こんばんは。ジャスミンKYOKOです。
さて、ジョン・F・ケネディライブラリーを堪能した2人は、14時に予約していた、「フェンウェイパークの見学ツアー」に向かうことに。
地下鉄のグリーンラインに乗り換えて「Kenmoreケンモア」駅を目指す。
ケンモア駅から地上に出て、高速道路の上を通る橋を渡ると、そこはボストン市民が愛してやまない、全米最古の由緒ある球場、「フェンウェイパーク Fenway Park」だ。
私の場合、映画かぶれ、しかも男子が好きそうな映画をより好むため、男子と旅行に行く時は、男子の好みにつきあっているわけではなく、率先してこういう場所に行きたいのだ。
買い物やスイーツ巡りに延々と付き合わされるわけでもないので、私と旅に行く男子はラクかもね(笑)。
ハワイに行っても、戦艦ミズーリや戦艦アリゾナを観たい人だから(笑)。
アメリカ映画でボストンが舞台の映画によく出てくるフェンウェイパークは、絶対一度この目で見ておかねばならなかった場所だったのだ。
もくじ
フェンウェイパーク登場
インターステートハイウェイ(アメリカの州間をつなぐ高速道路)が下に通ってる橋の向こうに、グリーンと赤のボストンカラーに染まった、フェンウェイパークが!!
キャー!!嬉しい。メジャーリーグが好きなK氏は嬉しそう。
私は、映画かぶれミーハーなので、たくさんのボストンを舞台にした映画を思いだしながら大興奮。
↑雨は降ってるけど、小降り。レッドソックスファンの少年たちが元気よく前を歩いています。
目の前のレンガ色の建物は、チケットオフィスです。当日券を買う人はここで買うのだ。この日はあの、大谷選手のエンジェルスとの試合が夜に行われる日。
チケットまだ買えそうだったから日本でネットで予約しようか、K氏に聞くと、「大谷はケガしてるから出ないよ」とのこと。
今回は見学ツアーのみで、野球はNYでヤンキースだけを観戦することに。
ゲートはA~Eまであり、球場見学ツアーの集合場所はゲートD。
@Fenwaypaak
↑AからDに向かう道は「ヨーキーウェイ」といい、レッドソックスグッズのお店がズラリと並ぶ場所。
↑これはヨーキーウェイのもっと手前の部分で撮った写真。FBI車両のような黒いバンを発見!!
ヒャー嬉しい!!マフィアに拉致される時もこんな真っ黒なバンです!!(1人大興奮)。
↑映画『ザ・タウン』では、ここヨーキーウェイに警察とFBIのバンがたくさん集結します!!野球のショップに感激するより、そんなことばかり考えている私(笑)。
Dゲートの集合場所に到着
Dゲートに到着。
↑「フェンウェイパークツアーズ」の看板があります。10分前に到着。
ここのチケットオフィスが集合場所。今日はエンジェルスとの試合があるので14時のこの回が最終。
ネットでチケット取ってきたけど、毎回見せる時はドキドキします。
思えば、サンフランシスコのアルカトラズ島のチケットがすぐ売り切れるから、頑張ってネットでチケットを予約して以来、アムトラック(大陸横断鉄道)や、レストランの予約などに挑戦し続けてきて、今回は結構フルにネットを活用した旅になりました。
進化してる~!! 絶対に行きたい!という強い思いが面倒くささを超える。
わたくしジャスミンにとってそこまでの情熱が出るのは海外旅行しかないような気がする(笑)。
いよいよ入場、まずはセキュリティ検査から
雨が上がってきました♪ 14時のツアーに参加する人がおおかた揃ったようなので、黄色の矢印の先の入り口から入ることに。
アメリカのバスの運転手さんはけっこうコワモテ(笑)。
日本のバス運転手がポケットに手を突っ込んで歩いてたらクレームされるかも(笑)。ふふふ。
↑リュックやバッグは中身を空けて警備員に見せます。金属探知機を潜り抜けたら、そこは、ボストンカラーのパラダイス!!
↑レンジャー(ガイド)の説明を聞けよ!!もうニヤニヤが止まらない私(笑)。
ここよ、ここ。現金をデカイバッグに詰めてジェレミー・レナーとベン・アフレックがボストン警察に扮装して通る通路。
『ザ・タウン』
外にも露店がいっぱいあるけど、中にもお店が色々ありそう。
ああっ!!柱にはボストンストロングのユニフォームが!!ボストンマラソンのテロが起こった年、レッドソックスは優勝。
テロに屈しない、復活を誓いボストン市民が掲げたスローガン「ボストン・ストロング(強いボストン)」。
始球式に、テロで両足を失ったジェフ・ボーマンが球を投げたんだよね。その彼をジェイク・ギレンホールが演じた映画が『ボストン・ストロング~ダメな僕だから英雄になれた』。
この、今私が立ってる通路は、ジェイクが、ボストン市民に囲まれ、握手を求められたシーンに出てきた。
さあ、いよいよスタジアムへ。
ああーーーーーーっ 一面の赤!!かっこいい!!しかもグラウンドが近い!!
