こんばんはジャスミンKYOKOです。
「男女がドロドロ修羅場な映画」を20選。
月に1度開催している映画好きの集まりでこのテーマで宿題を出したところ、かなり盛り上がりました。
その集まりのメンバーが出してくれた中からこれは!というものをチョイスして記事にしています。
やっぱし、表紙はこれ『危険な情事』じゃないでしょうか?(笑)
もくじ
『危険な情事』 (1987年)
これが公開された年、なんであんなに流行ったのかな(@_@)。
映画館には行ってないけど、レンタルビデオで借りたんだよ、たぶん。
この頃まで「ストーカー」題材の映画ってあんまりなかった気がします。
『危険な情事』(1987年)。映画の会メンバーのティーン時代にも深く脳裏に刻まれた、グレン・クローズの怖さ!!
有能な弁護士ダン(マイケル・ダグラス)は妻ベスと娘に囲まれ幸せな日々を送っていたが、ある日、出版パーティで編集者のアレックス(グレン・クローズ)と出会う。
再び会議で再会した二人。アレックスの誘いに乗ってしまい、ダンは肉体関係を持ってしまう。
ダンにとっては 一夜だけの情事のつもりだったが、アレックスはそうではなかった・・・・。怖い!!(笑)
この時の叩きこまれたイメージが強すぎて、マイケル・ダグラス=浮気男のイメージがずーーっとついてまわってます(笑)。
アレックス・ボールドウィンもそんなイメージだけど(;^ω^)。
高校生ながら、グレン・クローズが怖いというよりも、マイケル・ダグラスを徹底的にイジメる姿がとても面白いと思っていた(笑)。
この映画以来、ただの不倫+復讐が中心みたいないかにもなお話はアメリカ映画では見かけなかったけど、この映画で男子も「女はちゃんと選ばないと大変なことになる」という教訓を擦り込まれたはず!(笑)
不倫映画の基礎編です!!おススメ!
『私の男』(2014年)
マイケル・ダグラスもクズだけど、そのもっと上を行くクズぶりがすごい映画。
『私の男』(2014年)。利尻の大地震で両親を失った9歳の花(二階堂ふみ)は、親戚の淳悟(浅野忠信)に引き取られたが、いつの日か淳悟から性的虐待を受け、自らもそれを求めるようになり、中学になっても高校生になっても関係はつづいていた。
恋人が出来ても家には父がいて 毎晩抱かれるを繰り返した。
不審に思った親戚の者が二人を引き離そうとするが・・・。
わたくしKYOKOは 原作を読んだけど映画は観てないので 若干エピソードは違うかもしれないが・・・(;^ω^)
この父から離れられない花はかわいそうな感じもするし、親子の愛情がなんだか「体のつながり」になってる二人に嫌悪感+色んな感情が湧いてきて 読んだ後、グッタリ・・・。
映画好きの集まり(以下映画の会)のメンバーEさんは映画を観て「浅野忠信がクズすぎる!!!」(笑)。
タブーの近親相姦を演じてくれる役者なんて日本じゃ少ないものねえ・・・と映画の会女子チームも納得のキャスティング♪
この作品で直木賞に選ばれた桜庭一樹(女性作家)。
ぜひ、親子でありながら離れられない恋人のような、理解しがたいようで切ない、抜け出せない泥沼をどうぞ(笑)。
『ダメージ』 (1992年)
⇧お次は、息子の彼女を寝取ってしまった父親のお話(笑)。
『ダメージ』(1992年)。
それだけだったらまだいいけど、彼は大臣の椅子を約束された大物国会議員。
人は波風立たない、いい状態の時に間違いを犯すのが常なのか。
それとも、男子の嫉妬から、エリートを突き落とす話が好まれるのか。
「男子は家を建てたりしたら浮気をする」と言いますが、見えない(住宅ローン)糸に絡まれた将来を見た時、どこかに逃避行したくなるのかもね(笑)。
『危険な情事』のマイケル・ダグラスも順風満帆なエリート弁護士だったしね(*’▽’)
自分の人生の先がうっすら見えた時、男は「冒険」したくなるのかも。
しかし、彼氏の父親がジェレミー・アイアンズなら恋に堕ちるのもナットク!!
渋いもーん!!相手のジュリエット・ビノシュはこの頃のフランスを代表するセクシー系。
15歳くらい年下のブノワ・マジメルくん※のノリに乗ってるときをサクッとさらって結婚して子供を産んだ魔女<(`^´)>。
(※『クリムゾン・リバー2』でその頃人気急上昇の若手フランス俳優)
エリート路線をちょっとだけ踏みはずした時、男に残るものは何なのか。
ヨーロッパ映画はもやもやが残るラストの映画が多く、見終わった後、スカッとしない(笑)。
そこが大人の国ヨーロッパ映画の醍醐味なんでしょうな。
大人の世界には「グレーゾーンありき」(笑)そこを楽しみましょうぞ!!
