オシャレな純喫茶の昭和レトロに潜む罠「六曜社(ろくようしゃ)珈琲店」【京都春旅2024-6】

こんばんは。ジャスミンKYOKOです。

祇園にある舞扇堂(まいせんどう)で、「扇子の絵付け体験」を楽しんだ私とK氏(パートナー)は、河原町あたりにある喫茶店に行って休憩することに。

もう1つこの近くで候補の喫茶店があったのだが、それは17時までだったので、臨機応変に別の喫茶店へ。

京都に来ると、いろんなレトロ喫茶店があるので、すべてを周ってみたくなるよね。

舞扇堂から徒歩で13分で着くようだ。

K氏「あっ 鴨川だ」 

KYOKO「名取裕子と船越英一郎が歩く場所やん♪」(鴨川の知識が浅い)

「ああっ あの蕎麦やだ!、覚えてる?」

鴨川を渡る前にあった蕎麦やさんを見て、言葉が飛び出した。

「知らん、何の店?」↑

「昔来た時、君がおなかがすきすぎて、もうここでいいや!!と急に入ってケンカになった蕎麦やだよ」

「えーーオレが!?」

K氏はとにかく「空腹」に弱いのである。なので、どこかのお店かなんかに向かおうとして、ここに急に入ったため、ケンカが勃発笑。

「寺田屋」の前でもおなかがすきすぎたK氏が私の来たかった場所に着いたばかりなのに、もうよかろ、と居酒屋にとっとと向かったのでケンカになったことがある。

京都は「K氏の空腹」でケンカした場所がたくさん笑。

今は私が学習して、ポテチやチョコなどをしのばせているので、なんか言い出したら口に放り込むシステムが出来上がっている笑。(最近はクランキーチョコの個包装タイプが多い)

「あ、なんだあれ!」

ドラキュラ城みたいな建物が鴨川沿いにそびえ立つ。

欧米かぶれなので、こういう大正、昭和レトロな洋館も目に入っちゃう。

なんとここは中華レストランだった。この日は閉まってたけど、今度来たら中に入ってみたいーー♪

鴨川を渡って高瀬川沿いを北上。

ああーーー桜がまったく咲いてない。桜が咲いてたらキレイだったろうなあ。

↑ブルーボトルコーヒーが入ってるオシャレな洋館があった。

実はこのオシャレな建物あたりが、「日本映画発祥の地」なんだって!!

エジソンが発明した映写機を改良したものをパリ万博で見かけた日本人が、購入し持ち帰り初めてここで映画を試写したんだって!!

あ、この人が日本初の映画を??と映画好きが気になって見たものの、これは「京都の豪商」で、高瀬川運河を作った人みたい♪

映画好きな私も京都が日本映画の発祥地とは知らなかったので、これで1つまた知ってることが増えてよかった♪

着いた!・・・・ん?待ってる人かな? レトロな入り口がかっこいい♪

ちょうど17時過ぎだったので、お茶の時間が終わりご飯のお店に移動するような時間だったからか、1組待っただけで入れた。

↑地下店が有名なのかな、かわいい看板を撮ったところで、呼ばれたのは一階の方だった。

一階もレトロでカッコいい♪ タバコの煙がモクモク。(全面喫煙可)

入り口を開け放してあるので、涙が出るほどではなく、まあまあ平気だった。

「KYOKOちゃん、マッチよ、マッチ!!」K氏が大興奮笑。

「マッチでつけるの何年ぶりだろう・・やっぱりマッチでつけたらおいしい・・・」

六曜社のオリジナルマッチみたいだ。

私は「あぶない刑事」で、みんながライターで火をつける中、舘ひろしだけがマッチでつける、あのつけ方が大好きだったなあ・・。

心なしか、このレトロ喫茶店にいると、店にいる若い女の子でさえも、昭和の服に見えちゃう。

四角いタイルを貼ったような壁と、キルティング素材の椅子もレトロでかわいい。

↑メニューもレトロ。

「京都、最高。喫煙者の天国だわー」と喜ぶK氏。

↑私が頼んだクレーム・カフェオレ(左)780円と、ドーナツ(右)200円。

この粉砂糖の置き方が昭和だわー。

ここはインベーダーゲームのテーブルはないみたい。昭和初期の純喫茶って感じ♪(やはりそうで昭和25年創業)