この簡易なネットはドキドキしそう。日本って頑丈に作ってあるからこんな近くで見れないもんね。
↑1つ1つ肘掛けがついてるんだねえ!ドリンクホルダーもある。
フェンウェイパークは古い球場なので、もともとすごく狭かったのを、客席をつぎ足しつぎ足し、増やして動員数を増やしてきたらしいから、球場は、すごく変則的な形をしている。
客席もエリアに寄って形が違うみたい。
1列になって、内野席の通路を歩いていく。
↑ああ、とうとう来たんだ。そう思うと嬉しくてたまらない。
『スポットライト ~世紀のスクープ』で、記者たちが野球観ながら、フェンウェイフランクを食べるシーンがあったけど、あれは確かグランドスタンドの内野席だったから、この辺かも♪
『スポットライト 世紀のスクープ』
↑向こうにそびえるのはグリーンモンスター!!。古い規格の球場だったため、容易にホームランが多発したことから、それを防ぐために建設された緑色の壁のこと。
ニックネームの付け方にシビレる♥。テッドがここを登って行ったよね(笑)。
昔の名残は今も大切に保管されている
↑グリーンモンスターの手前にあるエリアは、フェンウェイパークが創設当時の椅子が残されている。
今の椅子は樹脂が多いけど、この頃は木の椅子に鉄の手すりだったんだね。カラーがさっきのとことは逆で椅子がブルー、手すりが赤。
↑時々客席に座ったり、立ち止まったりしてガイドのお兄さんの説明を受ける。
みんな真剣に聞いてます♪
アメリカのツアーガイドのお兄さんは陽気で、ユーモア満載で、退屈しないから楽しいんだよね。
半分くらいしか説明わかんないけど、事前にレッドソックスの歴史は調べてきたから大丈夫なのだ。ふふふ。
↑グリーンモンスターの壁に設置されている得点ボード。
後ろで人が点数の板を替える手動式になっている。壁は新しくしても、こういう得点ボードは取っておくのが、古きを大事にするボストニアンらしいよね♪
対戦相手も、ちゃんと今夜の相手の「ロサンゼルスエンジェルス」になってるね♪
球場側は何度も改築の提案をしたけれど、そのたびにレッドソックスファンから猛抗議が起きて中止になったらしい。
それだけ愛されているこの球場、「フェンウェイパーク」。愛するがゆえに負けた時の怒りもすごいらしいけどね(笑)。
いよいよグリーンモンスターへ
↑さっきの古い椅子のエリアの階段を昇っていきます。
↑階段の一番上には「グリーンモンスターシート」の表示が。
ここは人気席でなかなかチケットが取れないらしい。
グリーンモンスターの上。席と細いテーブルがある。へー裏側こんなになってるんだね!!見学ツアーに来なかったらずっと知らなかったかも♪
来てよかったなあ。上下3列くらいあります。ここまで来ると完全に雨は止んで、快適。
↑グリーンモンスターからの眺め。クロスにかけてある芝刈り機跡がいいねえ。雨からグランドを守るシートにも広告があるんだね。
フェンウェイパークの他の見どころ
↑1つ1つがカワイイ。レンガにコカ・コーラのロゴ。グリーンモンスターを出てライトフィールドの方に向かいます。
↑ここはコカ・コーラのカフェブース。コカ・コーラもテーマカラーは赤だから、ちょうどいいね。
このブースの裏側になんと、「フェンウェイファーム」という野菜畑がある。
球場のお店で使う野菜を自家製栽培。地域の方にもおすそ分けしていて、フェンウェイパークを身近に感じてもらうような取り組みをしているらしい。
球場に農園(@_@)。発想がスゴイねえ。確かに日当たり良さそう。
↑置いてあるガラステーブルの下はスマホの充電スタンドになっている。最近ならではのサービス。
ライトフィールドとアメリカン・スピリッツ
グランド(正面)スタンドの裏の細い通路を通り、ライトフィールドの方へ。
1Hのツアーだから、トイレを観察に行けずじまい。
今日は曇り雨で肌寒いのに、アメリカ人は半袖とノースリーブ。すごい!!
↑ライト側の一番上にある、バドワイザーのデッキ。バーには「サミュエル・アダムス」の名前が。建国の偉人の名前を付けるとこがいいね。
ここは『ザ・タウン』でベン・アフレックたちが強盗の下見に来てビールを飲んでたとこ♪。わーいここに来れたぞ!
