こんばんは、ジャスミンKYOKOです!
わたくしジャスミンは、「坂本龍馬」ファンです!!
ジョン・F・ケネディと同じく世界を変えようとしたカリスマに弱い(笑)。
龍馬はもとから好きだったけど、小山ゆうさんのマンガ「お~い竜馬!」で加速した感じ。あのマンガは大泣きしたり、大笑いしたり最高だった。
とにかく幕末の出来事がすごくわかりやすく描いてあり、志士たちの名前もスラスラ頭に入るので同時に詳しくなって嬉しかった~。
そうしておきながら、まだ高知は行けていない・・・(T_T)。何やってんだ!
●寺田屋(京都、龍馬の定宿)
●龍馬のお墓(京都)
●グラバー園(長崎、龍馬がグラバーと取引してたとこ)
●龍馬の銅像(長崎市)
●霧島(鹿児島、龍馬とおりょうの新婚旅行先)
⇧この辺は行ったものの、まだまだ行けてないとこはいっぱい・・・。
それは、なぜなのか。
「知り合いにがっつり幕末と坂本龍馬ファンがいなかったから!」
一人で行けよ!と言われそうだけど(笑)、私はやっぱり旅先でしゃべりたい方なので(へたれ)。
女子やK氏に合わせると、自然と何カ所もは周れなくなるので、こんな結果に(T_T)。
で、今回やっと行けたのが「亀山社中」!!
坂本龍馬が作った日本初の「商社」なのだ。
「亀山社中(かめやましゃちゅう)記念館」は閉館時間が17時なので急がねば!!
モントレ長崎は無料のお水が2本あったのでうち1本を持っていくことに。
⇒【前回の記事】ポルトガル風のホテル「ホテルモントレ長崎」欧米かぶれが選ぶホテル
もくじ
ホテルから徒歩3分の電停から「亀山社中」に向かう
⇧「大浦海岸通り」という電停。
「ホテルモントレ長崎」から徒歩3分の場所にあるのだ( ̄▽ ̄)。これのおかげで市内中心部へのアクセスがかなり便利♪
ここから5番系統(路線図では緑色)の「蛍茶屋行き」に乗る。
⇧「新大工町」という電停で降りた♪ ここから山手に向かって歩いて15分くらいらしい。
最近は何でもネットで分かるからいいね♪
前はしょっちゅうガイドブックを買ってたけど、「身軽女子」も目指してるし国内旅行では買わないことにした♪
遠回りの道を行ってしまい、暑さが倍増する2人
⇧ここでは、亀山社中まで320mと書いてある。
電停から3分くらいの場所。
えーーーっ 山手とは分かってるけど、こんな階段なのお???
亀山社中の標識ってなんかビミョウで、ちゃんとした曲がり角においてないから、とにかく悩む。
なんだか京都の伏見稲荷みたい!!
しかし灼熱の太陽の中、私たちは無口になっていくのである・・・笑。
「稲荷神社」にはわたくしジャスミンは怖いイメージがあって、家の近くにこんな鳥居があったら辛いかも。(すみません、神社に罪なし)。
小学校の頃、恐怖マンガがすごく流行って、主人公の友達が「コックリさん」を失敗して、稲荷神社のキツネから呪われる・・・みたいなマンガを読んで以来、毎回「稲荷神社」と聞くとそれがよぎる(何年経ってんだよ)。
ビビリのくせに怖いもの好きという・・・最悪なスパイラル。
だから神社の狛犬(こまいぬ)にはホッとするけど、お稲荷さんのお狐(きつね)様には緊張してしまう・・・(アホウ)。
いつか伏見稲荷に行っても、それがよぎるんだろうなあ(>_<)。ううう。
「お前さんたち、そっちは間違ってんじゃないのかい?」
みたいに思ってるかもしれない、お猫さまが登場(笑)。
どこまでも続く階段と、猫様の登場で、なんだか尾道(おのみち)※に来た気分に。(行ったことないでしょ)。
※尾道(おのみち)広島県。 階段と猫とラーメンが有名。映画『転校生』の舞台。
苔むした石垣に看板を見つけホッとする。
⇧かわいらしいけど、かなり年季が入った看板も発見。
「龍馬通り」なんて書いてあるからいいのかなあ。
とにかくちゃんとした標識が少なく、曲がり角に貼ってないので、自信がないまま進む。
⇧途中、「亀山社中資料展示場」というのがあり、閉まってた。
どうやらここは個人でされてるとこのようだ。
私たちの目指す、長崎市がやってる「亀山社中記念館」はどこなんだよおおお。
昼下がりの熱波で、脳内スライム状態・・・。
若宮稲荷神社の坂本龍馬像
ええっ 稲荷神社に龍馬像が!???。
神社が幕末の脱藩者をまつっていいのか??
