『エクスペンダブルズ ニューブラッド』(ネタバレ感想)スタローンファンが呆然とする映画

こんばんは、ジャスミンKYOKOです。

スタローン(以下スタちゃん)を敬愛する我が身として、こんなレビューを書くのは辛すぎる!

せめて興行収入が減らないようにX(旧Twitter)にこのブログをあげるのは後にしよう・・・笑。

こんなレビューを書くのは、ふ、不本意です!!

スタちゃん、この続編は作らなかった方がよかったのでは・・・。

「往年のスターが集うお祭り映画」だから、中身なくても、ファンは楽しめた。

でも、予算がないのか、知らん人ばっかり出ててその上ひどすぎるストーリー・・・いかんでしょっ笑。

今回からスタちゃんは脚本降りたらしいが、誰が書いた!!こんな話を映画にするな!

さて不本意ながら、愛するスタちゃんの映画の文句でも書きましょうかね・・。今回はひいき目が出来ない予感・・・笑。

映画『エクスペンダブルズ ニューブラッド』の評価

私の個人的な思考による評価です笑 星は7段階で評価します

私の評価★☆☆☆☆☆☆
スタちゃんの映画でこれほどの点をつけたことは過去になかった(泣)
観るのにオススメな人★シルベスター・スタローンのファン
★ジェイソン・ステイサムのファン
★アクション映画が好きな人
ステイサムのファンはギリギリ楽しめるかもしれないが、
スタちゃんファンは楽しめないかも・・。
暴力性・残虐性★★★★☆☆☆
銃撃、乱闘シーンはもちろん、死体もたくさん写ります
思ったよりグロさは少ないかな。
エロ度★★★☆☆☆☆
ステイサムと彼女のラブシーンがあります、そこまでエロはない。
ただ、会話はシモネタも出ます。
感動度☆☆☆☆☆☆☆
こんな脚本を誰が許した!という怒りレベル笑。

『エクスペンダブルズ ニューブラッド』ストーリー

スタローンが共に80年代以降活躍してきたアクションスターを招き入れて一緒に戦う姿を観れる、お祭り映画。

CIAが直接手を下しにくい国への極秘任務を請け負って来た傭兵軍団、バーニー・ロス(シルベスター・スタローン)率いるエクスペンダブルズ(消耗品という意味)。

今回もリー・クリスマス(ジェイソン・ステイサム)らの仲間と共に、世界で暗躍するテロリストが核弾頭を狙ってると聞き、現地へ向かったが・・・・

消耗品軍団、最悪の危機が訪れる・・・。

ここから先はネタバレレビューです。

『エクスペンダブルズ ニューブラッド』ネタバレ感想

映画館には、50代以上のおじさまたちが集結・・・・!!

みんな、楽しみにしてたよね!?

なのになのになのに、なんだ、あの話は!

スタローンファンの楽しみが皆無!

アクション映画が好きな人というのは、そこまで中身を映画に求めてはいないものの、今回はひどすぎて言葉にならなかっただろうと思う笑。

今回はもう、ひいき目が出来ない、だってそれほどスタローンの出番が少なすぎるから。

スタローンが銃を撃たずに終わる映画ってありましたか・・・・!?(黒歴史のコメディは除く笑)

ファンはマシンガンをぶっ放すスタローンが観たい。

ハンドガンでもいいから味方を守り、敵を打ちのめす姿を観たかったんじゃないのか。

そのファンの期待を見事に前半に打ち破る。

スタちゃん、飛行機操縦しただけで、敵の銃撃を浴び墜落して・・・黒焦げ!!!死亡!

わ、私のスタちゃんをよくも黒焦げにしたわね!!!(敵じゃなく制作陣に怒り)

替え玉とかじゃないのか、実は生きてるって設定じゃないのか、とずっと思いながら観ていたがあまりにも姿を現さない。

うそ・・・うそやろ・・・。

冒頭からショックすぎて、映画の内容が全然頭に入ってこない(内容ないけどね笑)。

結局はラスト生きてたってことだったが、いない時間が長すぎた。(ラスト、大ピンチのステイサムをヘリで助けに登場)

飛行機とヘリの操縦シーンだけでファンが納得すると思うか!

