ジョン・F・ケネディ空港とイエローキャブ(BOSTON・ニューヨーク#5)

こんばんは、ジャスミンKYOKOです。

台湾桃園空港を発って 15時間。ニューヨークのジョン・F・ケネディ空港に着陸。思えば、ケネディの生誕100年の今年だからボストンに行きたいなあと思って計画した旅だった( ̄▽ ̄)。

着陸30分前に機内のモニターに「税関申告書」の案内が流れた。CAさんがいつも機内で用紙を配るのに、今回はいつまでも配られることがなかったので??とは思っていた。

英語で字幕もつかなかったので 少しだけ聞き取った内容によると、申告の必要がある者だけが、空港にある税関の端末で申告しなさいということみたいだった。

お金も100万円なんて持ってきていないし、K氏のタバコも200本もないし、お酒も持ち込まないから、申告対象なしということで、端末入力しなくていいはず・・・。(^_^;)

「地球の歩き方」じゃ、まだまだ申告書記入方法が書いてあるだけで「申告の必要ある人だけが端末で入力する」という新しい制度は書いてない。・・・ドキドキ・・・。



生きた心地がしない入国審査

JFKに降り立ち、passport controlパスポートコントロール※へ向かう。

※入国審査の場所のこと。アメリカはイミグレーション(入国審査)と書いてある場合とパスポートコントロールと書いてある場合がある

アメリカの場合、家族単位で入国管理のブースに入れるのがいいよね。K氏はこれで入国の質問の恐怖から助かっている(笑)。

映画『ダイ・ハード』の黒人のパウエル巡査を怖くしたような入国管理官が、ジロジロみながら、一人ずつ指の指紋をスキャンする。まずは右手のひとさし指から小指までの4本、右手の親指。それから左手。

アメリカは何回も来たけど、テロ以降、すごく厳しくて指紋スキャンや顔の撮影が増えた。前はもうちょっとラフで、管理官も冗談を言ったりしてたけれど、テロ以降はとにかく取調室の尋問受けてるみたいで超怖い。この入国審査のドキドキはやはり慣れない(^^;)。

 

今回の旅は、毎日英語を自分で少しずつ勉強しているK氏の、英語の勉強に、質問は極力自分で答えたいというリクエストのため。黙って見ていたら。

管理官「アメリカには何の目的で来ましたか?」

K氏 「・・・・・・」

えー・・・何で答えないのお!?慌てて横から私が「Sightseeing(観光)!」

管理官「アメリカにいくらくらい現金を持ってきましたか?」

これには数字に弱い私もちょい焦った。

ジャスミン「ね、10万円ってドルに換算するといくらだっけ?」

K氏 「1000$だよ♪」

ジャスミン「1thousand dollars」ホッ。

ジロジロ終始みられてやっとスタンプを押してくれて、無事入国。ホッ。よかった。税関申告書いらなかったみたい♪

 

バゲージ・クレームで毎回思いだす映画

Baggage Claim(バゲージクレーム。荷物受け取り所)で、スーツケースを待ちながら、「数字に強いだんなさんで良かったね( ̄▽ ̄)」と自慢げのK氏。いや、その前の質問答えなかっただろ!

「だって、何て言ってるかわからんやったもん」・・・(^_^;)え?

「Purpose(パーパス)と聞こえたら「sightseeingサイトシーイング」と答えるんだよーと飛行機の中で言っていたのに(;^ω^)(笑)。

エバー航空のバゲージクレームのナンバーは3。3番のところでだいぶ待つ。

「荷物が全然出てこないよ!」「私たちは台湾に5時間もいたから、荷物は一番早く奥に詰め込まれているから一番遅くに出てくるよ」「へーそーなんだー」

アメリカの記事にようやくなったので、これから「映画かぶれ」が頻繁に顔を出しますのでご容赦を(笑)。

「ねー出たところにさ、荷物を間違えて取ってないか、確認する人がいるんでしょ?」

「アメリカはいないよ、自己責任(;^ω^)、昔は日本はしてたけど、今は日本もしてないよ」「そーなの!?」

スーツケースが出てきて、それが自分の持ってるスーツケースだと確信しても、ここで必ず、航空券に貼られた「スーツケース預かり書」の番号と必ず照らし合わせる私。それは何度海外に渡航して慣れている今もだ。

