ビリヤニの名店で味わう「ソロ飯」の恐怖「ハリマ・ケバブ・ビリヤニ」【東京鎌倉2023-5】

こんばんは、ジャスミンKYOKOです。

上野動物園をじっくり堪能したのはいいが、お目当てのランチの店にオーダーストップまでたどりつけるかが勝負だ。

上野公園を抜けて、博物館群を横目に見て、たどりついたのは、JRの上野駅。

このJR上野駅の向こう側にお目当ての店があるのだが、線路の越え方がいまいちわかりにくい。

上がつながってるのかと思って、駅舎の2階のレストラン群に行ったが、そうでもない。

行ったり来たりしたので時間がかかってしまった。

駅の壁に、線路の越え方が書いてある標識をようやく見つける。

こういう時は宇宙から見ているグーグルマップより、地上の地図に限る。

右端に行けばよかったのか。

⇧駅からだいぶ離れた右端にようやく線路を越える大きな橋の入り口を見つけることが出来た。

「パンダ橋」というらしい。(安易だな・・笑)

デカイ陸橋だ。

これでお店がある向こう側に行くことができる。

⇧左手に、右往左往した原因のJR上野駅を見る。

店に行くのが予定よりだいぶ遅れた。

やばい、相手はインド人だぞ!

14時半オーダーストップといってもギリギリに行ったら絶対イヤな顔をするに違いない。

日本人スタッフでもきっとギリギリに来る客はイヤだろうが、あからさまに表情に出さないからね。

外国人は良くも悪くも本音が顔に出やすいからね笑。

上野の景色を眺めることなく、道を急ぐ。

そう、インド人を気にしてるのは、今日のランチは、東京のカレー好きの人のブログに多数載っていた、ビリヤニの名店だからだ。

ビリヤニとは、インド風炊き込みご飯(スパイスや果物、カレーで味付け)。

福岡のカレーフェスで初めてビリヤニを食べて以来、その美味しさのとりこになってしまった。

上野の歩道は、自転車と歩行者が明確に分けられているのがいいね。

福岡の道もこんなにしてくれたらいいけど、歩道がこんなに広くないからなあ。

カレー好きのスペシャリストたちが推す、この店の「ビリヤニ」はどんな味だろう。

K氏(パートナー)はきっと、「東京まで行ってインドカレー?」っていうに違いない笑。

だから一人旅の時に来たのだ!(正しくは女友達との旅の別行動の日)

着いた!

おおーーっ 本格的だ!! 嬉しい!「ハリマ・ケバブ・ビリヤニ」というお店。

店名にビリヤニがつくくらいだもん、美味しいだろうな。ワクワクする~。

いざ、店に入ったのは14時5分。

入った瞬間に、店のインド人店員と目が合った。

店員は露骨に時計を見た。

(なんだ、5分か、まだ断れないな)(俺達のランチが遅くなっちまうじゃねーか)

そう思ったに違いない。舌打ちまではしなかったものの、ものすごくイヤそうな顔をした笑。

ほらね、予想的中!!笑。

負けるもんか!こっちは25分前に入店したんだぞ!

今まで何人ものアメリカ人からひどい対応されてきたんだから、こんなことでくじけん!笑

店内を見渡すと日本人の一人飯女子が、私の前にすでに2人いた。

やった、助かったぞ!視線の集中砲火を避けられる!笑

ビリヤニのランチが1,000円弱と嬉しい。

「チキンビリヤニ」のセットをチョイス。1,051円とはまた珍しい値段の付け方。

最初に来たのは、サラダと、スープ。

隣の女子には、タンドリーチキンが来た。タンドリーチキン付きにしたのか!(+330円)

度胸ある!!(時間かかるのに)

もう1人の向かい側の女子はもうすでにビリヤニが来ていて、あまりの量に悪戦苦闘していた。

スープは「ラッサム」という酸っぱいけどスパイスも効いてる辛いスープ。

美味しい。しかし全部飲むと絶対ビリヤニが入らなくなるから、ちびちび飲む。

サラダを食べ終わった瞬間、ソッコー店員が来て、トンビが獲物をさらっていくように皿を下げられた笑。(早く帰れアピールすごいぞ)

さて、本命登場!!

