『ドリーム』面白かった!こんなの大好き!

こんばんは。今日は六本松の福岡市科学館のビルにある、TSUTAYAのブックカフェに行ってました~。1日いても飽きない。本に囲まれて暮らしたい!

ブックカフェの上に住みたいなあ。

昨日はやっと、仕事帰りに『ドリーム』を見てきました(^^♪

よかった!面白かった!!何がよかったって。すべてが好みでした!

人種差別がまだ根強く残っていた1960年代、NASAで計算係として雇われていた3人の黒人女性が差別で悔しい思いをしながらも、その頃のアメリカの悲願である「有人宇宙飛行計画」を陰で支えた軌跡をたどる、実話に基づいたお話♪

もう、すべてがツボ!!

1960年代のファッションや、その頃の家電や家具、南部の食べ物にクラシックカー。それにNASA!!アポロ計画にジョン・F・ケネディ。プラス、ソ連との冷戦やガガーリン、キング牧師。

アメリカの文化も歴史も好きな上に これは少しずつ自由と平等を勝ち取っていくサクセスストーリーでもあるので たまりませんでした!!

出展:http://gotcha.alc.co.jp/entry/20170920-cinema-dream

アメリカかぶれにはたまらない1960年代のアメリカ南部文化

出展:http://gotcha.alc.co.jp/entry/20170920-cinema-dream

↑この60年代のファッションが素敵!!ボウルのオレンジと白や黄色が家具や食器に使われてるのもワクワク。教会でのミサやそのあとのガーデンパーティに出てくる食事も「アメリカのママの味」そのもの。豆や野菜の煮込みや、スープにチキン。

やたらと私の好きな「紙袋のランチバッグ」が出てくるので ウキウキでした。

主役のキャサリン(中央)に好意を寄せる軍人のジムが、彼女が風邪引いたと聞いて紙袋に入ったスープを家に持ってくるんです。そんなことされたら惚れる!

今では 日本もスープストックなんかがあるから スープのテイクアウトも広がりつつあるけど、長い間ずっと憧れでした。特に男子が買ってくるの、いいよねえ。

(※『マイ・インターン』でもデニーロが疲れたアン・ハサウェイにスープの差し入れをします!!この映画もおすすめ!!)

バージニア州のラングレーにある航空宇宙工学の研究所が舞台 最先端のNASAでも人種差別

出展:http://cinefil.tokyo/_ct/17108787

最初、バージニア州と言うから、あれ?フロリダじゃないの??

NASAなのに「ラングレー」と劇中で呼んでるのが気になりながら見てた。

だって、ラングレーといえば、今じゃ「CIA」の呼び名だから。

調べてみたら、NASAの施設はアメリカ国内に10か所くらいあって、わたくしKYOKOが行ったのは、フロリダのジョン・F・ケネディ宇宙センター。

で、彼女たちがいるのは、NASAの施設の中でも一番古く、バージニア州のハンプトンにある宇宙の航空工学専門の研究所をラングレー研究所と呼ぶらしい(たまにためになるこのブログ・・笑)。

いつでも世界の最先端であるはずのNASAであっても、ここはバージニア州。

今年も白人至上主義の集会とそれに反対するデモが衝突して死傷者が出てたみたい。

2017年でもそんななんだから、1960年代ならもっとすごかったはず。

バージニア州の黒人のルーツはほとんどがアフリカ系で、もともと綿花の栽培などのためにアフリカから連れてこられた奴隷の子孫がほとんど。州法で選挙権さえも長らく奪われていた。

そんな中、高い能力を買われ、NASAに勤務するも、人種分離法をとっていたバージニアの州法に基づき、内部でもトイレや飲み物もすべて「白人用」と「非白人用」に分けられていた。

仕事でも邪魔され、それでもひたむきにロケット打ち上げ成功を夢見て地道に研究に取り組む彼女たちの努力がすごい。

人種差別と男女差別の中でもひたむきに努力する彼女たちに応援したくなります

出展:http://gotcha.alc.co.jp/entry/20170920-cinema-dream

↑彼女たちの能力が明るみに出るシーンがゾクゾクして サイコー!!!

3人それぞれの努力が 得意分野で報われていくのがスカッとして楽しい♪

私は特にこのドロシー(↑中央)の行動がワクワクした~!

これで家でも女性差別受けてたらイヤだけど、彼女たちの家族が明るくて、癒されるので見ててホッとします。

女性蔑視は、日本の方が歴史が長いかもしれないね(;^ω^)。今でもあるから。

この時代に若かったはずのおじさまたちが映画館にたくさん観に来てたけど、こんな映画を観に来れる人は「女のくせに!」と職場女子や妻に過去に言ったことがないのかな。心痛くないかしらね。

まあ映画をちゃんと自分に当てはめて考えたらの話だけど(笑)。

難しいねえ。力仕事は難しいから男子にしてもらうことにはなるから、お互い頼らざるを得ない部分はきっとある。

女子も未だに結婚しても男子の姓を名乗るのに そこまで反対してる人少ないから、男子と何でも同じようにしろ!って言ってるんじゃなく、仕事の邪魔したり、みみっちいことしなければ 大抵はうまくやれるんじゃないかなあと思う(笑)。

