こんばんは、ジャスミンKYOKOです。
映画の会の前に、寒いけど頑張ってKBCシネマまで行って、気になっていた映画『リアリティ』を観てきた。
今日の記事のお供は、K氏とナポレオンのあとに珈琲飲みに行った、博多駅の1階にある「上島珈琲アミュエスト店」。タバコが吸えるのでよくここを指定するK氏。(私は禁煙ルームにいます)
喫煙者の人からすると、かなりありがたいココ。
いつも多いです。
さて、『リアリティ』、観に来る人は結構いた。
私はFBIと彼女の尋問の記録ということで興味があって観に来たが、リアリティさんが何をしたのかは一切情報を知らなかった。
映画のタイトルが「真実」という意味でのリアリティかと思ったが、実際の本人の名前が「リアリティ・ウィナー」っていうんだね。
「真実は勝つ!」みたいなすごい名前だね。
映画を観ていくと、リアリティは空軍出身で、アフガニスタン語やペルシャ語も出来る才女なため、今はNSA(アメリカ国家情報局)で文書翻訳のアルバイトをやってたらしい。
すごいな!NSAで働くなんて!!
あーこのブログもこんな単語書いたら、あっという間に情報をキャッチされるかも!(スノーデンがNSAはそんなことやってるってリークしたからね)
彼女とFBIの攻防が、録音テープに沿って忠実に再現されてるらしい。
犬の声から、沈黙まで。
この時はトランプさんが、ヒラリー・クリントンに勝利して、大統領になってしばらくした頃。
実はトランプは、ロシアのハッカーを使って選挙の票を操作した疑惑があり、NSAはそれを把握しておきながら国民に発表してない・・・みたいな記事をリアリティがリークしたんだって。
そりゃあ、大事件だよね・・・。
リアリティとしては、軍人としての正義感もあるから、こんなことを知ってて国民に黙っていることが許せなかったに違いない。
でもトランプ陣営の時に暴露したら、自分の身を滅ぼすことになる・・・よね。
別の敵対陣営が勝った時に言わないと、大統領はそりゃあ全力で圧力をかけるよ。
それを捜査しようとしたFBI長官をトランプさんはすぐ解任したからね・・・。
頭がいいとそんなところで働けるけれど、正義感があるならそんなとこで働かない方がいいよ、心もイライラして壊れるし何かしらやりたくなってしまうし・・・。
キーラ・ナイトレイ主演の『オフィシャル・シークレット』という映画でも実話のイギリス政府の機密をリークした人の行末を描いてたけど、マフィアより政府の方が怖いからね・・・(泣)。
今日本で騒がれている「資金パーティ裏金問題」も誰かがリークしたんだろうけど、こうやっていい方に転ぶ場合もあるけどね(たぶん、二度と政治家にはなれん、みたいな局地までにはならんやろうけど・・・そこは東京地検特捜部抱き込まれんでくれよ・・)。
クリーンな心を持ったまま、TOPになった人なんて、いないよ、たぶん・・・(泣)。
男は「なあなあ」の世界に生きてる。義理人情は大事だけど、それはそれ、これはこれが出来ないのが男の世界。
これで自分だけ闇献金を断るようなことをしたら、派閥から追い出されるし出世もなくなるだろうから疑問に思ってもそのまま記載しなかったり受け取ったりするんじゃないかな・・・。
リアリティの名のように正義が勝つ日は来るのか・・・。
最初は優しいFBI職員が、矛盾点を探すためにさまざまな質問をしては追い詰めていく・・。
職務倫理違反で逮捕、ということだけど、それならトランプさんはなんだろうね・・うーん。
セリフのやりとりは後半に行くにつれて緊迫して面白くなっていくけど、ずっと会話劇ではあるので場所は動かず、映画館まで見に行かなくてもいいかな、という感じ。
大統領まで殺す国だからね、アメリカは。自由そうで自由じゃないよね。
さて、今年もあと1週間。嘘みたいだー。
今年の映画納めは、まだレア・セドゥがウロチョロしてなかった頃の007のスカイフォールを観て締めとする。
カッコいいダニエル、いい時間に映画がありますように。