枯山水で有名な、「龍安寺の石庭」を堪能し、龍安寺前のバス停から世界遺産の「仁和寺(にんなじ)」へ向かう。

↑龍安寺前のバス停。
龍安寺から仁和寺までは、59番のバスで2分。
「御室(おむろ)」というバス停で降りると、仁和寺の前に到着する。

同じバスに欧米人の若いカップル(たぶん20代くらい)が乘ってきた。
2人ともタトゥがあるカップル。

↑もう仁和寺に到着。その門のデカさにビックリ!!(仁王門。重要文化財)
そのタトゥカップルも仁和寺で下車。

目に入ったのは、彼氏の腕にポケモンのタトゥが。
しかもなんと、ナエトル・・・・・!!!

(ポケモンに興味がない私が覚えている数少ないポケモン笑)。
なんで数あるポケモンからそれを選んだのだー!!!(余計なお世話)

↑私の驚きなんて無関係に仁和寺を楽しむタトゥカップル。
た、タトゥって、もっと大人でカッコいいのを選ばないの?(ハクトウワシとかさ)
ポケモンの中でももっとカッコ良さげなものがあったろうに。

その時に好きなものがナエトルだったのか・・(欧米人は10代からもタトゥするからね)。。
若気の至り・・・だろうなあ、たぶん。(;’∀’) 後悔してない?
じいちゃんになってもナエトルと過ごしていくのだろうか笑。
↑「ほっとけよ」と言ってるような、仁王像。

下から見上げるとまたデカい!!!!圧巻!! 東寺の大きさにもビックリしたけど、この仁和寺もデカい!!
それにしても、ナエトルの絵が下手だったのも微妙だった(;^ω^)(タトゥやさんの腕もピンキリだろうね)。

広い!!!京都のお寺は、古い、広い、デカい!すごい!
入った左手に拝観料を払うブースがあります。
外国人に漢字のタトゥが人気なのはわかるけど、たまに「なぜその漢字を選んだ!?」って人、いるよね笑。

まずは、この参道の左側にある、仁和寺の本堂と庭園から観ることに。
その漢字彫る前に日本人に「意味」を聞きなさいよーって言いたくなるやつ笑。
映画『トランスポーター3』ではヒロインの首に「安」と彫ってあり、笑った。
どうせなら「高貴」の「貴」とかにすればいいのに。

↑拝観料800円。仁和寺と、御所庭園を観ることが出来る券。
日本人が漢字の意味を教えてくれて、縁起のいいやつを組み合わせてくれるタトゥチェーンとかしたら全米で流行りそう笑。

↑仁和寺の本坊表門。 仁和寺の御所庭園と、御殿の玄関。
まあ、外国人に言わせれば、日本人が着てるTシャツのロゴもヤバいやつ多いらしいけどね笑。

↑仁和寺の全図。オレンジ色の部分が拝観料を支払うと見学可能な場所。
間違っても海外に行く時は外国人を刺激するような言葉のTシャツは着ていかないようにね。

仁和寺は、宇多天皇が建てたお寺らしい(888年)。
宇多天皇は、藤原家の摂関政治を嫌い、菅原道真を重用した人なんだって。

それとその頃、中国の唐が衰退し混乱したので、菅原道真が遣唐使の廃止を提案したんだって。
「白紙(894年)に戻す遣唐使」って覚えたよね♪
自分が知ってる人や出来事だと、仁和寺のことも不思議と頭に入ってくるね。

↑御殿入り口。
お寺なのに「御所」や「御殿」と呼ばれるのは、天皇が実際ここで政治を執ってたからみたい。

平安時代は天皇家が住職をしたりしてたから、そりゃあ京都のお坊さんは力持つよね。

↑ここで「竜王戦」があるみたいだね。仁和寺の玄関にいらっしゃいました♪
毎回自分の選ぶお昼ご飯に異常に注目されるのも、大変だね笑。

色んな県に来るたびに「今回はこれを食べたー」とかね。
あー私が藤井七段に興味ないだけで、確かにトムやブラピが福岡来て明太子食べたりしたら、そこに食べに行くかもね笑。

