映画『ジュラシック・ワールド 復活の大地』(ネタバレ感想)原点回帰。恐竜が怖くなってて面白い!

ジャスミンKYOKO

こんばんは、ジャスミンKYOKOです。

恐竜が出たら行く。

そう決めてはいるものの、前シリーズの3部作はほんとひどかった。

主人公カップルに少しも感情移入が出来なかったからね(遺伝子を違法に操作しインドミナスレックスを作った女が3作目で急に恐竜や自然の保護に目覚めたりするのが解せん)。

あの2人が出ないなら、今回はマシかもしれない。

そんな期待があったけど、でも期待しすぎるといかん、なんたってスカーレット・ヨハンソン(以下スカヨハ)が主役だし、まだまだわからんぞ・・。

そう思ってたら、スカヨハよく頑張った!!合格!(女のアクションに厳しい私)

このシリーズの大ファンのスカヨハは、「開始早々5分で死ぬ役でもいい」とスピルバーグ(プロデューサー)に懇願して叶った役らしく、気合いが違った!(そんなこと言われたら逆に5分で死なせられないよね笑)

そして、今作はちゃんと恐竜の怖さを描いてたのが素晴らしい!!これは基本に立ち返った感じでほんと良かった!

前シリーズの最大のミスは、あの狂暴なラプトルをかわいいキャラにしてしまったことだから。

私は恐竜の怖さを観たい。 

ツッコミどころはいっぱいあったものの、面白かった♪

映画『ジュラシック・ワールド 復活の大地』の評価

私の個人的な思考による評価です笑 星は7段階で評価します

私の評価★★★★☆☆☆
思ったより面白かった。原点に立ち返り、恐竜の怖さを
出してたのがとても良い。ただ予算がないのか、CGが安っぽい
部分があったり、恐竜の種類が少ない気がした。
観るのにオススメな人◆このシリーズが好きな人
◆恐竜が好きな人
◆パニックホラーが好きな人
◆スカーレット・ヨハンソンのファン
◆マハーシャラ・アリのファン
暴力性・残虐性★★★★☆☆☆
前3作に比べると残虐シーンは多い方かも。ただ引きちぎられる
などの残酷な描写は少ない。
エロ度☆☆☆☆☆☆☆
感動度★★★☆☆☆☆☆
久しぶりに原点回帰の作品で嬉しかった。
モササウルスのシーンが見ごたえあり。
スカヨハのアクションも合格。

映画『ジュラシック・ワールド 復活の大地』ストーリー

製薬会社から高額な金額の任務を持ちかけられた民間の特殊工作員ゾーラ(スカーレット・ヨハンソン)は、傭兵仲間のダンカン・キンケイド(マハーシャラ・アリ)やヘンリー博士と共に、フランス領ギアナにある、インジェン社(最初のシリーズの恐竜パークを作った会社)の極秘施設の跡地に行くことに。

心臓病の新たな薬を作るため、1万年以上栄えた恐竜のDNAを採取する(陸・海・空の恐竜の1種類ずつ)という任務だったが、極秘施設で作られた未知の恐竜たちが彼らの前に立ちはだかる・・・。

ここからはネタバレ感想です。2つのシリーズのネタバレも含まれます。
旧作の2シリーズのことを語る時は、タイトルはそのままだと長いので、ジュラシックパーク3作(パーク1/2/3と表記)、ジュラシックワールド3作(ワールド1/2/3と表記)と略語で表記します。

映画『ジュラシック・ワールド 復活の大地』ネタバレ感想

ツッコミどころは満載なんだけど、そこもひっくるめて今回は面白かった。

特にこのシリーズを見続けてきた人にとっては、オマージュも楽しみつつ、恐竜の怖さを堪能できると思う。

こういう映画を観る時って、誰が死ぬ要員なのか考えない?私はいつも脳内にある笑。

ニューヨークから来た民間の特殊工作員ゾーラ(スカーレット・ヨハンソン)と製薬会社のクレブス(ルパート・フレンド)は、カリブ海の島で傭兵(ようへい。お金で雇われる兵隊。元軍人が多い)たちと合流する。

