『オペラ座の怪人 4Kデジタルリマスター』(ネタバレ感想)ジェリーの男の色気ダダ洩れにメロメロ必至。

こんばんは、ジャスミンKYOKOです。

映画の会(私が開催してる映画好きの集まり)のみんながかなり心配していた。

それは私が『オペラ座の怪人』を観に行くと言ったから笑。(20年前に公開されたのを今回4Kでリマスターしたものを再上映)

「KYOKOさん、全部歌ですよ!!」「ミュージカルですよ」…笑。(急に歌いだすミュージカルが再三嫌いだと言ってるから)

ジェリー(この映画の主演 ジェラルド・バトラー)好きの友達と行ってきました、よかったよ!!!ジェリーが最高にカッコよかった!

最近のクシャおじさん的なアゴのたるんだジェリーはどこにいったやら(ひどい)、シャープなフェイスラインにブルーアイズ。

セクシー!!美しい。もう惚れ惚れ。

ただ、私はミュージカルが好きになったわけじゃなく、ジェリー100%で観たので感想はかなり偏っております笑。 その辺はお許しを笑。

ミュージカル好きな人をピリつかせるかもしれません笑。

ネタバレも含まれます。

『オペラ座の怪人』の評価

私の個人的な思考による評価です笑 星は7段階で評価します

私の評価★★★★★★☆
若きジェリーの男の色気がさく裂!
最高にカッコよかった。
観るのにオススメな人★ジェラルド・バトラーのファン
★ミュージカル「オペラ座の怪人」のファン
★ミュージカルファン
★美男美女のラブストーリーに飢えてる人
暴力性・残虐性★★☆☆☆
ファントムが怒りのままに人を殺すシーンなどはあるが、
残虐ではない。
エロ度★☆☆☆☆
ジェラルドバトラーが放つ色気がたっぷりではあるが、
エロシーンはない。キスシーンはあり。
感動度★★★★☆
ストーリーは王道のラブストーリーではあるが、最近
美男美女のラブストーリーに飢えてる人にとっては
感動がすごい。
ジェリーの美しさと色気にも感動する。

『オペラ座の怪人』ストーリー

19世紀初頭のパリのオペラ座。

オペラ座を陰で支配しているとされる仮面をつけたファントム(怪人。ジェラルド・バトラー)は、クリスティーヌ(エミー・ロッサム)が幼いころから彼女の才能を見出し、陰ながら歌を教えてきた。

成長した彼女を主役にしたいファントムがカルロッタを降板させ、クリスティーヌを主役にし彼女は一躍大スターに。

嬉しかったのも束の間、いつの間にか彼女を愛してしまっていたファントムに誤算が生じていく・・・。

『オペラ座の怪人』ネタバレ感想

しかし、私がこれほど無知だったとは笑!! (好きなことしか脳内に入ってこないからなのか)

驚きました。あの聞いたことある音楽が『オペラ座の怪人』の音楽だったなんて!!

ダーン・・・ダダダダダーン。あーあの音楽はジェリーの音楽だったのね。衝撃だった笑。(基本がなってない笑)。

しかも話はオペラ座に住んでる怪人※がジェリーということだけしか知らない笑。

※顔半分が奇形で仮面で隠している。姿を現さずオペラ座を陰から見守っている。

まさか、オペラ座の怪人がオペラの脚本を書いてたあげてたなんて、知らなくてビックリ。

そりゃあ、支配人は求められたら給与を払わなきゃ。

ファントム(怪人)のおかげで儲けてるんだからね。

最初の20分がきつかった。だってジェリーが全然出てこないんだもん笑。

あ、カルロッタ役の人(↑中央。ミニー・ドライバー)、マット・デーモンの彼女やん(映画『グッド・ウィル・ハンティング』のことを言ってる)。

主役の彼女役なのにかわいくない!と思ったけど(余計なお世話)、あの映画では人柄がいい役だったからまだ耐えれたのよねえ。

今回はギャーギャーうるさいキャラだったからよりイヤだった。・・・はよこの女どっかにやってくれ。

メインのオペラ歌手だったカルロッタが出れなくなり(ジェリーが喉を傷めさせて出れなくした、でかしたジェリー)、代わりに出たクリスティーヌ(エミー・ロッサム)が、愛らしく歌も素晴らしかったので一気に人気になる。

オペラ座の怪人、ファントムが彼女が小さいころから陰ながら歌を教え、育ててきたのだ。

オペラ座の支配人を任されたおじさん二人、片方が私の好みのスパイ映画でよくスパイ役で出る人だった(↑左)

『裏切りのサーカス』でMI6の幹部を、『ミュンヘン』ではモサド(イスラエル諜報部)を♪

こ、この人も歌うんだ・・・。(そりゃ、ミュージカルですからね・・・)

しかも、オペラ座のパトロン(出資者)になる子爵ラウルが、『死霊館』シリーズの悪魔祓い夫婦のだんなさん(パトリック・ウィルソン)じゃないかー!!

