【グルメ・料理映画】美味しくてほっこりする映画5選。美味しいものをつまみながら観よう。

こんばんは、ジャスミンKYOKOです。

暇さえあれば映画を観ている私が、脳裏に焼き付いて離れない料理が出てきた上に、映画自体も面白くてオススメする映画を5本紹介します。

観る人をほっこり温かい気持ちにさせてくれる、そんな5本です。

料理には、それを囲むだけで人を笑顔にするという、とてつもない力があります。

クリスマスや、お正月、週末の夜に美味しいものをつまみながらぜひ観てみてください。

『シェフ 三ツ星フードトラックはじめました』キューバサンドがめちゃくちゃ美味しそう!

主役も監督もやっているジョン・ファブロー⇧(真ん中)が作るキューバサンドがとにかく美味しそうなのだ。

ロサンゼルスの一流レストランで働く凄腕シェフのカール(ジョン・ファブロー)。

料理をこよなく愛し、日々の研究も怠らないカールは、マンネリ化したコースを斬新な料理に変えたいとオーナー(ダスティン・ホフマン)に申し出るも、却下される。

ある日店に訪れたプロブロガー兼料理批評家から「カールは最高だったのに、もう時代遅れだ」などとTwitterに書かれ、激昂。

離婚して離れて暮らしてる息子から、面会日にツイッターのやり方を習うが、それを全世界の人が観てるなんて知らないカールは、「料理人の魂と努力を知らないブロガーめ!」と悪口を投稿してしまいます笑。

酔っ払ってそのまま寝てたらTwitterは大炎上。

「凄腕シェフVS料理ブロガー」の公然の戦いだと人々は面白がり、レストランは大繁盛。

新作で戦うとTwitterで宣言したカールだが、これまたオーナーがメニュー変更を許さず、カールは拒んでクビになってしまう。

その後ブロガーとも口論になり、その様子をみんながYouTubeにアップ。

この一連のやりとりが、悲惨じゃなくて、ずっと笑えるのもジョン・ファブローの味だと思う笑。

息子にTwitterを習う日に朝ごはんに作る、「鉄板で焼くチーズトースト」が観てるだけで舌がとろけそうなくらい美味しそう。

落ち込んで無職のカールに、元妻(これがまた美人)からマイアミの自分の実家に行かないかと誘われ、そこで出会った本場のキューバサンドに感銘を受ける。

夏休み中の息子とシェフ友と、フードトラックでキューバサンドを売りながらロサンゼルスに帰るという旅がはじまる。

息子ちゃんも美男子でキュート。お父さんが知らない間にTwitterで集客するのが、またかわいい♪

キューバサンドを試しに作る時の姿がほんと楽しそうで、すっごく美味しそうなんです♪

⇧私のお気に入りのカフェのキューバサンド(映画のを再現してます)

彼らの行く先々の名物料理をサンドイッチに活かすのが、アメリカ好きにはもうたまらんのです。(テキサスのバーベキューリブとか、もう最高)

自分の食べたいもの、作りたいものを作ることで、生き生きしだすカール。

最初は炎上したシェフとして興味本位で来てた客も、次第にカールの味に魅了されていき、行く先々でファンが増えていく。

仕事に明け暮れて、何を話していいか分からなかった息子との絆も深まっていく。カールのシェフとしての成長と復活、親子の絆が深まっていく様にほっこりします♪

一緒にフードトラックをする友ジョン・レグイザモとの友情も最高♪

焦がしてしまったパンを「ま、いっか」とお客さんに出そうとした息子に「それだけはしてはいけない」と注意する場面が、カールの料理人としての姿勢と息子に見せる父の仕事への誇りが感じられてほんと素敵。

