高速鉄道、閉ざされた国でのネット検索と、漓江下りの港。【広州・桂林旅-5】

ジャスミンKYOKO

こんばんは、ジャスミンKYOKOです。

初の中国での宿泊をクリアした後、デッカい広州駅にて高速鉄道に乗るための保安検査をクリア。

さて、いよいよ、色んないわく付きの中国が誇る高速鉄道に乗ることに。

中国は、ヨーロッパやアメリカと同じように、ホームは下に降りるタイプだった。

日本はホームは高いところにあるよね。

さあ、乗り込むぞ。

ツアーメンバーのおじさんが、現地ガイドのTさんに

「高速鉄道ができる時、反対運動なんて起きなかったの?けっこう早くあちこちにできたやろ。

 やっぱり、政府が怖いの?」

おっさん!なんてこと言うんだ!Tさんを困らせるんじゃない!ここで同意しようもんならアウトだぞ!

平和ボケ過ぎて、言論の自由のない国の人を困らせてごめんね。

↑中国政府が誇る高速鉄道。(思いっきりボケてる笑)

Tさんは苦笑いしながら、「はい、乗ってくださいーー スーツケースはここにまとめて置いてください」

そうだよ、ごまかすんだTさん。律儀に答える必要はないよ。

う・・・ここに荷物を置くのか・・・いつも海外では肌身離さず持っているのに、とってもイヤだった・・・。

しかしTさんが見といてくれそうだったので仕方なく置く。

車内の雰囲気は日本の新幹線とかなり似てる。

よかった、私の席はツアーメンバーとちょっと離れてた。

今からパソコン広げてブログ書くから、色々聞かれたくないからね。

座席の間隔も新幹線と同じくらいかな。

色々写真撮ってたら、走り出したようだ。

300キロから400キロ出るらしい、高速鉄道。

でもね、いいんだよ、そんな飛ばさなくて。脱線して死んだり、ケガして中国の病院に入院する方が怖いからね。

「世界まるみえ」などで、中国の建築や工事の甘さの動画を散々観てるので、上から荷物が落ちてこないか急に不安になる笑。

かなりデカいのを載せてる人がいるのが気になった。

25kgまでは良さそうだ・・・。私が乗っている間はもってくれーーー。

途中車掌が周ってきて、懐かしいパンチのようなハサミで、端っこを切り取る検査があった。

さかんに今「何キロ出てます」をアピールする前方にある電光掲示板笑。

さあ、今から2時間半、ブログを楽しもう。

ドキドキしながらVPN(セキュリティ性が高いプライベートネットワーク。アメリカのネットサービスも利用可能になる)の電源を入れる。

↑おやつは日本から持ってきたもの笑。

さあ、「Google」につながったぞー! ウキウキブログを開けようとしたら・・・・。

パソコンのモニターに映りこんだ、3~4人の顔。

の、のぞいてる!!! しかも顔を乗り出すように観てる!後ろの座席のすき間から横から。

・・・怖すぎる!!

そっか、もしかして・・・「Google」が中国国内では見れないから、珍しいのか・・・?。

しかし、急に閉じたら、怪しい人物と思われるかな・・。しばらく見られながら検索することにする。

欧米の自由なニュースなどを見せて、いかに君たちの国に自由がないか見せてあげたかったけど、そんなことしたら私が捕まる笑。

日本語で検索して、ブログに必要な日本の飲食店の情報などを見てたら、オール日本語なのでのぞくのを諦めたようだ。(中国に滞在中は中国のことは検索しない)

さて、田舎の駅のトイレは絶対ヤバいので、高速鉄道のトイレに行っておくことにした。

ん?これは和式なのかな?あ、中国だから中華式?笑

高速鉄道は、世界に誇ってるわけだから、ニイハオトイレではなさそうだ笑。(中国の古くからあるトイレ様式。溝が掘ってあり、扉がまったくないトイレ笑。こんにちはしながらするって意味笑。)

しかし連結部分にあるから300キロの高速で和式に挑むのは技がいりそう笑。

あっ これは洋式だよね、絶対!

よかった、普通だ・・・笑。

しかも紙があり、紙も流せる様子・・・ホッ。

中国は垂れ流し式かと思ったけど、高速鉄道はちゃんと真空汲み取り式だったようだ。

「垂れ流し」で思い出したが、30年前イタリアの国鉄に乗った時は、駅がすごかった笑。

電車が出て行った後のホームを見たら「う〇こ、ティッシュ、う〇こ、ティッシュ」!交互に背セットであるのがウケた。

駅に停まってる間は列車のトイレを解放するんじゃない!臭いぞ!

ホームを掃除してるおじさんはごみをホームに掃き捨ててるし! 笑う!!イタリア人やばい!