そこにいたのが、ダンカン・キンケイド(マハーシャラ・アリ)と、チャラい男がもう1人。

あーこのチャラいヤツはすぐ死ぬな(心の声笑)。

こんなのよく雇ったな笑。まず冷静な判断ができなさそう笑。

やっぱりだ。スピノサウルスが満杯の海に向かって銃弾撃ちまくり。あっという間に食われて終了(私が思ったより早く退場した笑)。

それにしても。・・・傭兵を雇うのはいいけど、まずは恐竜の性質くらい簡単に説明したりとか、勉強会をしてから行った方がいいと思うんだけどね笑。

モササウルスとスピノサウルスの両方に追いかけられながら船長のダンカンが、「浅瀬は苦手なはずだ!!浅瀬に向かうから飛び込め!」

あのね。そりゃあモササウルスは来ないけど、スピノは水陸両用だから来ますよ笑。(博士も浜辺に着いてから説明していて遅い笑、あんたの役目それじゃないの)

船で調理してた女子が入江で食われたのが怖い!まあこの女子も食われ要員だとは思ってたけど笑。

スピノがいっぱいいる海に背を向けたらあかん!笑 ここでその女子と大部分の荷物とはお別れ。あーあ、やっぱりね。しかしあの人数であの荷物は多すぎやろ。

その女子と仲良しだった船シェフの黒人さんが、彼女のバンダナ(血だらけ)を拾い上げて悲しんでた時、私の友達は『ロスト・ワールド(パーク2作目)』を思いだして、「いくら悲しいからって、そのバンダナを身に着けたり、テントに干したらダメよ!!血の臭いで嗅ぎつけられるんだから!」と心で叫んだらしい。

その『ロスト・ワールド』の主役のサラ(ジュリアン・ムーア)は、研究者と言いつつ、やってることが素人なのよね笑(ティラノサウルスの子供の血が付いた服をテントに干してたバカ)。

今回は前回のシリーズより5年後の設定。

モササウルス↑(上の画像)のDNA(血液)を採取する特殊な銃をスカヨハが使うんだけど、もう地球上に恐竜を造りだす技術まである世界なんだから、10m以内に近づかないと命中しない銃とかおかしくない? もっと飛距離伸ばせないの?笑

いやあ、でもあのモササウルスとの接近戦は見ごたえありました。下から見上げるモサの目がよかった♪

まあ、お約束だけど、一発目は当たらないんだからさ、予備は近くに用意しとこうよ笑(1発目当たらず、カートリッジを博士が慌てて取りに行く)。

あの自立したカートリッジはいいね(DNA採取後、羽を広げてジェット噴射し恐竜から離れたら、パラシュートでゆっくり降りてくる仕組み)。

もう上陸する前に死ぬ要員が2人死んだから、後死ぬのはあの黒人シェフさんと製薬会社しかいないじゃん(決めつけだが、だいたい当たる笑)。

そんなことは分かり切っててもそれを楽しむのがこの映画笑。

素人家族を出したことで、怖さが倍増。盛り上がったね

傭兵と製薬会社メンバーだけじゃ盛り上がりが限定されたに違いないが、この島に着く前に救出した普通の家族連れがいたのが功を奏したよね(お父さんと、ティーンの娘と彼氏、小学生くらいの娘の4人)。

しかしあのお父さん、無謀すぎる。

素人3人と大西洋横断とかね。お父さんが具合悪くなったら終わりやん。湾のセイリングくらいにしときなさいよ。

「洋画あるある」なんだけど、ヨットってお金持ちの象徴や男の憧れだったり、セイリングに誘われるのって女のステイタス・・みたいな描写がよくある。でも私はヨットは誘われてもまず乗らないな笑。

普通の船と違って、風の関係で忙しいから優雅に出来ないし、必ず手伝わされるからイヤだ笑。マストで頭打って海に投げ出されたりしてサメに食べられるかもしれないし(何の映画観てるんだ)。

あの家族だけ全員助かるのもおかしいから(おかしいのか?笑)、あの家族の中で死ぬなら、娘の彼氏だなと予想(チャラいし、お父さんもちょっとイヤがってる風)。

そしたら彼氏が、彼女が船から落ちると、海にソッコー飛び込む・・・!!!

あの迷いがない飛び込み方にいきなり好感度が爆上がり!!(『007 カジノロワイヤル』のダニエルや『MEG ザ・モンスター』のステイサムみたいに、好きな女を助ける時の飛び込み方!!)

あの飛び込み方されたら、弱い!!

