何かが残念だ・・・・。
映画『LONGLEGS(ロングレッグス)』を観た。
ニコラス・ケイジ主演のホラー映画で、CMのキャッチコピーは「この10年で一番怖い映画」という触れ込みだった。
・・・・・どこが?
全然怖くないぞ!!!誰だ!?キャッチコピー作ったのは!?
これはホラーではない。どちらかというとサスペンススリラーになると思う。
しかもムカつくことに、ニコラス・ケイジが頑張っているようで頑張っていない笑。
途中までは良かったよ!しかし・・・何かが惜しい。
やろうとしてたことはいいのだが・・。
私の個人的な思考による評価です笑 星は7段階で評価します
私の評価 | ★★★★☆☆☆ まあまあ 雰囲気は最高。どす黒い田舎町の描写や朽ち果てた納屋や 古い教会などはよかったが、肝心の怖さがない。 ニコラス・ケイジも今一つ。 |
観るのにオススメな人 | ◆ニコラス・ケイジのファン ◆マイカ・モンローのファン ◆田舎の殺人鬼モノが好きな人 |
暴力性・残虐性 | ★★★☆☆☆☆ 殺人鬼モノにしては、そこまで残虐シーンはない。 血が飛び散るくらい。死体はだいたい遠目だが一回だけ接写あり。 |
エロ度 | ☆☆☆☆☆☆☆ |
感動度 | ★★☆☆☆☆☆ 途中までのどんよりとした田舎の雰囲気は最高。徹底的に 曇った日だけで、不気味さが出てていい。 |
もくじ
映画『LONGLEGS(ロングレッグス)』ストーリー
映画『#ロングレッグス』
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90年代のオレゴン州。
その町で30年間で10回起こった殺人事件は、未解決のままだった。
犯人は必ず殺人現場に暗号文を残し、「LONGLEGS(ロングレッグス)」と名乗った。
FBIの新人捜査官リー・ハーカー(マイカ・モンロー)は、ある事件を野性的カンで解決したことから、この連続殺人事件の担当になり事件の真相を探っていくことになったが・・。
↓
↓ここから先はネタバレ感想です。
↓
映画『LONGLEGS(ロングレッグス)』(ネタバレ感想)
オープニングはゾクゾクした。それで期待感増したのがいけなかった
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— 映画『ロングレッグス』公式 3.14 (@Longlegs_JP) March 12, 2025
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オープニングはゾクゾクしたよ!
わーーーっ これから最高の殺人事件が始まる予感しかなかったからね(最高の殺人って・・)。
冒頭の画面が、映画のスクリーンの長方形じゃなくて、学校の先生がスライドを映す機械の映像のような、角が不規則になってる真四角の画面。
しかも赤い背景に浮かび上がるタイプライターの文字で「LONGLEGS」・・・!。
わーーオシャレ♪
『セブン』※を初めて観たときのあのオープニングのゾクゾクとまではいかなくても、大興奮。
※ブラッド・ピットとモーガン・フリーマン主演の7つの大罪になぞらえた連続殺人鬼を追うサイコスリラー。MVを手掛けたことのあるデビッド・フィンチャー監督の創る、殺人鬼の殺しの道具や殺人の準備などをスタイリッシュに写したオープニング。
そこで期待値があがったからいかんやった笑。
なんだろうなあ、この撮影チームのやりたかったことはわかる。
『羊たちの沈黙』や『セブン』みたいにどす黒い雲がたちこめる暗い空。。
80年代のゴツゴツしたアメ車。ウッドパネルのステーションワゴン。
『ファーゴ』みたいな、雪の上に死体が転がって血が滲んで、叫んでも誰も助けに来ない農村。
もう、最高じゃないか!
