『デトロイト』デトロイトの街、 怖すぎ!悪徳警官の際立つ演技に注目♪

こんにちは。ジャスミンKYOKOです。

『デトロイト』すごく面白いです。

舞台は、1967年のミシガン州デトロイト。

黒人の差別が最も激しかった時代。

街は工業が盛んで、その産業は低所得の黒人労働者によって支えられていた。

白人は郊外へ引っ越し、黒人は中心部の一部の狭い地域に住まわせられた。

その生活を白人警官が見張り、不当なやり方で取り締まる。

黒人の不満はいつ爆発してもいいくらいに膨れ上がっていた。

冒頭のこの説明時のイラストレーションがとっても好みでした!!

この作品は『ハート・ロッカー』でアカデミー賞に輝いた、キャスリン・ピグロー監督のもの。

出来事と登場人物の心理描写をリアルに描くのが素晴らしい女性の監督。

実際に1967年に起こったデトロイト黒人暴動事件の中の「アルジェ・モーテル事件」を主軸に描いてある。

映画が公開された2017年は、この暴動が起きてちょうど50年目の節目の年。

今でも白人警官に殺されている黒人が後を絶たず、警官が未だに罪を問われない現実へのメッセージが見え隠れする、重厚な作品です。

top画像出展:http://mongorichop.hatenablog.com/entry/2018/01/28/




 

ストーリー

出展:http://eiga.com/movie/87571/gallery/

退役軍人の式典があった夜、お酒の販売許可が降りてないバーで飲んでいたという理由で大勢の黒人が逮捕される。バットで滅多打ちにしたりして瀕死の重体になる者も。

これを観ていた取り巻きの黒人たちが警官に石を投げ始め、暴動勃発。

警官がパトカーからバット持ち出すの、怖いよねえ(-_-;)。他の警官がやってたらやってしまう異常心理になるんだろうか。ナチスみたいに。

出展:http://eiga.com/movie/87571/gallery/

↑今回のスターはこの人!!差別主義警官フィリップを演じた、ウィル・ポールター。

イヤな役がうますぎて、最近大活躍のボイエガくんがすっかりかすんでしまった。

『レヴェナント』では、熊にやられたディカプリオを見捨てて逃げちゃった、

気の弱い男子だったのに、今回は「サイテー!!何こいつ」と口走りたくなるほどイヤな白人至上主義警官を演じてます!!うまいっ!

『スリー・ビルボード』でも署長の言うセリフで出てくるけど、「黒人差別主義者をその度に解雇してたら警官がいなくなっちまうんだよ。後に残るのはホモ差別主義の奴らだけ」

丸腰の黒人を背後から撃っても、勤務停止せずに現場に戻すのが怖い。

実際の画像もところどころに挟みこんであるから、リアルでより心臓バクバク。

こんな警官がまだアメリカにはたくさんいるんだろうなあ。

多国籍、自由を歌ってるのがアメリカの魅力なのに、現実には大きなズレがある。

 

発言権がないからこその行動

出展:http://eiga.com/movie/87571/gallery/

劇中、黒人の指導者みたいな人が言う言葉に「自分たちが住んでる街をなんで壊すんだ」というのがあって、そうだよねえ、白人の街を襲撃するならわかるけど・・・と思いそうになるけど、途中で白人女子が言う、「なんで暴力に訴えるの?」という素朴な疑問でハッとする。

それは、監視下じゃなく、発言権が与えられている者の考え方だったのよね。

私も彼女らと一緒だ。

不満が膨れ上がった住民は、白人警官による厳重な監視下、発言権もない彼らには悔しさのはけ口は、自分の街を壊すことくらいしか出来なかったのかと思った。

 

日本も移民国家に確実になる。なった時、きれいごとが言えるのか

出展:http://eiga.com/movie/87571/gallery/

↑ 暴動から店を守るため店主から依頼され、警備員の仕事をしている、ディスミュークス(ジョン・ボイエガ)。

トランプ政権になってから、「KKK(白人至上主義団体)」の活動がまた盛んになってきていて、現地で池上彰さんがレポートする番組があってた。

番組中、KKKではないが、白人至上主義のサイトを立ち上げて、人気になっている白人男性がインタビューで言った一言が印象的だった。

「白人至上主義などと述べれば、今はたちまち差別者の烙印を押される。就職試験などにも今は黒人の採用枠があり、成績が良かった白人が落とされ、そうでもない黒人が枠のおかげで合格するのだ。

白人はその結果に対し「差別だ!不当だ!」と発言が出来ないのだよ。わかるかい? 日本人は今はまだ自覚はしていないが、国民の半分以上が外国人になった時、我々と同じような気持ちになるはずなのだ。

ずっと一民族で来た国だからね。」

この言葉を聞いた時、ゾッとした。

今だって、夜、誰もいないコンビニに寄った時、店員が全員外国人男性だとちょっと怖く感じる時がある。

隣家の問題じゃない、「差別はダメだ!」とかいっぱしのきれいごとを言えなくなる日が来るのかもしれないなあと感じた一言だった。

アフリカでも中東でも民族間の抗争は絶えない。「黒人差別」というより、根っこは自分たちの種族が滅亡するかもしれないと思う不安感から来る本能的行動みたいなものなのかもしれないね。

アメリカインディアンを絶滅に追いやった白人が、今度は黒人や他の有色人種に国を奪われる危機感を持っているということかな。

アメリカの白人は、数十年後には国の全人口の4割を切るらしい。同じ状況になったら、日本人はこの映画の白人を責めることが出来るのだろうか。危機感が現れないとは言い切れない。

少子化を突き進む日本、労働力を外国人に頼らざるを得ない今。

未来は、共存出来ててほしいけど、どうだろうね(・_・;)。

今はハーフ(ダブル)の子も多いし、子供たちは外国人が普通にいる生活が自然な流れになってはきているけれど。




 

ジャスミンKYOKOの煩悩だらけの映画トーク

出展:http://eiga.com/movie/87571/gallery/8/

モーテルの事件に巻き込まれたことで、歌手で成功する夢を捨てたラリー役のアルジー・スミスの歌声がすごく綺麗だった♪。

『ジャージー・ボーイズ』のバンドと歌声が似てたけど、この頃は、高音で少年っぽい声のボーカルが流行ってたのかな(*^^)v。

事件に巻き込まれなかった仲間は、ザ・ドラマティックスというグループで成功して、今でも活動を続けてるというのが何とも皮肉で悲しい。

緊迫感がずっと続くので、ドキドキで見応えあったのと、人種差別問題が今、とても身近な問題として考えさせられる素晴らしい映画でした!!

ボイエガくんが出てたからキャッチーではあったけど、出てなくてもすごくいい映画だったと思う!

 

映画『デトロイト』のキャスト

@『デトロイト』(2017年 米)

ディスミュークス・・・・ジョン・ボイエガ

フィリップ・クラウス・・ウィル・ポールター

ラリー・リード・・・・・アルジー・スミス

【2018】 ジャスミンKYOKO 映画私的ランキング

1位・・・・・『デトロイト』

2位・・・・・『キングスマン ゴールデンサークル』




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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