しかも私が弱い字が書いてある・・・。
きんのう!! 若宮(勤王※)稲荷神社・・・・・う、稲荷神社は怖いけど、行ってみたい・・。
※勤王(きんのう)とは、天皇に尽くすという意味。幕末好きにはビビッとくる単語。幕末、徳川の政治に嫌気がさして来た各国の浪士たちは、天皇中心の政治に戻そうと、動き出した。「勤王派」と呼ばれはじめる。同じように使われる「尊王攘夷(そんのうじょうい」という考えは、天皇中心の政治に戻し、異国を打ち払うというもの。
風頭公園の大きな龍馬像の原型らしい。
その大きな像なら、うちの実家で行ったことあるぞ。
あの時は、私は興奮してたけど、みんな早くちゃんぽん食べに行きたそうだった(笑)。
若宮神社には私たちより先に1つの家族の方が来ていて、どうやらお父さんが龍馬ファンのようだった。
小学生の娘さんたちは興味あるのかわからんが、全員1人ずつ龍馬像と一緒の写真を撮っていた。
「お先にどうぞ。こちらは長くかかりますから(*^^)v」
さすが龍馬ファン、さわやかに譲ってくれたので、私もサクッと撮って退散♪
この神社は行き止まりだったようなので、ちょっと戻って行ってない道の方へ。
「あった!!着いた!亀山社中だ!!」
2人の顔はヒートアップ、疲れ切り、止まったことで暑さが倍増してくる。
後から分かったことだけど、もっと近い道のりがあったのだ。
帰りはあっという間に電停に戻れたのだ。えーーーーっ
⇧電停から亀山社中までの道のり。赤が私たちのルート。
帰りに青のルート通ったら通りやすくてビックリ!
「深崇寺」というお寺の敷地の中を「龍馬通り」が通っているのだ。
途中までいいセン行ってたのにぃ~。
冬は散歩がてらいいけど、夏は地獄(;^ω^)。ずっと「夏は旅行」というイメージだったけど、その考えを変えないといけないかも・・。
亀山社中、恐怖の冷房エコ設定!
とうとう来ました!ここで、あの龍馬が薩摩藩や長州藩と商売してたんだー!!すごい!
龍馬は、倒幕にすごく尽力したにも関わらず、明治の閣僚には興味がなかったというのが驚くよね♪
もともと海軍操練所にいた土佐藩の脱藩※浪士”坂本龍馬”ら20名は、故郷(くに)に帰れず、幕府に捕えられることを避け、同じく勤王派の薩摩藩の庇護のもと、長崎にやってきた。
※脱藩・・だっぱん。国を捨てること。江戸時代は藩(はん。今でいう県みたいな感じ)を移動する時は上の許しが必要だった。もちろん、下層武士たちはそんなことは許されない。許しを得ず藩を出ること。出た家は家族が厳罰に処されるなどの厳しい処分もあった。
ここで、薩摩藩と豪商の援助で、日本初の商社「亀山社中」を建てたのだ。
それにしても土佐藩の一脱藩浪士が、薩摩藩にかくまわれ、お金持ちの商人からのバックアップも受けれるなんて、並大抵の人望じゃないね!