↑勅使門(ちょくしもん。天皇が通るための門)。

仁和寺もやはり応仁の乱で焼失。現在の姿は江戸時代の再建のものらしい。

「仁和寺」は、真言宗御室派の総本山。

真言宗・・・空海か。 京都ってきっと総本山だらけやろうね。

長い廊下を渡って、白書院へ。

↑この襖絵を一眼レフカメラで真剣に撮る、足の長いスコット・グレンに出会う。

シルバラード Blu-ray shin
↑スコット・グレンは右から2番目笑。
正しくはスコット・グレン似の欧米人(以下、スコット)。

スコットは奥様と来ていたようだが、一箇所を何枚も撮りながら進むので、奥様はずいぶん先に行ってしまっていた。

ここなんて、もう何枚も撮っていた。
確かにここは、お寺というより殿様がいそうだ。

やっぱり江戸に再建されたら、平安時代風を復元するより、江戸風になっちゃうのかもね。

↑北庭。
ここ、仁和寺は、平安末期に起こった、「保元(ほうげん)の乱」で、反乱を起こした崇徳上皇(すとくじょうこう。大河ドラマ「平清盛」では、井浦新)が負けて出頭した場所。

↑北庭をのぞむ、宸殿(しんでん)の回廊。
保元の乱も結局は後白河法皇(大河ドラマ「平清盛」では松田翔太)と崇徳上皇(井浦新)の皇位継承者争いだったのに、武士に頼っちゃったから、貴族の世から一気に武士の世になる手助けをしたようなもんだよね。

↑格子も、両サイドの柵もカッコいい廊下。
負けた兄ちゃん(崇徳上皇。後白河法皇は弟)は、ここ仁和寺に逃げ込むけど、平清盛に見つけ出され、島流しになる。

↑横のアングルも撮りたかったが、スコットがなかなかどかないので、もうそのまま撮った。

↑松の木や苔と白砂の庭が整然として美しい。

兄弟姉妹は親の愛を奪い合うライバルではあるけど、こと昔は命を懸けて自分の立ち位置を守るために兄弟姉妹を騙したり、騙されたり毒牙にかけたりしないといけないから、怖いよね。

その後、後白河法皇(松田翔太)の時代になっても、寵臣の争いがあって、そこで片方(信西。しんぜい)を殺した藤原信頼が反乱を起こし、そこに平氏ひいきの朝廷に不満を持つ源義朝(玉木宏)も加勢し、「平治(へいじ)の乱」勃発。

↑スコットが撮りまくって動かなかった部屋。
平治の乱は、平氏が圧勝し、負けた藤原信頼(ドランクドラゴン塚地)は、ここ仁和寺に逃げ込む(また?笑)。

しかし平清盛(松山ケンイチ)から引きずり出され、斬首。
(ドラマで全部その部分があったかはもう覚えてないけどね笑)
↑何かが工事中だった。

仁和寺は平安末期の駆け込み寺だったんだねえ。

宸殿から見る黒書院だったかな・・・。建物似てるからよくわからん。
大河ドラマ「平清盛」は、絵的に美しくなかったけど笑(松山ケンイチだし。貴族はお歯黒してたりで変なところをリアルにしていた)、平安末期から鎌倉時代に移る時の微妙な雰囲気が分かったので勉強になったんだよね。

↑北庭の回廊から観る宸殿。

この眺め、カッコいいよね。

↑「黒書院」の広間。
仁和寺の有料部分を堪能し、さて、広い境内も周ろうと思ったら。

今、建築中の部分の寄付金を募集するブースがあり、瓦を1,000円で買って願い事を書くというものがあってた。実際にその瓦を使うらしい。それならとすることに。

2人ともアラフィフになろうとも煩悩だらけでやりたいことは多々あるので、願い事を書くのに迷ったり悩んだりすることなく、すらすら書いた笑。

↑勅使門を外側から観た感じ。
もう夕方になってきた。京都の観光はお寺に行くなら、16時とか17時に閉まることを考えて行動しないといけないから自然と早起きになるよね。
寺では「煩悩を断ち切るように」と言われるはずだが、寄付を募集するためとはいえ、人の欲望うずまく瓦を敷き詰めて屋根を作るのは、矛盾だらけで面白い。
さて、「仁和寺」の拝観料が掛からない部分の見学は次回に。
今日の場所「仁和寺」京都市右京区

旅のMONEY
前回までのTOTAL(1人分) | 50.591円 |
拝観料 | 800円 |
願いを書く瓦(1枚 1,000円) | 500円 |
TOTAL | 51.891円 |
こんばんは、ジャスミンKYOKOです。