『THE INFORMER(ザ・インフォーマー)三秒間の死角』FBIに裏切られた男ジョエル・キナマンの頭のキレと肉体にシビれます

こんばんは!ジャスミンKYOKOです。

『THE INFORMER 三秒間の死角』を紹介します。

カッコいい!!主役のジョエル・キナマンがゾクゾクするほどカッコよかった♥。

ポーランドマフィアも怖そう!!

舞台はアメリカ、NYです!!最高!

こういう映画を観た後はテンション高い私。

ついつい、映画館の帰りに中洲で見かけたガタイのいいお兄さんを見ると、「もしかしたら裏社会の人間かも?」とか妄想しながら歩きます(アホウ)。

天神と言えばそこまでビビらないけれど、中洲だと、つい悪い方の妄想を抱いてしまう。※

※福岡の天神は、東京で言えば新宿とか渋谷?中洲は歌舞伎町。そんな感じの繁華街の違い

ストーリー

模範囚だったピート・コズロー(ジョエル・キナマン)は、刑期からの自由と引き換えにFBIの情報屋として、ポーランドマフィアの麻薬組織に属していた。

これが情報屋としての最後で自由になれたはずの大きな仕事の最中、NYPD(ニューヨーク市警)の潜入捜査官のせいで、何年もかけたおとり捜査が失敗し、ピートは組織から疑われ始める。

ピートは組織からの疑いを晴らすためと、FBIの再計画のため、刑務所に戻ることに・・・。

FBIはほどなくピートを使い捨て、彼はマフィア、NYPD、FBIからも追われる身となってしまう。

私の好物が詰め放題の映画

北欧発の小説でイタリアの監督なので、舞台はアメリカでも演出がアメリカちっくでないので、大げさなお話にはならない。

それが逆にリアルで、こういうことあるんだろうなあという緊張感を生んでいる。

好物1)FBIの情報屋として 組織に潜入

FBI(アメリカの連邦警察)の情報屋として、刑期からの自由と引き換えにポーランドマフィアに潜入。

家族に会いたい気持ちを利用される模範囚、潜入映画あるある!

司法取引とか、「刑期を軽くしてやるから」とか、1回捕まってしまった人は、警察側にもマフィア側にもいいように使われてしまうから、刑務所に入ったらもう、おしまいよね。

好物2)模範囚、そして狙撃手

⇧こんなタトゥ観たら、一般人は震え上がります!!(TOT)。

ジョエル・キナマンは顔が小さいから、こんなイカツイ体してるの、想像つかないんだよね。

鍛えられた、ギリシャの神々の彫刻のようなボディにウットリ。

ピート(ジョエル・キナマン)の過去歴が最高でした✨

もと、軍人で、奥さんが男に絡まれたのを助けて、相手を殺してしまい、服役。

あれ?どっかで聞いた話。ポー??

『コン・エアー』のポー(ニコラス・ケイジ)が刑務所に入った理由と一緒だわ!(興奮)。

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事故のような案件で服役してるので、家族思いで心が善良なのよ。

だからFBIから利用されがち。

本当の悪党は、FBIさえも裏切るから利用価値なし。

スナイパーという軍歴がそそります!。

「元スナイパー」、キャー✨

『ザ・シューター/極大射程』のマーク・ウォールバーグも、軍に裏切られた元狙撃手。

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職場で1級だった人は、辞めてもその時に身につけた技がピンチの時に自分を助けてくれるのだ。

だからアルバイトだからって手を抜くような人は、こういう時に活かせないのよね。

アルバイトも真剣にしよう!(笑)。

好物3)刑務所に逆戻り!

⇧こんな刑務所に行くくらいなら死んだがまし!

『フェイス/オフ』でも、犯人が仕掛けた情報を聞き出すために刑務所に潜入する。

あれはトラボルタが、凶悪犯のニコラス・ケイジと顔を交換して潜入するというものだったから、ありえなくて凄いけど(笑)。

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今回の映画も最初の計画が失敗してしまい、ピートが組織に疑われたため、その組織の計画を受け入れざるを得なくなり、FBIも組織を潰すため、その計画を証拠にする必要があった。

刑務所の作りがまたレトロでツボ!!

大部屋に二段ベッドだらけで、いつ刺客が来るかもわからない設定、最高!(最高なのか?)

