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『アバター：ウェイ・オブ・ウォーター』（ネタバレ感想）今度は、きみどり人間登場笑。スカイピープルの目的ブレてませんか？。

こんばんは、ジャスミンKYOKOです。

2009年の『アバター』を観ていたのもあり、パートナーのたっての希望で観に行ったけど、今回も好きになれず笑。

やはり青人間の顔があんまり好きじゃないのよねえ。（なら行くな！）

2009年に観に行った時の動機としては、『ターミネーター2』、『タイタニック』を大ヒットさせたジェームズ・キャメロン監督の作品というのと、初3D映画ということで張り切って出かけたんだけどね。

ライオンやネコ科の動物の顔が青になってるあの感じに感情移入が難しかった笑。

青人間にも馴染むのが難しかったのに、今回はきみどり色の部族が登場・・！！

な、なんでもありすぎる！

何か違う展開が待ち受けているのかと思ったら、「山」が「海」になっただけ笑。

しかもスカイピープル（地球の人間のこと）の目的がブレてるやん、と衝撃。

マンガ『ワンピース』を読んでる人なら、「空島」から「魚人島」に来た感じです笑（キャメロン監督、ワンピース読者？笑）。

映像はキレイ。

話は代わり映えせず今1つなので、感想は「映像はキレイ」それだけです笑。

『アバター』シリーズは、コロナ禍のキャメロンの構想で5部作になったらしいから、あと3作ある予定らしい笑。（もう、いいよ）

黄色（砂漠）やグレー（岩）の部族でも出てくるのかしら・・・笑。

やりすぎて『ターミネーター』シリーズの二の舞にならないでくれ、キャメロンよ。（ターミネーター2以降、6作目まですべてガッカリ笑　全部キャメロンというわけじゃないけどね。）

『アバター・ウェイ・オブ・ウォーター』の評価
私の評価　★★☆☆☆☆☆
映像のキレイさのみで加点
観るのにオススメな人●青人間の顔に耐えられる人
●前回の『アバター』を面白いと思った人
●サム・ワーシントンのファン
●ゾーイ・サルダナのファン
暴力性・残虐性★☆☆☆☆☆☆
銃やヤリ、弓を使うが、直接的に内臓や血しぶきは出ない。
エロ度★☆☆☆☆☆☆
前回の『アバター』よりもエロ度は低め。
女子部族の胸にかかった布やネックレスがはがれそうで
はがれないので安心笑。
男子部族はふんどし仕様です。
感動度★☆☆☆☆☆☆
映像は本当にそこに水があるかのように素晴らしい。
ただ、ストーリーが前回より悪い。
なのであまり感動はしない。
前作を観る必要性なし。流れでわかるが観ていた方が最初辛くないかも。
ナヴィ族特有の言葉が出てくるため。
顔の見分けが苦手な人も観ていた方がいい。

『アバター：ウェイ・オブ・ウォーター』ストーリー

前作『アバター』から13年ぶりの続編。

ナヴィ族になったジェイク・サリー（サム・ワーシントン）は、ネイティリ（ゾーイ・サルダナ）と結ばれ、家族を作り幸せに暮らしていた。

そこにジェイクに恨みを持つスカイピープル（人間）のクオリッチ大佐（スティーブン・ラング）たちが再度パンドラを襲ってくることを知り、ジェイクの一家は住み慣れた森を離れ、海の民が住む地域へ身を寄せることに。

部族同士、意見が衝突したりしながらも、次第に新しい生活環境にも慣れていきはじめた矢先、ジェイクの行方を嗅ぎつけたスカイピープルの追手が現れる。

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⇩ここから先はネタバレレビューです。

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『アバター：ウェイ・オブ・ウォーター』ネタバレ感想

同じことの繰り返しで、新しさがない

あれからだいぶ経ったから、今回のストーリーは意外な展開を見せるのかな、などと、ナヴィ族の顔にちっとも馴染むことができない私でも、キャメロン監督の紡ぎ出す脚本に少しは期待したわよ。

・・・しかし！前回とおなじような内容の繰り返しだった。

・・・しかも前回よりストーリーがひどかった。

前回は、負傷兵で足を失ったスカイピープル（地球の人間のこと）のジェイク・サリー（サム・ワーシントン）が、軍の役に立ちたいと、アバター装置を使いナヴィになりすましてパンドラ（ナヴィ族の星）に潜入するところから始まった。

⇧ナヴィ族のマクト（族長）になったジェイク（サム・ワーシントン）。

ナヴィ族と関わるうちに、ジェイクは彼らの優しさを知り、ネイティリ（ゾーイ・サルダナ）に恋をし、スカイピープルの侵略が許せなくなって、最終的に軍を裏切りナヴィ族を守るために戦う。

⇧ジェイクの妻となったネイティリ（ゾーイ・サルダナ）。

ナヴィ族に馴染むために努力するジェイクの成長と、スパイしている葛藤に苦しむ姿が描かれ、1作目は物語的にはそこまで悪くなかった。

ただ、私があの青人間のヴィジュアルが好きじゃないという致命的な部分はあったから、そこまで評価はあがらなかったけど笑。

きみどり人間が増えただけ笑

しかし、ようやくあの顔に慣れたと思ったら、今度はきみどり色の、エラがあるトカゲ顔の魚人族が登場！（正確にはメトカイナ族。青の人たちはオマティカヤ族）。

なんだ！パンドラにはまだ他にも部族がいたのか！？

ジェイクの選択に共感できない

軍を裏切ったジェイクを探してスカイピープルがまた攻めてくることを懸念したジェイクは、オマティカヤ族に迷惑がかかると思い、マクト（族長）を退き、他の地へ移ることに。