アメリカ人らしい下ネタトークはちょいちょいありますが笑、エロシーンはないですよ。

『かもめ食堂』これで北欧好きになった人も多いはず

食堂なのに、フィンランドが舞台なのです。

この映画で、「北欧インテリア」に魅了され、北欧好きになった人も多いはず。

とにかく食堂のインテリアがかわいい。水色の腰壁(腰くらいの高さまである壁)や、白木のテーブルに椅子。

映画を観たその年に、私はフィンランドに行ってきちゃいました。

フィンランドのヘルシンキにあるロケ地となったカフェ

お店で出すイッタラ(フィンランドのモダンな陶器メーカー)のボーダーのコーヒーカップがもう素敵で、私はネットで買えるというのにフィンランドから買って運んできてしまった笑。

とにかく、インテリアも小物も真似したくなるほど素敵なのだ。

主人公のサチエ(小林聡美)は、父親のシャケのおにぎりに癒やされていたことを思い出し、サーモンが好きな国民なら、日本の定食も好きになってくれるはずと行き当たりばったりで食堂を始めたのだった。

当然、日本の定食をあまり知らないフィンランド人は来ないので、食堂は暇な日が続く。

ある日、日本のアニメおたくのフィンランド人が来たのをきっかけに1人また1人と、客が増えて行く。

そこに片桐はいりや、もたいまさこが食堂を手伝うことになり、シュールで面白い会話のやりとりが、美味しそうな食堂メニューと一緒に繰り広げられてほっこりするのだ。

揚げたてのトンカツを切る時のサクッサクッという音や、コーヒーを淹れて行く時のコポコポという音、やかんのシュンシュンいう音。

もう音でもよだれが出そう。

暇だからおやつにシナモンロールを焼いてみたら、その匂いに釣られてフィンランド人が入ってきてお店は人気店になっていく。(シナモンロールはフィンランドの代表的なおやつ)。

また、このシナモンロールが美味しそうなの!アメリカのとはまた違った、平べったいやつ。(当然、現地で食べました笑)

食堂の名前の由来となった、フィンランドのかもめ

大きな事件などは起きないけれど、この3人のやりとりと、食堂で作る和定食がとにかく美味しそうなのです。

3人が着てる北欧のモダンな柄のワンピースや、エプロンも本当に素敵。

コーヒーをより美味しく淹れるおまじないが出てくるけれど、私もこの映画を観た後はしばらくやってました笑。

この映画を観たら、おにぎりやシナモンロールが食べたくなると同時に、フィンランドに行きたくなると思う。

フィンランドの国民性は日本人に似ていて、シャイだけど、とっても優しい。(荷物をスッと持ってくれたりほんと優しかった)

『かもめ食堂』のロケが行われたカフェも、ヘルシンキ(フィンランドの首都)で営業しているので、映画見て感動したら、ぜひ行ってみてくださいね♪

『幸せのレシピ』美味しそうな料理とシェフの恋にキュンキュン

美味しい料理とともに、キュンとしたラブストーリーも味わえるのがこの作品。

ケイト(キャサリン・ゼタ・ジョーンズ)は、ニューヨークの人気レストランのシェフとして、日夜腕をふるい舌の肥えた客を喜ばせていた。

ある日、姉が交通事故で亡くなってしまい、姪のゾーイ(アビゲイル・ブレスリン)を引き取ることになってしまい、戸惑うケイト。

料理にストイックなケイトは、母を失った姪を気遣いつつも、子供の世話に不慣れなのと今夜のメニューを考えるので頭がいっぱいなため、ゾーイと心がすれ違ってしまい、彼女は殻に閉じこもってしまう。

姉を失った悲しみと、ゾーイとうまくいかず落ち込んでいるところに、レストランのオーナーは、陽気で軽い感じのキャラのイタリアンのシェフのニック(アーロン・エッカート)を副料理長として迎えてしまったため、ケイトは反感を募らせる。

明るいキャラのニックは、同僚の人気者となり、完璧主義者でイライラしがちなケイトはみんなから敬遠されはじめる。

このニック役のアーロン・エッカートがキュートなのよーー♪ 神経質なケイトが怒っても全然へこたれないの♪ 

ベビーシッターを雇うがうまくいかず、夜の出勤にゾーイを仕方なく連れて行くと、ニックと打ち解けて、ずっと食欲がなかったゾーイがパスタをむさぼるように食べているのを見てケイトは安心する。

