。

↑車馬房。馬車は木製のため朽ちていて、馬と御者のみのパントマイムな感じになってる笑。

3号坑は、68体の将校の俑があるが、ほとんど首がない。

「文化大革命」※の時に持ち去られ、共産党への貢ぎ物にされたらしい。

※共産党の最高指導者、毛沢東主導のもと行われた、権力を奪還するための活動と既存の文化を破壊し、資本主義を糾弾した改革。(死者40万人以上)

「文化大革命」は、映画知識くらいしか知らないけど、アメリカの禁酒法時代と一緒で、その数年間のみ世間の常識が変わって、人々は大変な目に遭ったり命を落としたりしたんだよね。

そんな時に兵馬俑の首持って「私は共産党に己の首を捧げます!!」って意味で使ったのかな。

サクッと、元から私はそっち側でしたよ、みたいに出来る人ってある意味すごい笑(いるよね、たまに)。

こういう激動の時代はどっちにもいい顔出来るヤツが生きながらえるんだろうね、現代は嫌われるけど笑。(そんなヤツばかりで出来た組織はいずれ崩壊しそう)

さっきの下僕の歩兵たちと違って、将校たちはおなかが出てる笑。

将校ともなれば、美味しいご馳走食べてたんだろうね。

そりゃあ、いつか下僕から大将軍に!!と夢見ちゃうよね(すみません、ほんとの古代は下僕から大将軍にはたぶんなれません笑 キングダムの夢です笑)

ここだけ、レンガが敷き詰められているから、水はけも良さそう。

こんな雰囲気で戦略を練ってたのかな。

「秦軍 右翼はここ、左翼はここ」とかね♪

さて玉木宏も会ったし移動するか♪(映画『キングダム』で昌平君を演じた。秦軍の総司令官)。

「さあ、2号坑に行きますよー」ガイドさんに促され、2号坑へ。

↑2号坑の入り口。ここは3号坑より広かった。

あれあれ?こんな感じ?

でも、これが意外と正解かもしれない。

ルーヴル美術館と一緒で、あんまり俑(ルーヴルは美術品)ばかり観てると、人間は贅沢なものでちょっと「飽き」が来る笑。

その「飽き」が現れるくらいの時期に「なんだ、このカマボコみたいなものは!」くらい驚かせるくらいでちょうどいいのよね笑。

こんな状態で発掘されたんだ、あそこまでよく修復したなあと感慨深い。

1号坑が一番すごいから最後に観るという人もネットにいたけれど、私は最初にあの1号坑を観て圧倒された方が「あーーーこれこれ!とうとう始皇帝のそばにきた!!」と興奮の度合いが違うので「1→3→2」この順番がベストだと思う。

アクション映画と一緒で、つかみは大事!

日本人のツアーは朝早いので、早く進むからか最後の2号坑にはまだお客がまばら。

・・・というかカマボコ状態なので単純に人気がないのか笑。

兵馬俑はカラフルに彩色されていたらしい。

最初掘り出した時に一気に2,000年ぶりに外気を浴びたことで色が全部喪失してしまったので、今は紫外線を浴びる前に少しでも色を残す努力をしているんだって。

まさにこの部分が密閉して少しずつ掘り進めてるところなんだろうね。

供物くもつとしてささげられた動物などの骨も見つかったらしい。

そして、怖いのが始皇帝の側室そくしつたちは皇帝の死後、この墓の副葬品ふくそうひんとして生き埋めにされたんだって!!ギャー!!(正室は皇太后こうたいごうとして生きる)

大奥(江戸幕府の奥方たちのハーレム)の維持費も莫大だったらしいから、先帝が死んだら一緒に埋葬して後宮こうきゅう(妃たちの御殿の総称)を一掃するという習慣だったのかな?(そんなこと考えただけでも恐い)

そんなことされるくらいなら、寵愛ちょうあいされてる間に宮廷で死ぬ方がいいよね。

ほんとに皇帝を愛した人もいるだろうけど、戦利品せんりひんとして持ち帰られて心底恨んでる人もいるだろう、きらびやかな生活から一転して「生き埋め」とか、恐ろしすぎる!

えい政、ひどいじゃないか!(吉沢亮じゃありません笑)

ほんとにあんなイケメンだったとして、その皇帝に寵愛されたんだったら、生き埋めにされても悔いはない?(そこまでポジティブには考えれんよね)

最後にそんな恐ろしい話を聞き、改めてこのカマボコを観ると(カマボコ言うな)、「なんで私たちだけ本人を埋めるのよ!!」と側室たちの言い分が聞こえてきそうだった・・(そりゃそうだ)。

さて、次回はこの2号坑の隣にある「文物陳列庁ぶんぶつちんれつちょう」で間近に兵馬俑を観るぞ!

今日の場所「秦始皇兵馬俑博物館」2号坑・3号坑

@秦始皇兵馬俑博物館(2号坑・3号坑)

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