あんまりおもしろかったので帰国後友達に言ったら、友達も行った時にそれを忘れず見たらしく「ほんとに、う〇こ、ティッシュだったー!!」と大興奮。

↑せっけん・・・は、なし笑。

トイレは普通だったが、車内販売がキョーレツだった笑。

日本じゃ、存在感薄く、寝てる人を起こさないようにワゴン車が静かに通り過ぎるが、中国は「買って」アピールがすごい、寝てる人を起こして回るように大声で通る笑。

しかも全種類のお菓子や飲み物を宣伝笑。パワーさく裂。

そんなこんなしてたら、「陽朔(ようさく)駅」に9;35分に到着。

2等はうるさかったー笑。みんな思い思いのボリュームでスマホを観てるし、ヘッドフォンもせずに音楽聞いてる。無法地帯とはこのことだな笑。

郊外はホームが上だった。

このホームの真ん中にあぐらかいてカップラーメンを食べてた人がいたけど、食べ終わった後、スープが入ったカップをそのまま床に置いて立ち去った。・・・なかなかやな笑。

下に降りるためにエスカレーターがあるんだけど、順番に待ってた私たち日本人。

そこに我先にと中国人が割り込む割り込む!!

このままじゃいつまでたっても乗れん!!

「郷に入っては郷に従え」じゃー!!割り込んでやるー!日本人だってやるぞ!

モーレツにかき分けて乗った・・・つもりだけど、やはり人をぐいぐい押すのに慣れてないので、やっぱり後ろの方になってしまった、ツアー一行。

↑エスカレーターを降りながら、桂林・陽朔の特徴的な山々が見える。

出口はあっさり出れた。ここからバスに乗って、「漓江(りこう)下り」の船に乗る場所に向かう。

↑「陽朔(ようさく)駅」。デカい!!

↑田舎の駅だと思ってたけど、さすが「漓江下り」の観光地。気合い入ってた。

↑バスに乗り込む。本当は6~7分で「興平(シンピン)」という乗り場に着くらしいが、その乗り場がこの日は工事中だったため、30分くらいかかるが別の乗り場に行くらしい。

↑山の形が、ほんと「日本昔ばなし」に出てくる山みたいで面白い。

ここまで南下すると、12月なのにかなり暖かい。

現地ガイドのTさんが「曇っていますが、PM2.5じゃありませんよ、安心安全です」とマイクで言う笑。

「安心安全」と言うから余計怪しく聞こえるじゃないか笑。

道沿いにずっと、「習〇平」の垂れ幕が下がった電柱が延々と続く・・・。

広州はそんなのなかったが、ここは漢民族が少ない地域だから余計に圧がかかってるのかな・・・怖。(チワン族の自治区)

スパイ容疑がかかるとイヤだから垂れ幕は写さず笑。

ビニールハウス多し。きんかんが特産物だと現地ガイドのTさん。

バスが入れないので小型の車に乗り換えるという。

けっこう手前でバスを降ろされ、小型の車に乗るため、待ち合わせ場所まで商店なんかが並んだ道を歩く。

スーツケースはバスに乗せたままでよかったから助かった♪

顔つきが悪いお兄さんたちがくわえ煙草で数人現れ、それぞれが運転する車に数名ずつに分かれて乗ることになった。

この車代として1人10元払わねばならなかった・・。急な経費だから必要なのかな。うーん。

170円だから現地ガイドとつるんでるわけでもなかろう、まあ、いいか笑。

この車に乗ったから、行方不明になった・・・とかないだろうな!内心ビクビクしたけど、無事に着いた。

現地ガイドのTさんがチケットを買う。

さあ、いよいよ漓江下りである。 ワクワク。あの水墨画の景色がすぐそこに。

チケットをもらった後、不本意だが、ツアー名物集合写真に参加笑。

水墨画の景色って観てみたかったのよねえ。

中国は、スパイ映画の観過ぎの私にとっては、なかなかハードな国だったけど、がんばってここまで来た甲斐があった。

↑20元札の裏の景色そのまんまだーーー!

このツアーの「漓江下り」の時間は1時間コース。4時間コースもあるけど、たぶん私は1時間で十分だな。エーゲ海クルーズなら4時間にするけどね笑。

なかなかハードそうな船だな・・・。

目がいいばっかりに、この船の最後尾あたりの、きったない小便器が見えてしまった・・。

よかった、高速鉄道でトイレに行ってて・・笑。

塀沿いにおばあさんたちが、鍋をそのまま持ってきて、おかずを売ってた。

すごいぞ、商売魂が♪

船着き場に降りていきます。

考えてみたら、この旅行を乗り越えたら、インドも怖くないかも笑(大げさ)。

「キングダム」の聖地、西安にも行けるかもしれない。

兵馬俑や秦の始皇帝陵(王のえい政の墓)とかね! 可能性にワクワクしてきたなあ!

さあ、いよいよ乗船です。

今日の場所 「漓江下り」 中国 広西自治区桂林