お父さんも彼氏を見直しただろうけど、観ているこっちも見直したよ笑。

この時、こんなに好感度上げたから、こいつは死なないんじゃないかと頭に浮かぶ・・。

この家族は、上の娘が海に落ちたのを機に恐竜を追ってるチームとは別行動を選択(こんな奴らと一緒にいたら危ないと判断)。

お父さんや小さい娘も海に飛び込んで、島にあるという村を目指す(この家族が邪魔で仕方がない製薬会社の男のウソなんだけどね)。

この家族はインジェン社の極秘施設がある島なんて知らないから、観ているこっちはハラハラ。

せっかくお父さんと娘の彼氏がいい感じになってきたところで、彼氏が「ションベン行ってくる」・・。

「ションベン行ってくる」は死の合図!!!!

こういう映画(エイリアンとかジュラシックとか、13日の金曜日とか)において、その言葉は「今から死にに行ってきます」というようなもの笑。

あーあんな飛び込み方して好感度上げたから彼氏死なないと思ったけど、やっぱり死ぬのか・・。

そう思って見てたら、オシッコしてる彼氏の後ろにラプトルが現れるものの、背後に到達する寸前で翼竜にラプトルがさらわれていき、セーフ!!

おおっやっぱり生き残るか!!(助かってよかったねじゃなく予想が外れるか外れないか笑)

ツッコミまくりの、極秘施設の崩壊原因

画像は生成AIで作成しています

それにしても17年前に、ギアナ(南米フランス領)の極秘施設が崩壊した原因・・・スニッカーズ!?笑(アメリカ人が好きなチョコのお菓子)

なんかスニッカーズの袋が『フォレストガンプ』※の羽みたいに自由自在に動き回って、都合よく扉の吸気口(空気の圧力で密着する機能がついた)に吸い込まれ、それだけですべてのシステムがダウン笑。

※『フォレスト・ガンプ』・・・トム・ハンクス主演。トム・ハンクス演じるフォレストが行くところ、羽が舞って人生の行く末を見守るような演出。

しょっぱなから笑わせてくれるよね。あんな超最新鋭の設備が、スニッカーズの殻が吸い込まれたくらいでショートするし、ショートしたらしたで全システムがフリーズなんてありえん笑。

普通は、危険な生き物を扱ってるんだから(ヘビとかじゃなくて恐竜だからね)、別電源で二重の扉を作っておくよね笑。

それにネドリー(パーク1作目のだらしない、机にお菓子が散乱してる人)みたいな人は、世界各国いるんだから、お菓子は禁止にしておかないと笑。

最初からものすごいツッコミどころを見せてくれるなあ(ストーリーが面白ければそれも最後には許されるけどね笑)。

まあ、最強ハイブリッド恐竜(遺伝子組み換え恐竜。最初はアゴしか見せない)の餌食になったのは、そのスニッカーズを散らかした野郎だからいいんだけどさ笑。

それにしても同僚女子、扉を開けて助けるの、早く諦めすぎ笑。(これは私の友達も全員言ってた笑)。

初めてその恐竜を観たわけでもないくせに、驚いてる暇あったら開けてあげなさいよ笑。

しかも最新設備なのに、2人同時にカギを回さないと開かないなんて、『ミッション・インポッシブル デッドレコニング』※の鍵と同じく、システムがレトロすぎやしないか?・・・。

※最新版のはずなのに、AIの暴走を止める鍵が昔のアパートみたいな鍵笑。ただ金ピカで発信装置が付いてるだけ笑。

何度も言ってるけど、恐竜を再生できる世の中なんだから、目の瞳孔で生体認証くらいやってよ!

登場した恐竜が少なくても楽しかった

全体的に出てきた恐竜は少なかった気がする。

予算が少なかったのか、色んな恐竜が一堂に草原にいるようなシーンはなかったね(CGスタッフが足りなかったのかな)。

前作(ワールド3作目)で、世界中に散らばったあのたくさんの恐竜たちはどうなったの?という疑問は開始早々説明され、恐竜のほとんどは現代の気候に馴染めず大半が死滅したらしい。

