エンジョイベースボール?と丸坊主【ジャスミンKYOKOの煩悩メモ】

こんばんは、ジャスミンKYOKOです。

今年の高校野球は、丸坊主じゃない高校が優勝したらしいね!

つい最近知りました笑。

今日の記事のお供は『ブギーマン』を中洲大洋で観た時の、ランチの「菊竹珈琲堂」と、映画終わった後のお茶の「Water site OTTO」。

⇧菊竹珈琲堂のサンドイッチセットはお得。スープ、サラダ、フルーツ、ドリンク付き950円。

私は「おじさんバッシング」が許せなかったり、昨今の女のでしゃばり具合が許せなかったりで、少し昭和感があると思われているのか、「KYOKOさんは、髪の長い高校球児なんて許せないんでしょ?」と聞かれた。

私は仲間はずれが許せないのと、違う角度からすぐ差別を掲げたがる勘違い女が嫌いなだけで、校則は嫌いだから、実は「長髪の高校球児容認派」である。

自分自身、校則がユルイという噂を聞いて高校を決めたくらいだからね笑。

佐賀県内で唯一ポニーテールが出来る高校笑(もう1つポニーテールできるとこあったが頭が良すぎて入れない)。

後の高校は原則三編みか2つ結び。

ポニーテールが絶対したいからというわけではなく、ムショにいるかのような暗黒時代とオサラバし、とにかく「自由」に楽しく高校生活をしたかった。

ずっと1クラスで友達を選べず、シカトといじめだらけのムショ(中学)から出られた私は、高校生活は本当に素敵なシャバだった。

その丸坊主じゃない高校(慶應)は、「エンジョイベースボール」方式を取ってた、ということで長髪のみならず注目を集めていたんだってね。

練習時間も自分たちで決めていいとか、今までの部活の概念を覆す、「野球を楽しむ」やり方らしい。もちろん体罰もないよね。

要するにスポ根しなくても、勝てるってことだ。

私もソフトボール部だった時、疑問に思ってたもんねえ。こんなに土曜も日曜も暗くなるまで練習して、本当に身になってるのか。

⇧川沿いのOTTO.

灼熱の暑い日に「手押し車(足を持ってもらい手で歩く)」させて、手のひらの皮が全部ずる剥けしたのに、まださせるから、皮が剥がれた赤い皮膚に砂がめりこんで痛くて手をつけないからひじで進むしかなかった。ひじも剥けた。

こんな練習、顧問が虐待したいだけなんじゃないか、と思ったね。

元々スポーツが苦手なのに、9人集まらないと試合ができなくなるからと無理矢理吹奏楽部希望の私を入れるのもおかしい。

しかし、まあ、いいことがあるとすればMLBや野球映画観てもルールが分かるし、職場のソフトボール大会に呼ばれたり、男子やおっちゃんが野球の話題になっても普通に話せるという点はよかったのかな。

ただ、こんな暗黒時代に耐えたからこそ、職場での女の嫌がらせや仕事の厳しさくらいでは辞めたりはしない根性は作られたよね笑。

その女のブザマな最後を見届けるまでは辞めん。

30歳越してから、実家でそんな話になった時「もう墨汁含ませた脱脂綿がかばんの中に入っていることもないし、高校は最高だった」というと、妹や母上はたいそう驚いて「そんなひどいことされてたの!?」

そんなことは序の口だと言うとまた驚かれた。

同じ町なのに、妹2人のクラスは和気あいあいとしてよかった。

3年の担任の女の教師は明るくてよかったが、唯一馬鹿だなと思ったのは、「このクラスはほんといいわねーー みんな仲いい!」

先生の前ではいい子してんのがわからんのか。

大学生からそのまま社会を知らずに教師になるんじゃなく、一度社会に出て理不尽さと自分の無力さを知ってから教師になってほしい。

そうしないとソフト部の顧問みたいに、刑務所の看守ばりに権力を勘違いしたヤツになるからだ。

そんなノーテンキな女でも、とにかく数学の教え方が抜群にうまかったから、苦手だった数学でいい点を取れるようになったのはありがたかった。

生徒の裏の顔にも気づかぬノーテンキ教師の力を借りて、この地獄から抜け出す!(入試は五教科だからね)

苦手な数学を克服できそうで、地獄に一筋の光が差した。

さて、野球部は坊主って誰が決めたのか。

野球部だったK氏に聞いてみると、「校則じゃないけど、昔からそうだったから」(ブログに書くネタを見つけるとこういうインタビューをK氏についしてしまう笑)

やはりみんな疑問に思うこともなく、疑問に思っても野球がやりたいなら我慢するしかないと腹を決めて入るしかなかったのだろう。

3年の夏まではサッカー部男子が人気だったのが、急に髪を伸ばしたとたん、野球部男子が注目を集め始め、彼らも卒業までに彼女を作るぞ!という溢れんばかりの意気込みがすごく、あの夏のさわやかさはまやかしだったのかと思うくらいその差に驚いて見ていた笑。

その話をしたらK氏が「それが男だろ!」

確かに人間らしくていいが笑、さわやか球児から獣に変わる、そんな落差を見るくらいなら最初から髪を伸ばしていたほうが自然でいいと思うのが容認の理由だ。

抑圧された人間は、解放されたとたん制御がきかなくなるからね。

この前帰りの電車で、半袖のTシャツからタトゥシールがのぞいた女子がいた。

それを観て、夏の大会で決勝の時、腕にマジックで「闘魂」と書いた自分を思い出した笑。(全員書くこと必須)

エンジョイベースボールの人たちは、ビンタと回し蹴りの恐怖から力を発揮したのではないと思うと、本当に羨ましい。

恐怖政治は、本当の意味で力を伸ばせない。

走り幅跳びで3m飛べなかったからテニスのラケットで太ももを思いっきりぶたれたこともあったな(体育の女教師。軟式テニス部の顧問)。足を引きずるほどミミズ腫れになって大変だった。

今の時代じゃあいつらを吊るし上げることが出来るが、奴らはいい汁だけ吸ってもう定年退職している。

もうあの夏には戻らない自分が嬉しい。

暗黒の時代の話は悲惨だからこそ、こうやってちょこちょこ面白く話すのがいいよね笑。