なぜかというと、 映画『フランティック』を思い出すから。

『フランティック』

パリで学会に参加するハリソン・フォードが自分とまったく同じタイプのサムソナイト(スーツケースのブランド)を間違えてホテルに持ち帰り、実はマフィアのモノだったから、死ぬほど大変な目に遭うという映画。1988年の古い映画ですが記憶に鮮明に焼き付いています(;^ω^)。映画かぶれの私はすべて教訓にしてしまうので、かなり用心深く、ビビリです(笑)。初心を忘れないから映画はいいね。ふふふ

 

イエローキャブに乗る

さあ、照合が終わると、次は『96時間』※スイッチが入ります。ぼったくりタクシーにつかまらないように緊張感漂わせ、出口に向かう。ターミナルの地図でタクシー乗り場は把握。出口に出ると山のような人だかり。家族のお迎えを待つ人とかでいっぱい。

第1ターミナルの出口を出ると、すぐ左に曲がってしばらくしたらタクシー乗り場。その間に「TAXI~?」と話しかけてきたやつ、3人。「NO!!」「NO、THANK YOU!!」と強めに言いながら人込みをかきわけ進む。

「えーKYOKOちゃん、乗らないのー」「この人たちはね、ぼったくりなのよ」「えー!」

日本語なので本人がそこにいても話せるから便利(笑)。中にはいかにもそれらしいジャンパーを着て伝票を片手に持ってた者もいたので、かなり本格的!しかし、私には『96時間』※があるから油断しませんよ(笑)。

『96時間』
※パリに友達同士で来た、リーアム・ニーソン演じるブライアンの娘キムが、空港で知り合った男にホテルに送ってもらった。ホテルに入った30分後に突然入ってきた誘拐組織に誘拐される。

怪しいやつにはホテルも知られてはなりません!(笑)。

空港には必ずこういう標識がある。その手前で話しかけられても乗ってはなりませぬ!この標識のところにたどりついたら、背中に「TAXI」と書かれた黄色のジャンパーを着たド迫力ボディの黒人のおばさんとおじさんたちが誘導してくれます。ちゃんと歩道も乗る場所として区切ってありましたよ。

さあ、タクシーに乗り込む。インド系のなかなか優しそうなおじさんです。「あーーやはり(T_T)」。タクシーはほとんど、日産かトヨタのワンボックスになっていました。前に行った時は、フォードレーザーだったのにい・・・。そりゃあ、機能は文句なしだけどね、私の中のイエローキャブはね、違うのよ・・・。(めんどくさい映画かぶれ)

 

↑私の中のイエローキャブはセダンタイプ。こういうのがいいのになー。なんでアメリカで日本車に乗らないといけないんだよー。エコで安くて壊れないからだろうけど、燃費悪くて壊れてだだっ広いのがアメリカって感じなのにい。

 

↑実際に乗ったのはこんなのです。こういうのばっかりになっていました。(翌日撮影)。

荷物をトランクに詰め込むと、手動でドアを開け、乗り込む。行き先をドライバーに告げて出発。中はワンボックスだけあって、広々快適。

「いいねー広いねー乗り心地いいねー」K氏はノー天気である。ニューヨークなのでもちろん、客との間を防弾ガラスが隔てている。防弾ガラスを見て「あーNY来たー!」と毎回思う私はヘン(笑)。

 

↑ぼやけているけれど、分厚い防弾ガラス。

インド系の優しそうなおじさんだからって、油断は大敵。映画『ボーン・コレクター』※スイッチ。まずは、掲げてあるタクシーのドライバーライセンスのナンバーとドライバーの名前を控える。ぼったくりに合った場合、ホテルのフロントに相談すると、タクシー協会に電話してくれるからだ。

『ボーン・コレクター』
※空港からイエローキャブに乗ったお金持ちの夫婦が、マンハッタンに向かうはずがブルックリンか、ブロンクスに連れ去られ殺されるのが最初の冒頭にある連続殺人鬼の映画。NYの警官役はアンジーとデンゼル・ワシントン。

で、メーターを見る。「52.00」に設定されている。ひとまず安心♪ マンハッタンとJFK空港間はタクシー代金が一律になっていて52$なのだ。それに高速代、橋の通行料、チップを加えるとしめて70ドルになる(T_T)。昔は一律45$だったのに7ドルも上がってる!