すごい!!美しい!美味しそう!!しかも量がすごい。

テーブルに置かれただけで、スパイスの香りがフワッとした。

パスマティライス(インドの高級米。粒が細長い)が黄色に染まって美味しそう!

⇧ライタも来た!(右)

ライタは、ヨーグルトに野菜を混ぜた、南インドのサラダらしいが、野菜はほとんど入ってなくてもろヨーグルトって感じだった。

ビリヤニは最初フルーティな柑橘の味がして、食べ進めていくとターメリックやカルダモンなどのカレーに使うスパイスの味が二重に三重に・・・美味しい!

そしてアッツアツ!!ハフハフしながら、・・・うまい、でも辛い!!!

口の中がヒリヒリする、ラッシーで流し込む(ラッシーもついてた!)を繰り返す。

3分の1を食べた頃、隣の女子の席にもビリヤニが。よかった。仲間だ。

安心しつつ、ビリヤニを堪能。

すでにおなかいっぱいになって持て余してた向かい側の女子が、隣の女子のタンドリーチキンのお皿をサクッとさらっていった店員を呼び止めた。

「これ、すごく美味しいですね。 どんな作り方なんですか」

「・・・・。 それは○○して・・」

「スパイスは何を入れるんですか?」

店員少し困りつつ、質問に答えてる。

おっ。早く店を閉めたい店員になかなかの厚かましさ。

素晴らしい。もっと引き延ばしてくれー。

⇧このライタは、ビリヤニにかけて味変できる上に、辛くなりすぎた口をマイルドにしてくれるからありがたかった♪

そして質問攻めしてた女子が帰った・・・。あーーーもっと粘ってほしかったのに。

時間は14時20分。

激ウマだけど、あまりにもの量に悪戦苦闘しながら、ふと隣の女子を見ると、席を立とうとしているじゃないか。

まさか、もう完食した!?お皿は一粒残らず空になってた(驚)。

うそーー私より遅くビリヤニ来たよねー!!しかもタンドリーチキンも食べてたのに、あの量を君、5分で完食した?

その女子がレジに向かった。

イヤだー置いてかないでくれーーーっ笑

その女子がお勘定を済ませたら、店員がレジのところに立ったまま、こっちを見てる。

なんだ、いっぺんに精算済ませたいってか!あからさまだな!

しかし、あの圧にもう、1人では対抗しきれないし、もうおなかもいっぱいでこれ以上難しいかもしれない。

3分の1を残したまま、店を出た笑。負けた・・・笑

私が出た後、カレー好きそうな男性が入っていったが、見事に断られてすぐ出てきていた。

どのブログでも店員さんはフレンドリー、優しさがすごい、と絶賛していたが、それは閉店30分前までの姿なんだろう笑。

閉店30分前以降に行く1人客は「帰れアピール」を覚悟していくことを勧める笑。

でも、ビリヤニはほんと、美味しかった!

あの最初のフルーティからのスパイシー、意外性もあって、ほんと美味しかった。

あまりにも量に残す人続出らしく、フードロスの観点から最近はハーフサイズも出たらしい。

急いでモリモリ食べてたら、ガリッ。なんとナツメヤシの実(デーツ)がそのままの形で入ってた。歯が折れるかと思ったよー。そんなの入れてるなら、上に乗せといてよー。

帰ってほしい店員の嫌がらせかと思ったら笑、本格的なビリヤニはデーツまるごとやらローレルを取り出さずそのまま出すらしい。(ホッ)笑。

しかし、目当てのお店に行き、目当てのビリヤニを食べた。それは大きい。

私が豪華ランチを食べてると思い、ひがんだK氏がLINEしてきた。

「今日、何食べた?」

はりきってビリヤニの写真を送ったら「へー」(興味なし、わかりすぎ)。

「東京まで行って、カレーやに行ったの?」出た!やっぱり!この反応。

いいのだ、それでも、私は目標達成したからね♪

さてカレーの後はコーヒーだよね。カフェに向かうことにした。

今日のお店 「ハリマ・ケバブ・ビリヤニ」 東京都台東区上野

@ハリマ・ケバブ・ビリヤニ

旅のMONEY

前回までのTOTAL   44,994円

ビリヤニランチ     1,051円

TOTAL        46,045円