『MEGザ・モンスターズ2』(ネタバレ感想)ステイサムはカッコイイけど・・サメを出さんか!

こんばんは、ジャスミンKYOKOです。

私はシンプルにサメの映画を観たい、そしてサメに食われるおバカな若者が観たい。

だから毎夏、映画館に通ってるんだよ。

・・・・サメを出さんか!!

私はタコやトカゲを観に来たんじゃないぞ!笑

今回は、色々詰め込みすぎて何の映画かわからなくなった感じだ。

チャイナマネー、予算がありすぎて暴走したな・・笑。

しかも謎に中国人のスターとのバディものになっていて、ステイサムの活躍が半分になっていた・・・。

さあ、書く感想なんてあるかな笑。

『MEG2』評価

私の個人的な思考による評価です笑 星は7段階で評価します

私の評価★★☆☆☆☆☆
前半SF映画を観に来たかと思うほどサメの出番が少ない。
なぜかバディものになっていて、ステイサムの出番減ってる
観るのにオススメな人◆サメ映画好き
◆ジェイソン・ステイサムのファン
◆お金がかかった大作が好きな人
暴力性・残虐性★★★★☆☆☆
産業廃棄物業者との銃撃戦がある。
サメ映画にしてはひきちぎられるシーンが少ない。
エロ度★★☆☆☆☆☆
直接的なラブシーンはないが、ビキニボインの女子が
1作目よりかなり多く投入されている笑。
「男のたしなみ」としてコンドームが出てきます笑
感動度☆☆☆☆☆☆☆
サメ映画に感動は不要笑

『MEG ザ・モンスターズ2』ストーリー

ステイサム演じるジョナスは、凄腕のレスキュー。メガロドンの調教や研究をしている海洋研究チームに協力していた。

古代生物の発見の可能性と探査のために世界一深い海溝、マリアナ海溝へ潜水艇で潜ることになった。

そこに待っていたのは・・・。

⇩ここから下はネタバレレビューです。

『MEG ザ・モンスターズ2』ネタバレ感想

最初、T-REX(ティラノサウルス)が出てきた時、思ったこと。(メガロドン生きていた古代を再現したオープニング)

「予算があるって、すごい!!」

アダム・ドライバー主演の恐竜映画『65』の、予算の無さからかCGがひどかったT-REXとは違いすぎる!!

・・と変なところに感心したのだった笑。

しかし、そのT-REXのクオリティに感心したのもつかの間、サメの恐怖を全然感じられない映画の前半にイライラすることになるのである笑。

サメは人を食べてなんぼなのよーーー。はよ食うところを出さんかい!

T-REXからの銃撃戦で掴みはOK

産業廃棄物を不法投棄する貨物船に乗り込み、それをスクープしたステイサムとその業者との銃撃戦はなかなか面白かった。(サメ映画っぽくないけどね笑)

コンテナを積んだ貨物船から海にダイブするステイサム。飛び込みが美しい(ステイサムは元飛び込み選手のオリンピック候補)。※このダイブは本人がやってるかは不明

私はコンテナ大好き♪ 犯罪映画で死体が詰まってたり、いらんもんを密輸入してきたり♪

その不穏なイメージと、錆びついた鉄の無骨な外観がなんとも言えない味を出している。コンテナ使ったカフェとかももちろん好きだ。

錆びつかせたコンテナをトランクルームにしたら人気出そうなのにな♪(借りたくなっちゃう)

ヒロインは、まさかの成長したメイ=イン!?

ステイサムにまとわりついてる、うるさい中坊女子。ん??なんか観たことある・・・。

まさか、1作目の時小さかった、あのメイ=イン!?(⇧)

1作目でステイサムといい感じになった美人の母親(スー・イン)はなぜか亡くなっていて、今回のヒロインはまさかのその娘のメイ=インだったのだ。(娘みたいにかわいがってるという設定)

いやあ、かわいく成長してたらよかったけどねえ・・・。ステイサムの相手に君は役不足よ(上から)。

他にもまあまあ美人みたいな人は2人くらいいたけど、どれもステイサム用美女じゃなかった。

私はね、ステイサムが女を命がけで助けるのを観たいのよーーー(美人限定ね)。

サメ映画好きでも好みが分かれる続編

前半、マリアナ海溝に潜ってお約束の潜水艇が壊れてからの、ステイサムら隊員が徒歩で海底基地に向かうシーンや、基地の中での場面がやたら長いのよ。

今からエイリアンを退治に行くような鋼鉄のパワースーツを着て歩いていく・・。

・・・・・SF映画?

