初の中国での宿泊をクリアした後、デッカい広州駅にて高速鉄道に乗るための保安検査をクリア。
さて、いよいよ、色んないわく付きの中国が誇る高速鉄道に乗ることに。
中国は、ヨーロッパやアメリカと同じように、ホームは下に降りるタイプだった。
日本はホームは高いところにあるよね。
さあ、乗り込むぞ。
ツアーメンバーのおじさんが、現地ガイドのTさんに
「高速鉄道ができる時、反対運動なんて起きなかったの?けっこう早くあちこちにできたやろ。
やっぱり、政府が怖いの?」
おっさん!なんてこと言うんだ!Tさんを困らせるんじゃない!ここで同意しようもんならアウトだぞ!
平和ボケ過ぎて、言論の自由のない国の人を困らせてごめんね。
↑中国政府が誇る高速鉄道。(思いっきりボケてる笑)
Tさんは苦笑いしながら、「はい、乗ってくださいーー スーツケースはここにまとめて置いてください」
そうだよ、ごまかすんだTさん。律儀に答える必要はないよ。
う・・・ここに荷物を置くのか・・・いつも海外では肌身離さず持っているのに、とってもイヤだった・・・。
しかしTさんが見といてくれそうだったので仕方なく置く。
車内の雰囲気は日本の新幹線とかなり似てる。
よかった、私の席はツアーメンバーとちょっと離れてた。
今からパソコン広げてブログ書くから、色々聞かれたくないからね。
座席の間隔も新幹線と同じくらいかな。
色々写真撮ってたら、走り出したようだ。
300キロから400キロ出るらしい、高速鉄道。
でもね、いいんだよ、そんな飛ばさなくて。脱線して死んだり、ケガして中国の病院に入院する方が怖いからね。
「世界まるみえ」などで、中国の建築や工事の甘さの動画を散々観てるので、上から荷物が落ちてこないか急に不安になる笑。
かなりデカいのを載せてる人がいるのが気になった。
25kgまでは良さそうだ・・・。私が乗っている間はもってくれーーー。
途中車掌が周ってきて、懐かしいパンチのようなハサミで、端っこを切り取る検査があった。
さかんに今「何キロ出てます」をアピールする前方にある電光掲示板笑。
さあ、今から2時間半、ブログを楽しもう。
ドキドキしながらVPN(セキュリティ性が高いプライベートネットワーク。アメリカのネットサービスも利用可能になる)の電源を入れる。
↑おやつは日本から持ってきたもの笑。
さあ、「Google」につながったぞー! ウキウキブログを開けようとしたら・・・・。
パソコンのモニターに映りこんだ、3~4人の顔。
の、のぞいてる!!! しかも顔を乗り出すように観てる!後ろの座席のすき間から横から。
・・・怖すぎる!!
そっか、もしかして・・・「Google」が中国国内では見れないから、珍しいのか・・・?。
しかし、急に閉じたら、怪しい人物と思われるかな・・。しばらく見られながら検索することにする。
欧米の自由なニュースなどを見せて、いかに君たちの国に自由がないか見せてあげたかったけど、そんなことしたら私が捕まる笑。
日本語で検索して、ブログに必要な日本の飲食店の情報などを見てたら、オール日本語なのでのぞくのを諦めたようだ。(中国に滞在中は中国のことは検索しない)
さて、田舎の駅のトイレは絶対ヤバいので、高速鉄道のトイレに行っておくことにした。
ん?これは和式なのかな?あ、中国だから中華式?笑
高速鉄道は、世界に誇ってるわけだから、ニイハオトイレではなさそうだ笑。(中国の古くからあるトイレ様式。溝が掘ってあり、扉がまったくないトイレ笑。こんにちはしながらするって意味笑。)
しかし連結部分にあるから300キロの高速で和式に挑むのは技がいりそう笑。
あっ これは洋式だよね、絶対!
よかった、普通だ・・・笑。
しかも紙があり、紙も流せる様子・・・ホッ。
中国は垂れ流し式かと思ったけど、高速鉄道はちゃんと真空汲み取り式だったようだ。
「垂れ流し」で思い出したが、30年前イタリアの国鉄に乗った時は、駅がすごかった笑。
電車が出て行った後のホームを見たら「う〇こ、ティッシュ、う〇こ、ティッシュ」!交互に背セットであるのがウケた。
駅に停まってる間は列車のトイレを解放するんじゃない!臭いぞ!
ホームを掃除してるおじさんはごみをホームに掃き捨ててるし! 笑う!!イタリア人やばい!