『クローサー』 (2004年)
⇧4人の男女の関係がもつれる『クローサー』(2004年)。
イギリス俳優2人とアメリカ女優二人。豪華です!!
ジャーナリストのダン(ジュード・ロウ)とストリッパーのアリス(ナタリー・ポートマン)は出会って、互いに惹かれすぐに同棲生活を始める。
医者のラリー(クライブ・オーウェン)は、エロチャットの勘違いから水族館でアンナ(ジュリア・ロバーツ)と出会い、惹かれあう。
クライブ・オーウェン、ただでさえ好きじゃないのに仕事の合間にエロチャットをしてる時点でドン引き(笑)。
何で嫌いなのかな。
自分の感覚じゃ「イケメン」というカテゴリーに入らないのに、なぜかいつも「イケメンキャラ」という位置に属しているから腹が立つ??(なんと身勝手な・・・)
イギリス人にとってはイケメンなのかもねえ・・・。
売れないジャーナリストだったダンが小説を書きあげて売れ始め、これからステップアップという時、カメラマンのアンナと仕事で出会い、ひとめぼれ。
男は自分がステップアップしたと感じたとたん、そのステージにいる女に惹かれるのでしょう。
売れない時代を支えた奥さんを捨てるのもそんなサガからなのかな。
この映画で描かれるのは「嫉妬」と「独占欲」かな。
自分は好き勝手やってるのに 相手が同じことしたら許せない気持ち。
アンナとダンが寝てた事実に怒りが収まらないラリーがストリップバーでギャーギャー言うのが たまらなくみっともなく、見苦しい!!(嫌いだからなおさら・・笑)
映画の会のJちゃんも「嫌いなのに、もっと嫌いになった!!」(笑)
わたくしジャスミンとJちゃんが興奮してクライブの悪口を言ってたら気の毒そうに見守る男子チーム(笑)
職業がなんだろうと、社会的地位が高かろうと人間の争う元は一緒なんだね(;^ω^)と妙に感心させられますよ(笑)。
なかなか見られないナタリー・ポートマンのストリッパー姿も見応えあり♪
「男女のドロドロ」宿題は、よりえげつない映画は女子の方からたくさん出ていました(笑)。
男子は自分に置き換えて見るととても怖いのでこんな映画は観れないのかもしれないね(笑)。
『吉原炎上』 (1987年)
さて、次は『吉原炎上』。
外国のコールガールには一種の意思を感じられるので切ない気持ちにはならないけれど、日本のそれは、借金のかたに無理やりだったり食いぶちを減らすために売られたりだったりするので、スタートがまず悲しい。
檻みたいな格子で囲まれた遊郭の女を旦那衆が外から物色出来るのも「モノ」みたいだし・・・。
こんな世界でも のし上がっていく、成り上がりな感じも入ってるから面白くて何度も見てしまう。
遊女の最高峰「花魁(おいらん)」に成り上がるまでの同僚の死や裏切り。上に行くたくましい女たちとそうではなく、男に振り回されてどん底に落ちる女もいる。
娼婦の位の勉強にもなります♪
位を知って何の勉強になるかって??(笑)映画を楽しむための知識になりますよ、そりゃ。
ハリウッドがこの世界を描いた『SAYURI』も面白かったもん♪
置き屋(芸妓のスタンバイする事務所)で桃井かおりが吸うキセル煙草とかがぜん興味あるし♪
金沢のお茶屋(遊郭のこと)跡に行った時も もう頭の中は『吉原炎上』や『SAYURI』でいっぱい♪したたかでいて、切ない、女の世界をお楽しみくだされ~。
名取裕子版の方がおススメです!
観月ありさ版は外国人ぽいのとお嬢様っぽいので女郎の雰囲気が出せてない感じ(^^;)
『マッチポイント』 (2005年)
成り上がりと男女ドロドロのミックスと言えば、これも↑
『マッチポイント』。
最後の決めのショットを打つのは果たして誰なのか?
元テニスプレーヤーのクリス(ジョナサン・リス・マイヤーズ)は、野心多き男で、高級テニスクラブのコーチを勤めながら上流社会の人間と知り合いたいと思っている。
知り合いたいと思ってるかどうかは語られないけど、物語を観ていくうちにその目的のために高級テニスクラブにいたんじゃないかと思ってしまうのだ。
テニスクラブで知り合った富裕層男子トム(↑中央)が入れあげている婚約者、ノラ(スカーレット・ヨハンソン)を紹介してもらったクリスはその妖艶な雰囲気に一気に惹かれてしまう。
トムの妹クレアから愛され恋人になるが、ノラへの気持ちを制御できない。
クリスにとって、トムの婚約者の肩書がある時は魅力的だったノラも、親に反対されたトムが婚約解消をすると、次第に自分を頼ってくるのが疎ましくなり、心が離れ始める(勝手なやつ!!)。
ノラに夢中だった頃は、粗末に扱っていたトムの妹で恋人のクレア。婚約してクレアの父親の会社の役員にしてもらうことになると 俄然大事にしだす。観ててほんと、ムカつきます。
人の女だと魅力的に見えたり、出世を邪魔する者は女も容赦しない。
いい子は退屈だけど、出世のためならそばに置く。
トムも母親に反対されてアッサリ婚約解消。イギリスの名家にアメリカ娘が入ってくるのは大変ということだけど、もうちょっとトム、抗えよ!という気になります(笑)
その点、クレアは名家の出じゃないクリスを会社役員にまでパパにおねだり。
女子は好きになったらとことん!!男子より「体裁」を気にしない性質からなのかも・・・。
男子の本音と建て前が集結!!
