こんばんは。ジャスミンKYOKOです。
『バイス』そのCMを観た時から、すごく楽しみにしてた。
イラク戦争関係の映画に興味深々のため、イラク戦争をすることになったいきさつを作った男の話なら見なければならぬ!
しかも、クリスチャン・ベールが体張ってるしね♥。
もう、演技合戦がすごかった!みんな似すぎ!!クセまで完コピしててビックリ!
TOP画像出展:https://www.shygon.com/entry/vice
面白かったけれど、翌日に観た『記者たち』※の方が好みだったな。
※イラク戦争が政府のデッチ上げで始まったことを突き止めた記者たちの話
『バイス』を観てから『記者たち』を観る方が、登場人物や政治的背景が分かりやすくてよかったので、おススメです。
しかも『記者たち』では、本物の映像が頻繁に流れるので、『バイス』での俳優たちがいかにクセや口癖、歩き方までソックリにしたかが分かって、楽しめるよ!
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もくじ
【ストーリー】いかにしてイラク戦争は始まったのか
出展:https://eiga.com/movie/90070/gallery/2/
「大量破壊兵器なんてイラクになかった・・・」。
イラク戦争に我が子を見送った親たちや、世界中が呆然とした事実。
9・11の同時多発テロが起き、首謀者はアルカイダと判明。
大勢のアメリカ人が、悲しみに暮れ、イラク戦争の兵として志願した。
日本でもイラク戦争が始まる報道はあっていたけど、イラクとアルカイダの関係はニュースではわからなかった。
なぜ、いつのまにか「イラク」が標的になったのか?
同時多発テロが起こった当時は、43代大統領ジョージ・W・ブッシュ政権だった。
ブッシュを陰で支えていたのは、副大統領のディック・チェイニー(クリスチャン・ベール)。
「いかにしてイラク戦争は始まったのか」の全容と、ブッシュ政権の実験を握っていたともされるチェイニー副大統領の半生、イエール大学の中退者がナンバー2にまで上り詰めていくさまを描く。
よく言えば一種のサクセスストーリーでもあるのだ( ̄▽ ̄)。笑
ブラッド・ピットの製作会社【プランB】が手掛ける社会派コメディ。
なんだか、この黄色のポスター・・・この感じ・・。見たことある・・と思ったら・
・・・『マネー・ショート』だ!!(これもブラピの会社)
メンバーも『マネー・ショート 華麗なる逆転』のメインキャラだった、クリスチャン・ベールと、スティーヴ・カレルが出ています♪
あの映画の感じと一緒で、シリアスになりがちな政治映画に、時々コミカルなアニメやギャグなんかを放り込んだ、エンタメ映画。
好みはちょっと分かれるかな( ̄▽ ̄)。
私はこのギャグ部分が、『マネー・ショート』よりひどかったので、『記者たち』の方が好きでした(^▽^;)。楽しめはしたけどね♪
クリスチャン・ベール。あまりムリしないでね
出展:https://eiga.com/movie/90070/gallery/11/
映画館でチラシを観た時は、最初クリスチャン・ベールって気づかなかった(^^;。
それもそのはず、またまたとてつもない変身っぷり!
出展:https://www.cinemacafe.net/article/2018/11/29/59245.html
せっかく、こんなにカッコイイのに!!(T_T)/~~~。
まあ、イケメンの人ほど「イケメン俳優」と言われるのを避ける傾向にあるのかな。
太って役作りしたり、汚い役をしたり。
イケメンで起用されたくないのかしら。
世の女子はそれでいいのに!!(アホ)。
太り方も髪型もだんだん変わっていくので、少しずつ太りながら大学時代からシニアまで撮っていくのもすごいし、特殊メイクの技術もすごい。
今回は髪を抜かずに剃ったらしいからホッ(^▽^;)。
『ザ・ファイター』の時は抜いたらしいから、もう生えてこなくなるよ!やめてやめて!って思ったもんね笑。
『マネー・ショート 華麗なる逆転』でもトレードしか興味がない、ちょっとイカレ気味のウォール街のトレーダーを嬉々として演じてたもんね♪
ブラピのお気に入りなのかな、クリスチャン・ベールは。
アカデミー賞にノミネートされて、もう40歳を超えたベールに記者たちが「極端な役作りで体は大丈夫か?」と聞いてた。
そりゃ、そうだよね(^^;)。好きな俳優たちは、いつまでもずっと映画に出てほしいから、ほんとムリしないでほしい。
さすがの彼もとうとう、娘から「やめて」って言われたらしく、今回で最後かもね(^▽^;)。
カメレオン俳優も「娘」には弱い(笑)。
確かにデニーロも50代以上はあまりやってないかも。
ジョニー・デップじゃないけど、たまにはそのままの顔で出てほしい(笑)。
サム・ロックウェルや、スティーブ・カレルも凄かった!
出展:https://eiga.com/movie/90070/gallery/8/
映画を観てると、もう、ブッシュにしか、見えてこない(笑)。
クリスチャン・ベールもすごかったけど、サム・ロックウェルもすごい!
もう映画自体がソックリさんショーで笑った(笑)。
ディック・チェイニーをあまり知らなかったから、この映画を見た時はサム・ロックウェルのブッシュの方にビックリしたもん。
後で『記者たち』を観て、本物のディックの画像がたくさん流れるので、クリスチャン・ベールがクセ、声、口癖、笑い方すべて完璧に似せているのがわかって衝撃走ったけどね( ̄▽ ̄)。
出展:https://eiga.com/movie/90070/gallery/4/
こういう社会派のアメリカ映画を好きで観てたり、ニュースをよく見る人なら聞いたことある、アメリカ政府の主要人物の名前。
スティーブ・カレル演じるラムズフェルド国防長官⇧(↑画像右)も聞いたことあったし、パウエル国防長官は知ってた♪。
ちなみに画像真ん中はクリスチャン・ベールだからね(^▽^;)・・・やっぱり別人!!
