『ワイルド・ロード』(ネタバレ感想)97分なのに長く感じた、安っぽいロードムービー

こんばんは、ジャスミンKYOKOです。

ケヴィン・ベーコンが出てるならと、駄作も覚悟で友達と出かけた『ワイルド・ロード』。

ポスターどおりの、本当にしょうもない安っぽい映画でした笑。

97分しかないのにすごく長く感じた。

月曜日に観てしまい、我々の週明けを早速疲れ倍増にしてくれた、ちっぽけなロードムービー笑。

ケヴィン・ベーコンへの恩義?笑と忠誠心から出かけた我々なので、期待はしてなかったけど、思ったよりかなりひどかった笑。

主役のフレディを演じるマシン・ガン・ケリー(現役ラッパー。俳優名コルソン・ベイカー)が腹部を撃たれててずっと映画中唸ってるんだけど、その痛がる演技が下手笑。

リアリティが大事なのか、そんなにずっと痛がってなくていいんだよ、アクション映画なんだから笑(アクション映画では時に主役は怪我してることすら忘れて普通に動くことあり 笑)。

舞台がアメリカの長距離バスというのは、アメリカかぶれにはたまらんが、ただそれだけ笑。

語ることは何もないが笑、いっちょいきますか笑。

映画『ワイルド・ロード』の評価

私の個人的な思考による評価です笑 星は7段階で評価します

私の評価★☆☆☆☆☆☆
観るのにオススメな人⚫マシン・ガン・ケリーのファンの人
⚫ケヴィン・ベーコンのファンの人
⚫麻薬組織が絡む犯罪映画が好きな人
ケヴィン・ベーコンのファンで麻薬組織の話大好きだけど、これは辛かったけどね笑。
暴力性・残虐性★★★☆☆☆☆
拷問のシーンがちょっとだけあります。
が、麻薬組織の話にしては直接的な暴力は少ない。
エロ度☆☆☆☆☆☆☆
直接的なエロシーンはなし。ただパパ活みたいな話はちょっとある。
感動度☆☆☆☆☆☆☆
感動は皆無笑。

『ワイルド・ロード』ストーリー

犯罪組織から大金と麻薬を盗んだフレディ(コルソン・ベイカー)は、仲間と共に逃亡。

途中で腹部に被弾し長距離バスに乗り込んで逃げ切ろうとするが、組織からの追手が迫ってくる。

何もしてやれなかった一人娘への償いのため、組織から足を洗い金を渡したいフレディだったが、出血は止まらず追手にも嗅ぎつけられそうな危機に、疎遠だった父親(ケヴィン・ベーコン)に連絡を取ろうとするが・・・。

⇩ここから先はネタバレ感想です。

『ワイルド・ロード』ネタバレ感想

⇧ケヴィン・ベーコン(左)、マシン・ガン・ケリーことコルソン・ベイカー(右)

ポスターと邦題のあまりにもの安っぽさから、ほとんど期待せずに観に行ったものの、映画の冒頭、

「うそ!?もしかして 面白い映画!?」・・・と一瞬ワクワクしたのよ。

麻薬と多額の金を、今まで自分がいた組織から盗んで逃亡したのも束の間、ソッコー捕まった仲間の1人が拷問されるシーンから始まるので、「おっ♪意外にハードな内容?」とワクワク。

一緒に行った友達も後から聞くとそう感じたらしい(拷問シーンのスタートで心が躍るってどんな2人なんだ笑)。

舞台はジョージア州って出てきたから、「あーー!!アトランタか!」(メキシコに近く、治安が悪い)それもウキウキ気分にもれなく加算された。

『ワイルド・ロード』の舞台

アメリカの南部、ジョージア州アトランタからカイロまでの道のりを長距離バスで向かう。

ケヴィン・ベーコンの出番の遅さに不安を覚える

しかし、ほどなくすると、不安が頭を支配してくる。

お目当てのケヴィン・ベーコンがまったく出てこない。

やばい。ポスターにあんだけデッかく載っていながら、まさかの詐欺まがいの友情出演?

フレディは、追われてその場凌ぎに長距離バスに飛び乗り、どこかのサービスエリアで、仲間と合流しようとしていた。

冒頭の40分、バスの中での乗客とフレディのしょうもないやりとりを見せられた後、ようやくケヴィン・ベーコンがフレディとの電話のシーンで出てきた。

ケヴィン・ベーコン目当ての私は、話の詳細は知らずに来たが、まさか、この映画、最後までバスから降りないの??