私はいったい何を観させられているのか・・・。

海底基地に到着する寸前にメガロドンの群れに「食われ要員」(食われることが決まっているキャラ)がパワースーツのままアッサリ食われていく笑。

映画冒頭での、このスーツがいかに頑丈なのかを見せたシーンは何のためだったのか・・・。

やっぱり主役のサメをメガロドンにしたことは、話題性がある反面「失敗」でもあるのよね。

大きすぎるから、食いちぎるより「飲み込む」方なのよ、人間なんかちっちゃすぎて。

だからなんか怖さが今ひとつ。

ホオジロザメやアオザメくらいの大きさがリアルに怖さを感じて好きだわ。

この映画の感想を話してた時に、友達が「メガロドンが普通の海に生きているって設定なんですか?」

「ううん、なんかね、深海の底に成層圏みたいな層があって、そこの下には古代の潮流がそのまま流れてるって設定なのよ」

友達二人失笑。

そうやろ、そうやろ、無理があるやろ笑。でも何でもありがサメ映画なのよ笑。

海での何でもありには理解があるけど、最近流行りの「宇宙にサメ」とか「スキー場にサメ」という類は、私はムリ笑。

海にいるサメが好きなのよ。

「宇宙にサメ」が許せる人は心が広いと思う笑。

だから、この映画もきっと私のようなサメ好きタイプより楽しめるに違いない。

前作より頑張ってた部分もあり、空回りもあり

前作のもろ中国のビーチ設定がまったく色気がなくてイヤだったと1作目の感想で書いたが、今回はそこを改善したのか、ボインな女を複数投入して欧米化を図ってた笑。

がんばってバリ島くらいの雰囲気は出せていた。

しかしボインちゃん(表現が昭和)を出したのにも関わらず、おバカな若者たちのイチャイチャもなく、ビーチで遊んでて急に誰かが人知れず食べられたという恐怖も描かれなかったのは寂しい。

冒頭の、メガロドンを調教する場面で、メイ=インの叔父ジウ=ミンが水槽に入っても食われなかったのが驚いた。

自然の摂理をナメたヤツは死ぬ運命なのに!(もはや死ぬのを期待している笑)

そこから何度となくその叔父は生き残り続けたので、「もしかしてこいつは死なないキャラか!?もしや、中国のスターでは?」

そのイヤな予感は的中し、まさかの最後まで生き残ってステイサムの活躍を半分奪いやがったのだ(泣)。

中国のスターという予感も見事当たってた笑。

ステイサムのCMで釣るのなら、活躍を半分にしたらいかんでしょ。急に安っぽいバディムービーに仕上がってて残念。

⇧ステイサムが最強だからって片足でメガロドンを止めてるのには笑った笑。

いくら何でも強すぎるやろ!ステイサム!!

メガロドンの前に7,000mの深海の水圧から守るためだったはずのパワースーツを、ステイサムはあっさり脱いで泳ぐのが笑った。(普通の海かと勘違いしそうになったわよ!笑)

マリアナ海溝でペシャンコにならないステイサムに怖いものなんてない!

後半も後半、ステイサムがメガロドンと闘うシーンは楽しかった。

桟橋にメガロドンが突っ込んできたり、ジェットスキーで単独沖に行って呼び寄せたり。

モリに爆弾仕掛けたアナログな武器で立ち向かうステイサム、大きな爆弾やマシンガンで一発でやっつけてしまわないのが楽しい。

ヘリの中で組織の女ボスがトカゲにやられたのは、『ジュラシック・パーク』のネドリーが毒吐き恐竜に車の中でやられたシーンのオマージュっぽかったね(パクリとも言う笑)。

一番悪いヤツは「小物」にやられてこそ盛り上がる。屈辱的だからね。

あの女ボスがアホなのは、「トカゲが来ているか見てきて」とヘリのパイロットをパシリに使っちゃったこと。

イヤ、見てきてもらう前に飛び立てばいい話だろう・・・笑。

前作でサメ映画の基本※を踏襲してヒットしたから、今回は法則をすべて破ってみたんだろうか。(ほとんどジュラシック・パークみたいだったが・・・)