この空気が好きな人はきっと「途中」までは興奮したはず!笑。
・・・・途中まではね笑。
ニコラス・ケイジが頑張り方を間違っている
— 映画『ロングレッグス』公式 (@Longlegs_JP) April 6, 2025
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何が残念かって、ニコラス・ケイジよ👆(たまには褒めてやらんか)。
こないだのマークみたいに※、頑張らなくていいところを頑張って、頑張らないといけないところを頑張っていない笑。
※マーク・ウォールバーグは映画『フライト・リスク』で、実話でもないのに髪を剃り、丸ハゲにして、悪役をした。そんな頑張りいらん。
顔を白塗りする必要あった?ジョニー・デップじゃあるまいし笑。
なんかロン毛の白塗りの変な人・・・・こんなのちょっと前にイーサン・ホークがやってなかった?笑(『ブラック・フォン』)
アメリカ人の「怖い人」への想像、ってあそこまでが限界なのかしらね笑。
変なメイクなんかせずに、普通の連続殺人鬼でよかった気がするんだけどなあ。
そのまんまのニコラス・ケイジの顔で殺人鬼した方が絶対怖いと思う(十分キモイし笑 ニコラス・ケイジのファンすみません、私も好きですよ!)。
ニコラス・ケイジの胸毛と腕毛を全開に出して、70年代の格好させて、フリフリブラウスとか着せた方が絶対いいよ。それだけで十分キモイから!
昔、上司に腕の毛がすごい人がいて、シャツの首からも胸毛が出てたから、後輩と「和風ニコラス」と陰で呼んでた(顔は和風)笑。
俳優になったら、誰しも一度はジョーカーみたいな白塗りをしたいのかしらね・・・。
そんなのジョニデ(ジョニー・デップ)だけで十分よ。ジョニデの白塗りももう飽きたけどね(ジョニー、そろそろ普通の顔で映画出てくれよ!)。
私は女優になったらボンドガールと、ブラピの恋人役と、リーアムやトムのアクションを邪魔しない奥さん役とかしたい笑。そして全力で守られて「愛してる」と言われたい笑(そんなの誰も聞いてない)。
欲張りすぎちゃったね・・・。
映画の冒頭、FBIの捜査官になったばかりのリー・ハーカー(マイカ・モンロー)が、「ここは応援呼んだ方がいいです」と何やら直感が働き、「バカ言うなよー確かめもしないで」と笑ってた同僚男子の捜査官が、訪問先のドアを開けた瞬間、頭を撃たれた時は「おっ!!!この映画イケる!!♪」とゾクゾクしたんだけど。
古いタイプライターで打った「LONGLEGS」と殺人鬼の名前と暗号文のメッセージも、映画『ゾディアック』で観た謎解きが思い出されてよかったのにな。
が・・・それ以上のものはなかった笑。
・・・要するに、この映画は「欲張り過ぎた」んだと思う。
今までの名作の一級スリラーを踏襲しすぎている笑。
風景は『ファーゴ』、主人公のFBI捜査官が殺人鬼に気に入られているところは『羊たちの沈黙』、殺人鬼が文字で名前を残すのは『ゾディアック』、9歳の誕生日を迎える子供の一家を狙う一定のルールに基づいて連続殺人をするところは、7つの大罪になぞらえて殺人をする『セブン』。
すべてからインスパイアされすぎじゃ。どれかに絞らんかい。
わかるよ、私も映画人なら、好きなものすべてをぶち込みたい。でもヒットさせたいなら「そぎ落とし」は必要だよ。
なんでしょうね、映画って不思議なもので、「どこかで観たような設定でも許せる」映画と、真似ばかりすんな、ボケ!と怒りを買う映画とがある笑。
これは後者に近いが笑、でもあの雰囲気(暗い田舎やウッドパネルのステーションワゴンとか)は好きだったな。
奇をてらわず、普通の顔のニコラス・ケイジで勝負してほしかった。
ロン毛のニコラス・ケイジは『コン・エアー』以来。あれはロン毛な上にマッチョで、私の求めるニコラス・ケイジ像ではなかった(映画は面白かったけどね)。
ニコラス・ケイジは、情けない役の方が似合うのよね(下がりまゆがそうさせるのか)。
犯罪サスペンスと思わせて、悪魔オチ!?