嫌な予感。

あの安っぽいポスターから、『スピード』のようなハラハラドキドキのバスジャックは期待できない上、冒頭の40分の雰囲気からは、バスからこのまま降りずにすごい展開が待ち受けてるなんてことは想像できない、

フレディは腹部を撃たれ、一緒に逃げた仲間も組織に捕まって死んでしまい、もうなすすべがない。

疎遠になってた、ろくでもない父親(ケヴィン・ベーコン)に連絡するも、ラリってて助けに来る気配もなく、電話を切られる。

家族思いのようでいて、家族のことを考えていない主人公

だいたいね、このフレディがあまちゃんなのよ、ほったらかしにしてたからって一人娘のために組織の金を奪うなんて、バカじゃないの?

そんな黒い金、逆に娘に危険が及ぶに決まってるじゃない、そんなことも想像つかんのかい。

足を洗うだけでいいじゃないのさ、金盗んだら死ぬまで追ってくるよ、あいつらは。

まあ、こういう短絡的な行動は、犯罪映画にはよくあるので、それは許すとして、フレディの痛がる演技がウザい。

こういう映画はメッセージ性なんてないんだから、傷を負ったとしてもたまに痛がるだけでいいのよ。(アクション映画を好きなくせにディスる笑)

元の妻にケガの手当を泣きつくのもどうかと思う。

しかも都合がいい、看護師設定笑。

いやねえ、展開が早くて面白い映画だと、こういうご都合主義も目をつぶれるのよ。

この映画はどこか、生ぬるい。

元妻が、彼を助けようと薬と手術道具を勤務先の病院から盗み出して、バスステーションまで車で向かおうとする。

さんざん振り回された男を助けなくていいやん、あんたそんなの盗んだら看護師クビになるよ。

シングルマザーなのに職を失ってもいいのかよ。どいつもこいつも行動があさはかでイライラする笑。

2人とも全然一人娘のこと、まったく考えてないじゃないか。

バスの中の人間模様が中途半端で、詰め込みすぎ

このフレディにバスに乗った時からずっとスマホを借りようとする女がまた面倒。

自分の安いスマホが圏外になったからといい、何個もスマホを持っているフレディに「1つ貸して」と食い下がる。

まず何個もスマホを持っている時点で、犯罪組織関係者だと思いなさいよ、アトランタの女でしょうが!

バスの座席の後ろで、その女子のやり取りを聞いてたフレディは、彼女がマッチングアプリの相手と思い込んでる相手は、売春組織かパパ活※目的ではないかと疑う。

※若い女子とデートや体の関係を求める代わりにおじさんが対価を払う

家出少女は、そういう組織とか関わったが最後、雇い主にレイプされた後は、薬漬けにして売春をさせられ続けるのがオチ。

フレディは、なんとか彼女を止めようと説得を試みるも傷が痛くて思うように説得できず、ウザがられる。

自分が犯罪組織でさんざん悪いことしてきておきながら、急に未成年に説教垂れる姿なんて、私は犯罪映画に求めてないよ笑。

言い方悪いけど、ソープランドに来て、そこにいる若い女の子に「こんなとこで働いちゃダメだよ」と説教しておきながら、ヤルことはやって帰るオッサンと同じじゃないか(言い方悪すぎる笑)。

予算がないのに、テーマを大きくしすぎ

父親がバスステーションに現れたのは、息子を救いたい気は一切なく、今でも未練たっぷりの犯罪組織の女ボスに会いたいためだった。

妻に逃げられ幼い息子を連れ犯罪組織に転がり込み、父親は女ボスに夢中になったが、女ボスはケヴィン・ベーコンにはやがて飽きたものの、息子のフレディはかわいがったというもの。