日本の刑務所みたいに4人部屋とかの方がいいよね(^_^;)。ルームメイトにもよるけど・・・(^o^;)。

昼間は動き回れて夜は独房が理想。窓なし、トイレなしの独房は最悪だけど・・『告発』参照

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(トイレなしの独房)
刑務所映画では、収監初日、主人公がシーツと毛布を持たされ、看守と部屋まで行く過程が大好き。

他の囚人たちが檻の中からガンガン音を鳴らして新参者を値踏みするの、もう、たまらん!!

こういう時はビビって騒いだらダメなのよ、殺されるわ!→『ショーシャンクの空に』参照

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すぐに組織(黒人、白人、ヒスパニックなど)に属することをオススメするわ!→『アメリカン・ヒストリーX』参照

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再度刑務所に戻る時は、刑務所の見取り図や弱点などを研究していこう(笑)。→『ザ・ロック』参照

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ピートがガレージで、刑務所の脱獄ルートや、見取り図なんかを壁いっぱい貼ってたとこにキュンときた→『スリーデイズ』参照

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私の好みの刑務所が出てきたのが最高でした。

しかも看守がゲスくて理想の看守だったのが嬉しかった!(刑務所映画は看守がゲスいのが必須)。

好物4)利用されて裏切られる

利用するだけ利用して、計画が頓挫し、自分の身が危ぶまれると、組織は簡単に捨てます。

それはFBIやCIA、企業も一緒(ここに企業を入れてくる人・・笑)。

だから会社もどっぷり浸かりすぎず、常に第三者の目で見ることも大切!

政治家の汚職の餌食になる秘書もそう。

この映画が違ったのは、ピートがその事態に備えてたというのが新しい!!

だいたい、こういう組織から裏切られ捨てられる系は、裏切られた後に機転を効かせて思いついたことをやる、というのが多い。

だが、このピートは元エリート軍人だからか、国の組織であっても裏切りはあると知っていて、最悪でも相討ちにする準備をするというのが、トキメいた!。

好物5)マフィア映画あるあるの、必ずいるおバカさん

この映画にもいました!

マフィア映画あるあるの、たいした能力もないくせにボスが身内というだけで、大きな顔をしているおバカさんが。

大体、ボスのバカ息子が多いけど、今回は将軍と呼ばれるTOPの甥っ子。

おバカさんは、いくらギャングでもしてはならないこと(組織に破滅を招く恐れがある)、言ってはいけないことを全部やっちゃうの。

でも、こういう人がいないと、マフィア(ギャング)映画って成り立たないけどね(笑)。

短気、後先考えない行動、父より大きく見せたいがためにやってしまった殺しや盗み、クスリ。

構成員はボスの息子だから自分の言うことを聞いているということを分かっていない(笑)。

組織の存続を揺るがすような境界線を分かっていない行動や言動。尻拭いが大変です(笑)。

マフィア映画のおバカさんたち

『ジョン・ウィック』  ロシアン・マフィアのボス(ミカエル・ニクヴィスト)の息子

ジョン・ウィック(字幕版)

『ラン・オールナイト』 マフィアのボス(エド・ハリス)の息子。この映画にはこの息子のせいで狙われることになるリーアム・ニーソンの息子役をキナマンが演じています。


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『ロード・トゥ・パーディション』シカゴマフィアのボス(ポール・ニューマン)の息子(ダニエル・クレイグ)

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『イースタン・プロミス』ロシアン・マフィアのボスの息子(ヴァンサン・カッセル)

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『グッド・フェローズ』 シチリアマフィアの構成員トニー(ジョー・ペシ)

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NYPDを巻き込んだことが、いい方にも悪い方にも

⇧NYPDの麻薬課の刑事役の、ラッパーのコモン。『ハンターキラー 潜航せよ』にも出てたね♪

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アメリカ映画(特に犯罪映画)を全然観ない人にはまったくピンと来ないのが、アメリカの組織の違い。

アメリカには日本と同じように地元警察があって(この映画ではニューヨーク市警。NYPD)、州を管轄する州警察、州をまたがる犯罪の場合はFBI(エフビーアイ。連邦警察)の管轄となる。

なので、警察が出てくる犯罪映画では、日本の警察の「所轄争い」と同じような光景をよく見かける。

情報を共有したり、しなかったりで、同じ犯人を互いに追ってたり、一般人から観たら「ムダ」なことをやってたりするのだ♪(そこがお役所仕事)

