「大原三千院」で新緑のシャワーを浴びる【2025京都旅-2】

ジャスミンKYOKO

こんばんは、ジャスミンKYOKOです。

四条烏丸(しじょうからすま)の「鮨処 すさび湯」で鮨ランチを食べた後、本日の予定の「大原三千院(おおはらさんぜんいん)」へ向かうべく、バスに乗る。

四条高倉のバス停より17系統のバスに乗って1時間。(片道630円。地下鉄・バス一日乗車券1,100円は大原まで使用可能)

満腹感もあり、乗り継ぎもないのと大原は終点なため、二人とも安心して爆睡。

↑このバス、ほとんど降りる人がおらず、大原までずっとみんな一緒だった(9割外国人)。

久しぶりに京都のバスに乗って、その運転の荒さを堪能。うんうん、京都に来た感じ。

↑終点の大原に到着。

ここはバスの待合所。人が多い!!と思ったら帰りのバスを待ってる人だったのでホッ。

↑帰りのバスをチェック。17時台のバスに間に合うように戻ってこよう。(この時点14時半)

山の方だからかヒンヤリする。(この日の気温は16度)

日本人の親子が(写真の人じゃない)歩いてて、お父さん(70代~)が下界の衣装(半袖)で車からそのまま来たらしく、娘さんと奥さんが口々に

「それ、絶対寒いよ!!なんで上着持ってこなかったの!」

「取ってきた方がいいよ!」

確かに半袖は寒いだろうなと思いながら、うちの家の縮図を見ているようで面白かった笑。

(三姉妹と母に注意を受ける父・・・笑)

そこに息子さんもいたが、この合戦には参加せず・・・笑。

どうやらお父さん車に取りに行ったようだ笑。(寒いから正解だと思う。息子が参戦しないのもあるある笑 男同士追い詰めないのは太古より)

清流が流れていて、涼しい・・・というか、寒い。

しかし、このくらいの気温でいい。旅行の3日目にくるという熱波(28度)を考えると少し寒い方が助かる。

大原は「しば漬け」が有名で(シソで着色)シソの産地らしく、お漬物やさんやシソを使ったジュースなどを売るお店が何軒かあった。

↑紅葉の季節も美しいだろうなあ、青いモミジが素晴らしかった。

お土産やさんとかで思うのは、しばらく放置して好きに見させてくれたら、そのお店でも買うかもしれないのに、お店に入ったとたんに畳みかけるようなセールストークでじっくり見る暇もないと逃げ出したくなるんだよね笑。

ある「しば漬け」のお店で観ようと店に入ったら(しば漬け好き♪)、若女将が私をロックオン。

「美味しいですよ、大原はシソの産地で・・・〇〇で、うちは〇〇で、・・味見も出来ますよ、食べてみませんか??」

手に載せられたのもちょっと気になった(小皿とか爪楊枝とかないのかな・・?)。

食べたけど、私の好きな味ではちょっとなくて・・+そのぐいぐい加減もちょっとイヤで笑、微妙な顔をしたら。

「このタイプも美味しいですよ!」また違うのを手に載せる。

功を急ぐ若女将、畳みかけるように話す笑。

しかし、すっかり買う気が失せて退散笑。ゆっくり見させてくれよ、ほんと。

↑あちこちのお店でちりめんも売ってあった。

K氏は食い意地が張ってるのに、ロックオンされなかったようだ(しば漬けに興味ない顔をしていたのを嗅ぎつけるのもすごい若女将)。

↑写真のお店はロックオンされたお店ではないですよ、念のため笑。

さて、三千院といえば、昭和の民はきっとあの歌を思い出すだろう。

脳内はその歌であふれていた。

↑「三千院」の拝観料を支払う場所と入り口。拝観料700円。

靴を脱ぎ、置いてあるビニール袋に靴を入れてあがります。

↑大原三千院の拝観券(最近はチケットを景色と一緒に撮るようにしている)。

三千院の創建はあの、天台宗を広めた最澄(さいちょう)なんだって。

↑入ってすぐのところにある「客殿」より見える素敵な庭園。

最澄は平安時代の初期の宗教を学ぶ部分で教科書に出てきたよね。

その時点で深くを知ろうとはしなかったのは残念だけど、その時に覚えた名前が今役に立っているのが嬉しい。 

授業は退屈だけど、名前を聞いたことあるだけで後から何かに役立つことってあるよね。

映画を観た時だったり旅して本物に触れた時なんかに。

知ってるだけで嬉しさ倍増。

今回は、最澄の総本山、「比叡山延暦寺」は大々的な修復工事のため行くのを辞めることにしたが、ここ三千院を観るからよしとしよう。

客殿の縁側から観る、「聚碧園(しゅうへきえん)」と呼ばれる庭園。

もちろん、ここで抹茶を飲みます♪(ちょうどお鮨ランチ食べて気分はお茶の時間)

「お茶席」と呼ばれる赤い毛氈(もうせん)が敷かれた縁側に座ると、「お抹茶と羊羹」を頂けます(座る前に茶席の受付で1人600円支払い、上の画像のような番号札をもらう)。

すごい、壬生寺(みぶでら)のお菓子やさんみたいに番号札なくて誰にあげたかわからなくなるシステムよりこちらは先進的だ笑(2024年壬生の屯所に行った時の話。私たちにだけお抹茶をなかなかくれなかった事件笑)。

来た来た!!美味しそう!