夜中に着く便だったから、他の交通機関は危ないし、夜中に他の駅で乗り換えるのは危険。定刻通り飛行機が着いたとしても、入国審査も長く待つかもしれないしはっきりした時間が不明なのでシャトルバン(24時間運行の相乗りバス。タクシーより安い。ネットで予約可能)は予約してこなかったのだ。

 

マンハッタンまで 緊張感を持続させる

これからマンハッタンまで、夜中だから40分くらい。日本のように車内で居眠りも出来ないので、ちょっと辛い(^_^;)。摩天楼が近づいてくると、「あーKYOKOちゃん!ビルが見えてきたよー」K氏はいいね・・・。わたくしジャスミンはヘンな道を通らないか確認しているので、「いいねー」とは口で言いながら毎回とにかくホテルに着くまでは『ボーン・コレクター』な脳内である(笑)。

おじさんがベテランだったらしく、途中、セメント工場の横を通って近道をした時は「コ、コンクリート詰め?」と一瞬ヒヤっとしたが(アホ)、無事通過。

メッツのスタジアムも見れたK氏は大満足。私の方はメッツを通ったということはこの道だな・・・。マンハッタンが見えてきた。ということはブルックリンをいよいよ抜けたか・・・。

ようやくスタちゃんの『デイライト』に出てきた、イーストリバーの川底に掘られたトンネルを通る。正確にはニューアーク空港からマンハッタンに向かうトンネル(ハドソン川)なので違うけど、嬉しい( ̄▽ ̄)!!。スタちゃんみたいなタクシードライバーだったらいいのにーー(アホ)。
『デイライト』
タクシードライバー、ラトゥーラ(スタローン)はマンハッタンから空港に向かう客を乗せ、ハドソン川の川底のトンネルを通ろうとする。トンネル内は産業廃棄物を積んだトラックの爆発のせいで多数の人々が閉じ込められていた。ドライバーで元レスキュー隊員だったスタちゃんが救出するべく、トンネルに入り込む!

「あ!!KYOKOちゃん!あれあれ!」「・・・エンパイアステートだね(*’▽’)」

K氏は、初めてのNYにおおはしゃぎ。分かる!私も最初は大声をあげたくなるくらいだったし!今もK氏とまではいかなくてもものすごくウキウキするけどね♪。

台湾の空港も楽しかったけれど、やはり、JFK空港の中を通る時のワクワク感と比べたら全く比べ物にならないことに気づく。

エンパイアが見えてきたということは、タイムズスクエアに近づいてきたということだなと内心ホッとする私。

今夜は、明日早朝にボストンに向かうため、グレイハウンドバスが出入りするポートオーソリティバスターミナル「Port Authorithy Bus tueminal」の近くに泊まるのだ♪

タクシーにナビがついていたので、NYのタクシー組合もとうとう折れたらしい。GPSつけるとドライバーがサボリにくいから(笑)、他の都市はとっくにナビついてたのに NYは組合がずっと反対してたのだ。それにテレビまで登場している。

 

↑左がTVのモニター。右はクレジットカードの決済機まである。すごい。日本に帰る時は現金をもう持ってなかったので右の機械でクレジットカードで払ってみたよ♪ 下から自分でカードを入れて、暗証番号押して「ENTER」を押す♪ いやー一気にイエローキャブも便利になったねえ!

さあ「Paramount Times Square」(パラマウント タイムズ スクエアホテル)に到着。70ドルを現金で払って終了。ひとまずホッ。

ホテルはまた次回に~




旅メモ (BOSTON・ニューヨーク2018#5)

@JUN/26/2018(Tue)

★JOHN・F・KENNEDY AirPort (ジョン・F・ケネディ空港)

エバー航空は第1ターミナル到着

★Yellow Cab(イエローキャブ)

JFK空港 ⇔ マンハッタン 一律52$

およそ68$から70ドルを支払えばOK(橋の通行料やチップ含む)

旅のスケジュール

22;05 JFK Airport 着

入国審査

23:00 Baggage Claim で荷物を取り、タクシーに乗り込む

24:00 Paramount Times Square 到着

旅のMONEY

Taxi代 70$




 

 

 

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