↑K氏は「ウインナコーヒー」680円。

煙がモクモクなのに、インスタ映えするからか、禁煙時代に育ったような若い女の子もけっこういたし、アイドルみたいな顔した若い男の子もタバコを吸ってて衝撃だった。

昭和レトロを楽しんでるのかな?それとも普段からこの令和時代に吸ってるんだろうか。

昔は会社のデスクにも灰皿あったんだよ♪(ドラマ『不適切にもほどがある』の阿部サダヲが言いそうなセリフ)

↑この喫茶店は、内装や喫煙だけが昭和じゃなかった・・・・笑。

トイレも昭和の和式トイレだったのだ!!!徹底してるぞ!!

この写真で立ってる女の子は、先に男性が入ったのでトイレを待ってたようなんだけど、店員さんに「トイレは1つじゃないから待たなくていいですよ」みたいなことを言われていた。

そう言われて女の子は入っていった。あーあ、ビックリするぞ・・先に行った私がビックリしたからだ。それは「和式」だから、というわけではない笑。

入ったら男が、立ちションしてるからだ!!笑。

私が入ったとたん、男子2人はビックリして、とにかく小便器に吸い付くくらい奥に身を潜めて、続きのションをしていた笑。(目が合う位置にドアがあるのだ)

私だってビックリしたし、目があったけど、見てないからな!君のブツを!!

その男子の真後ろに和式のトイレが2つあるのだ。

ほんとうに狭いので、和式のトイレに入ろうとする時、立ちションしてる男子のお尻と私のお尻が「お尻合い(おしりあい)」(ちゃま語・・・マンガおぼっちゃまくんの言葉)するくらいだった笑。

この可愛さで、あのトイレ・・・笑。

昭和レトロと喜んでやってきた平成や令和女子は、あのトイレにビビるだろう笑。

しかも地下のお店ともトイレの中がつながっていて、地下からトイレに上がってきた男性客にもギョッとされた。

私は痴女じゃねーぞ!笑

地下からの男子が手前の和式(地下からの階段に近い方)に入ろうとしたので、私の方が小便器組のいる奥の方に行くしかなかった。

男子3人とこんな狭いトイレを分け合ったのは、私の歴史上ないかも・・笑。

そのトイレに仰天したのもつかの間、このドーナツの美味しくなさにビックリ!!

え・・・・?失敗したのかな。

味がまったくしない・・・。私ってアメリカかぶれだから、けっこう大味なのもいけるのに、このドーナツだけはどうしても食べ進められなかった。

K氏にも食べさせたが、「あ、味がしない。」ふわふわもせず、ものすごく硬かった笑。

き、今日はきっと失敗したんだよね?・・・そう思うことにした笑。

(後から見た口コミではもちもち・・と書いてあった笑、も、もちもち??この日はきっと調子が悪かったんだろね・・・笑)

この六曜社から歩いて9分くらいで、「紫式部展」をやってる「京都市文化博物館」に着けることに気づき、興味のないK氏をここに置いて、私1人で行ってくることにした。

お互いの時間を過ごし、20時に予約してる夜ご飯の店で待ち合わせすることに決定。

「KYOKOちゃん、ドーナツ全部食べて行ってよーーーー」K氏の嘆きをあとにし、私は京都市文化博物館へ向かった。

後から聞いたら、あれからあのドーナツ、ちょっとは食べたけど、やっぱり食べれなくて残したらしかった笑。

六曜社、トイレもドーナツも衝撃だったけど、昭和レトロを堪能できてとっても楽しかった。

今日のお店「六曜社(ろくようしゃ)珈琲店」京都市中京区大黒町

@六曜社(ろくようしゃ)珈琲店

旅のMONEY

前回までのTOTAL100,380円
六曜社(ろくようしゃ)珈琲店1,660円
TOTAL102,040円