こんばんは、ジャスミンKYOKOです!!
さあ、『マネー・ショート』観てきましたよ!!
すごく良かったです!!
すごく面白かっただけに、悔しいのは4つの投資用語がもうちょっと
わかっておけば もっと楽しめたのに!! ・・・です(笑)
「MBS」「CDO」「CDS」「空売り」。
全部 映画の流れでなんとなーく こういうことなんだろうなと考えながら
風景の間に頭の中でおさらいするも
物語はどんどん進むので 脳内パンクしそうだった!(笑)しかし面白かった!
今から観に行く方に用語の解説を。
「MBS」・・・住宅ローンを担保として発行される債権。モーゲージ債と呼ばれる。銀行がリスクを少なくするために 住宅ローンを利息と合わせてパッケージ化して投資会社に売るというもの。
3000万円の30年ローン1000万利息がつく場合、合計4000万のところを3600万などに安くして投資会社や証券化視野に売り、銀行は返済を待たずに資金が戻ってきてリスク回避。
「CDO」・・・「MBS」を買った投資会社は、その商品は元がローンなのでローンを組んだ人が返却が滞った場合のリスクを分散させるためにいろんなローンや債権を混ぜて作った、投資家に売る商品。その際の格付けが上なほどリスクが少ない。(ちゃんと返済してくれる上位の客のローンがAAA)
「CDS」・・・その投資会社が倒産しても、元手は返却される、倒産保険。倒産しない限り毎年確実に手数料が入ってくるので銀行や投資会社にとっては順調な時は売りたい商品。
「空売り」・・・通常、株価が上がった時に利益が出るが、空売りは株価が下がると予想された時、投資会社から株を一時的に借りて売り、下がったら買い戻して差額で儲ける。
10万円借りてすぐ売り、10万円手に入ります。
株が下がり9万円になった時、再度そのお金を使って買って株を返却。手元に1万円残る。
買い戻すタイミングを失えば損をする。
これを踏まえて考えたら「国債」を例にとるとわかりやすいかも♪
国の借金の肩代わりを国民がするというのが「国債」。国民が買うことで一時的に国は資金を得ることができる。
「返済」に当たるのが、預金でいう「満期」。国民に借りたお礼に利子をつけて返す仕組み。
相手が「国」だから この場合は「格付け」はAAAになるのかな?(*^-^*)
(日本の場合はね♪。ギリシャなんかは国が破たんしたから無理かもね)
リーマンショックの元凶、サブプライムローンの借金の当事者は「国」じゃなくて「低所得者」だったから返済が滞り、利子どころか元本さえも投資家に返せないで、関わったすべての機関が崩壊!
自分のローンが商品になってるなんて 当事者には思いもよらないし実は返済相手はいつのまにか、異国の投資家になっているという・・・(事実上は銀行相手に返すのだけど)
ストーリーをかみしめたいがために見終わった後、少し知識を取り入れたので おおいに脳に貢献できたわ♪
これで昨日よりちょっとは賢くなった!!映画のおかげ♪ふふふ
さて、映画のストーリーは軽めかと思いきや、あの、レオちゃんのの「ウルフ・オブ・ウォールストリート」までははじけてなくて(あれはハジけすぎ!笑)主役のマーク(スティーブン・カレル)が、今のトレーダーや銀行のやり方に疑問を持ってる、正義感あふれるトレーダーなので これがよく効いてる!!
↑(中央)マーク。マークの会社の部下たちが素敵なのだ!!
欲望うごめくウォール街で、唯一信頼しあってる仲間♪
バブル期からリーマンショックまでの間に
世の中で 何が起こったか、コミカルに時代背景がチラホラ画像ででてくるのも面白い♪
用語解説も時々ライアン・ゴズリングがやってくれるけど、
70年代風のヘアスタイルに目がいってなかなか頭に入らない(笑)↓
⇧ライアン演じるのは野心あふれるドイツ銀行員、ジャレッド。
↑いちはやくサブプライムローンの危険性を察し、金融崩壊が迫ってることに気づく
マイケル(クリスチャン・ベール)。
大手投資銀行は、浮足立って
サブプライムローンに足をすくわれることにまったく気づかず。
金融崩壊がせまる、壮大なマネーゲームの行きつく先は・・・・・!???
↑今回、ブラピの経営する映画会社で、ブラピはプロデューサーなのもあるかもしれないけれど、
寡黙でかっこいい引退した伝説のトレーダーのオイシイ役♪(笑)
ウォール街の街を歩いたけれど、あのビル群の中では、巨大マネーが飛び交い、数字だけを毎日追い続ける人々がいるんだなあと実感!
随所に流れる音楽がすごくいい!!
GOlliRAZの歌がツボ!でしたーーーーっ(たぶんゴリラズだったと思う)
用語を知らなくても 空気感は感じた♪
この作品は面白い!!
用語をちゃんと知ってたら、ほんと、最高にこの映画を楽しめただろう!
そこがちょい悔しいが、悔しいので用語を勉強して、今は映画をちゃんと理解したのですごくやりがい?があった映画だった!!
ライアン・ゴズリングはインタビューで、
「劇中、ウォール街のリアリティを出すために、連中が日ごろ使ってるように金融用語をバンバン使ってる。一般の人が金融用語をわからないでバカにされたと感じる。そこが大事。
ウォール街の彼らは 恥ずかしくて質問できないようにしていつも相手を威圧する。観客が不快になって 金融に興味を持ってくれることが狙いだよ。
遠い世界のことではなく、身近なことなんだと感じてくれたら嬉しいよ」
なるほど!!
まんまとはめられて勉強させられた!!(笑)
ナイスな映画でした!!邦題のサブタイトル「華麗なる大逆転」は不適当です!!(笑)
映画『マネー・ショート 華麗なる大逆転』のキャスト
@「マネーショート 華麗なる大逆転」(2015年 米)
マーク・・・・・・・・・・スティーブン・カレル
マイケル・・・・・・・・・クリスチャン・ベール
ジャレッド・・・・・・・・ライアン・ゴズリング
ベン・・・・・・・・・・・ブラッド・ピット
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