こんばんは、ジャスミンKYOKOです。
昨日はお昼まで仕事をして、Aちゃんと待ち合わせして『母性』に行ってきた。
湊かなえの心が沈む原作の映画化である。
原作読んで、しばらく引きずるほど気持ちが暗くなったので、映画はどうかと思ったが、戸田恵梨香の母親役の大地真央と、戸田恵梨香の姑役の髙畑淳子の対比が面白くて、終わった後もツッコミしながら笑えて楽しかった。
公開日だったので、超満員。
ポップコーン軍団が映画が始まってからも次々と現れたので、「映画を観る姿勢がなっとらん!」とAちゃんと終わった後に盛り上がった。
いやあ、あの最初のシーンを観ないなんて、ビックリ。しかも売店は祝日でも全然混雑してなかったのに。
映画を観る前にランチを食べたのは、前に見つけて行ってみたかった、韓国定食のお店、「オッパ家(オッパヤ)」。
住吉なので、博多方面に行く前に時間があれば行きたいと思ってたお店を、ちょうどよく思い出した。
いつも並んでるお店のようなので、雨だし14時に行くなら意外と入れるかも?と思って行ったら並んでなくてラッキー。でもちょうど満席だったので待つことに。
みんな席に着いたばかりだったのか、20分ほど外のベンチで待ったが、映画『ザ・メニュー』の感想を言い合っていたので、そこまで待った気はしなかった。
映画『母性』は、昭和なのにえらくカラフルな家に住む戸田恵梨香の新婚家庭が、なんかいまいち家具や装飾のバランスが取れていなくて不自然に感じた笑。
セット感丸出しみたいな。昭和の洋風を知らない人がセットを組んだのかも。
それに対し、戸田恵梨香の母(大地真央)が住む実家は、その頃建った昭和の洋風かぶれの家を使っていたので自然だった。
⇧勝手にマッコリと思ってたが、Aちゃんから聞いて「チャミスル」というお酒だと知った。(マッコリ・・・韓国の白濁した焼酎。チャミスル・・日本でいうチューハイ。焼酎を割ったもの。)
大地真央が寝顔もどんな時もばっちりメイクして髪の乱れもなく美しかったのが、ウケた。
それに対し、髙畑さんの演じる田舎のおばちゃんが、ほとんど素顔で髪の毛ボサボサで一挙一動が面白くて吹き出しそうになった。
⇧インスタによく載ってたのは、「チーズキムチポックンパ定食」だったけど、キムチチャーハンより、「牛肉ビビンバ」に惹かれてしまったので、それを頼んだ。
Aちゃんはプルコギ定食。
髙畑さんのガサツなお母さんは、「いるいる!!」みたいなおばちゃんで、コミカルでほんと面白い笑。
戸田恵梨香を徹底的にいじめるんだけど、表情や動きが面白いからそこまで暗くならないんだよね。あのキャラは髙畑さんにしかできないなー。
⇧注文はこのQRコードを読み込んで注文。最近こういうの増えてきたよね。人件費がかからなくていいだろうね♪
お母さんをかばって永野芽郁ちゃんが、おばあちゃん(髙畑さん)を怒るけど、孫は血がつながってるから、どんな悪態ついても嫌われることはないんだよね。
その代わり、「あんなしつけして」と母親にとばっちりが来る。
しかし自分に言えないことをスパッと言ってくれたから私だったらとばっちりが来ても嬉しいけどな。
来た来た!!「牛肉ビビンバ定食」1,300円。
韓国はおかずがいっぱいあるからいいよねえ。
Aちゃんと、韓国の金属のスプーンと箸のセット、いいよねと盛り上がる。
私も韓国行ったらもれなく、そのセットを買ってきました笑。スプーンは使うけど、箸は重くて普段遣いにはなかなか使わないんだよねえ。
韓国の金属のお皿セットも欲しい~。
コチュジャンをいっぱいかけていただいた。美味しかった~。
ご飯はおかわり無料だけど、ビビンバはご飯の量多かったので、今回はおかわりせず笑。
しかしずっと横で観ていながら、戸田恵梨香のだんなが、全然妻をかばわないから、私は昔の結婚を思い出して超イライラした。
私が出ていってグーで殴りたくなった。
誰一人味方がいない家で、暮らしたり過ごしたりするほど辛いものはないよ。
⇧このわかめスープが美味しかった♪
欧米かぶれでありながら、韓国食に魅了される。ほんと、ソウルに行った時は行く店全部美味しかったもんなあ。
観光はあまりしたい場所はないけど、あの焼き肉がまた食べたい。
⇧チヂミ(右下)もうずらの味付き卵も美味しかった♪
この映画でダークになった私とAちゃんは、映画が終わった後、混雑を避け、バスセンタービルのモスバーガーで大地真央の崩れない化粧や髙畑さんの演技を思い出して笑った後、「田舎あるある」歓談。
戸田恵梨香がお土産を持って夫の実家に挨拶に行った時、そのお菓子をガバっと受け取ってそのまま仏壇に持っていった髙畑さんの演技に私はふきだしてしまった。
子供の頃、いとこの家に行った時を思い出したから笑。
「まずは仏さんにあげてから」(田舎あるあるのセリフ)
このトッポギ(韓国のお餅)と何かが串刺しになったやつを観て、「ウインナーに見えるけど何だった?」って先に食べたAちゃんに確認笑。
「ウインナーです笑」
お惣菜やナムルがほんと美味しかった。
田舎はお菓子さえ自由に食べれない家があるんだと子供ながらに衝撃的だった。
いとこはお菓子を食べたそうだったけど、グッとこらえていた。
それから私の人生を使って統計を取っていくと、この慣習をするのは昔ながらの農家の家が圧倒的に多かった。(他の家は仏壇があってもそれをしない)
家に帰って、髙畑さんのような家に住んでいたK氏に早速調査を開始笑。
「えー、お盆でお仏壇用にもらったお菓子は供えたけど、普通にもらったお菓子は仏壇にあげてないよ」と返事。(またこいつ、変な映画を観てきたな、という目で)
ホッとした笑。
昔から続く慣習を疑問にも思わないからか、自分の代で変えない人が圧倒的に多い田舎。
ことあるごとに聞かれる会話の中に(近所、親戚、こういう家に住んでいるやつから)
「ここのおうちは、誰が取りんさっと?」(福岡では取りんしゃっと?取らすと?かな)
(跡継ぎは誰か、という意味)
こういう古い慣習を繰り返してる家で育つと、若くてもこういう質問をする女がいる。
お前に関係あるか?
まず持って、人の家のプライバシーには踏み込まないという礼儀が、保守的白人の村にはない。
さっきの質問がよく繰り返されるのは、うちが三姉妹だからだ。
答えたくないので「さあ」と返すと
「婿は取らんと?」(これは若い時さんざん言われた)
これもお前に関係あるか・・・だ。
私がお前にそのセリフを一度でも聞いたことあるか?
今は、「墓守りは誰がすると?」(これも田舎あるあるのセリフ)
※お墓を守っていく人という意味
これもお前に関係あるのか?
反抗心強い私は、
「係を決めないとお墓に行かないの?親によくしてもらったら係を決めなくても自然にお墓参りすると思うけど」と返したことあり(親戚と同僚に)。
私はばあちゃんが好きだったから、ばあちゃん用のお菓子を買って仏壇に供える。でもじいちゃん用のお菓子はそのままじいちゃんにあげる。
じいちゃんも「仏さんに供えんば!」とは言わない。
もうすぐじいちゃんの誕生日なので、何を買っていこうかな。ばあちゃんの仏壇観たら吹き出すかも笑。