80年代アクションスターが出す味を台無しにするな!

今回、映画前に嫌な噂がネットで流れていた。

このシリーズをステイサム(⇧左)に譲るかも・・・って。

そりゃあ、ステイサムはカッコいいし、アクション俳優としての実力もあるし、男女に人気がある。

でもね、この映画は、スタちゃんが往年のアクションスター軍団を招き入れて、劇中で楽しそうに一緒にアクションやるのを観るのがファンとしては微笑ましくて嬉しかったのよ。

80年代アクションスターのライバルだったシュワちゃんやブルース・ウィリスとマシンガンぶっ放したり(⇧2作目このシーン泣きそうだった)、過去作でスタちゃんと共演したウェズリー・スナイプス(『デモリションマン』)やアントニオ・バンデラス(『暗殺者』)、ミッキー・ローク(『追撃者』)などと一緒に画面にいるだけで、それはもう嬉しかった。

だから、カッコよくて人気はあっても、ステイサムにあの味は出せないのよ。

この映画が「漢(おとこ)の筋肉祭り」と知っての狼藉か!

⇧こんなシーンはいらん。

今回怒りが爆発したのはそれだけじゃない、スタちゃんを殺した上に、そのスタちゃんの代わりとしてエクスペンダブルズの隊長がまさかの女に!!

・・・まさかの女に!!!(2度言いたい)

映画を観ながら気絶しそうだった笑。

終わった後、ソッコー友達にLINEした、「こともあろうに女が隊長になったのよ!!」

「漢(おとこ)の筋肉祭り、楽しんで来てくださいねー」と送り出してくれた友達は、それが私の一番イヤな展開だということを死ぬほどわかっていたので、それはそれは気の毒がっていた笑。(気の毒と言いながら笑ってたけど笑)

鼻血を出す覚悟もない女がアクション映画に出るな!怒

しかもその女(ミーガン・フォックス)はステイサムの彼女という設定で、冒頭からケンカしてギャーギャーわめきまくる。

私は女がギャーギャー言うのが一番キライなのよ・・・・。

これ誰が脚本書いたの?

いくらステイサムに譲ると言っても、スタちゃんの映画で急に女が隊長になったり、ステイサムとのラブシーンがあったりと、ファンは受け入れられないわよ、何考えてんのよ。

バーニー(スタちゃん)が死んだ時の任務の失敗から、クリスマス(ステイサム)は隊を外されて、女のチームとは別行動でスタちゃんの仇を取りに行くんだけど(そんなのは最初からお見通しだけど笑)。

ドルフ・ラングレン(『ロッキー4』での敵のボクサー)も目立たないし、アンディ・クートゥア(シリーズ1から出てる格闘家)ももう1人の女メンバーにデレデレで、「やめんかー!!そんなのエクスペンダブルズじゃないぞ、恥を知れー!!」

中身はなくても愛があった前3作。漢と漢の戦いに時間を割け!

もう映画館のシートにもたれられるだけもたれて、あとは上映終了の時間を待つのみ状態の私。

案の定、女隊長のチームは、CIAのマーシュ(アンディ・ガルシア)に裏切られ、核弾頭を運ぶ船の船室に閉じ込められた。

で、ステイサムが裏から助けて・・・・もうよか。書きたくねえ。

だいたいさ、鍛えてもいないCIAの連絡係(アンディ・ガルシア)がこのミッションに加わるって、裏切り者バレバレじゃないか。 1作目~3作目までも中身はなかったけど、ここまでひどくなかったわい。

一番の悪人であるはずのマーシュ(アンディ・ガルシア)も、ラストにスタちゃんのヘリが放つ機銃であっけなく殺られる(かなり体がバラバラになるけど、ヘリの機銃でああはならないと思うけどな)。

⇧インドネシアのアクションスター、イコ・ウワイス。

『Mile22』※で活躍した、インドネシアのアクションスターのイコ・ウワイスが、最後ステイサムとサシで勝負するけど、意外に弱い。

※・・・マーク・ウォールバーグ主演の対テロ対策のTOPチームVS頭脳派のテロリスト集団の白熱した戦い!インドネシアロケの銃撃戦が超ド迫力。

えーーー『Mile22』ではあんなに強かったのに!時間切れで戦闘シーンを大幅にカットしたのかしら?