男子に備わった資質すべてが観られる映画です(笑)。
『17歳の肖像』 (2009年)
キャリー・マリガンとピーター・サースガードの、『17歳の肖像』(2009年)。
大学進学したくないけど、親がうるさいからオックスフォードに行こうかななどと考えている優等生ジェニー(キャリー・マリガン)。
退屈で窮屈な毎日にある日、事件が起きます。
お金持ちで芸術にも造詣が深く、大人な英国紳士デイビッド(ピーター・サースガード)に出会ってしまうのです!!
大人の優雅な世界に連れていってくれるディヴィッドに恋をし、勢いで高校を辞めてしまいます!
優等生ほど、こんな極端な行動に走るよね。高校行きながらでいいじゃん!恋愛は!
こんな極端な行動を取らせたくなければ、ある程度親の方も「ゆるみ」を持たせるのも大事かと思う。締め付ければ締め付けるほど逃げ出したくなるから♪
「門限」などがある女子に限って「デキちゃった婚」多かった気がします(;^ω^)。(今は授かり婚ていうのだっけ)
高校生のキャリー・マリガンがかわいい!このパントリー(食品庫)にも萌えますね♪
大人男子を知ると、同級生男子がとてもつまらなく見えるのは、若い女子の宿命(笑)。
一種の病ですな。年上男子の魅力にハマる時期。
30代を越すと同級生くらいがいいですよ!(^^)!
同じ年代は世代間の考え方が一緒なので 生活するうえでのルールが作りやすい。両方の両親も年代が比較的近いから育て方も似ているのでビックリするような封建的な家庭に遭わずにすみます笑。
ジェニーが高校を辞めた瞬間にデイヴィッドの真実が次々と分かってきます・・・。(^^;)本当の紳士だったらよかったものの、10代には 人間の態度や言葉の端にちょっとだけ出る素行の悪さは見抜けません(-_-;)
恋の勢いで高校を辞めたりする情熱ってある意味羨ましくはあるかも。
わたくしジャスミンはつい「分析」をしてしまう、どっか俯瞰的な部分があるので安定した仕事を辞める時も離婚する時も キッカケは「直感」であっても頭の中で何度もシュミレーションを重ね、よし!と自分で納得してから行動に移すので「勢い」は存在しないんだよね(;^ω^)
よく言えば冷静、悪く言えば面白みがない(笑)
大人への階段へ昇るための苦い経験シミュレーション映画です(*^^)v ぜひ。
本日は7本の紹介でした~。やはり20作はいっぺんに紹介するのキツイね(笑)
映画の会メンバーのオススメ映画、次回もお楽しみに~。
映画好きがおススメする『男女ドロドロ映画』20選!PART1
①『危険な情事』(1987年 米)
②『私の男』(2014年 日)
③『ダメージ』(1992年 英仏独)
④『クローサー』(2004年 米)
⑤『吉原炎上』(1987年 日)
⑥『マッチポイント』(2005年 英)
⑦『17歳の肖像』(2009年 英)
「危険な情事」や「マッチ・ポイント」は見る年齢によって大きく感想が変わる気がします。
グレン・クローズは当時、執念深くて恐ろしいと感じましたが、数年前見てなんと哀しい最期なのだろうと・・・
別のバージョンもあるそうで、見てみたいです。
「マッチ・ポイント」はマシュー・グードが美しくて・・・スカヨハの立ち上る色香にもあらためてウットリしました。
それからクライヴ・オーウェンのルックス、私は好みなので、えっ?そんなに嫌いな人いるんだなぁ・・・とタジタジ。
そういう自分もディカプリオやマット・デイモンのような鼻の短い顔が苦手なので、本当に好きずきですよね・・・
ジリオロッソ様、コメントありがとうございます。
はじめまして。確かに『危険な情事』や『マッチ・ポイント』は、年齢によって感想が違うでしょうね。10代の時は「許せない!」と思っていても30代超すと「人生、何でもあるよね」というふうに(笑)。
クライブ・オーウェン、ボロクソに書いてすみません(笑)。マット・デーモンの顔は苦手ですがレオは好きです♪ ドロドロ映画楽しいですよね(*^^)v
『危険な情事』別バージョンもあるのですね!気になります。
教えてくださってありがとうございます♪