97分に家族の事情を詰め込みすぎじゃ。

もっとロードムービーと逃走劇に力を入れるか、人間ドラマか、どっちかにしろ!中途半端なんだよね。

それに麻薬組織からごっそり大金と麻薬を盗んだというのに、追手は3人くらい笑。

低予算なら、扱うテーマを大きくするんじゃない怒。

クリント・イーストウッドの『クライ・マッチョ』を思い出した。あれもメキシコのギャングからの追手が1人・・・笑。

追手に人員を割けないのなら、最初からただの友情ロードムービーにしてくれよ!と思った映画だった。

この映画もそう。個人でさばききれないほどの麻薬を盗んだのに、追手がボスも含めて3人笑。

スケール小さすぎやろ。

追手が3人しかいないなら、この組織は大きな組織の下請けだったとも考えられる。

そんなとこの麻薬を盗んだのならそれこそ一大事だ。

家族が金を使おうもんなら、すぐわかる。

まあ・・・そこまで考えてこの映画作ってないよね笑。

ボスが直接現場に出てくる時点でちっぽけさがわかるよね笑。

アクションはまったくない上に、バスの中で繰り広げられる安っぽい人情劇笑。

パパ活男が女の子がバスにちゃんと乗ったか確かめるために、補導員を装って乗ってきたり。

ややこしいんだよ、エピソードを欲張りすぎ。

最後は瀕死のフレディが、母性を出して心配してバスの中までやってきた女ボスを射殺して、自身も力尽きて死んじゃう。

まあ、原題が『One Way』(片道切符)だからね。

ボスを射殺して家族に危険が及ばなくしたのはいいが、女ボスがフレディを心配してバスで抱き寄せるシーンとかね、ちょっとクサすぎる。

97分で育て親の感情まで描くのは無理があるよ。

パパ活男に騙されずに済んだ女の子が、フレディに頼まれ、後日家族にお金を渡しに行く最後で終了。

最後まで、どこかで観たことあるような人情劇で締めくくられたが、もうちょっと作り方を変えたらもっとマシな映画になったと思うけどね。

安っぽいドラマの連続で、97分が3時間くらいに感じた映画だった。

『ワイルド・ロード』煩悩だらけの映画トーク

途中出てくる1人娘のリリーは、主役のフレディ演じるマシン・ガン・ケリーの実の娘らしく、彼も実生活でシングルファーザーらしい。(最近美女と婚約)

同じようなシチュエーションに気持ちが入ったのかも知れないが、痛がる演技が下手で、その気持ちは私には伝わらなかったよ笑。

しかも善と悪が闘う心の中の葛藤を、時々急に幻みたいにもう1人のフレディが出てきて本人にささやくのだけど、あれは絶対いらないシーン笑。あんなの観たら一気に冷めるよね。

犯罪映画にファンタジーを混ぜないでくれ。

表情で葛藤しなさいよー笑。

ケヴィン・ベーコンは、いきなり上半身裸で登場。息子からの電話にタトゥーだらけの裸で出ることで、この男も素性が良くないってことを表そうとしたのかな。

還暦過ぎてるのにたるみもないけど、筋肉もない感じのスレンダーボディの、いつも彼だったけど、裸は見せなくていいんだけどね笑。

外に出る時、変なチョッキ着てるのがイヤだった。(ポスターにも写ってる上着のこと)

ベストとは言えない、昭和の呼び方でチョッキとしか言いたくないやつなのよ。(文句ばっかり笑)

ポスターの、ケヴィン・ベーコンのチョッキやマシン・ガン・ケリーのサイドを刈り上げ、後ろ髪が長い辰吉っぽいヘアスタイルといい、てっきり80年代の映画かと思いこんでいたが、スマホが出てきて現代の話だったのにはビックリした。

バスやバスのターミナルの感じなんかま80年代ぽい雰囲気だったから、そこは監督の趣味なんだろう。

アメリカかぶれとしては、冒頭出てくるアトランタのダウンダウンの荒廃した雰囲気や、くたびれたバスをあえて使っているところは好きだったけどね。

ケヴィン・ベーコンファンをポスターで振り回すのはやめてほしい笑。

本当にちょっとしか出てこなくてガッカリ。(息子を女ボスにチクって分け前をもらおうとした)

でも、こういうツッコミどころ満載映画は、観た後、犯罪映画仲間の友達と文句たらふく言いながら帰るのも意外と楽しい。

犯罪映画やアクション映画の駄作には、他のジャンルの映画よりちょっと優しい自分がいる笑。

『ワイルド・ロード』キャスト

@『ワイルド・ロード(原題One Way)』(2022年 米)

フレディ・・・・・コルソン・ベイカー(ラッパー名マシン・ガン・ケリー)

レイチェル・・・・ストーム・リード

ヴィック・・・・・ドレア・ド・マッテオ

父親・・・・・・・ケヴィン・ベーコン

【2023】ジャスミンKYOKOの映画私的ランキング

1位・・・・・『母の聖戦』

2位・・・・・『SHE SAID その名を暴け』

3位・・・・・『THE FIRST SLAM DUNK』

4位・・・・・『フラッグ・デイ 父を想う日』

5位・・・・・『ワイルド・ロード』