そこは納得。前作のヨーロッパにいる恐竜とか、面白くなかったもんね。やっぱり恐竜はうっそうとしたジャングルにいてこそ面白い。

『ロスト・ワールド』(パークの2作目)で、逃げ出したT-REXが子供部屋をのぞくのは怖くてよかったけど。

人間界にいるのはつまらん(話が面白くなかっただけかもしれないが)。

今回はタイのジャングルで撮影したらしいから、雰囲気は出てたし、色々大変だったろうに、スカヨハ頑張ったね。

ジャングルって、そもそも未知の虫(毒あり)や蛇、トカゲ色んなものがいそうでただでさえ怖いのに、その上恐竜がいるなんて、もうイヤすぎるよね。

だからこそ、恐怖を倍増する魅力があるジャングルをぜひ使ってほしい。

今回は前作を振り切るためなのか、歴代お世話になった恐竜をあえて出番を少なくする試みをしたのかもしれない。

ラプトル(パーク、ワールド全面的に活躍)は、ションベン彼氏の背後にかすかに映っただけだし。

↑ディロフォサウルス(毒吐き恐竜、パーク1で活躍)やコンプソナグナトゥス(小さな肉食恐竜。今回は緑じゃなく赤い色 緑がパーク2で活躍)も一瞬のみ。

スピノサウルス(パーク3のメイン恐竜)も最初にサラッと出てきただけだし(主にヒレだけや遠目)。

大人気のラプトルの出番を少なくしたのは、前シリーズ(ワールド1.2.3)のブルー(クリス・プラットが仲良くなったラプトル)が好きだったファンのため、いきなり食いちぎりまくる残忍なラプトルを今回はあえて出さず、その記憶が薄れる次作から出す作戦なのかもね。

T-REX(ティラノサウルス)は出さないと恐竜ファンが怒るから、ちゃんと出たね笑。

今回は初めて泳ぐ姿とお昼寝を披露笑。ティラノサウルスって泳げるの?スピノの遺伝子を組み換えした改良版なのだろうか。

あれは新しくて面白かった(浅い川だったのに・・というツッコミはおいといて笑)。ティラノサウルスが泳いだら、もう逃げるとこないじゃん!!。

家族の上の娘のお姉ちゃん、早く逃げたいのは分かるけど、T-REXが近くにいる時に救命ボートふくらますのやめましょう笑。どっか行くまで待とうよ!

あそこはハラハラして面白かった。

T-REXが見つけて向かってるのに、みんなボートに乗り込む。いや、大人が漕いでもスピードで勝つわけないでしょう!やめなさいってば!

前作(ワールド1.2.3)のクレア(ブライス・ダラス・ハワード)なら漕いでも逃げれたかもね。ハイヒールでもT-REXに追いつかれないからね!笑。

↑お姉ちゃんが「小屋にボートを取りに行ってくる」と言った時、お父さんも彼氏もそれまでは「危ない!」「辞めなさい」「自分が行く」とか言ってたのに、意外に「分かった」ってあっさり受け入れるのがおかしかった。

小さい娘が自分だけ通る柵をくぐり抜けた時も、「危ない!!」「戻りなさい!!」と言ってたのに、ラスボスが現れたとたん、「早くレバー(柵を持ち上げる)をあげなさい!!!」

き、厳しい笑。ここにも笑った笑。

まあ、あれは末娘に注意がいってるラスボスを大人に向けさせるためもあったのだろうけど。

なかなか、お父さん活躍しないよね笑(海に落ちそうな末娘を助け上げた時だけ)。

さて、モササウルス(海)のDNAを採った後は、次はティタノサウルス↑(陸)。

ティタノサウルスは、私は知らなかったな、ほんとにあんなにしっぽが長かったのかしら。あそこまで長いと逆に邪魔な気がする。

博士が興奮して近づくけど、「おっ、踏まれて死ぬか!?」「それとも首やしっぽで打たれる?」

しかし、この時はちゃんとジュラシックのテーマソングが流れていたから、それはなかった(やられるのを願うんじゃない)笑。

あのテーマソングが流れたら危険な目に遭わないのよね笑。

ラストでもあの歌が流れ始めたら、映画のはじめに通ったのと同じ海なのにスピノやモサなんてまったく出て来ず笑、ボートに乗ったみんなは笑顔なんか浮かべて、うたた寝なんてしてる人もいるからね笑。