ダメ男が副大統領になるまで
出展:https://eiga.com/movie/90070/gallery/9/
とにかく最初から最後まで、ディック・チェイニーには何の魅力も感じないけれど(笑)、家族だけはすごく大事にする人で、そこは良かった。
タイトル『VICE(バイス)』は「悪徳」という意味。
この主人公にピッタリなタイトル。笑
確かにキレイごとだけでは政治の世界は渡りあえないだろうけど、「強欲」すぎて、ちょっと引く(^▽^;)。
ここまで成り上がる人にはすごい奥さんがついていることが多いけど、ディック・チェイニーにもあてはまり、エイミー・アダムス演じる奥様リン・チェイニーも人を引き付ける力があって、夫の出世を助けていく。
恋人時代のリンがダメ男だったディックに激を飛ばす言葉に、60年代ゆえの女性の悩みが込められていてハッとした。
「私はね、いい大学に合格して首席で卒業しても、希望の職業の重要な役にはつけない。・・・女だから! だからあなたが必要なのよ! あなたにやってもらわないといけないのよ!」
イエール大学を首席で出ても、この頃の女性は社会的地位が低いから、どんなに夢があっても女だからという理由で諦めなければならなかったのね。
そう考えると奥さんには共感も少しは芽生えるけれど、ディックのやり方は、手段選ばず、「国のため」というより「自分のため」に政治をやっていく。
政治家って結局はそうかもしれないけれど、ディックはあまりにもあからさますぎ。
今のトランプ大統領と同じで、行動や言動に「アメリカをいい国にしよう」とか「わが国を誇ってる」みたいな「理念」がみじんも感じられないので、たぶん観ていて魅力がないんだろうな。
国や政治をゲーム扱いしてる感じ。
石油の掘削機の販売会社のCEOもやって政治から退いていた時に、大統領選に立候補したジョージ・W・ブッシュから副大統領へのオファーがくる。
父ブッシュに長年仕えたディックは、息子ブッシュへの恩返しというより、政治的手腕のなさを見抜いたため、お飾りと言われていた副大統領職に快諾する。
そして「アメリカ史上もっとも力を持った副大統領」になっていくのだ。
まとめ
出展:https://eiga.com/movie/90070/gallery/7/
タイトルのVICE(バイス)は、大統領の前に接続詞?としてつけると、「副大統領」という意味にもなる、掛け言葉らしい。うまいね♪
ギャグの使いすぎにちょっと、私は疲れて楽しめなかった(^^;。
ディックは何回も心臓発作で倒れるけれど、心臓が飛んでいくシーンが、もうダメ(笑)。
『キル・ビル』も途中アニメになったとき、帰りたくなったくらいだから、最初からコメディと思ってたらよかったかもしれないけど、アメリカかぶれのくせにアメリカンジョークはあんまりダメ(笑)。
60年代のエイミー・アダムスの服はかわいかったんだけどね。
この後に『記者たち』を見たことで、この映画の良さが活きてきた♪
普段からこういう社会派映画や、アメリカのニュースをあまり見ない人は、政治家の名前がいっぱい出てくるから、まずは、ブッシュ政権にどんな人がいるのか、予習していった方がいいかも(^▽^;)。
私もあたふたしたもん(笑)ラ、ラムズフェルドって・・・。キッシンジャーーって?(^▽^;)
それにしても、アメリカが素晴らしいと思うのは、現役の政治家や、引退しててもまだちゃんと生きてる政治家を、こんな風にバッサリやりたい放題に映画にできるところ。
日本は、現役はもちろん、死んだ政治家すらあまり映画自体にしないよね。
しかも本人をディスるような映画とかはしない(^^;)。ははは。
残念だったのは、ディックの半生に多くの時間を割きすぎて、私が一番観たかった、イラク戦争へのいきさつはそこまで深く描かれていなかったこと。
その部分をCMで大きく取り上げてたからね(^▽^;)。副大統領の半生映画と思って観に行った方ががっかりしないかも。
アメリカの歴史が好きな私にとってはイラク戦争へにいきさつが分かって勉強になったのでまあまあ面白かったけど、おススメするほどでもなかったので、今回はいまんとこのランキングでは最下位になりました(^▽^;)。
ニュースキャスターのチョイ役のサプライズがおススメ( ̄▽ ̄)。
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映画『バイス』のキャスト
@『バイス』(2018 米)
ディック・チェイニー・・・・・クリスチャン・ベール
リン・チェイニー・・・・・・・エイミー・アダムス
ドナルド・ラムズフェルド・・・スティーブ・カレル
ジョージ・W・ブッシュ・・・・サム・ロックウェル
イラク戦争を題材にした映画オススメ
『ハート・ロッカー』 『アメリカン・スナイパー』
『告発のとき』
【2019】 ジャスミンKYOKO私的映画ランキング
1位・・・・『クリード2』
2位・・・・『グリーンブック』
3位・・・・『運び屋』
4位・・・・『ブラック・クランズマン』
5位・・・・『女王陛下のお気に入り』
6位・・・・『ファースト・マン』
7位・・・・『マイル22』
8位・・・・『シンプル・フェイバー』
9位・・・・『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』
10位・・・『THE GUILTY/ギルティ』
11位・・・『マイ・サンシャイン』
12位・・・『バイス』
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