今回、「10年で一番怖い映画」という触れ込みと、ニコラス・ケイジが写ったポスターで、ニコラス・ケイジ演じる殺人鬼が大活躍するものと思っていた。
・・・思っていたのに。
警察に捕まったとたん、机に自分で顔をぶつけ続けて、顔面ブッ潰して死ぬってなんだ!!怒
こ、これで終わり?・・笑
捕まるところも、今まで車を運転してたのに、警察に嗅ぎつけられて逃げる時だけバスに乗ろうとするって何?(バス停でパトカーに捕まった)
「10年で一番怖い映画」というのは、勝手に日本で公開する時にキャッチコピーにしたんだな、それが大迷惑だってばよ(うずまきナルト風)。
ホラーあるあるではあるけど、分からんのが9歳の誕生日を迎える子供の誕生日に一家全員が殺されるってわかってるのに、誰も引っ越さないこと笑。
映画『ハロウィン』※なんてその日(10月31日)だけ、よその町に出かけてたら死なないのに(映画にならんだろ)。
※殺人鬼マイケル・マイヤーズがハロウィンの日に町の人を殺しまくる。
実際は、9歳の誕生日を迎えた子供に呪いをかけ、その子の一家をその家族によって惨殺するという悪魔的な手法。
— 映画『ロングレッグス』公式 3.14 (@Longlegs_JP) April 13, 2025
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#ロングレッグス pic.twitter.com/eN63uX9e7n
ニコラス・ケイジは、人形師でもあり、呪いの人形を作って子供の誕生日にその人形を贈っていた。
その人形がね、ほんとかわいくないのよ笑。
日本のキャラクターに慣れているからか、アメリカ人の「かわいい」に衝撃を受けたなあ、キャベツ人形を初めて観たときは笑(80年代に流行ってた)。
あれをもらって喜ぶのか!?アメリカ人は!?
でも大人になってくると、日本のキャラクターが幼稚に見えてきて、セサミストリートやムーミンの原作の方が好きになったけどね(日本で味付けされたムーミンはかわいすぎる)。
等身大の呪いの人形(しかもかわいくない)っていうのも『チャッキー』とか『死霊館』シリーズっぽいし笑。
新しさと驚きがなかった笑。
私が和ホラーを観ないように(リアルにその辺に幽霊がいそうだから笑)、欧米人にとっては、「悪魔がやどる人形」ってリアルに怖いのかな。
仏教国の日本人にとっては悪魔がピンと来ないから洋物ホラーを楽しめるっていうのもあるかもね。
それにロングレッグスのメッセージの暗号を解くのが、リーの超能力っぽい特殊能力っていうのがつまらなかったなあ。
その辺はCIAに雇われている暗号分析官とかの秀才を使ってほしかったり、犯人からの言葉でヒントを得て捜査するとかさ、FBI捜査官っぷりを発揮して欲しかった。
ロングレッグス(ニコラス・ケイジ)は、マイカ・モンローにだけ、ちょっとヒントを与えたりするのだけど、そこは『羊たちの沈黙』のレクター博士っぽいが、捜査をほとんどしないからねえ、ときめかん。
今日も守ってくださった恵みに感謝します
— 映画『ロングレッグス』公式 (@Longlegs_JP) April 12, 2025
映画『#ロングレッグス』
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リー捜査官は、謎を解いていくうちに、ロングレッグスの殺人の手伝いをしているのが、自分の母親と知ってしまう。
9歳の誕生日にリーの家にロングレッグスが現れた時、母親が娘の命を奪う代わりになんでもするって言ってしまったからだった。
シスターの格好をしたリーの母親が呪いの人形を誕生日を迎えた子がいる家に運ぶ。
えーーっ そっち?
暗号解読の謎解きと思ったのに、まさかのそっち(悪魔系)だったのがビックリ。
ニコラス・ケイジ、あんなメイクする意味ないじゃん、しかも自分で手を下してないし。
なんだよ、悪魔系なら早く言ってくれよ(好物)。
でもラストくらいまでそれが分からないので、引っ張った割には謎じゃなく悪魔かよ~。
リーの母親は、悪魔と取引しちゃったわけね。(助かりたいために悪魔に何でもするって言うのは命取り)
悪魔なら最初からにおわせてほしかった。
夢オチが嫌いな私と友達は、心底ガッカリ。(それは夢だったとか、それは悪魔の仕業だったとかね。最初から悪魔祓い映画と分かってる場合は別)
逮捕に来たリーの同僚女子をリーの母親がショットガンで殺したりするが、私はニコラス・ケイジががんばると思ってたので、これもあまり心動かず。
真犯人が予想したのと違った場合、普通は、あの人だったか!なるほどね!とその意外性に感動するものだけど、ニコラス・ケイジがさっさと死に、急に悪魔オチを見せられた上、それがわかったところで、「へー」としかならん笑。
似たような映画が多い中、面白くするためには、そのオチの出し方、順番、見せ方だよね。(特にサスペンスやホラーは重要)
結果、子を守るための母親の仕業だった、という映画も観たことあるけど、この映画は「えーーそりゃあ、お母さんきつかったよねえ、かわいそうに」という感情移入もない。
最初のサスペンスのまま、突き抜けてほしかったな。
サスペンスにしても悪魔系にしても、どっちも中途半端なまま、終了笑。
映画『LONGLEGS(ロングレッグス)』煩悩だらけの映画トーク

↑素のままで勝負しろ!ニコラス・ケイジ!