あの船シェフの黒人さんもかわいそうだったよねえ。

スカヨハと博士(生き残り要員)の2人がケツァルコアトルス↑(翼竜。空の恐竜グループでこのDNAが必要)の巣で卵からDNAを取り出している時に、親が戻ってくる。

フツーは、その2人が死んで当然なのに、黒人さんの方が死ぬ要員だからね、死んじゃうよね笑。

襲われてるスカヨハたちから注意をそらしてあげたのに、ケツァルコアトルスに丸飲みにされちゃう笑。

それにしても新薬開発のための莫大な予算があるはずなのに、もうちょっとワイヤーなんかで出来た頑丈なロープを用意できないのかなあ。

銃も持ってないし(あのスピノに襲われた女子が持ってった荷物に入ってたのかな)。まあ、ロープが切れそうなのはハラハラするからね。

もしかしたら、製薬会社にいるのはいるけど、DNAが手に入ったら別の製薬会社に売って一儲けする算段なのかもしれないよね(だから今は自分のお金だからこのくらいの装備なのかも)。

会社のために働くようなヤツじゃないから、きっとそうだ。

末娘がリュックにアクイロプス(トリケラトプスの幼体っぽい見た目。ドロレスと命名)を入れた時、『ロスト・ワールド(パーク2作目)』を思い出した。

赤ちゃん恐竜を助けるためにお母さん恐竜が出てくるんじゃない?ってハラハラ(パーク2作目ではT-REXの赤ちゃんを助けに母恐竜が来た)。

末娘の恐怖がやわらぐからって、そこは全員の命の危機に関わるんだから、大人が鬼になって引き離しなよとイライラしながら観てた。

それとも、助けに来た母恐竜が、みんなの危機となった時に肉食恐竜に体当たりしてくれたりして助かったりするのかもとか、妄想が妄想を呼ぶが。

・・・・結局何も起きず、ただの違法行為(連れ帰った)で終わった笑。(大きくなって持て余すかもしれないのに!)

ハイブリッド恐竜のビジュアルが残念すぎた

画像は生成AIで作成しています

恐竜パークへ来るお客を飽きさせないよう、ギアナの極秘施設で違法に遺伝子操作をし目玉になる恐竜を作っていたインジェン社。

ラプトルをさらっていく時に初めて出てきた、翼竜とラプトルのミックスみたいな恐竜(公式サイトではミュータドンと名付けられてるらしい)。

鵜飼の鵜が魚を飲み込んだ時みたいな喉だった。

あの不格好さ。もっとカッコよく出来ないのかね。

アメリカの悪魔の呪い系でもよくあるけど、4つ足で歩くのって欧米では「恐怖の対象」なのかもね(このミュータドンも翼のひじの部分を着いて歩く。ハイブリッドのはずなのに、歩きにくく改良してどうする)。

でも、ラストあたりのコンビニの廃墟で家族がミュータドンに追いかけられるシーンは、大好きな1作目(パーク1)のキッチンで子供たちがラプトルから隠れる時と似ていて楽しかった!(1作目は子供たちがオーブンに入り、今回は末娘が冷蔵庫に入る)。

スニッカーズ男の冒頭でアゴしか見せなかったハイブリッド恐竜がラスボスだろうなとはすぐに察しがついたけど・・・。

なんだ!あの「デコッパチ」は!!(おでこがとにかく突き出てた)

何のハイブリッドやねん!

救出しにくるヘリがやられるのは予測できたけど、最後にあんなにブサイクな恐竜で締められるなんて予測できないよ!

よーこんなのラストに出して来たな!笑。

画像は生成AIで作成しています

T-REXにパキケファロサウルス↑(頭突きが得意な、おでこに特徴がある恐竜。ワールド2で活躍)をミックスしたのだろうか。

でもそれより、人間のおなかを突き破って出てくるエイリアンの幼体の顔の方が似てる!!

一応公式では、この「デコッパチ」は、「D-REX」というらしい。でこのD?

これならクレア(前ワールドの主役女子)が開発したインドミナス・レックスの方がマシだよ。

ここで、一番のいけにえである笑、製薬会社の男がD-REXに食われる!。

DNAの入ったトランクをなくさないように、チェーンで腕に巻き付けた時点で、あー腕だけトランクと一緒に残るんだろうなと予測したが、その通り!(これはパーク1のサミュエルの腕だけ残ったシーンのオマージュでもあったかも)。

