男女間の遠慮と、欧米かぶれの誕生日「路地裏のSiki」【ジャスミンKYOKOの煩悩メモ】

こんばんは、ジャスミンKYOKOです。

9月の誕生日、K氏とディナーに行った。警固にある「路地裏のSiki(しき)」。

いつもはK氏が探して手配するのだが、今回は私がネットで見かけて行ってみたかったお店にしてもらったのだ。

K氏は自分で見つけた店を「すごい!!」と言ってもらうのが好きなため「ちょっとつまらない」と言っていた笑。

私は誕生日ディナーは「洋食じゃないとNG」とK氏に伝えてある。

欧米かぶれなので、洋食以外で祝われると、なんか「誕生日」という感じがしないのだ。(夫や恋人間での誕生祝に限り)

こうやってつきあってる相手や結婚相手に自分の希望を伝えるのは大事だが、私の好きな断捨離番組でも、だんなさんに遠慮して希望が言えない妻の多いことに驚く。

⇧フレッシュフルーツカクテルが美味しそうなのでそれを頼むことにする。

美容室で読んだ雑誌の「結婚して、諦めたことがあるやりたかったこと」というアンケートの記事を読んで、結婚した女子の諦めたことの多さに驚いた。

⇧キウイのフレッシュフルーツカクテル。これ、超美味しかった♪

私は付き合いはじめこそ、ちょっとは猫をかぶってはいるが、早々に化けの皮ははげ、ちゃんと希望を言うし、ほとんど自分のやりたいことを諦めたことがない笑。(猫かぶってる時期でも希望は言う)

⇧なぜか、片方に寄っている、これがオシャレなのだろう、前菜「太刀魚と梨」。

その諦めた項目には

「友達との食事や飲み会」

えーーーっ これってすごく大事じゃないかーーーー。

「友達との旅行」

これも大事やん。バカじゃないのー!?

なんかね、結婚情報誌「メロン」のCMで、女同士で旅行して片方の女が、「もう次からは一緒に旅行に行けないかもしれない」って砂浜で結婚することを友達に話すってのがあったの、気に食わなかったわー。

なんでえ!?行きゃーいいじゃん! って毎回イラってしてた。いつの時代だよ、もう平成だろうが!とCMに噛み付いてた笑。

女だけが遠慮したり我慢したりする必要なし。

そうやって自分が遠慮するから男がつけあがるし、「いつも家にいるタイプ」というイメージを植え付けさせるんだよね。

付き合ってる時から「私は出かける人、友達も大事にする人」というのを認識させとかにゃならん。

彼氏にばかり会いたい人は多いけど、友達との約束を破ってばかりいると、自ら心の拠り所をなくすことになるって分かっていない人って多いのよね。

なかには彼氏を断りきれないから友達の方を断っている女もいるかもしれんが、付き合ってる時からそんなに遠慮してたら、先はかなり大変。

⇧冷菜「かぼちゃ、冬瓜、うに」。

彼氏の方を断りきれない人は、関係が終わることが怖くてしてるんだろうけど、それは逆効果なんだよね。

都合のいい女の方へ転がり落ちていくか、結婚して愛が落ち着いた時には自分の予定を何も入れられない地獄に陥る。

その間に女友だちは消滅するし、いいことなし。

⇧かぼちゃを豆腐仕立てにしたものに冬瓜とうにを乗せたもの。

友達との約束を守る方が、実は、男からなめられない上に逆に大事にされるという特典も付くのにさ。

男は、自分の思い通りにならない女の方を大事にするからね。

⇧しいたけと旬の魚。ゴルゴンゾーラチーズソースだった気がする・・。

「従順」というイメージは、男にとって都合がいいだけで、女にとって損しかない。

あまり従順にしすぎるとなめられていつからか逆に粗末に扱われ始める。

友達との約束をちゃんと守ることで、私はこれからもずっと友達とも会いたい。それをさせなきゃ結婚なんてしないわよ?という暗黙の脅しを認識させて、自分の未来を守る。

男に合わせすぎない。

男とはいつか別れるかもしれない。

でも友達は窮地の時に元気づけてくれる最高の存在なんだよね。

アラフィフになった時、長く続く友達がいるのは、いない人と雲泥の差だし、この歳になると友達は「財産」よ。

⇧鯵(あじ)と茄子のパスタ。これ美味しかった~♪

私が離婚する時も再婚の時も、話を聞いてくれて(相談はほとんどしないが事後報告)、笑わせてくれて、勇気づけてくれたのは、妹や家族ではなく、友達だからね。

できちゃった婚の人は、男に遠慮して避妊をお願いできなかったのかな、とつい思う時もある。

昭和の女みたいに(お前も昭和だろ)「あの人の子供を産みたい」みたいな感じで、排卵日に確信犯で迫る女子以外は、ほんと遠慮が原因じゃないかと思ってしまう。

⇧本日の魚「秋鮭」。お皿も素敵。

控えめな女を好む傾向のあるこの国の男に、気づかせないといけないよ、私は「自分の人生も大事にしてる」ってことをね。

男に遠慮して合わせすぎてる女子は、自らの未来の首も同時に締めてると思ってくれ。

友達も自由もいらん、今この人に会いたいの!っていう人は止めんが。彼氏優先の人はいっぱい見てきたからそれは自由。

そういう人はママ友を作ればいいけど、ママ友ほど面倒なものはない笑。

子供がからまない、「○○ちゃんのママ」と呼ばれない、自分を自分として認識してくれる友達はほんと大事。

⇧宮崎県産無農薬EMO牛のステーキ。(部位イチボ)