あんまりおもしろかったので帰国後友達に言ったら、友達も行った時にそれを忘れず見たらしく「ほんとに、う〇こ、ティッシュだったー!!」と大興奮。
↑せっけん・・・は、なし笑。
トイレは普通だったが、車内販売がキョーレツだった笑。
日本じゃ、存在感薄く、寝てる人を起こさないようにワゴン車が静かに通り過ぎるが、中国は「買って」アピールがすごい、寝てる人を起こして回るように大声で通る笑。
しかも全種類のお菓子や飲み物を宣伝笑。パワーさく裂。
そんなこんなしてたら、「陽朔(ようさく)駅」に9;35分に到着。
2等はうるさかったー笑。みんな思い思いのボリュームでスマホを観てるし、ヘッドフォンもせずに音楽聞いてる。無法地帯とはこのことだな笑。
郊外はホームが上だった。
このホームの真ん中にあぐらかいてカップラーメンを食べてた人がいたけど、食べ終わった後、スープが入ったカップをそのまま床に置いて立ち去った。・・・なかなかやな笑。
下に降りるためにエスカレーターがあるんだけど、順番に待ってた私たち日本人。
そこに我先にと中国人が割り込む割り込む!!
このままじゃいつまでたっても乗れん!!
「郷に入っては郷に従え」じゃー!!割り込んでやるー!日本人だってやるぞ!
モーレツにかき分けて乗った・・・つもりだけど、やはり人をぐいぐい押すのに慣れてないので、やっぱり後ろの方になってしまった、ツアー一行。
↑エスカレーターを降りながら、桂林・陽朔の特徴的な山々が見える。
出口はあっさり出れた。ここからバスに乗って、「漓江(りこう)下り」の船に乗る場所に向かう。
↑「陽朔(ようさく)駅」。デカい!!
↑田舎の駅だと思ってたけど、さすが「漓江下り」の観光地。気合い入ってた。
↑バスに乗り込む。本当は6~7分で「興平(シンピン)」という乗り場に着くらしいが、その乗り場がこの日は工事中だったため、30分くらいかかるが別の乗り場に行くらしい。
↑山の形が、ほんと「日本昔ばなし」に出てくる山みたいで面白い。
ここまで南下すると、12月なのにかなり暖かい。
現地ガイドのTさんが「曇っていますが、PM2.5じゃありませんよ、安心安全です」とマイクで言う笑。
「安心安全」と言うから余計怪しく聞こえるじゃないか笑。
道沿いにずっと、「習〇平」の垂れ幕が下がった電柱が延々と続く・・・。
広州はそんなのなかったが、ここは漢民族が少ない地域だから余計に圧がかかってるのかな・・・怖。(チワン族の自治区)
スパイ容疑がかかるとイヤだから垂れ幕は写さず笑。
ビニールハウス多し。きんかんが特産物だと現地ガイドのTさん。
バスが入れないので小型の車に乗り換えるという。
けっこう手前でバスを降ろされ、小型の車に乗るため、待ち合わせ場所まで商店なんかが並んだ道を歩く。
スーツケースはバスに乗せたままでよかったから助かった♪
顔つきが悪いお兄さんたちがくわえ煙草で数人現れ、それぞれが運転する車に数名ずつに分かれて乗ることになった。
この車代として1人10元払わねばならなかった・・。急な経費だから必要なのかな。うーん。
170円だから現地ガイドとつるんでるわけでもなかろう、まあ、いいか笑。
この車に乗ったから、行方不明になった・・・とかないだろうな!内心ビクビクしたけど、無事に着いた。
現地ガイドのTさんがチケットを買う。
さあ、いよいよ漓江下りである。 ワクワク。あの水墨画の景色がすぐそこに。
チケットをもらった後、不本意だが、ツアー名物集合写真に参加笑。
水墨画の景色って観てみたかったのよねえ。
中国は、スパイ映画の観過ぎの私にとっては、なかなかハードな国だったけど、がんばってここまで来た甲斐があった。
↑20元札の裏の景色そのまんまだーーー!
このツアーの「漓江下り」の時間は1時間コース。4時間コースもあるけど、たぶん私は1時間で十分だな。エーゲ海クルーズなら4時間にするけどね笑。
なかなかハードそうな船だな・・・。
目がいいばっかりに、この船の最後尾あたりの、きったない小便器が見えてしまった・・。
よかった、高速鉄道でトイレに行ってて・・笑。
塀沿いにおばあさんたちが、鍋をそのまま持ってきて、おかずを売ってた。
すごいぞ、商売魂が♪
船着き場に降りていきます。
考えてみたら、この旅行を乗り越えたら、インドも怖くないかも笑(大げさ)。
「キングダム」の聖地、西安にも行けるかもしれない。
兵馬俑や秦の始皇帝陵(王のえい政の墓)とかね! 可能性にワクワクしてきたなあ!
さあ、いよいよ乗船です。
こんばんは、ジャスミンKYOKOです。