よかった、ジェリー以外知らない人ばかりかと思った。

一気にスターになりはじめたクリスティーヌの前にラウルが現れる。

ラウルに惹かれ始めたクリスティーヌの心をつなぎとめるべく(幼いころもラウルが好きだったらしい)、ジェリーが控室から連れ出し、自分の隠れ家に連れていく。

ずっと自分が見守ってきた女子をポッと出の男に奪われるほどムカつくことはないよね。

ギャーやっと出た!ジェリー!!しかし、暗闇だし、クリスティーヌを連れ出す時、たまにしか振り返らないからもうガン見笑。

ジェリー好きの友達が席からお尻を離して前のめりで観てたのが見えて笑った。

だって、あまりにジェリーが美しくて、『カンダハル』の熊ジェリーとは違ってたんだもん、そうなるよね。なぜ、あれを保たなかった!!ジェリー!!笑。

↑20年後の熊みたいなジェリー。

私もマントをしたファントムから連れ去られたい。(マントしててもベン・アフレックのバットマンは、ナシ笑)

セーヌ川の水が引き込まれたオペラ座の地下。私もジェリーが漕ぐ船に乗りたい。

映画好きの集まりで「来月は『オペラ座の怪人』に行く」と言ったら、「全部歌ですよ!」とみんな心配していた笑(急にセリフを歌いだすミュージカルについていけない性分)

私もジェリーが歌うのって耐えられるだろうか・・・と思ったが、メンバーのMちゃんが、「ジェリーの歌は声が太くてロックスターみたいだからカッコいいですよ」

そういわれてちょっと安心してたのだ。ジェリーがいきなりミュージカルの人みたいに可憐に歌ったらイヤだなと思っていたから。

ジェリーの歌は、オペラ歌手やミュージカル歌手の感じはなく、声がセクシーでカッコよかった。

クリスティーヌがジェリーからバックハグされる度にムッと来た笑。いいな、いいな私もされたーい!!

あんたね、最初はジェリーにクラっとしておきながら、ラウルにもいい顔してーーー!

この女子、最初なんか観たことあると思ったが最後まで思い出せず。

終わって調べたら、『ミスティック・リバー』のショーン・ペンの娘役!ショーン・ペンの言うことを聞かず夜遊びして殺された娘か!(言い方笑)。

キャンドルがたくさん灯された、ファントム(ジェラルド・バトラー)の部屋。

ジェリーもフリフリブラウスが似合った時があったのね(今は泣く子も黙るアクション俳優)笑。 

ラウルもなかなかがんばってるけど、やっぱりジェリーの色気と魅力にはかなわない。

なんでしょう、ラウルはたぶんそこらへんにいたらかなりのイケメンなんだけど、女子はやっぱりジェリーの悪の魅力に魅入られるのだと思う。

「キャンディキャンディ」でもアンソニーよりちょっと悪いテリィに惹かれるみたいに(例えが古い?)。

誰にでも優しいそこそこのイケメンより(ひどいこと言うな)、自分だけに優しい底抜けのイケメンに惹かれるのよ。

色気が違う。長年映画の主役を張れるイケメンというのは、オーラがやっぱり違うもんなんだなあ。

パトリック・ウィルソンはさわやかであっても色気はないからね。『死霊館』の時は好きだけど笑。

墓場でラウル(↑右)と決闘するファントム(↑左)。

ジェリーが負けるのなんか観たくなかった・・・テロリストには無敵なのに!!(『エンド・オブ・・』シリーズのことを言っている笑)

ラウルなんて刺してしまえーっ(ひどい)ジェリー、いつものマシンガンは持ってないの!?(あるわけないです笑)

でもラウルに勝ってクリスティーヌと結ばれるのもなんかヤダ(わがまま)。

ドンファンの赤い衣装はちょっとイヤ・・・と思ったけど笑。足が長いから許す笑。(これもドンファンのオペラ中にファントムが勝手に出てくるのです。とにかくクリスティーヌに自分を見せつけたい)

ドンファンと聞いてジョニデ(ジョニー・デップ。映画でドンファンを演じた)を思い出すならいいけど、紀州のドンファン※を思い出して脳内がザワつく・・・笑 今ジェリーを観てるのに思い出したくなかった!大急ぎで集中しなおす笑。

※28歳の若妻に殺された?とされる、和歌山県の資産家の会社社長(77歳)。

クリスティーヌが自分から離れていく・・・嫉妬にかられ、いてもたってもいられなくなったファントムは最後に黒い衣装で降りてきてクリスティーヌと踊る・・カッコいい!!・・・ウットリ。

この時間が永遠に続けばいいのにと思うくらいセクシーでカッコよかった。

それなのにあの女が仮面をはぐ・・・!!ムカつくーーーっ

さっき、「歌を教えてくれたあの人を裏切れない」とか歌ってなかった?