このゾーイが食べるトマトソースのパスタがほんと美味しそうなの。

ニックに打ち解けて厨房で色んな手伝いをして楽しそうなゾーイを観るうちに、ケイトもいつしか心をニックに開いて行く。

イメージ♪

ニックが、ケイトの家を訪れる時に持参するティラミスが超美味しそうなのよーーー♪

アーロン・エッカートが持ってくるから、また魅力的なんだよね。私の家にもティラミス持って来てほしい笑。

ティラミスはイタリア語で「元気を出して」という言葉から来ているけど、大人が夜に食べるお菓子で「君といいことしたい♥」という意味でもあるからどっちの意味で持ってきたのかしら?とニヤニヤしちゃいます笑。

学校からゾーイが授業中寝てばかりだと報告があり、このままだと児童福祉局に通報することとなると告げられ、店に連れて行けなくなり、焦るケイト。

店に行けなくなったゾーイがいなくなったり、ニックに当たり散らしてケンカになってしまったり・・。

さて、その問題の解決と、2人の恋の行方は・・・。

ニューヨークの街と、2人が競争しながら作る美味しい料理が最高です。

私のオススメは、いつも神経を尖らせてるケイトを包み込むアーロン・エッカートの愛と懐の広さと顔・・・(結局それ?)ほんとカッコいいです。

ガッツリラブシーンはないです(ちょっと観たい気も・・・笑)。

『ジュリー&ジュリア』ブロガー必見のお料理映画

⇧フランス料理をアメリカに広めたジュリア・チャイルド(メリル・ストリープ)。

コールセンターで、日々数々のクレーマーを相手にしているジュリー(エイミー・アダムス)。

疲れきった毎日をなんとかしたくて、友達から聞いたブログを始めてみることに。

周りの人々は「そんな一般人の日記なんて誰が読むの?」って反応。ジュリーも何を書こうかと迷っていたが、大好きな料理のことを書くことに決める。

アメリカにフランス料理のレシピを広めた、尊敬するジュリア・チャイルドという料理家の524のレシピを、365日ですべて作って毎日アップするとブログで宣言。

最初は毎日アップしてもコメントついたと思ったら、自分のママでがっかりしたり。

ブロガーみんなが味わう最初の関門、「何日も何も反応がない」という孤独な毎日を送ります。(私もそうだったな笑)

それでも夫のエリックが、彼女の料理を毎日楽しみにしてくれてるので、なんとか継続していく。

ブログを毎日アップするジュリーの日々と、同時進行でジュリア・チャイルド(メリル・ストリープ)が、1950年代に夫の赴任先のパリでフランス料理に出会い、本を出版するまでの物語が描かれる。

ジュリアはフランス料理の美味しさに驚愕を覚えます。

これをアメリカ人に教えたい・・・。

フランス料理の教室に通うものの、気位の高いフランス人は、アメリカ人でしかも女性が教室に入ってくることを好みません。(しかも最高峰のル・コルドンブルーという料理学校)。

それでもジュリアの底抜けに明るい性格と、練習熱心なところに教官も納得していき、料理の腕もメキメキあがっていく。

料理の復習や友達に教えているうちにレシピの本を出したいという熱意に駆られた彼女たちは、夫にフランス語を訳してもらったりしながら、タイプライターでレシピを打ち続ける。