↑この羊羹がほのかな甘さでほんと美味しかった。雰囲気も手伝って大満足。

「隣、隣、半ケツ女子!」とK氏が小声で言うので見てみたら

笑・・。マイアミビーチに来たかのようなチューブトップと半分お尻が出ているマイクロミニのショートパンツの韓国人女子。

お尻の上部の半ケツかと思ったら、下半分の半ケツね笑。

羨ましい笑・・・?私もマイアミビーチであのパンツとローラーブレードしたかった(そこ?笑)

この「お茶席」に座る前に、「日本初のおみくじ」を引いてみた(おみくじ好き)。100円。

ここ三千院は、おみくじを始めた天台宗の僧を祀ってあるので、「日本初のおみくじ」と呼ばれているみたい。

↑結果は「大吉」♪ やったー!!!! 

お守りは決まった神社で買うので旅先では買わないけど、おみくじはたまに引く(初詣に行く神社では毎年引く)。

↑このクロスした手すりがいいよね。

庭園を堪能したら渡り廊下を渡り、「寝殿(しんでん)↑」に向かう。そこで靴を履いて、広大な敷地へ。

ここあたりは「有清園(ゆうせいえん)」と呼ばれ、地面には苔が敷き詰められており、その合間に杉やひのきなどの高木が立つ、

↑「往生極楽院(おうじょうごくらくいん)」の裏側。

↑「往生極楽院(おうじょうごくらくいん)」の表側。

花山天皇(かざんてんのう)の勅願によって建てられたと書いてあった。

「花山天皇!!」そこに反応した私にK氏がビックリする。

花山天皇は、大河ドラマ「光る君へ」に出てきたので覚えた、藤原道長たちによって罠にはめられ失脚させられた不運の天皇なのだ。(本郷奏多が演じた)

やはり少しずつでも知識が増えると、反応する場所が増えていいね。

歩いていると、女子がこぞって写真を撮ってる場所があった。

「かわいい」と言いながら撮っていた。

・・・・かわいい?生き埋めみたいなあれが・・・??

「わらべ地蔵」という愛称で親しまれていて、有名な彫刻家の作品らしい。

変な映画の観過ぎで「生き埋め」なんてとっさに浮かぶ自分が悩ましい・・笑。

韓国人か中国人女子が、お堂のはしっこで悩ましいポーズで写真を撮っていた笑。

みんな三千院というより、自分の写真集を出す勢いなのが面白い笑。

↑牡丹(ぼたん。またはシャクヤク?)素敵に咲いてた。

K氏が先に歩いていると、韓国人女子2人組がお互いを撮り合っていて、撮られる側の女子が量ほっぺに向かって指をくるくる回したポーズをしてた(バカボン?)ので、思わず笑ったら、写真を撮ってあげてる女子もちょっと照れたらしい笑。

実は旅先での友達の大胆さに戸惑っているのだろうか・・笑。

↑キモいきのこが生えてた♪

↑モミジのトンネルが美しい。 庭園が広い。アジサイの株がいっぱいあったので、6月に来たらきっとキレイだろうな。

ここ三千院はもともと、皇子や皇族が住職を務めてたらしい。

華やかな暮らしをしていた人がこんな山奥に行けと言われたら、暮らせるのかなあ。

私は映画館のある街がいいな。

↑庭を一周して(広いからほんとに一周したかは不明)、「極楽往生院」↑をチラッと横目で見て、三千院を出ることに。

出口付近に「円融蔵(えんゆうぞう)」という宝物館があるということで、平安時代の円融天皇に関係あるのかと思ってワクワクしたが、特に関係なかった笑。

(円融天皇は「光る君へ」で坂東巳之助さんが演じた天皇。吉田羊が正室)

↑円融蔵。中には国宝の「往生極楽院」の天井画を再現したものがあった♪

京都は国宝だらけでほんと、すごい。

↑三千院の入り口の門、「御殿門」。右側にはセクシーポーズ女子がいたため半分笑。

三千院は、国宝とインスタセクシーポーズ女子を交互に楽しめて面白かった笑。

ここまで来たからにはと、三千院から歩いて25分の「寂光院(じゃっこういん)」に向かうことにした。

今日の場所「大原三千院」京都市左京区大原

@大原三千院

旅のMONEY

前回までのTOTAL40.596円
三千院 拝観料700円
おみくじ100円
抹茶とお菓子600円
お賽銭300円
TOTAL(1人分)42,296円