あんたが一番卑怯やんか、ジェリーのおかげでスターになれたくせしてーー。この野郎。

愛しながらもクリスティーヌを諦めるファントム。

でも最後にクリスティーヌのお墓にお参りする高齢になったラウルが、お墓に備えられた真っ赤なバラを見つけてファントムはまだ生きていてクリスティーヌを愛し続けていたと知る瞬間。

もう、たまらないロマンティック。

結婚したときは愛し合ってても、罵りあったり、仮面夫婦になったりドロ沼離婚したりで、「一途な愛」ってなかなかないと知ってるからこそ、うっとりするよねえ。

二人の男(しかも両方イケメン)から究極に永遠に愛されるクリスティーヌ、女子の憧れの物語だからこそ、語り継がれる映画になるのよね。

ジェリー、ほんとにカッコよかった。

『オペラ座の怪人』ジャスミンKYOKOの煩悩だらけの映画トーク

観終わった後、興奮気味の二人は、カフェで「ジェリー、セクシー!!」

「なんであんなにカッコいいの!?」「カッコいい、最高!」

注文を聞きにくるスタッフさえもわずらわしい笑。

「なんで早く観なかったんやろ!?(二人とも次作『300-スリーハンドレッド-』からのファン)」

「あの女どっちにもいい顔してーーー ジェリーがかわいそう」

見苦しい会話の連続でした笑。

男に何が必要か・・・・。

それは「色気」!!!笑という満場一致の意見でまとまりました(二人しかいないけど笑)。

そこでトム(クルーズ)を引き合いに出し、「トムは好きだけど、色気はないから恋人にはなれないのよね」

「そうね、トムはね色気ないよね」

・・・何様!?笑。かわいそうなトム笑。飛んだとばっちり笑。

そうなんですよ、スタちゃん(スタローン)は人生の師匠で、愛してるけど、恋人にしたいと思ったことはない。(スターを付き合う前提で考えるイタい女)

付き合うならブラピなのよ・・・還暦だけど。

にじみ出る色気がたまらん。

好きな女ほど閉じ込めておきたいけれど、離れていくからより狂うくらいに愛おしい。

私もジェリーからバラをもらいたい。

クリスティーヌとラウルがキスするのを観て、ファントムが泣くシーン。

鼻水が垂れそうになって、やめて!!カメラを一回止めて鼻水を垂れさせないで!!ラッセル・クロウの二の舞はさせないで!!※

※『グラディエーター』はいい映画なのにラッセル・クロウが大泣きしたとき、鼻水が長ーく垂れて風になびいて、そこだけちょっと気持ちが冷めた笑

幸い、鼻水が垂れずにシーンが変わってホッ。(アホ)

「ジェリーのマユゲがまっすぐ!!」(2人とも同じとこ見てた笑)

最近モサモサのヒゲ面で砂埃まみれのジェリーしか観てなかった2人は、こんなに整えられたマユゲのジェリーを初めて観て感動したのであった笑。

フリフリブラウスから出る胸毛も気になったけど、ジェリーならいいわ💛。

私たち、最近正統派ラブストーリーに飢えてたから、『光る君へ』にハマってたけど、道長とか目に入らないくらいの(失礼な)ジェリーの美しさに圧倒されてしまったよね。

最近のルッキズム(外見至上主義)を良しとしない文化と、ダイバーシティ傾向のせいで、美男美女のロマンティックな映画が観れずに不満を抱えていた私たちにウットリする時間を与えてくれてありがとう。

誰でも主役になる権利はあるけど、金を払ってるのは観客だということを最近の映画業界は考えてない。

そこらへんにいる男と、そこらへんにいる女のラブストーリーをわざわざ映画館まで行って金払って観たいか、ってことを考えてよね。

観客は「現実」じゃなくて「到底たどりつけない絶世の美男子と美女」の組み合わせが奏でる「憧れ」にお金を払いたいのよ。世間の風潮に忖度するんじゃない。

翌日から友達が会社で「おはよう、クリスティーヌ」と言い出し、大笑い。

最高な状態のジェリーをスクリーンで観れてよかったーーー。

また対テロリスト映画でも、カッコいい姿を見せてね。

『オペラ座の怪人』キャスト

@『オペラ座の怪人』(2004年 米)

ファントム・・・・・ジェラルド・バトラー

クリスティーヌ・・・エミー・ロッサム

ラウル・・・・・・・パトリック・ウィルソン

マダム・ジリー・・・ミランダ・リチャードソン

カルロッタ・・・・・ミニー・ドライバー