⇧左から友達とジュリー(エイミー・アダムス)と夫。

一方ジュリーは、ブログのアクセスも良くなってきて、コールセンターの仕事の辛さもまぎれ、楽しい毎日になっていく。

扱ったことのない食材に挑戦したり、大変だけどやりがいのある毎日。

牛肉の赤ワイン煮込みとか、カモのパイ包みなど美味しそうなフランス料理がいっぱい♪

ただ、ブログの反応が良くなるにつれ、記事の更新に追われ、料理が失敗したりすると夫とケンカするようになってしまう。

ジュリアも出版が決まりかかるが、白紙に戻ったり右往左往の日々が続く。

落ち込む彼女に、ジュリアの夫で駐在員のポール(スタンリー・トゥッチ)がどこまでも彼女を支えていくのがもう見ていてキュートで楽しい。イケメンじゃないスタンリーだからこそのユーモアな演技でとってもほっこりします。

ジュリーのブログの行方と、ジュリアの出版までのいきさつをワクワク見ながら、美味しそうな料理も次々に出てくるので楽しいです。

この映画は、スタンリーとジュリアの夜のシーン(ガッツリじゃないけど)が何度かと、ジュリーと夫のラブシーンがあります笑。

『エイブのキッチンストーリー』料理で家族の平和を目指すエイブがかわいい

異文化で、仲が悪い家族の関係を良くしたいがために奮闘する、ノア・シュナップ演じるエイブがとってもかわいい。

ニューヨークのブルックリンで育ったエイブは12歳。

よく結婚できたなと思うけど、エイブの父がパレスチナ人(イスラム教・アラブ系)で、母がユダヤ人(ユダヤ教・イスラエル)の夫婦の間に生まれた彼。

そこに元々住んでたパレスチナ人を追い出して、ユダヤ人がイスラエルを建国した時から続いている両民族の確執。そんな両家の孫に生まれてしまったエイブは何かと苦労が多い。

当然、両家族の集まりでは毎回風習や宗教の意見の食い違いで言い争いが絶えないので、エイブはそんな毎日がイヤで料理を作ってはSNSにアップすることで自分を癒やしていた。

エイブの父母は、駆け落ち同然で結婚したが、エイブのためを思い、「無宗教」を選択していた。

ある日、ブルックリンのフードフェスで、多国籍料理を出すブラジル人のチコに出会い、彼が出していた異文化の国の料理をミックスさせることに感激したエイブは料理の世界の奥深さを知る。

夏休みにママに言われて、サマーキャンプの料理教室に通うが、ナイフも触らせてくれないキッズ用の教室にうんざりしたエイブは、毎日教室に行くふりして、チコが屋台の料理の準備をするレンタルキッチンに通い始める。

ゴミ捨てから始めてようやくナイフを持てるようになったエイブは、まかないを任され、毎日楽しく料理する。

多国籍料理を作っていくうちに、これで家族の仲を取り持てたらと、感謝祭に向けてエイブの壮大な計画が始まる。

両方のおばあちゃんちに孫が泊まり込みでやってきて郷土料理を熱心に学ぶので、そんな計画があるとも知らずおばあちゃんたちは大喜び。

アラブ料理とユダヤ料理のソウルフード、フムス(ひよこ豆のペースト)もアラブとユダヤでは若干違ったりするのも初めて知ったし、とにかくあまり日本で馴染みのない料理が出てきて楽しい。

ファラフェル(中東のコロッケ)やマッツォ(ユダヤの酵母を入れないパン)が出てきて大興奮♪美味しそう!

エイブがまかないを任された時にシュワルマ(中東でよく食べられてる羊肉と野菜のブリトーみたいなもの)の中身をタコス(メキシコ料理。とうもろこしの粉で作ったクレープ)に挟んだりしてたから、もう、美味しそうで映画館でおなかすきまくりました。

ベーグルの元となったユダヤ料理のハラーという編んだ模様のパンが出てきたりね、もういちいちウキウキします。

キャッサバ(細長い芋)の皮を剥く時、日本の大根の桂剥きと方向が違うから、ケガするー!アメリカじゃあんな剥き方なの?と不思議に思ったりして終始文化の違いにワクワクしました。

果たして感謝祭に、彼の「家族を仲良くさせる」計画は実を結ぶのか?

とってもほっこりする映画です♪

ラブシーンなどはなく、中東の文化を楽しめて素敵な映画です。