※バカな若者、自然の摂理をナメたヤツは死ぬ、すぐ海から揚がらないヤツは食われる、小さな船でサメを釣ろうとして失敗する、サメを金儲けの道具にしようとしたヤツは死ぬなどのサメ映画のルール。

サメ映画の基本からは今回はかなりはずれまくってたし、恐怖はまったくと言って感じないコメディパニック映画だった。

恐怖を感じるというより、お祭り怪獣映画と思って楽しむしかないのかも。

次回はぜひステイサムを1人で活躍させてほしい。メイ=インは今回限りで!!笑

『MEG ザ・モンスターズ2』煩悩だらけの映画トーク

どちらかと言うとサメは脇にやられて、海底のレアアース(半導体などに使用する貴重な金属)を所長のジウ=ミンに黙って採掘していた、スポンサーの女ボスとの戦いがメイン。

なんだか欲張りすぎて、ストーリーがとっちらかった印象。

女ボスから雇われたテロリストのモンテスがなんか観たことあるな、と思ったら『ランボー ラスト・ブラッド』でスタローンにとどめを刺されたマフィアのドンだった笑。

スタローンやステイサムと共演しててうらやましい♪

私は深海の前半より、後半のバリ島風の海でのステイサムとサメとの攻防の方⇧が楽しかった!

タコとトカゲはいらんけど笑。

古代からトカゲもやってきて、悪い奴らを捕食して大活躍・・・・・。

いや、メガロドンを出してくれ、私はねえ、サメが観たいんだよ!!

しかしトカゲくん、深海でもさっそうと泳いでいたが、陸でも大活躍。息は肺でしてるのか、謎笑。

メイ=インがかわいくない上にしゃべりすぎで、なおかつステイサムをを困らせるので、メガロドンに首から上を引きちぎられてほしかったっす(ひどい)。

ヒロインはもっと魅力的で、ステイサムのカッコよさを引き出させる女にしてくれ。

私の前の席のカップルの男子が、

「期待してたのより、5倍面白かった!!」と彼女に大興奮して伝えていた。

えええーーーーっ 5倍!?

教えてくれ!どこが5倍面白かったのか笑。

初デートなのか、やけにテンション高い彼氏だった笑(パニック映画は緊張を吹き飛ばしてくれるからいいよね笑)。

⇧マック(左)演じるクリフ・カーティスは、アクション映画やマフィア映画で脇役をやるのを見守って来たけど、ほんと最初はちょい役(化け物にすぐ食べられる役)だったのに、今では主役を支える親友や家族みたいな重要な役をやるようになって嬉しい。

この人が司令塔にいるから深海に潜れる、みたいないい雰囲気をまとってきたよね。

私の好みの映画でよく見かける俳優さんなのでこれからも応援していこう。

さて、なんだかんだ言ってしまったが、3作目があったら間違いなく観に行くんだけどね。

「宇宙にサメ」が好きな人はきっと楽しめる、お笑いパニック映画だと思う。

次回は年齢制限なんて気にして作らずに、「美女とステイサムの色気」と「サメの食いちぎりシーン」を盛り盛りでお願いします!

万人受けを狙うな!サメ映画は尖ってないと!

『MEG ザ・モンスターズ2』キャスト

@『MEG ザ・モンスターズ2』(2023年 米・中)

ジョナス・テイラー・・・・・ジェイソン・ステイサム

ジウミン・ジャン・・・・・・ウー・ジン

メイイン・・・・・・・・・・ソフィア・ツァイ

ジェームズ・マックライズ・・クリフ・カーティス

モンテス・・・・・・・・・・セルヒオ・ペリス=メンチェータ

【2023年】ジャスミンKYOKOの映画私的ランキング

1位・・・・・『母の聖戦』

2位・・・・・『ヴァチカンのエクソシスト』

3位・・・・・『SHE SAID その名を暴け』

4位・・・・・『春に散る』

5位・・・・・『キングダム 運命の炎』

6位・・・・・『ブラックライト』

7位・・・・・『THE FIRST SLAM DUNK』

8位・・・・・『M3GAN ミーガン』

9位・・・・・『対峙』

10位・・・・・『デスパレート・ラン』

11位・・・・・『フラッグ・デイ 父を想う日』

12位・・・・・『ワイルド・ロード』

13位・・・・・『探偵マーロウ』

14位・・・・・『MEG ザ・モンスターズ2』

15位・・・・・『BABYLON』

16位・・・・・『逆転のトライアングル』