新選組のルーツを肌で感じる「壬生の屯所旧跡」と屯所餅の嫌疑【京都春旅2024-3】

こんばんは、ジャスミンKYOKOです。

壬生寺に近い、四条大宮にある鶏の出汁のらぁ麺を出す「らぁ麺 櫻井」で、美味しいラーメンとビールを堪能した後、幕末に活躍した新選組の屯所である壬生寺と壬生の屯所へ。

入り口の雰囲気はなんとなく知ってたから、グーグルマップで場所だけ把握して歩いてたら、風情のある和菓子屋さんが。

「京都はこんな引っ込んだ場所にも素敵な和菓子やさんがあるんやねー」と二人で感心しながら通り過ぎてたら。

なんとその和菓子やさんこそが、「新選組の壬生(みぶ)の屯所(とんしょ。待機しておく場所)」だったのだ。

「ああっ ここよ、ここ!!」屯所の入り口にかかった垂れ幕で気づいた。

そう言いながら写真を撮ってたら、和菓子屋さんの前に座ってたおじさんが話しかけてきた。

「ここは新選組の屯所の跡地なんですよ。壬生寺はまた先にあります、すぐ近くですよ。

入り口の写真を撮るのはかまへんですよ。

有料ですがガイド付きで中も入れます、よかったら5分後にスタートするので参加しませんか?」と穏やかに話された。

↑右端のブルーの布がかかっている机が、ガイドのおじさんが受付している場所。

そうか、「壬生寺」と「屯所」は別の場所だったのか。

ガイド付き入場料は1,100円(お抹茶付き)。時間は50分くらいかかるという。

戦国時代は好きだが、幕末には興味のないK氏が、あきらかに「1,100円」と「50分」にイヤそうな顔をしたのを私は見逃さなかった笑。

しかし私は「せっかく来たんだから!」と参加する気満々笑。

「KYOKOちゃん、50分もあるよ、この後、扇子の絵付けがあるのに大丈夫なの?」

自分が参加したくないのを扇子の絵付けのせいにしようとしてるのがバレバレである笑。

↑ガイドツアーの待合室にもなる和菓子屋さんの中。

「今14時半でしょ?今から50分なら15時半。それから壬生寺15分くらい観たところで、16時。

それからバスで祇園に30分くらいかかったとしても17時の絵付けには十分間に合う」

いつもは「KYOKOちゃん、計算全然できんよねー」とバカにするくせに、都合のいい時だけ計算ができないK氏笑。

↑参加したらもらえるチラシ。右のチケットは要返却(抹茶の引換券も兼ねている)。

「私は参加する。君は興味ないんでしょ。和菓子屋さんの中の赤い椅子で団子でも食べながらYou Tubeでも観とけばいいじゃない」

「えっ!! なんでそんなこと言うの。オレも参加する!」

一人で置いていかれるのがイヤだったのか、K氏も参加することになり笑、2,200円を払った。

続々と参加者が和菓子屋さんに入ってきて、計10人くらいで屯所の中へ。

着物を着た若旦那風の男子2人は「新選組」の大ファンのようで、ガイドのおじさんから「この庭の石は当時からそのままです。 土方(ひじかた)や沖田がここに腰掛けてたかもしれません」と聞くと

「えーーーー土方が!!」と大興奮。

わかるー。私は幕末の中では新選組より坂本龍馬の方が好きだけど、少年隊の東山がドラマで沖田総司をした時、最高にカッコよくて興奮したもんねえ。新選組の話も大好き♪

見学ツアーにいるのは幕末ファンと思うと嬉しくてワクワクした(K氏以外)。

雨のおかげで、石畳が濡れて風情ある~(京都に着いた時の土砂降りをもうポジティブに捉える前向きな私笑)。

新選組はもともと、尊皇攘夷(そんのうじょうい。幕府を倒して天皇制の政治に戻そうとする動き)が盛んになり、各地から集った浪人たちで物騒になった京の町に、第14代徳川家茂(とくがわいえもち)公が来るということで、京の治安のために京都守護職だった松平容保(まつだいらかたもり)が招集したもの。

大河ドラマ「篤姫」やマンガ「お~い竜馬!」の知識を総動員して聞く。

屯所の中は撮影禁止(残念)だったけど、門の手前までは近くから写真を撮れたのでよしとしよう。

徳川家茂・・・あー松田翔太だったかな。篤姫(宮崎あおい。13代将軍家定の妻)が義理の母となって、家茂は皇女の和宮(かずのみや。堀北真希)と仲睦まじい夫婦になったよね。

病弱だったから、長州征伐の途中、大阪城で病死したよね、確か・・・。

新選組総長、近藤勇(こんどういさみ)たち隊士がここの屯所だった八木家に入ったのは1863年らしい。ペリー来航の10年後か・・・(小学6年からこの年号は覚えてる)。

この壬生あたりが大きなお屋敷もあり、将軍が来る二条城にも近いので、集められた浪士たちを30人くらいずつ各家で世話したんだって。

私やったら沖田総司くらいしか世話したくないなあ(イケメンだからだろ!)30人もよー世話しはったなあ・・(京都弁を使いたいだけ)。

で、この八木家が世話したのが新選組の一番有名どころ、近藤勇、土方歳三、沖田総司、芹沢鴨、山南敬介、新見錦、原田左之助、藤堂平助、野口健司、井上源三郎、平山五郎、平間重助、永倉新八の十三人で、彼らはここで新選組を結成したらしい。

