『シチリアーノ 裏切りの美学』裁判シーンがうるさくて長すぎるのが残念。でも世界観は楽しめる

こんばんは、ジャスミンKYOKOです。

コロナ禍で見たい映画も来ないし、マフィア映画が好きだからアメリカじゃなくイタリア製作だとどうかなあと思いつつ気になっていた。

映画の会のEさんが言うには、「イタリアの名前が全然覚えきれない!」・・・・ウケる笑。

相関図を映画の会の中で一緒に観てみたが、ほんと難しい。長くて耳慣れない名前ばかり・・・。

なのでちょっと挑戦してみることに。

案の定、映画中でも「◯◯が殺された!」と言われても誰のことだかイマイチピンと来ず笑。

あれですぐピンときてたら「ああーあの人があああ」と感情移入ももうちょっとできたのかもしれないけれど、何しろ、どの人か考えるのに時間がかかる笑。

実話で、裁判を主に描いているので、私が観たかったマフィア同士のファミリーの結束や日頃のエピソード、抗争のやりとりは少なかった。

ゾクゾクするような裁判じゃなく、ヤジとおしゃべりなイタリア男のあがきが大半で、しかも長かったのでそこはちょっと退屈だった。

もうちょっと裁判シーンを短くして、ドンの過去を掘り下げていたらもっと面白かっただろうにと残念に感じたけど、好きな世界観のため、思ったよりランキングは上位に来た。

ただ、マフィア映画好きじゃないと、この長丁場は耐えられないかな笑。

 

ストーリー


1980年代、イタリアのシチリアンマフィア「コーザ・ノストラ」の派閥同士の抗争から逃れたブシェッタ(⇧中央 白いスーツ)はブラジルに潜伏する。

潜伏している間、対立しているコルレオーネ派から、自分のファミリー(パレルモ派)を次々と殺されてしまう。

ほどなくしてブラジルの当局から逮捕され、イタリアに強制送還されたブシェッタはファルコーネ判事の熱意に影響され、マフィア撲滅への捜査に協力することにする。

「コーザ・ノストラ」の血の掟に背いた彼の半生を描く。




本名も長い上にニックネームまで覚えられるか!


とにかく、イタリア人の名前が長い(笑)。その上聞き覚えのないような名前なので覚えられない。

ファビーノ、ステファノ、サルバトーレ・・・パルミジャーノ、ペスカトーレ(それは食べ物)。

マイケルとかソニーがいいなあ(それはゴッドファーザー)。

主人公なんてトンマーゾ・ブシェッタだよ、しかもニックネームはマンジーノ。名前が長い上にそれぞれのニックネームを呼ぶから余計にこんがらがってくるの!笑。

最初のパーティシーンでそれぞれの名前が次々と字幕で出るけど、まだ顔を覚えていない時に出されても覚えられんよ!笑

 

ドン・マンジーノの苦悩と美学

イタリアのマフィアを撲滅しようと意気込む判事の熱意にほだされ、ドン・マンジーノ(トンマーゾ・ブシェッタ)は、捜査に協力すると誓い、組織の犯してきた犯罪や犯人を暴露していく。

最初に捕まった人って司法取引で刑務所に入らなくて済むことが多いけど、その後いつ復讐されるかもしれない中をビクビクして一生を過ごさないといけないのも大変。

マンジーノは『グッド・フェローズ』のレイ・リオッタと違い、組織のあり方について美学を持っていた人だったからこの自白はきつかったに違いない。

シチリアのマフィアたちも商売に「麻薬」が入ってきたことで、見たこともないような大金が入るようになり、権力争いや派閥間の抗争が後を立たなくなり、昔のような仁義や人との絆がなくなったと彼は嘆いた。(その割にはあっさりほっぽってブラジル逃げたけど笑)

映画『ゴッド・ファーザー』でも、ドン・コルレオーネがNYに麻薬の商売を入れることを反対したことで命を狙われたよね(^_^;)。麻薬は使うにしても取引するだけでも人を狂わせるね。


この形のサングラス似合うのって、日本じゃ裕次郎と大門(だいもん。渡哲也のこと※)だけだね笑。

※80年代大好きだった刑事ドラマ「西部警察」の大門軍団の団長。日本の警察でライフルをヘリから撃つのは渡哲也だけ!笑

 

カタギ出身の奥様は2通り


マフィアに潜入したことないんで(当たり前)、すべてが映画知識ですが、マフィアの奥様にカタギ出身の人がなるとどうもうまくいかないのかも。

なかなか『グッド・フェローズ』のレイ・リオッタの奥様みたいに「本当にカタギ?」と言わんばかりに麻薬取引するまでハマってしまう人は少なそう。

若い頃はお金を持ってるし、なんだか頼りがいもあるように見えるからつい惹かれてしまうけれど、組織が危機に陥ったり、逮捕されたり、危険な目に遭ったりし始めるとカタギの精神力ではしんどくなってくる。