保守的なおじさまたちに囲まれて仕事してきたけど、男子ってやっぱり相手が黒人じゃなくても女が肩を並べて同じポジションに来たら「焦る」みたい。

おじさまたちや上層部に混じってよく飲んだけど、部長課長クラスの女子のことを「あいつは可愛げがない」とか「女を捨ててる」とかいう言葉をよく聞いてきた。

なんでその女子が「可愛げをなくさなければならなかったか」は、考えない。

「狩り(仕事)」は男の特権だったのを「採集・子育て(家事・育児・腰掛仕事)」の女が本気で奪いにやってきたと本能レベルで恐れてるのかもしれないね。

女子は色んなことを同時に出来るマルチタスク種だから(笑)。

いやあ、保守的な職場で観察してきたことが役立つわい(笑)。

そんな中でも魅力的な男子がいて、救われた

出展:https://cinemarche.net/drama/dreammovie/

↑ソ連との宇宙開発合戦で政府からのプレッシャーに計算のことで頭がいっぱいの上司、ハリソン(ケヴィン・コスナー)↑。

抜擢したはずの彼女の働きがイマイチなのは差別のせいだとはなかなか気づかない。しかし、はー、かっこよかった!!

『カンパニー・メン』でも久々に『守護神』以来のかっこいいケヴィン・コスナーが観られたけど、今回も!!。『アンタッチャブル』(1987)から好き。

善人しか出来ないけど(笑)。誰も悪人求めてないから、善人、どんどんやってほしい!

劇中、所長室でケヴィン・コスナーが飲んでる60年代の形のマグカップで、コーヒーを飲みながら書いてます( ̄▽ ̄)。

いいセリフを言います!!シビレるううううう。

出展:https://movie.jorudan.co.jp/cinema/33424/

↑この、宇宙飛行士もナイスガイでオススメです(笑)。

バージニア州で育ってないからなのか、彼には偏見がなく、屈託のない笑顔が素敵!!

・・・なんか見たことあるよなあ。とずっと思いながら映画が終わったので、劇場出てすぐ調べたら、『エクスペンダブルズ3』でスタちゃんが新しく雇う傭兵だった(笑)。

ジャスミンKYOKOの煩悩だらけの映画トーク

出展:https://gorilla.clinic/cms/imaneta/170245_1710motomura/

それにしても、高校の時に、こんなのなくたって生きていけるやんと思ってた、「サイン、コサイン」「平方根」の計算でロケットが飛んでるなんて!!!

ギャー!!耳に久しぶりに入ってきた数式の呼び方の数々!!

『グッドウィルハンティング』を観た時も「MITには行けない」と思ったけど、(誰も呼ばないよ)、今回も「NASAでは働けない」と思った(アホか)。

60年代はあんなの人の頭で考えてたなんて!!ヒャー!!

※MIT・・・ボストンにあるマサチューセッツ工科大学。数学の天才が集まる大学。

出展:http://www3.cinematopics.com/archives/75292

↑意地悪な女性上司にキルスティン・ダンスト(上の写真左)。久しぶりに彼女を観たので、何回か目で追って「やっぱりキルスティンよね??」と確認しました(笑)。

もう『マリー・アントワネット』や『スパイダーマン』のMJのようなあどけなさはなく、しっとりと落ち着いた女子になってました(*_*)。

人種差別や女性差別を扱っているけど、決して暗い映画ではなく、アメリカの歴史や数学の単語も出てくるけど難しくない、元気が出る映画になっています♪

この前キャナルに行ったときもまだ満員で前から2列目が1席空いてたのでそこにやっと座れたくらい多かったです(*^^)v。面白かった~。

強くたくましい女の輝く映画って素敵です。多くを語らないけど優しい男も輝いてます。

キッチュもサクセスもロマンチックもアメリカンドリームもおなかいっぱい味わえます!

10位に食い込みました!!

映画『ドリーム』のキャスト

@『ドリーム』(2017年 米)

キャサリン・・・・・・・タラジ・P・ヘイソン

メアリー・・・・・・・・ジャネール・モネイ

ドロシー・・・・・・・・オクタヴィア・スペンサー

アル・ハリソン・・・・・ケヴィン・コスナー

ヴィヴィアン・・・・・・キルスティン・ダンスト

【2017】 ジャスミンKYOKO 映画私的ランキング』

1位・・・・『ワイルド・スピード ICE BREAK』

2位・・・・『マリアンヌ』

3位・・・・『マグニフィセント7』

4位・・・・『T2 トレインスポッティング2』

5位・・・・『夜に生きる』

6位・・・・『パトリオット・デイ』

7位・・・・『ハクソー・リッジ』

8位・・・・『ザ・コンサルタント』

9位・・・・『マンチェスター・バイ・ザ・シー』

10位・・・『ドリーム』

11位・・・・『スノーデン』

12位・・・・『沈黙ーサイレンスー』

13位・・・・『LA・LA ランド』

14位・・・・『パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊』

15位・・・・『エイリアン コヴェナント』

16位・・・・『猿の惑星 聖戦記』

17位・・・・『バリー・シール/アメリカをはめた男』

18位・・・・『ベイビードライバー』

19位・・・・『ローグ・ワン/スター・ウォーズストーリー』

20位・・・・『ビニー/信じる男』

21位・・・・『エル ELLE』

22位・・・・『ザ・マミー 呪われた砂漠の王女』

23位・・・・『ジョン・ウィック チャプター2』

24位・・・・『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』

25位・・・・『バーニング・オーシャン』

26位・・・・『ダンケルク』

27位・・・・『スプリット』

28位・・・・『ネオン・デーモン』

29位・・・・『バイオハザード ザ・ファイナル』

30位・・・・『雨の日は会えない 晴れた日は君を思う』

31位・・・・『ナラタージュ』

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