↑センタースタンドの上の電光掲示板にはジョン・ハンコック※のネオンサインが。やはりボストンはアメリカン・スピリッツを大事にしてるんだねえ。
※アメリカの独立に尽力したボストン出身の偉人。
「ダンキン・ドーナツ」や「ニュー・バランス」などのボストン発の企業が名を連ねてる~。
レッドソックスを支えた英雄たちの歴史を感じる
↑ライトフィールドの席に1つだけ赤い席があるのは、最後の4割打者と呼ばれるテッド・ウイリアムスが1946年に打ったフェンウェイ史上最長のホームランが落下した場所なんだって。
1つだけ赤い席で、それが歴史的な記念の席だなんてカッコイイよね♥。
ああーこの球場で、ベーブ・ルースがプレイしたのね!!
小学校の頃、ベーブ・ルースの伝記を読んだ。あれはもう、ヤンキースに移籍後の話だったけど、病気の少年にホームランを約束し、その日に約束通り、ホームランを打ったという素晴らしいお話。
ベーブ・ルースファンってわけでもないけど、小さい頃に読んだ本の主人公が活躍してたそのまんまの球場が残ってたら感動するよね。
小学校に置いてある本だから、ルースがヤンキースに移籍して、都会の暮らしで酒や女に溺れてとうとう病気になり、この世を去ったなんて書いてはいないけどね(笑)。
ベーブ・ルースをヤンキースにトレードした移籍金で、レッドソックスは経営の立て直しをしたらしい。
レッドソックスが86年間も優勝できなかったのを、ファンの間ではヤンキースにトレードされて、その後活躍するも若くしてこの世を去ったベーブの恨みでそうなったと思っていて、「バンビーノの呪い」※と呼んでいるんだって。
※バンビーノはベーブ・ルースのニックネーム
ツアーはこの休憩所で解散で終了。
ここにはレッドソックスの数々の歴史と記念品が展示してあります。
2013年にワールドシリーズを制した時の、ボストン・ストロングのユニフォーム。上原選手の活躍や、テロに屈しないボストン市民の応援で、強いボストンを世界に示した。
↓この映画にも、フェンウェイパークの始球式がでてきます。
『パトリオット・デイ』
↑ブログ用に熱心に写真を撮るジャスミン。
↑メジャーリーグ初期の、グローブやバットなども展示されています♪
こんなのでボール受けたら痛そう(^▽^;)。
お土産の買い方の進化
↑休憩室を出ると、チームストアが。店内をぐるっと見渡し、楽しんで終了。
いままでの私なら勢いで何個もつい買っちゃってた。身軽女子を目指してからというもの、そこまで無鉄砲に買うことがなくなったのが進歩!
すごい(*_*)。まあ、思い出と、この写真が一番の宝物だからね。
↑ビミョウ・・・・。
レッドソックスのキャラクター。ヒゲが生えてるっぽいからおじさんなの?(笑)。
セサミストリートのオスカーをパクった感じ?なのに、可愛くないキャラ(笑)。
アメリカの球場マスコットで、カワイイのはほとんどいない(笑)。
キャラに関しては日本の右に出る者はなし(^_^;)。
ツアー見学中に食べれるかと思ったけど、フェンウェイフランクとクラムチャウダーのお店は開いてませんでした。くすん。残念!!
次回は試合を観に来て、必ず食べるぞ!!
↑イチローも絶賛のフェンウェイフランク
ゲートBから外へ
↑ツアー終了後、外に出るのはゲートBから。すぐそばにテッド・ウイリアムスの像があります♪
『ザ・タウン』では強奪した金を持ったベン・アフレックはこのゲートBから外に出ます♪
壁に貼ってある数字はレッドソックスで活躍した選手たちの背番号で、永久欠番のもの。選手たちの名前のフラッグも掲げてあります♪
そんなに永久欠番ばかりしてたら、いつか番号に使う数字が3ケタとか4ケタになっちゃうんじゃないの?(笑)
たたずまい、歴史、スピリッツ。すべてに置いてカッコイイ~。
フェンウェイパーク球場見学ツアーでもらえるお土産
↑チケットを見せた時に、このワッペンをもらいましたわーい!!
アイロンでつけれそう(たぶん)なので、エコバッグやリュックにつけてもよさそうね( ̄▽ ̄)。
酔いしれている私に、おなかの虫がタイムリミットを奏でた悲壮なK氏の視線が(笑)。
「早く!!KYOKOちゃん、ご飯食べに行こうよ!!」
げげ。なんかどうでもいい店に勢いで入りそうだなあ・・・やばい(^_^;)。
次回は、おなかのタイマーが切れたK氏が選んだお店のお話です。お楽しみに。
旅メモ (ボストン・NY2018 #23)
@JUN/28/2018(THU)
★Fenway Park
4 Yawkey Way,Boston 地下鉄Green Line Kenmore 駅下車
★Ball Park Tour
大人20$ 子供(12歳以下)14$
毎日9:00~17:00毎時催行(陶器は10時スタート)
試合がある日は開始時間の3時間前が最終ツアー
※所要時間 1H
旅のスケジュール
13:50 Fenway Park 到着
14:00 Fenway Park Ballpark Tour 開始
15:10 Tour 終了
旅のMONEY
20$×2枚 (HPより予約)
手数料 4$
計44$
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