この男は冷酷で自分勝手ではあったけど、食われている時の、みんながひどい。

「ほらっ 今のうちに、 、 、 、 、!!ボートに乗るのよ!!」

群れの中の1匹がライオンに食われている間に逃げるヌーのようだった笑。

悪人でもこんな時は助けようという、アメリカ映画の良心は皆無笑。

みんながボートに乗るまで、発煙筒を焚いてダンカンが自分にD-REXを引き付けるが(これもパーク1のマルコム博士のオマージュで嬉しかった)、もう彼は食われたに違いないと思ってたら最後の最後に生き残ってたからビックリ!(マハーシャラ・アリも続編に出るの決定なのかな笑)

あのラスボス、意外に諦めが早い笑。ヘリと製薬会社の男を食べただけで、ほとんどなんも活躍せず笑。

もうラストに向かってるからか、ダンカンがあんなに発煙筒焚いても、全然恐竜が来ない笑。

ツッコミどころ満載の本作でしたが、シリーズのオマージュも程よい塩梅で頼り過ぎず、ちゃんと恐竜の怖さを見せるという「原点回帰」の作品でおおいに楽しませてもらった。

スカヨハ、あと2作がんばってね。

ジャスミンKYOKOの煩悩だらけの映画トーク

もしかしたらスカヨハと博士のほのかな恋心は、シリーズ通して育んでいくのかな、グラント博士(サム・ニール)とサトラー博士(ローラ・ダーン)みたいに。

今回の博士はちょっとマヌケなのでグラント博士のような知性は感じなかったけどね。

スカヨハが研ぎ澄まされてるからちょうどいいのかも。

知性は感じなかったけど、博士が言った中でいい言葉があった。

「地球を人間が滅ぼすんじゃない、地球の方が人間を滅ぼすか決めるんだ」

そうよね、地球の寿命に比べたら、人間なんてどうとでもなるし、地球が人間の行く末を握っていると考えるとあんまり傍若無人にふるまえないぞ、人類よ。

それにしてもスカヨハ(ゾーラ役)が、お尻で滑って用水路の穴にスパッと入るの、カッコよかった!

「スカヨハ、あんなに体が動くなんて!いつの間に!!」と友達と2人で感動してたら、最近マーベル(アメコミを実写化した映画シリーズ)にハマってる友達から「あれは『ブラック・ウィドウ』で鍛えてるからですよ」と一蹴笑。(スカヨハが主役のアメコミの映画)

当初彼女が主役なのが心配だったけど、頑張ってたし面白かったのでほんと良かった。

マハーシャラ・アリ(ダンカン役)は、『グリーンブック』では細めで繊細な役を演じてたのに、今回はちゃんと鍛えて筋肉隆々の傭兵を演じてて、素晴らしかった。

この人も「黒人俳優は同じような役を続けて演じたら、仕事が来なくなるから気をつけなさい」というデンゼル・ワシントンの教えを賜った一人なのかしら?(ウィル・スミスはそう教えてもらったらしい)

博士が最初働いてたのは、ニューヨークだし、アメリカ自然史博物館なのかなとワクワクした(映画『ナイトミュージアム』の舞台)。

前3作のワールドシリーズは、「あんまり面白くないかもしれないなあ、でも恐竜が出るなら行かなきゃ」というなかば義務感のような感じで、ツッコミ文句を楽しむ方が主流だったけど笑、今回は面白かったので、次回作がより楽しみになった。

あのブサイクなラスボスはもう出さないでね!!

恐竜好きとしては、ハイブリッドじゃなくて、実在してたヤツの方をたくさん出してくれた方が嬉しいけどね。

映画『ジュラシック・ワールド 復活の大地』キャスト

@『ジュラシック・ワールド 復活の大地』(2025年 米)

ゾーラ・ベネット・・・・・スカーレット・ヨハンソン

ダンカン・キンケイド・・・マハーシャラ・アリ

ヘンリー・ルーミス博士・・ジョナサン・ベイリー

マーティン・クレブス・・・ルパート・フレンド

ルーベン・デルガド・・・・マヌエル・ガルシア=ルルフォ

【2025年】ジャスミンKYOKOの私的映画ランキング

1位・・・・・『教皇選挙』

2位・・・・・『ビーキーパー』

3位・・・・・『セプテンバー5』

4位・・・・・『ジュラシック・ワールド/復活の大地』

5位・・・・・『アプレンティス ドナルド・トランプの創り方』

6位・・・・・『ファイアーブランド』

7位・・・・・『LONGLEGS』

8位・・・・・『ランド・オブ・バッド』

9位・・・・・『フライト・リスク』