ステイサムとあの女の痴話ゲンカを映画に入れるヒマあったら、「男と男の勝負」に時間をかけなさいよ!・

・・・もう知らん。

『エクスペンダブルズ ニューブラッド』煩悩だらけの映画トーク

「女が隊長」も「冒頭からスタちゃん黒焦げ」も本当にムカついた。

でも、映画が終わった後も心にひっかかる出来事があったのよ。

なんかね、スタちゃん演じるバーニー・ロスのキャラを変えてたのが許せなかったの。

今まで、スタちゃんのキャラとしては、弱き者を助け、悪人を徹底的にやっつける、そして仲間思いという私の愛すべき人情溢れる役どころだった。

素人には手を出さない。

そんなプロフェッショナルで仁義ある傭兵のスタちゃんが、今回「ん?」と思うところが2回あったの。

それは冒頭、みんなでバーに行った時、前日に酔っ払ったバーニー(スタローン)が、賭けに負けてそのバーにいたヤンチャな兄ちゃんたちに大事な指輪を取られた。

それを翌日ステイサムに命じてボコボコにして指輪を取り返すのよ。

いきなり襲われボコられてやり返すならわかるけど、正当に負けたんなら、それおかしいやん、今までのバーニーだったらしないやん!と。

「賭けに負けて」というエピソードがいらんのよ。

しかも飛行機が銃撃を受けて墜落してバーニー黒焦げ・・・の謎解きが最後に行われるけれど、その黒焦げは、まさかのバーにいたそのヤンチャな兄ちゃんだったの!

バーで殴って気絶したところをそのまま拉致って、飛行機に載せ、自分の替え玉にして黒焦げになってもらった・・・という種明かし(スタちゃんはマーシュの尻尾を掴みたくて消えてたというわけなんだけど)。

私は呆然。

敵ならわかる。死体を使ったんなら分かる。

賭けで正当にスタちゃんの指輪を奪っただけのヤンチャ兄ちゃんを生きてるのに替え玉にして黒焦げにしたなんて・・・。

それは、80年代から応援してきた、スタちゃんのキャラとは違う、違いすぎるわよ!

とんだ卑怯者になって締めくくられたことに私は呆然とした。

スタちゃん、なぜこの脚本を手直ししなかったの?

ファンの心の奥の奥が痛くなったよね、みんな。

どんなに自分が不利でも一般の人を巻き添えにしないその心意気が素敵だった。会社の消耗品(エクスペンダブルズ)になってもスタちゃん観てがんばれたのに!

それを見事に踏みにじった脚本家、おのれ、許さんぞ。

とはいえ77歳のスタちゃんをスクリーンで観られるのはやっぱり嬉しい。

ただ、コロナの前から楽しみにしていたのに、全身ハチの巣にされたと同じくらいの衝撃だったよ、この映画は。アンディじゃなくて私が機銃で撃たれた気分よ!!

次回作、スタちゃんが半袖でロッキー山脈にいても凍傷にならない映画笑、『クリフハンガー』の続編に期待するとするしかない。

『エクスペンダブルズ ニューブラッド』キャスト

@『エクスペンダブルズ ニューブラッド』(2024年 米)

バーニー・ロス・・・・・シルベスター・スタローン

リー・クリスマス・・・・ジェイソン・ステイサム

ガンナー・ヤンセン・・・ドルフ・ラングレン

トール・ロード・・・・・ランディ・クートゥア

スアルト・ラフマト・・・イコ・ウワイス

マーシュ・・・・・・・・アンディ・ガルシア

イージー・デイ・・・・・カーティス・”50セント”・ジャクソン

ジーナ・・・・・・・・・ミーガン・フォックス

【2024年】ジャスミンKYOKOの映画私的ランキング

1位・・・・・『エクスペンダブルズ ニューブラッド』