昔、夫妻の両方を知ってる新婚家庭に遊びに行った時、夫の方が「風呂は絶対自分が先に入る。奥さんは先に帰ってきても入らないで待っててくれる」と半ば自慢気に言った。

他に呼ばれたみんなはニコニコ笑って聞いてたけど、私はキモすぎる!今は平成だぞ!!と思いながら聞いていた。

でも妻もまんざらじゃない様子で、「男を立ててるのよ、私」みたいな雰囲気。

理解不能。

⇧K氏も私も一連の中で、これが一番美味しかったとあげた、イチボのステーキ。

あきらかに妻のほうが大変な仕事なのに、夫の方が飲み会から帰ってくるのを待ってないといけないなんて。(飲み会のときなどのイレギュラーもないのかと確認した私笑)

私はそのまま彼氏の家に行き、「風呂の順番にこだわるか」と聞いてみた(アホ)。

彼氏はこだわらない人だったのでホッとした笑。

⇧締めの出汁茶漬けが絶品だった!「カマスと銀杏」。

直球で聞くと怪しまれるので

「お母さんはお風呂に入るの何番目だった?」と聞いた笑。

「えーー何番目だろう。一番最後が多いかな。でも用事がある時は最初に入るときもあったよ」

これで一安心笑。

洋食の中に「和」が含まれているのは誕生日でもOK(面倒な女)。

器も素敵だった♪

そうやって、彼氏が変わっても用心を重ねてきたというのに、江戸時代のような家につかまってしまった私笑。

⇧バースデープレートがかわいい!!かぼすにキャンドル刺してあるので最後まで楽しめていい。

夫は時代錯誤ではなかったが、夫の家が時代錯誤だった。

夫は、それを改善しようとする勇気がなかった。

『ブレイブ・ハート』のメル・ギブソンの血を輸血してあげたくなった、20代後半。(私が25歳の頃の映画)

男は行動。

⇧よかった、バースデーメッセージがイタリア語じゃなくて笑。やっぱり英語で書かれてある方がすぐ内容がわかるし盛り上がるよね。(昔イタリア語で書かれてなんて書いてあるかとまどい最初のリアクションが微妙になることが多かったので 幹事をする時は英語で書いてくださいというようになった笑)

しかし時代錯誤の家でも、今はこうやってブログのネタになっている笑。

それは私が我慢をして結婚生活をやり続けなかったからこそ、笑いネタに昇華できたからだ。

女も行動。

こういうのをあまり笑いネタにできない人もいるけどね笑、私は人生すべてネタ♪

⇧デザートは巨峰のアイスと、イチジク、白あんペーストが乗ったカタラーナ(冷菓)。

姑と義理の姉にひどいことを言われ、目の前で泣いてたのを、見て見ぬ振りをしていた夫。

もう30代になってた私は、その夫の行動を見て、「この家(夫の実家)の敷地をもう二度と踏むことはないだろう」とその日静かに心の中で思いながら玄関を出た。

それから2年間、どんなに催促されても盆も正月も行かなかった。(私に会いたいわけじゃなく女中がほしいのと孫の顔が見れないのと、親戚や近所に体裁が悪いため)

⇧宮崎県産無農薬の和紅茶。美味しかったがコーヒーがほしかった。

開き直ると女は強い。

それからそのまま離婚への道へ舵を切ったので、誓い通りあの日以来、夫の実家の敷地を踏むことはなかった。

「一番大事な人を守る」という行動をできない男は、私の中では「男」として認められない。

ランボー判定失格。

姑や義理の姉の方に怒りが向く人はきっと結婚生活を続けていけるが、私は何も行動しなかった男の方に怒りがわくので、愛が冷め、離婚の方を選ぶことになってしまうのだ。

私は女には何も期待してないから笑、男の対処の方をじっと観察している。

でもあの時、行動した自分が素晴らしい。

恋人同士でも結婚生活でも、「遠慮」や「我慢」は必要ないのだ。

元夫は実家以外では素晴らしい人だったけどね。

「路地裏のSiki」、美味しかった♪ 食器も素敵だったし、ドリンクも美味しかった。

帰りに挨拶に出てきたシェフも素敵でした♪

今日のお店 「路地裏のSiki」 福岡市中央区警固

@路地裏のSiki