な、永倉新八!?最近観た、映画『ゴールデンカムイ』にもいたぞ!笑。(明治維新後も、新選組は実は北海道に生き残ってた者がいたという設定がある大人気マンガが原作の映画)

坂本龍馬を描く時は新選組が悪者に描かれるけど、新選組も尊皇攘夷派も国を思う気持ちは一緒なんだよね。考えが違うだけで。

新選組のハッピをここで貸してくれたらいいのにな。それを着てガイドツアー聞きたい。

このガイドのおじさんの話はすっごくわかりやすくて楽しかった。

芹沢鴨(せりざわかも)が大ざっぱでやりたい放題だったため、新選組の評判を落としたくない近藤勇らが、この八木家で暗殺。

私の座ってたあたりに平山五郎の生首が転がってたらしく、それを聞いたとたん、みんなで「うわっ」と声が出て面白かった♪

妾まで殺されたからたまらんよねえ。

↑和菓子屋さんの向かい側の家で、目をつけた浪士を拷問し「池田屋事件」の発端となる計画を新選組は知ったらしい。ここで拷問、恐ろしや・・・。

※池田屋事件・・・・・御所を焼き討ちし、一橋慶喜(ひとつばしよしのぶ。15代将軍となる前)などを暗殺し天皇を長州(現在の山口県あたり)に連れ去る計画の会合があった池田屋を新選組が襲撃し、浪士たちを多数殺した。

↑ここで逆さ吊りにして、足に五寸釘を打って吐かせたらしい。むごすぎる!!

八木家の代々当主の方は、芹沢鴨たち4人(芹沢鴨、鴨の愛人、平山五郎、その愛人)が殺された屋敷には怖いので住まず、別の住まいにいるらしい。

そりゃ、そうだ。(部屋には鴨らの位牌らしいものが仏壇に置いてあった)

刀傷もはっきり残っていて、すごい死闘が繰り広げられたんだろうなと、「寺田屋」を観た時より興奮した♪(寺田屋はK氏がその場でいらんこと新聞記事を見つけてきて、焼失したから刀傷は複製だと言ったので気分が萎えた笑)

そうか、ここを追われて、土方歳三は五稜郭(函館)で・・・その後舘ひろしになったのか・・(ゴールデンカムイの話です笑)

↑次のツアーが始まった。

ツアーが終わったら、抹茶とお菓子が振る舞われるとのことで、和菓子やさんの店内で待つことに。

最初にもらったチケット(パウチしてある)をお店のスタッフに返却すると、抹茶とお菓子が運ばれてくる仕組みらしい。

入り口にいた和菓子屋の女将(あきらかに他の女性スタッフより格が違う感じがしたので勝手に女将と断定)からチケットを渡すよう求められたので、K氏も私もすぐチケットを渡した。

しかしずっと待っていても他のツアー客には抹茶とお菓子が来ても私達には来ず。

じっと女将の方を観てたら、「チケットもらってませんよね?」

「いや、戻ってすぐ渡しました」と私とK氏。

「えっ 渡されました?いただいてませんよね?」

「いえ、すぐ入り口で(あなたに)渡しましたよ」と手のひらで女将をさすと、同じツアーだった若旦那の着物の男子が笑っていた。

「えっ あなた方は今からツアーに参加するんですよね?」

「いいえ、もう終わりました。終わってそこですぐにチケットを渡しましたよ」

いったいこのやり取りを何回繰り返させるんだ・・・・笑。

「すみません、順番変わってしまいましたがすぐ持ってきます」

女将はまだ半信半疑の顔をしてたが、仕方なく厨房に指示していた。

まだ問答が続いたら、「ね、さっき私たちツアーにいましたよね?」と他の8人に大声で聞いて女将の前で潔白?を証明するしかなかった笑。

この和菓子屋さんのある場所こそが、近藤、土方、沖田が寝泊まりしていた場所だったらしい。

幕末なら「お前らチケット渡してないだろう!」と拷問を受けるとこだった笑。

↑買うか迷った新選組のコースター。(結局買わずに壬生寺に向かった)

「怪しいと思ったんだよ。お茶と交換でチケットを返す仕組みにしないと番号も振ってないんだから、もらったかもらってないか分からなくなるよね」とK氏。

松坂慶子みたいなふんわり女将は、なぜ私たち二人だけ記憶から抹消してしまったのか・・笑。

思わぬ嫌疑がかかり、危うく抹茶セットを食べ損なうところだったが食べれてホッとした。

一安心して頂いた「屯所餅」のあまりの美味しさに驚き、映画好きの集まりのお土産に買おうと思ったが、賞味期限4日と言われ諦めた。

あのふわふわ感はつきたてお餅だからなのかな。餅も女将もふんわり笑。

ここでは、なるべく他のツアー客と固まっていたほうが良さそうです笑(私たち2人は空いてなかったので離れた椅子に座っていた)笑。

さて、壬生寺に向かうことにした。

今日の観光地 「壬生屯所旧跡 八木邸」 京都市中京区壬生

@壬生屯所旧跡 八木邸

旅のMONEY

前回までのTOTAL89,790円
壬生屯所ガイドツアー 1,100円×2名分 2,200円
TOTAL91,990円