断頭台の露と消えるまでフランス王妃の最後を看取った牢獄、コンシェルジュリー

こんばんは。ジャスミンKYOKOです(^^♪

今宵は、フランス最後の王妃マリー・アントワネットが断頭台で処刑されるまでのわずかな日々を過ごした牢獄「コンシェルジュリー」をご紹介。

幼稚園時代に見た『ラ・セーヌの星』の冒頭。

「マリー・アントワネットを殺せー!!」という叫び声から始まるそのアニメ。(今じゃ放映禁止かもね?笑)

断頭台で切り落とされたアントワネットの首を持つ役人の手が高々と広場に掲げられる。

その映像がキョーレツに脳内に残ったまま、大人になり、「フランス革命」のマンガやマリー・アントワネットの悲劇の伝記などを読み漁った結果、念願のパリに初めての海外旅行で行くことになった。

TOP画像の「コンシェルジュリー」は、三度目(^^♪

セーヌ川遊覧の船バトー・ムーシュから撮った画像なのだ。

三度もパリに行けるなんて思わなかったけれど、毎回行く度に訪れるほど、フランス革命の歴史が好きだ。

行く前には毎回「ベルサイユのばら」を読んでから行く、徹底ぶり(笑)。

↑ コンシェルジュリーの入り口にある、マリー・アントワネットの肖像画。

ヴァレンヌの逃亡※で失敗し、あまりにもの恐怖から一夜にして金髪が白髪になったと言われる彼女。(※パリで革命が起こった時、幽閉されていたチュイルリー宮よりフェルゼン伯の手引きでオーストリアに逃亡しようとしたが、見つかりパリに引き戻された事件)

石造りのため、中に入るとひんやりする。

ここもミュージアムパスで優先入場できた♪

すごく並んでたのでこれはありがたいシステム(^^♪料金もかなりお得なのでパリに行ったら(行く前に)購入を。

↑ 14世紀に王室の管理腑(コンシェルジュリーの意味)のために建てられたが、革命時は2600人もの王族や貴族、革命家たちが断頭台に送られる前にここで過ごした。

せっかく革命を起こして自由を勝ち取ったのに、革命家同士が争い、ナポレオンが即位するまで断頭台の刃が渇くことはなかった。

歴史が好きだけど、中でも好みはやはり、「革命」とか何かを勝ち取るための抵抗だったりバカと言われてた人がすごいことを成し遂げたりするエピソードがとにかく好きなのだ。

だから好みは織田信長だったり、坂本龍馬だったり。

フランス革命やらアメリカ独立戦争、ジョン・F・ケネディなんかが好きだからわたくしKYOKOの好みは単純だ(笑)。

↑フランス革命で起こったできごとの年表。アニメ『ラ・セーヌの星』はフィクションだったけど、登場人物の名前は、革命家の名前をたくさん使ってた(ちゃんと覚えているのが自分でもすごい)。

ダントンや、ロべスピエールとか出てたもん。

マリー・アントワネットが収監されていた独房がそのまま保存されている。

簡素なベッドと椅子にテーブル。何不自由なく育ち、贅沢に暮らした彼女の最後を考えると可哀想な気持ちになる。悪く描かれることが多いけど、小学校の頃にしょっちゅう読んでた伝記や、『ベルサイユのばら』なんかで描かれたマリーは世間知らずな子供のような女性で、憎めない感じなのだ。

飢えたパリ市民からすると、そうは思えないだろうけど(;^ω^)。

『ベルサイユのばら』で アントワネットが断頭台に送られる日、お世話係のロザリーがスープを出す。とにかくマンガを読みこんでいるから妄想が限りなく、鮮やかに駆け巡って大変なのだ!

K氏はさして思い入れがないので さっさと出るから不満極まりない。

↑独房の外側。この中庭から馬車に乗せられ、処刑場へ向かったらしい。

『ベルばら』では、革命家に取り上げられたシャルル王子が、母アントワネットのことを忘れ、刑務所の庭で革命の歌を高らかに歌い、アントワネットが泣くシーンがあるの。

だからこの中庭を見た時、すぐそれを思いだし、なんとも言えない気分になった。(子供たちの姿を見れたのは実際はタンプルの牢獄)。

マンガだけのエピソードなのかもしれないけどね。K氏は私がそんなシーンを思い浮かべてここを眺めてるなんて思ってないから、過ぎ去るのが早い早い(イラッ)。

マンガ知識も妄想もすごく大事だね♪

そうやってはるかパリまで来る原動力になったのだから。

コンシェルジュリーがあるシテ島には、アントワネットが裁判を受けるパリの最高裁判所、「パレ・ド・ジャスティス」がある。

マリー・アントワネットという名前もはぎとられ、未亡人ルイ・カペーとして裁判を受けるのだ。

裁判所も重厚~。パリに行く度にここで雨が降るのは、アントワネットの涙かな?

↑毎回ここで土砂降りになり、お土産やさんで折りたたみ傘を買うが、すぐ止んでいらなくなる(;^ω^)

パリ二度目。

パリ三度目も 土砂降りで同じ通りで傘を買った・・・。すぐ止んだ・・・(T_T)/~~~

(写真はコンシェルジュリーのすぐ近くのノートルダム寺院

ベタでも、フランス革命の跡地をたどるのが わたくしKYOKOのパリなのだ。

もちろん、カキもジェラートもエスカルゴも何でも堪能するけどね♪

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tabiメモ

①メトロ ④番線Cite駅

②9:30~18:00

③休館日 1/1 5/1 12/25

④入場料 8.5ユーロ ※ミュージアムパス使用可

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