⇧亀山社中記念館の入り口。
老朽化が進んでいた亀山社中の建物を補強しリニューアルして2009年にオープンした、長崎市が運営する亀山社中記念館。
もともとの玄関は今は入り口として使わず、ちゃんと保存されている。
ここは勝手口みたいなものだったか、わざわざ開けて作ったのかもね♪
福山雅治が龍馬を演じる大河ドラマ「龍馬伝」が2010年のお正月から放映されるから、それに間に合わせたのかも( ̄▽ ̄)。
やっぱりドラマあってる時は、いつもより熱が上がっちゃうから、ロケ地もにぎわうしね♪
【亀山社中内部】龍馬も待ってたけど、爆汗地獄が待っていた
ああっ!!ここ!ここの前で刀持って写真撮るのが夢だったの!!(嬉)
これはあまりにも有名な龍馬の写真。
欧米からカメラが伝わったが、写真撮ると「魂が抜かれる」みたいな迷信が生まれた。
その時代に撮るのなかなか勇気いったと思うけど・・・。
ハカマにブーツ合わせるくらいだから龍馬は平気だったのかも・・。すでに大物・・。
それにしても・・・あぢいいいい。
そうか、市の管理だから、温度はまさかの「28℃」設定なんだな!(泣)。
いいんだよ、ここくらいはガンガン冷やしてくれて!!許す!!
ずっといる受付の人たちは、ちょうどいいだろうけど、たった今、真夏の階段を昇ってきた私たちにはこのエコ設定、拷問!笑。
そのエアコンとすっごく小さな扇風機が畳に1台あるのみ。Σ(゚д゚lll)ガーン。
⇧我慢できないジャスミンは、早速、龍馬の愛刀「陸奥守吉行(むつのかみよしゆき)」※を手に取り、扇風機から離れないK氏に撮ってもらう。
※坂本家の家宝の名刀。龍馬の愛刀、もちろん私のは偽物(笑)。本物は京都国立博物館にある。
刀狩り以降、刀の所持には厳しい幕府は、脱藩した者に刀を渡すと家族に厳罰が処されたらしい。
この記念館ではお兄さんの権平から譲られたものと書いてあったけど、マンガでは脱藩する時に出戻りの2番目のお姉ちゃんが自分の命をかけて龍馬に渡すのでもう、大泣きしちゃうの。
何気ない和室なんだけど、格子がちょっと中華風で、なんだか素敵!
この和室の奥にある資料室は、「写真撮影禁止」のエリア。
早速そこに行って、資料を読むけど、あれ???全然頭に入ってこない・・・・。
やばい、「脳みそ」冷やさないとダメみたいだ。
資料室からもとの和室に戻り、小さな小さな扇風機を2人で浴び続けていた(笑)。
滝のような汗がようやく出尽くし、顔も男梅※状態から、通常の人間モードに切り替わったのでようやく見学を開始した。
到着して15分は扇風機から離れなかったかも(^^;。
それぐらいエコ設定は正気を取り戻すのを邪魔した(>_<)。
亀山社中の展示品
⇧龍馬が着ていた家紋入りの紋付と、ブーツのレプリカ。
⇧龍馬の妻だった「おりょう」が弾いていた月琴だあ。(たぶんレプリカ)。
龍馬の銃も!!