ニコラス・ケイジが借金返すために、B級以下笑の映画に出続け、おととし完済。今は自分の好きな映画にようやく出れるようになったのはめでたいが、もっと考えろ笑。
ニコラス・ケイジが出ると聞くと、よほどのことがない限りサスペンスや犯罪が絡む映画なら行くけど、今までかなりの被害に遭った笑。
夜中にもよくTVであってて、つい観てたら寝不足になった上にひどい映画で、時間を返せ被害にも散々遭った。
借金返すためにひどい映画に出てるって教えてよー(借金完済してからの情報だった笑)。
まあ、借金返せて今は日本人の若妻にメロメロだし、いいんだけどね笑。(滋賀県出身、30歳以上年下)
しかし、うらやましいのはニコラス・ケイジの妻だから、当然新作映画のプレミアやアカデミー賞などももちろん来てる。
ブラピを肉眼で観れるなら、ニコラス・ケイジの妻も悪くないなと思っちゃう(サイテー笑)。
それにしても、毎回ホラーやサスペンス映画を観る時に思うんだけど、
アメリカ人よ、なぜカーテンをしない!怒
銃社会なのに、ドアが透明だったりね・・・(網戸とセットの二重扉のやつ)。
リー捜査官(マイカ・モンロー)が山の中のログハウスに一人暮らしで、大きな窓だらけなのにカーテンが一切ない家に帰った時はほんとハラハラして怖かった。
まる見えだよ、ロングレッグスに!
アメリカの金持ちあるある描写で、モダンな家の大きな窓で外からまる見えってよくあるけどね。
ほんと、あそこが恐怖のピークだったね、と友達と話した笑。(→その後すぐロングレッグス捕まって自殺笑)
それにしてもFBI支局があんな田舎にあるのだろうかとも疑問だった。
『羊たちの沈黙』を踏襲したかったから無理やりFBIにしたんじゃなかろうか。どう考えてもあれは地元警察の管轄だろう。
もしかしたら未解決の連続殺人だから、案件が地元警察からFBIに渡ったとも考えられるけれど・・・。ほとんど捜査官がリーと署長のカーター(ブレア・アンダーウッド)しか出てこんのが変。
最後あたりに「殺され要員」として笑、急に同僚女子が出てきたけど笑。
署長のカーターを観た時、「あ!ミランダのセフレ(セックスフレンド)だ!」と思い出した笑。
※『セックス・アンド・ザ・シティ』のドラマ版だったか映画だったかで、ミランダの一時的な彼氏役だった笑。
今度はFBIか、出世してよかったね・・・。そう思った笑。
いつか、ニコラス・ケイジ本体のままで、恐ろしい殺人鬼を演じて欲しい。
キモさだけは、もう充分備わっているんだから笑(褒めてます笑)。
映画『LONGLEGS(ロングレッグス)』キャスト
@『LONGLEGS(ロングレッグス)』(2024年 米)
リー・ハーカー・・・・・・・・マイカ・モンロー
ロングレッグス/ダル・コブル・・ニコラス・ケイジ
ウイリアム・カーター・・・・・・ブレア・アンダーウッド
ルス・ハーカー・・・・・・・・・アリシア・ウィット
【2025年】ジャスミンKYOKOの映画私的ランキング
1位・・・・・『教皇選挙』
2位・・・・・『ビーキーパー』
3位・・・・・『セプテンバー5』
4位・・・・・『アプレンティス ドナルド・トランプの創り方』
5位・・・・・『ファイアーブランド』
6位・・・・・『LONGLEGS』
7位・・・・・『フライト・リスク』
こんばんは、ジャスミンKYOKOです。