Jちゃんが「CIPHERが載ってるから」と、この「MOE」という雑誌を貸してくれた。
「ちょっとしか載ってませんけど笑」
そういって貸してくれた。確かにほんのちょっとだったが笑、80年代、「CIPHER」を読んでアメリカかぶれが加速した私にとって、また新しい雑誌で「CIPHER」を観るってことが嬉しい。
「CIPHER」の熱烈なファンのJちゃん。こんなに身近にいたのに、今まで話してこなかったのが悔やまれたが、ついに話した天神地下の「illy cafe」と、南福岡の「富士茶房SUI」は死ぬほど最高だった笑。
「富士茶房SUI」では、「CIPHER」のマンガを持ち込んで一日中話した笑。
その記事を書きたかったのに、その富士茶房の翌日くらいに女上司がひどいことを言ったので大阪旅行に行くことを決めたため、書けずじまいだった。
なので「富士茶房SUI」の話はまた改めて書こう。
↑今回Jちゃんが貸してくれたのは、「花とゆめ」「LaLa」の少女漫画特集。
マンガの会でもそんな発言が出ていたけれど、「花とゆめ」と「LaLa」は、「マーガレット」や「少女コミック」とは次元の違うマンガ雑誌だった。
「マーガレット」は、現在進行形の高校生が主体の恋愛を中心としたマンガが多かった。
「花とゆめ」と「LaLa」は異次元やファンタジー色多いマンガや外国が舞台のマンガが多かったのだ。
でもだからこそ、「マーガレット」のマンガは、大人になりすぎたら読みづらくなり(ティーンの気持ちがわからなくなるから)、「花とゆめ」や「LaLa」は、異次元や外国のことを描いてたので、年齢にとらわれることなく、今でも楽しめるのが魅力なんじゃないかな。
だから「マーガレット」出身のコミックスもたくさん持ってたが何回も読みなおさないので早々に手放した。
確かね、いくえみ綾の「エンゲージ」とか「POPS」とか持ってた気がする。
↑この話には関係ないけど、Jちゃんが好きな「パンどろぼう」も載ってた笑。
私はどっちも読んでたが、「マーガレット」を読んでた女子の方が、学校を卒業するとすぐ「anan」とか「CanCan」とかファッション雑誌に切り替え、その後はマンガは全然読まない大人になる人が多かった気がする。
「LaLa」や「花とゆめ」を読んでた人は、オタク感もちょっとあるので笑、大人になってもずっとマンガを読んでるって気がする(私もそうだ笑)。
映画の会のみんなはもちろん両方読んでただろうが、どちらかというと後者っぽいので、一緒に「まんだらけ」に行くことが出来る笑。
この特集は、「花とゆめLaLaランドへようこそ」と書いてあり、世界地図になぞらえて、レジェンドエリアやリーダーズエリアなど、漫画家の時代によって分けられていた。映画の『La・Laランド』をもじったのか?笑
「CIPHER」のページに行きたいくせに、関係ないページから先に読む笑。
私は「ガラスの仮面」実は読んだことないのよね笑。紫のバラの人は知ってるけど。この頃からやはり舞台やミュージカル好きじゃないのがわかりやすい私笑。
美内すずえ先生のは、ホラーマンガのひな人形のが怖かったな!
小学生の時はホラーマンガがかなり流行って、高階良子の「ドクターGの島」とか、「地獄でメスが光る」とか「血まみれ観音」とか読んだなあ。
この「MOE」に書いてあったが、美内すずえ先生はまさかの今、デジタルマンガを学んでいて、それで「ガラスの仮面」の続きを書くらしい!絵面が変わるのは必至・・ヤバいけど、続きを読みたいファンにはありがたいのかな・・。
今は大河の「光る君へ」が大好きで毎週欠かさず見ているが、私の平安時代好きに拍車をかけたのが、「なんて素敵にジャパネスク」↑だ。
私は高校時代、氷室冴子さんのライトノベルにハマっていて、「なんて素敵にジャパネスク」を筆頭にけっこう読んだと思う。
その氷室冴子さん原作をマンガ化したこの漫画はたぶん社会人になってからだから、全部読んだかは覚えてないけど、懐かしい。
↑佐々木倫子先生の、「動物のお医者さん」もハマったーーー。
このマンガのチョビが大好きで、我が家はシベリアンハスキーを飼うことになったのだ。(名前はセナ)
主人公ハムテル(公輝きみてるだけど公をハムとよんでハムテル)より、ネズミが嫌いな友達の二階堂が好きだったなあ。
絵も緻密でうまかったよね。 モモンガのフン騒ぎとかも好きだったなあ。
アフリカ好きの教授もよかった。
この頃私もマンガをらくがき帳に描いていて、「佐々木倫子先生みたいに姉妹でマンガ家と経理(妹は銀行員)をやらない?」と妹に言ったら「あんたのマンガは面白くないから売れんけんやだ」とかひどいことを言われた笑。
ちょっとくらい妄想にノッてくれていいやんか。
「エイリアン通り(ストリート)」!!
LAが舞台で、「CIPHER」にハマってから成田美名子先生の過去作にさかのぼって読んだけど、「エイリアン・・」はそこまでハマらなかったのよね。
この時代の流行った作風なのか、「はいからさんが通る」とかに似たドタバタコメディ感満載で、「CIPHER」くらいの笑いに慣れてた私はちょっと違和感があったからかな。
上の左の絵は、きっと「CIPHER」時代にエイリアンのシャールを描いた気がする、画風がそんな感じ。
あーーーー最高!!1巻の表紙!!(きっとJちゃんもわかってくれる)
成田美名子先生は、生粋のアメリカ人より、ちょっとエキゾチックな人が好みなんだろうなあ。サイファとシヴァ(CIPHERの双子の主人公)もインド系だったし、「エイリアン通り」のシャールもアラブ系だったしね。
CIPHERを読んでからというもの、ざっくりとしたアメリカ好きから、ニューヨーク好きに変わり、ニューヨークに行きたくてたまらなかった。
Jちゃんに会うまで、周りの人に「CIPHER」の話しても、知ってる人や高校の時に読んだって人はいたけど、セリフまで覚えてる筋金入りのファンはいなかったんだよね。
だから、ほんと嬉しかったーーーー。
後ろにうっすら、『ゴースト・バスターズ』のポスターが貼ってあったり、芸が細かいのだ。
映画も音楽も好きだから、こうやってポスターが貼ってあったり、そんな話が出てきたり、キャラに反映されてたりするのが楽しかった。
この頃、ファッションが毎日変わるって少女漫画ばかりだったけど、「CIPHER」では、ちゃんと普通の人らしくワードローブが決まっていて同じ服もちゃんと出てくるのが新鮮だった。
「花とゆめ」は50周年らしく、東京だけで展示会があったみたい。
「LaLa」展はぜひ福岡に来てほしい。「成田美名子展」だったらなおさら嬉しいけど。
こんばんは、ジャスミンKYOKOです。