こんばんは、ジャスミンKYOKOです。
いやああ!!!
面白かった!!!!
観に行ってよかった!
K氏と行くはずであったが、
映画に行く直前に 第二次世界大戦じゃなく、夫婦間の紛争ぼっ発。(笑)
イライラを鎮火するにはとにかく映画しかない!
一人で博多シティへ襲来。
↑主演 ベネディクト・カンバーバッチ。
映画の会でM・Fちゃんが 「この名前は略せずに言った方が 達成感ありますよね」と言ってた♪
わかる!!(笑)
わたくしKYOKOは あんまり好きなお顔じゃないけど、(余計なお世話)
「裏切りのサーカス」(ゲイリー・オールドマン主演)の彼はよくてそれから なかなか好きな俳優になってきたし、わたくしKYOKOの好きな、第二次世界大戦中のお話というのと、
暗号解読ものは楽しいので これを見ることに決定した。
もくじ
ストーリー
時は第二次世界大戦。
ヒットラーの率いるナチスドイツが、ヨーロッパ全土を征服しようとしていた。
連合軍は、ナチスの攻撃を食い止めようと、ナチスが開発した、世界最強の暗号「エニグマ」を解読しようと躍起になっていた。
連合国の一つ、イギリスでも、著名な数学者を雇い、「エニグマ」の解読を試みる。
その暗号解読チームに雇われたのが、天才数学者アラン・チューリング(ベネディクト・カンバーバッチ)。
フェイスブックの創始者マーク・ザッカーバーグも映画「ソーシャル・ネットワーク」で凡人には理解できない天才ゆえの変人ぶりを見せてたけど、これも、そう。
天才ゆえに 協調性や他人への理解、世渡りなどがすべて抜け落ちたキャラ。
誰にも出来たことないことをやってのける人ゆえの苦悩や悲しみ、他人からの妨害、嫉妬、
喪失感などがたっぷり書かれていて人間ドラマとしての見ごたえ、バッチリ!!
「ソーシャル・ネットワーク」ではあまり感情移入できなかったけど、これは 泣いちゃうほどでした。
すごい!カンバーバッチ!!
世界最強の暗号、「エニグマ」を解読するにあたって、マシンにはマシンで対抗すると、他の者にはマネできない、機械を作り続けるチューリング。
成果がなかなか出ないのに いらだつ上層部は、機械を壊そうとしたり、チューリングを追い出そうとしたり。
人間ドラマもすごくいい上に、「エニグマ」の解読までの上層部やチームとのやりとりのサスペンスさもすごい!!ワクワク!!
しかも、解読した後がまた次の問題があって・・・面白い!
チューリングに理解を示す役柄にイギリスの名優たち
↑イギリスの諜報機関MI6(エムアイシックス)の幹部、ミンギス役に、マーク・ストロング。
この人も「裏切りのサーカス」で 重要な役だったよね~
「シャーロック・ホームズ」や「ロビン・フッド」(ラッセル・クロウ版)にも出てたし、頭のいい冷たい役にピッタリ♪
チューリングの良き理解者であり、婚約もした、ケンブリッジ卒業生女子ジョン・クラークにキーラ・ナイトレイ。↓
この時代にしては あまりにも今風な顔?なのでちょっとだけ違和感あるけど、まあ、それも気にならないくらい、お話が面白い♪
この時代ならではの男女それぞれの悩みも絡まってくる
この時代ゆえの悲しい背景もよけいに映画を熱くしてる
「女は勉強なんてしてないで 早く結婚しろ」と言われたり、勉強やお仕事に生きたい女子がぶつかる時代背景。
日本もかなり女子も生きやすい時代にはなったものの、つい ほんの最近まで そうだったよね♪
アラン・チューリングは類まれなる才能やその独創性の他にその時代にはもっと理解できない、
同性愛者でもあった・・・・。
↑ホンモノのアラン・チューリング。
チューリングの過去の話も出てくるけど、学生時代のチューリング役の子が 本人にすごく似てるのでびっくり!
「エニグマ」解読に奇跡的に成功し、戦争の早期終結に貢献したにも関わらず、それは国家機密で
その功績は公表されることなく、後に同性愛の罪で 逮捕され、(その時代は同性愛は厳罰)教授の資格をはく奪されたチューリング。
その死後50年も英国政府は黙ってて世界平和に貢献した者へのひどい仕打ちに対し、2009年にやっと公式謝罪したらしい。
もう家族は他界してるから 遅すぎるよね・・・。
天才ならではの悲しい結末
天才ってあまりにも純粋で 世渡りや世間の事に疎いから政府に利用されたり世間に理解されず
悲しい最後になるんだろうね
幕末の吉田松陰 とかもそうだよね。
※・・江戸時代、鎖国してた日本に 外国の脅威を知らせ、
軍事力の強化と外国を知る必要を訴えたが、幕府に疎まれ、
その影響力を危惧され、安政の大獄で投獄、死刑。
ダイナマイトを作ったノーベルや原子爆弾を作った科学者も その才能を最初はいいことに使ってたのに政府によって 軍事利用され、発明自体が 悪いことみたいになってくる・・・。
イギリスの俳優で すべて固められているので「裏切りのサーカス」などが好きな人には それも楽しい♪
↑チームメイトのヒュー役の人は(右)、なんか、見たことあるなあ・・と思ってたらウッディ・アレン監督の「マッチ・ポイント」に出てくる、お金持ちのお兄様だった♪
あの映画も面白かった♪
この、チューリングが作るマシンこそ、後の「コンピューター」の原型なのだ。
ジャスミンKYOKOの煩悩だらけの映画トーク
映画に出てくる言葉が最高。
「誰にも思いつかない人物が 誰にも思いつかないような偉大なことをする」
地球の自転に気づいたガリレオだって変人扱いだった
人生は一回しかない。
安定した職業を辞めた時も、カフェを開業すると言ったときも、「いつか 作家になる」と言ったときも変わりもの扱い&バカにした発言も多かったなあ あはは
「そんなに人生 甘くないよ」とか言われたけど。(笑)
甘くないと言う人は 挑戦をしていない人。
怖いから そんな風に言うことによって挑戦しない自分を安心させている人。
人生甘くないかもしれないけど、「自分、色々やったなあ!ナイス!」と自分に言いたいのが わたくしKYOKOなのである
でっかい挑戦じゃなくてもいいから好奇心だけはいつまでも 持ち続ける人でありたい♪
これから 何かをしようとしてる人には勇気をもらえる映画♪
昔、仲のいい友達に言われたことを思い出す
「波乱万丈を楽しんでるとこ、あるよね」
そうだなあ(笑)
そうかも・・・・・♪
あんまり映画が面白くて ウキウキしてきたので映画終わったあと、K氏にすぐ電話して、
「おーい 蕎麦食べに行こうよ!」
自ら 停戦宣言を致しました(笑)
『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』のキャスト
@イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年 英)
アラン・チューリング・・・・・・ベネディクト・カンバーバッチ
ジョン・クラーク・・・・・・・・キーラ・ナイトレイ
ミンギス・・・・・・・・・・・・マーク・ストロング
1+1
同じ仕事に、数学者と統計学者と会計士が来ると、誰が採用されるのでしょうね。