「若松屋」で柳川名物「うなぎのせいろ蒸し」と、うなぎに対する気持ちの移り変わり【柳川さげもん旅2023-5】

こんばんは、ジャスミンKYOKOです。

「柳川特盛きっぷ」に、川下り、往復乗車券(特急にも乗れる)、その上うなぎまでついてるだけでも素晴らしいのはわかってる。(特盛きっぷの金額5,000円前後。出発する駅で多少金額が違う)

それなのに、欲張り求めてしまうのは、うなぎやさんの雰囲気の良さ。

8軒あるうちから選べたので、友達とネットで店舗の雰囲気を調べ、ベスト3をそれぞれ選び、2人がかぶった店にしたのだった。

それで決定したのが「若松屋(わかまつや)」。

↑若松屋本館。

手前に新館があったけど、予約していたからか、雰囲気がいい本館のほうに通された。

早くから予約してくれてた友達に感謝だ♪

もう1軒雰囲気良さそうなお店があったが、うなぎのセットにワラスボがついてたので、私がこっちにしてもらった(エイリアンに似た有明海の名物魚。顔のグロテスクさが無理)。

考えてみれば、大人になったものである。

まず30代に「柳川のさげもん観て、うなぎ食べない?」と誘われてもまず行かなかっただろう笑。

小さい頃、うなぎ大好きな父上が鰻屋さんに行こうとした時、とんかつがいいと言いはったことがあった。 

鰻屋さんの店先のショーケースが地味すぎて魅力を感じなかったのだ。

今じゃ余裕で鰻屋さんにつきあえる笑。

↑中庭もあった。「こちらへどうぞ」と奥の部屋に案内されるすきに激写。

庭のある畳の部屋に通された。ここも雰囲気がいいね。

畳でもテーブル・椅子のスタイル。ご高齢のかたや、外国人も安心して楽しめるようにしているのかも。

20代の頃からこんな雰囲気のお店に来れる女子というのはどんな生き方をしてきたんだろう。

私は欧米かぶれだったので、自分のお金で好きなところに行ける自由を手に入れてからはまずはハンバーガー、ドーナツ、パスタやピザが先だったな笑。

↑行ったばかりの「御花(おはな)」での戦利品を「若松屋」のテーブルで写してみる。

友達が「ねーねー、何切れと思う?うなぎ」

そんなことを考えたことがなかったので大笑い笑。

↑まずは「うざく」(きゅうりと鰻の酢の物)が来た。

友達がメニュー表を観て、「うなぎ3切れ乗ってるやつは3,000円だって!」

・・・笑。

何切れでうな重の金額が違っているのにビックリ。そうか、そんな表記なんだ!

「柳川特盛きっぷ」は5,000円前後、きっと2切れだろうと2人で予測(しょうもない笑)。(2切れで2,000円。それでもかなりお得である)

とうとうやってきた、「うなぎのせいろ蒸し」。

「せいろ蒸し」は柳川名物のうなぎ料理で、硬めのご飯にまずタレをまぶして蒸し、その後、うなぎと錦糸卵を上に載せて再度蒸したものである。

「ああ!!3切れだった!!」

そこでかなりお得感を感じた我々は、よりうなぎを一層美味しく食べられた笑。(単純)

この雰囲気と小旅行のテンションで2切れでも十分満足しただろうけどね♪

うなぎに付いてるお吸い物は、「肝吸い(きもすい)」といい、うなぎの肝を具にしているもの。 

大昔、年上の彼氏と鰻を食べに行ったことがあるが、肝吸いを結構我慢して食べた記憶が笑。(付き合いはじめの遠慮笑と大人に見られたいがためのやせ我慢)

彼氏が見てないうちに飲み干し、肝だけを残してソッコーふたを閉めた笑。

今でこそ「もつ鍋」も大好きだが、20代は想像力豊かすぎて、グロいことを考えてしまい、食べれなかったのだ笑。(今も妄想は同じくらいひどいが図太くなったのかな)

「うなぎのせいろ蒸し」は、うなぎの蒲焼と違い、あっさりしているので、食べやすい。

蒸しているからか、タレの甘さがくどくないのだ。

この錦糸卵がまた、美味しい。

うなぎの美味しさと、雰囲気も良くて、1粒残らず完食。

蒸したてで熱々だからはふはふして食べました♪ はふはふしながらもしっかりおしゃべりしたけどね笑。

考えてみれば、うちの近所の鰻屋さんでは、何切れ○○円の表記はないから、もしかしたら「柳川特盛きっぷ」のお客さんがお得気分を味わうための若松屋の作戦なのだろうか笑。

そんなしょうもないことも考えつつ、自分のうなぎに対する気持ちの移り変わりをしみじみ感じながら楽しめた。

やっぱりうなぎは粋だね。でもハンバーガーも相変わらず好きな私であった。

うなぎを堪能したら、目をつけていたカフェに食後のコーヒーに出かけることにした。

今日のお店 「うなぎ料理 若松屋」 福岡県柳川市

@うなぎ料理 若松屋