人間が誰しも持つ光と闇を知りたい『光る君へ -第29話- 母として』(ネタバレ感想)

ジャスミンKYOKO

こんばんは、ジャスミンKYOKOです。

あーーーとうとう、宣孝がーーーーー!!!

急にまひろが「母の顔」になりましたねえ。

自分の気持ちより賢子(かたこ)優先になってる。

さあ、ここにきて道長と倫子に亀裂が入りだした♪(→少し嬉しい、みんなも嬉しいはず笑)

この亀裂で家に帰りたくない道長が、まひろの登場で朝廷に通うのが嬉しくなるって設定なのかしらね。

三浦翔平、二重アゴが気にならなくなるくらい伊周(これちか)が板に付いてきたわねえ。

さて、今日の記事の画像は、「京都御所」の続きです。

『光る君へ -第29話- 母として』前回までのストーリー

国事が思うように進まないため、道長は安倍晴明の助言に従い、帝に前代未聞の「一帝二后」の提案をする。

定子を思うあまり最初は抵抗を見せたお上も、「神事をおろそかにするから天災が頻発している」という行成の強い提案を受け、「一帝二后」に承諾。

道長の長女、彰子は中宮に立后し、それが堪えたのか中宮の定子は・・・・。

詳しくは前回のレビューを見てね→「光る君へ -第28話- 一帝二后 」

『光る君へ -第29話- 母として』ネタバレ感想

闇の部分を知りたい まひろの感想に同意

いつもファーストサマーウイカのことを書こうとしても、他に書きたいものが多すぎてスペース足りずに書けずじまいだった。

今回まひろを訪ねてきたききょう(清少納言。ファーストサマーウイカ)を観て、初めてキレイだと思った。

1年間で、12歳くらいからの一生を描くから最初はノーメイク風にするから、とてもキレイとは言い難かったからね。

「枕草子」を読んだまひろの感想に激しく納得。

「きれいなものばかりじゃなく、闇の部分も知りたいのでは?」

中宮定子がキラキラしていたころの内裏の様子を事細かに書いたもので、ききょうもドヤ顔でまひろに見せたもんだから、この感想にはちょっとムッ。

私も、キレイなことを並べたブログって退屈に感じちゃうのよねえ。

失敗談やまぬけなことを書いてたり、本音を書いてるブログの方が面白い。

今は世の中、「枕草子状態が良し」とされてるから、みんな本音を歌詞や映画に載せて創作に見せかけて提供してるんじゃないのかな。

最近ヒットを飛ばしてるエミネムの新作なんかもそう。こんなの歌詞にしていいの?っていうくらいドラッグの名前が出てくる出てくる笑。(もう開き直ってるエミネムさん)

人間はもともと闇の部分もあるんだから、それを覆い隠そうとしてもダメなんだよ。

いじめはなくならないし、差別もなくならん。

極端に走るやつがいるせいで、その行為自体が目立つけれど、どんな人間も多からずそんな感情は持ってると思う。

私の毎週の楽しみがまた一つ・・・

ああああ、宣孝が亡くなってしまった・・・。

賢子をあやす姿がキュートだったのにいい・・・・。アドリブ感もあって蔵之介がかわいかった♪

もう蔵之介が出ないと思うと寂しい。役柄なのに心が広い男として認識されちゃったわよ、私の中で。

「わしはお前に心底惚れきっておるからな」とか言われてみたいよねえ。

直秀に宣孝・・・・いい男が減ってきて大丈夫か、NHK。

北の方でもないまひろは死に際にも会えず、財産も分けてもらえんのね・・・。

この頃は相続の法律もないだろうから仕方ないけど・・・。だんなさんが亡くなったらスパッと収入減が断たれるのもキツイね。

母として生き始めるまひろ 

道長からの申し出を父上(為時。岸谷五朗)が断った時、以前のまひろなら納得してたのに、賢子のため申し出を受けろと父上に迫る。(道長の長男への漢籍の指南役を依頼されたもの)