この床の間には、武田鉄矢氏から寄贈された、龍馬の絵も♪
実は、この「亀山社中」の名誉館長は武田鉄矢らしい。
だって、自分のバンドに「海援隊」ってつけるくらいだから龍馬の大ファンなんだろうね。
「お~い!竜馬」のマンガも原作もやってるし( ̄▽ ̄)。
ここまでとことん好きだったら、名誉館長にもなれるんだー。
私だったら、どこがいいかな( ̄▽ ̄)。
ワシントンDCにある「アメリカスパイ博物館」と、「アメリカ犯罪歴史博物館」のW館長がいいな♪
(実際に行って楽しんできた人・・笑)。
スミソニアン博物館の館長もいい!!(妄想デカすぎ)。
⇧亀山社中のメンバー。
龍馬(右上)の隣の「陸奥 陽之助(むつ ようのすけ)」は、後に明治政府の外務大臣「陸奥宗光(むつ むねみつ)」に。
その隣の近藤長次郎は、「龍馬伝」では、大泉洋が演じたよね♪ 亀山社中の仲間に無断で薩摩藩の庇護でイギリスに留学しようとしていたのを、龍馬の不在中に仲間にとがめられ、切腹したんだよね(>_<)。
マンガでも、不在中の事件に龍馬は落ち込むが、仲間が社の規則にのっとって下した決断も認めなければならなくて複雑な胸中で悩む姿が描かれた。
あーまた読みたい!
資料の展示には、龍馬が妻のおりょうや姉の乙女宛てに書いた手紙のレプリカも置いてあって楽しい。
江戸時代に絵で解説した手紙を書くなんてやっぱり龍馬って発想が自由で大きい人物だなあと惚れ惚れするよね♪
亀山社中から長崎の街を一望し、下山することに
⇧亀山社中の縁側から見た長崎の街。
龍馬が見た時より埋立地が増え、だいぶかわっているだろうけど、ここでやっぱり1度見たかったのだ。
それにしても、登ってくるとき、なんで商社なのにこんな山奥に建てたんだろう、もっと下に会社があれば取引しやすいだろうに・・・汗だくと階段で「もう~」などと思ってしまった。
私が運動不足なだけであって、龍馬たちは江戸までだって歩いてたのだ。
こんなとこへっちゃらだよね、あははは。すまんぜよ!
それに脱藩者ばかりいたから、ここが何かと都合が良かったのかもね( ̄▽ ̄)。
「亀山」はここの地名で、「社中」は仲間という意味らしい。
さて、もう16:45分。もうすぐ閉館だし、ちゃんと脳内も冷えて資料もじっくり見直したので退散することにした。
ほんと、邪魔だなあ<(`^´)>笑。
私だけ、ここで蚊に刺された。
「ダサ!」K氏が笑ったので、「龍馬を刺した蚊かもしれないじゃない!」とムキになったが、・・・それはない(笑)。
でもその蚊の子孫ということにしよう( ̄▽ ̄)。
【亀山社中】まとめ
とにかく冷房がキンキンじゃなくて泣きそうだった・・・(そこ?)。
龍馬ファンとしては、ずっと行きたかった場所なだけに大満足だった♪
ぜひ、春か秋に行くのをお勧めします。
お城も好きだけど、幕末の史跡をめぐるのも好きな私、ミーハーくらいの知識ですが、ミーハーに歴史巡りしたい人だっているはず!
その方たちのためにこれからも史跡行ったらブログ書いていきますよ!!
次回は、「龍馬のブーツとカプチーノ」です。お楽しみに!
⇒【次回の長崎の記事】龍馬のぶーつを履いて幕末の景色にリンクする
JUL/16/2019(Tue)(長崎・軍艦島2019 #9)
この場所の情報
亀山社中記念館・亀山社中跡地
【OPEN】9:00~17:00
【休館日】なし
【入館料】大人300円/高校200円/小・中150円(団体割引あり)
@googlemap
旅メモ
15:15 ホテルモントレ長崎を出る
15:18 電停「大浦海岸通り」から5番系統(緑)に乗る
15:30 電停「新大工町」で降りる
16:00 亀山社中記念館到着
16:45 亀山社中記念館を出る
亀山社中記念館 入館料 300円2枚 計600円
⇩入館料を払うともらえるチケット
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