今回の映画もそれがあって、同じ組織をNYPDと、FBIが追っていたがために、計画は失敗に終わり、ピートは刑務所に逆戻りするハメになる。

『交渉人』でもシカゴ警察とFBIが、ビルに立てこもった警官のサミュエル・L・ジャクソンの交渉を奪い合うし、『ダイ・ハード』でも、LAPD(ロサンゼルス警察)と、FBIが現場の指揮を争う。

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日本の映画で日本の警察がやってたら、「ムダ」と思っちゃうけど、アメリカ映画ではそこがワクワクする1つの要素なのだ♪(ひいき)

アメリカの組織の名前ってかっこいいよね!!

NYPDを巻き込んだことが、いい方にも悪い方にも。そこがたまらん作りになってます!!

上司と情報屋の板挟みになるロザムンド・パイクもいい

情報屋ピートに直接接触するのは、FBI捜査官のロザムンド・パイク(⇧写真右)。

クライヴ・オーウェン(写真左)扮する上司から、NYPDと揉め事になるのでピートを切り捨てるように命令されるが、良心が痛む。

理想を追求しFBIになったのに、それって・・・と組織の無情さとそれに従わざるを得ない自身への葛藤。

こういう組織にいたら、誰もがぶち当たる「理想と現実の壁」。志を高く持って入った人ほど悩む。

映画でよく描かれるシーンでもあるよね♪

最近、連続で活躍中の彼女もいい味出しててワクワクしたし、クライヴ・オーウェンは、こういう役ならほんと大歓迎♪(いい人役のときは興味がわかない笑)

ジャスミンKYOKOの煩悩だらけの映画トーク

北欧美男子、ジョエル・キナマンが魅せてくれます♪

どこか、アメリカのノー天気さがないのが、ピリッとした空気をかもしだしています。

でも、もっともっと出てほしいので、ジェイソン・ステイサムのようにちょっとお茶目な役もしてくれると、色んな映画からのオファーがきそう。

シリアスアクションばかりだと、ハリウッドも尽きちゃうからね。

イケメンをこれからももっと披露しまくってほしい。

短い映画なので、あっという間にクライマックスが来るけど、ラストの締め方がアメリカ映画っぽくなくて、なんとなくリアル。

女子たちよ、こういう人がだんなさんなら、服役終わるまで待てますか?(笑)。

映画『THE INFORMER /三秒間の死角』

@『THE INFORMER 三秒間の死角』(2019年 米)

ピート・コズロー・・・・・・ジョエル・キナマン

ウィルコックス・・・・・・・ロザムンド・パイク

モンゴメリー・・・・・・・・クライヴ・オーウェン

グレンズ・・・・・・・・・・コモン

アンドレア・ディ・ステファノ監督

【2019】ジャスミンKYOKOの映画私的ランキング

1位・・・・『クリード2』

2位・・・・『グリーンブック』

3位・・・・『運び屋』

4位・・・・『ブラック・クランズマン』

5位・・・・『エンド・オブ・ステイツ』

6位・・・・『ハンターキラー 潜航せよ』

7位・・・・『女王陛下のお気に入り』

8位・・・・『ファースト・マン』

9位・・・・『マイル22』

10位・・・『シンプル・フェイバー』

11位・・・『パピヨン』

12位・・・『THE INFORMER 三秒間の死角』

13位・・・『ホテル・ムンバイ』

14位・・・『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』

15位・・・『僕たちは希望という名の列車に乗った』

16位・・・『ロケットマン』

17位・・・『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』

18位・・・『ジョン・ウィック パラベラム』

19位・・・『ベン・イズ・バック』

20位・・・『キングダム』

21位・・・『ある少年の告白』

22位・・・『記者たち 衝撃と畏怖の真実』

23位・・・『THE GUILTY/ギルティ』

24位・・・『チャイルド・プレイ』

25位・・・『スノー・ロワイヤル』

26位・・・『マイ・サンシャイン』

27位・・・『バイス』

28位・・・『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』

29位・・・『クロール 凶暴領域』

30位・・・『ターミネーター ニュー・フェイト』

31位・・・『アラジン』

32位・・・『メン・イン・ブラック インターナショナル』

33位・・・『ゴールデン・リバー』