為時も「まひろのために断った」と言ってたけど、自分の実力じゃなく娘の恩恵にばかりあやかるのもイヤだという男のプライドの方が大きそうに見えた。

困窮すると察した乳母(めのと)が出て行ってしまったり、乙丸(矢部太郎)のいい人も海女に戻ったりして、またまひろの家はいつものメンバーに笑。

それにしても高貴な方々の乳母の制度ってよくわからんわ。赤ちゃんにおっぱいあげなかったら実母の方は胸が張って仕方がないと思うのだけど・・・。

昔観て面白かったサスペンス映画で、夫をセクハラで訴えられた妻が、自殺した夫の復讐のために、訴えた女のベビーシッターになるっていうのがあった。

母親がいない間に自分の母乳をこっそり与えて、自分にしか懐かなくさせるという映画だったけど、こんなに小さくて恐ろしい復讐ってあるんだ!と思った笑。

 『ゆりかごを揺らす手』って映画です。日本では仲間由紀恵主演で真似したようなドラマがあってたね。

道長の妻たちは家柄はいいけど性格は・・・

「私がこんなに頑張っているのに。あなたは何もしてないのに言うことだけ言うよね」

現代でも、家事育児を頑張ってる女子もこれっぽいこと、つい言いがちになるけど、男子もけっこう会社で頑張ってるんですよ(中には机に座りに来てるだけのような人もいるけど笑)。

しかしね、これを妻が言い出すと家に帰りたくなくなり、浮気に走る殿方多し(私調べ)。

入内しても一向に帝の御渡りがない彰子(道長の長女)のため、あれこれと策を凝らしていたところに道長の何気ない言葉でムッと来た倫子。(私も調度品にこだわっても無意味、君の娘が魅力ないんだよって言いたい笑)

家事育児をものすごく頑張る人ほど、やってない人(夫やなまけがちな女)を見たらイラつくと思うので、手抜きをめいいっぱいした方が己のため、家庭のためだと思う。

まあ、気が立っているのはわかるけどね、

たぶん、まひろは父上の仕事の大変さを間近に見ているから、道長の頑張りも理解して、こういう言い方はしないと思うのよね。

子供に意識が向かい過ぎて夫の大変さを分かってやれない倫子や、夫優先で子供を押さえつける恐怖政治の高松殿の明子。中間くらいがちょうどいいのだけど、難しいよね。

でもほんと、たまには出かけたりして、自分のために時間を使うと人に優しくなれるのは間違いなし。

私は、というと男の仕事の大変さはよく理解していて(私は専業主婦の経験なし)、そこはいいところだけど、なにしろ成分に「男やランボー」が入っているので、

「一生を生きていくと決めた女を守れない(姑や舅から)とは何事か!」

と絶望したんだけどね笑。 女の成分がたくさん入ってる人は「姑」の方に怒りが湧くんだけど笑。 

「姑」の方に怒りが抱ける人は離婚を選択せずにすむ笑。

男や男社会に理解がある女ほど、その持ってる「男の部分」が発動して、「自分が男だったらこんなことしない」と思ってしまい、相手を「男として尊敬できなくなる」とダメになっちゃうのよね。

『光る君へ -第29話- 母として』煩悩だらけのドラマトーク

道長の姉ちゃん(詮子。あきこ)、死んじゃったねえ。

詮子と道長のコイバナ、好きだったのになあ。

「道長を振るなんて、どんな女なの!?」

最初の頃、それぞれが結婚する前に東三条殿でこそこそ話してたのも楽しかったし。

40歳で亡くなっちゃう平安時代、ほんと「フワちゃん叩き」とかやってる暇ないよね。

それにしてもふと思ったんだけど、越前の国でのことは、なんかあっさり終わっちゃったよね。

松下洸平くんを出すものだから、何か出来事が起こるのかと思いきや。

あのイケメンは、宣孝に焼きもちを焼かせるのと、あの時期あまり道長や公任を画面に出せないから、まひろが都に戻るまでの視聴者をつなぎとめる役目だったのね笑。

とにかくヒロインはどこに行ってもモテる笑。みんなほっとかない笑。

それが女の夢だからねえ、大ヒット女子マンガの法則だね笑。

今日の場所 「京都御所」京都市上京区

@京都御所