こんばんは、ジャスミンKYOKOです。
今日の記事のお供はK氏と行った、薬院にある「黒毛和牛バクロ薬院本店」のランチ。
私は、20代の時に『セブン』を観て、そのオープニングのカッコよさと、映画全体に漂う世界観と、連続殺人に対するストーリーの凝りように衝撃を受けた。
もちろんブラピも当時最高のカッコよさ。
ただ主役がブラピじゃなくても、きっとあの映画は好きだったと思う。
⇧「黒毛和牛BAKURO薬院本店」。店の前にバイクや車1台なら停めれます。
あの面白さに取り憑かれ、それから「連続殺人」と聞くと、ソッコー映画館に行ってた笑。
でも、残虐さは増しても、凝った殺人のストーリーにはほとんど出会えてこなかった。
そんな最高な『セブン』に近い映画に久しぶりに出会った。
いやあ、ビックリしたし嬉しかった。
11時半の開店と同時に行ったら大丈夫だろうと思ってたら、なんと予約なしの人は私たち2人しか入れなかった!
(みんな予約して来ていた。ランチはTEL予約みたい。WEBは夜しかなかったら予約できないと思ってたのに)
その映画と言うのは、SF映画と決めつけてノーマークだった、オーストリアの映画『ヒンターラント』だ。
MちゃんがTwitterにこの映画のことが流れているのを観て、「もしかしたら好みかも?」と恐る恐る観に行ったらしく、ドンピシャ大好物映画で面白かったので、私に知らせてくれたのだった。
「KYOKOさんが行くなら私も2回目行きます!!」ということで、早速Mちゃんと2人で行ってきたのだ。
⇧カウンターと個室がある造り。 私達は一番手前のカウンターだった。
第一次世界大戦の後、敗戦国となったオーストリア・ハンガリー帝国は崩壊し、新しくオーストリア共和国となった。
そこへロシアの収容所に2年も勾留されていた主人公たちが国に帰還するけど、祖国は変わり果て、厄介者扱いされる。
あー。戦争に行った英雄を、行きもしなかったキレイゴトな奴らがつまはじきにするやつね・・・。
『ランボー』の1作目とかね。そんな大好物要素がいっぱい詰まった映画だった。
そんな中起きた謎だらけの連続殺人を、刑事から兵隊に志願してた主人公が、刑事に復帰して周囲の冷たい目とか家庭の崩壊などのツライ目に遭いながら、解決しようとしていく。
景色が全部RPGゲームみたいなCGで作成してるのが、映画始まってもやっぱり気になったけど、話がどんどん面白さを増してくるとそんなのはどうでもよくなり、ラストにはそれさえもメッセージに見えて、とってもよかった!!
主役の俳優さんの向かって右半分の顔がとっても美しくかっこよかった、
左右きれいに対象ではないけど(戦争の傷の関係もあるかもだが)、総合的にワイルドでかっこよかったのよー♪
しかもそんなひどい戦後の世の中に起きた連続殺人の謎解きも最高。
⇧バクロミートのお肉、美味しかった!「この肉は塩がオススメ、この肉はタレで」など、オススメの食べ方を教えてくれる。
殺人の中身は、映画を観て知った方が面白いので書かないけれど、いらん女も出てこないし、年下刑事との友情があったりして最高な上に、ポリコレの忖度が時代の描写に入ってなかったので、そこも感動した。
私は戦争映画で「ジャップが!」というセリフがあっても反応しませんよ笑。むしろそれが自然。敵国だからね。
きっと今の映画事情に辟易してる人も映画界にいるんだわ!と嬉しかった。
⇧自分の分をそれぞれ焼くというのはいい。焦げないし。
こんな映画を観た時はMちゃんといつももっと歴史の勉強しなきゃな、と言い合うんだよね。
でも映画のおかげでかなり昔より詳しくはなってはいるけど。
今回のはサラエヴォ事件で始まった第一次世界大戦と、その後ハプスブルク家が次々と不幸に見舞われ崩壊したオーストリア・ハンガリー帝国が舞台だったから、興味津々だけど、色々知ってたらもっと楽しめたに違いない。
映画は短くサクッと終わったので、その後もMちゃんと映画の感想と、この頃の歴史の話で盛り上がった♪
その翌日、『キリング・オブ・ケネス・チェンバレン』を観にキノシネマに行ったら、映画の会のTさんと遭遇。
この日2本目を観終わった後だったらしい(さすが笑)。
Tさんも『ヒンターラント』を観たらしく、「観てよかった!!」と言っていた。
映画の会で語り合うのが楽しみ♪
「王様のブランチ」でLiLiCoさんがべた褒めしてたらしいので、映画館へ行く人が増えたらいいなあ。
第一次世界大戦、ロシアの収容所、戦友、男の友情、刑事モノ、連続殺人鬼の謎解き、すべて好みのものが詰まってた。
こういう漢の映画が観たかったので嬉しかった♪
このランチは「和牛三昧セット」の1.5倍セット。2700円の。美味しかった~!!
店を出る時に一緒になった、4人の20代女子と、40代男性1人。
男性が全員分おごっていた。お、最近にしてはやるじゃないか!
女子4人は、その場で解散して別方向に。
「おごったのに アッサリしてて、女の気持ちわかっとるな、あの上司」と私は感心。(勝手に上司と決めつけたが笑)
だいたい、おごった後は、そのままサラッと帰れない雰囲気を醸し出すおっさんが多いからだ笑。まあ、私はおごってもらうくらいの仲なので2次会に付き合うことはOKだけど笑。
しかし、あんなにおごって、あの後、女子4人が感謝するんならいいけど、つけあがって金づるとか思うかもしれないのに。
よく女子休憩室で、「〇〇課長がたぶんお金だすけん、財布持ってかなくてよかろ。」みたいなことを言ってる感謝のかけらもない女を多数見かけたので、あまり奢りすぎるのも女の教育上良くないのだ。
課長は、その不届きなことを毎回裏で言ってる女のことをけなげに「○○かわいいやつやろうが」と純粋に言うので、傷つけたらいかんから言わなかったけど、あの女の真意に気づけ!とイライラしてた笑。
もっと感謝しそうなタイプをかわいがればいいのに・・。
「つけあがって、感謝もされないかもしれないのに、なんで彼女でもない女におごるんやろ」とK氏に言うと
「それがオスやろ!」
・・・・・笑。 ごもっともです笑。
最近はあまり見かけなくなった「オス」がたくさん出ている映画、『ヒンターラント』オススメです♪