結婚する前にカタギになると約束しても、裏の世界に一度手を染めてしまったらなかなか抜けられない。

ジョン・ウィックみたいに地獄のようなミッションをやり遂げないと足は洗えないよー、甘いよ甘い!(あれは約束を守らない方が怖いから足を洗えたんだろうけど笑)

『ゴッド・ファーザー』のドン、マイケルの妻のケイ(ダイアン・キートン)も約束を破られたし、『レジェンド 狂気の美学』でもレジー(トム・ハーディ)の妻のフランシスがカタギになることを求め続けることがケンカの原因になっていく。

今回の奥さんも出身は語られないが、ブラジルの奥さんの実家の父母を見ると、どうもカタギのようだった。

だから捜査に協力する時点で証人保護プログラムでアメリカに住んだ時にすんなり普通の生活に慣れてしまう。ドンのブシェッタだけがいつまでも奥さんに養われる平穏な生活に馴染めず、イタリアに戻ることばかりを考えながら過ごす。

女の方が適応能力柔軟なのかもね、女の人は異国の人と結婚してもたった1人で海の向こうで暮らせたり、旧家に嫁いでも頑張ってその家をもり立てちゃう人もいる。(お婿もいるかもだけど圧倒的に女の人が多いよね)

一生マフィアというのを覚悟して結婚しないと!惚れて突っ走ったら後悔するよね絶対!

 

ジャスミンKYOKOの煩悩だらけの映画トーク

⇧このお葬式のシーンはまた、南イタリアらしく華やかで派手なお花がいっぱいで欧米かぶれとしては見どころだった♪

裁判シーンもあんなにたくさんのマフィアをいっぺんに裁判所に入れたらうるさいやろって思ったけど、映画の会のMちゃんにそれを話したら「口裏を合わせないようにするためかも」だって。

なるほど!そうかもね!

みんな好き勝手にしゃべるから裁判シーンがうるさくて笑。(後ろに牢獄がある裁判所)

自分のだんなさんが捕まった後あんなにヤジ飛ばしてたら、みっともなくてイヤかも笑。

日本のヤクザの親分って寡黙=大物って感じだけど、イタリア人は大物もペラペラようしゃべる笑。

それにしてもシチリアは昔超!怖かったのねーあんな島でバンバンやってたら暮らせないよ。

いつかゴッド・ファーザーごっこしに行きたいシチリア。『ニュー・シネマ・パラダイス』のトトが開くイタリアンレストランも行きたいし♪(旅はすべてミーハー)

なんだかんだ言いつつ、こういうマフィアものが好きなので、ハンプティ・ダンプティなダニエルを抜きました(^_^;)。(『ナイブズ・アウト』の太って首がないダニエルのことを言ってる笑)

早くかっこいいダニエルをちゃんと見たい! こういうマフィアもの、もっといっぱい作ってくれないかなあ。




映画『シチリアーノ 裏切りの美学』のキャスト

@『シチリアーノ 裏切りの美学』(2019年 伊・仏・ブラジル・ドイツ)

トンマーゾ・ブシェッタ・・・・・ピエルフランチェスコ・ファビーノ

クリスティーナ・ブシェッタ・・・マリア・フェルナンダ・カンディド

ジュセッペ・ピッポ・カロ・・・・ファブリツィオ・フェラカーネ

 

【2020】ジャスミンKYOKOの映画私的ランキング

1位・・・・『ランボー ラスト・ブラッド』

2位・・・・『フォードvsフェラーリ』

3位・・・・『黒い司法 0%からの奇跡』

4位・・・・『バッドボーイズ  フォー・ライフ』

5位・・・・『1917 命をかけた伝令』

6位・・・・『ストーリー・オブ・マイ・ライフ わたしの若草物語』

7位・・・・『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』

8位・・・・『グッバイ、リチャード!』

9位・・・・『オフィシャル・シークレット』

10位・・・・『スキャンダル』

11位・・・・『デンジャー・クロース 極限着弾』

12位・・・・『透明人間』

13位・・・・『ミッドウェイ』

14位・・・・『リチャード・ジュエル』

15位・・・・『マザーレス・ブルックリン』

16位・・・・『エジソンズ・ゲーム』

17位・・・・『シチリアーノ 裏切りの美学』

18位・・・・『ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密』

19位・・・・『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』

20位・・・・『TENET(テネット)』

21位・・・・『ペット・セメタリー』

22位・・・・『ライブ・リポート』

23位・・・・『ウルフズコール』

24位・・・・『幸せへのまわり道』

25位・・・・『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』

26位・・・・『ポップスター』




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