ジェイクのその考えがまったくわからん。族長がいなくなったら、これ幸いにそこに攻めてきませんか？

だってスカイピープルの目標は、パンドラを侵略し、地球の代わりにすることだから。

そこが、ジェームズ・キャメロンのご都合主義というか、スカイピープルは、ジェイクを追って海の民メトカイナ族（きみどり人間）のところにちゃんと攻めて来るわけよ笑。

強い指導者がいなくなったオマティカヤ族を先に支配した方が手っ取り早いんじゃないの？

キャメロンが森に飽きたのか、今回はただ「海」を舞台にしたかっただけのような気がする笑。

敵の目的がブレまくりで、メッセージを詰め込みすぎ

パンドラの支配が目的なら、何も逃げたジェイクを追う必要はないよね。

それなのにスカイピープルはジェイクをしつこく追い続け、前回部下を殺されたクオリッチ大佐（スティーブン・ラング⇧）の個人的な復讐になってしまっている。

目的がブレていませんか？笑。

まだ、族長がいなくなったオマティカヤ族がスカイピープルによって全滅寸前になったのを知って、ジェイクが海の民と一緒に立ち上がり、スカイピープルに立ち向かうっていう方が盛り上がりそうなもんなのに。

⇧クジラもどき（トゥルクン）は、タイムボカンのマシンに見えてしょうがない笑（古いので分かる人だけでいいです笑）

クオリッチ大佐に協力する捕鯨船の船長とかも、出す必要もないし。ムダな登場人物が多すぎる。

捕鯨船の船長は、認知症に効く薬を開発するため、クジラもどき（トゥルクン）を捕まえては脳の髄液だけを取り、それ以外は捨てていた。（この描写も必要なし）

このエピソードも映画『ディープ・ブルー』（サメの脳を使って薬にする研究）みたいで新しくない・・・。

日本の捕鯨船などへの非難のメッセージを入れたいのかな。

アメリカの歴史も先住民を追いやり、戦うことから始まっているので、そういう侵略の歴史からヒントを得て、今回のウクライナ問題も踏まえ、この映画の中に色々メッセージを入れたかったんだろうけど。

とにかく、詰め込みすぎなのです。だから3時間15分もかかるのよ。

さすがにトイレに立つ人もいた笑。

子供らのおバカなループにイラッとする

⇧彼らの乗り物である海の生物が、心なしか、ポケモンの「ラプラス」に似てた・・。（キャメロンはポケモンも観てる？笑）

今回はいつかジェイクから世代交代する時のためなのか、ティーンネイジャーの子どもたち同士の交流も描かれるけど、それが長い。

途中退屈して、パートナーの方を観たら、ウキウキして観てたのでおかしかった笑。

子供らの交流の描写も長かった上に、最後の戦いの中でまたイラっとした笑。

子供らが全員敵に捕まったかと思えば、どうにかして抜け出してホッとしたのもつかの間、またそのうちの1人が捕まると、全員で助けに行き、また全員捕まる・・・・。

なにやっとんじゃい！！アホが！

こんな「子供らの友情＋段取りの悪さ」の繰り返しがあり、盛り上がるはずの戦いのシーンに、イライラしてがっかり。

もう、いいやん。こいつらは戦いからはずせ！！誰かヒーローはおらんのか！！

昨今のしょうもない、「みんなで協力しあう」というのを全面に出し、1人の強い男を描かない風潮にキャメロンも毒されたのか、ほんと「なあなあ描写」でスカッとしないアクションシーンだった。

「家族愛」「部族同士の衝突からの協力」「敵の復讐」「子供らの友情」「仲間はずれのクジラもどきと仲間はずれの子供の友情」「自然破壊へのメッセージ」「捕鯨船へのメッセージ」「侵略戦争へのメッセージ」・・・・入れすぎだよ！おなかいっぱいだよ！

妊婦が先頭切って戦うとか、見せんでいいって！！バカヤロウ。

私1人モヤモヤしてた件

私はそもそも、スカイピープルがそんなにジェイクを殺したいなら、ジェイクがアバターやってる水槽の装置を銃撃したらあっという間に終わるのに、なぜそれしないの？とずっと映画を観てる最中、モヤモヤしていた笑。

しかし、2009年から水槽に浸かったままなら、だいぶ水を吸ってブヨブヨしてるんじゃないの？（そんなわけあるかい）

腑に落ちなかったので、帰って前作のラストだけ観たら、ジェイクはアバターから、もう本物のナヴィ族に生まれ変わってた！（エイワ（魂）の木のおかげで）

そこをすっかり忘れてた自分に笑った笑。

そりゃあ、そうよねえ。ずっと水槽に浸かったままだと器具も古くなるし、無防備だし、何よりふやけるよね笑。

しかし、今回最終的にクオリッチ大佐までが、ナヴィ族のDNAを入れて、人間の時の記憶を持ったクローンに生まれ変わったので呆れた笑。

もうタイトルを変えたほうがいいかも。だってもうアバターって1人もいないじゃん笑。

『アバター』じゃなく『クローン』に変えた方がいいよ笑。

『アバター：ウェイ・オブ・ウォーター』煩悩だらけの映画トーク

後から知ったのだが、この海の民（メトカイナ族）の族長トノワリ⇧の妻（率先して戦う妊婦、左⇧）が、ケイト・ウィンスレット（『タイタニック』のローズね）だと知って、超ビックリした。

いや、気づかれないくらいなら、ケイトが演じなくても良くないか？笑。

海の民の族長のトノワリなんて、『ワンピース』の魚人族のジンベエかと思ったよ笑。

1作目に大抜擢されたサム・ワーシントンは、その後の13年間活躍がパッとしなかったが、この後3作もあるなら収入も安心だね笑。（しかし安心してたら、途中で世代交代して殺されそう・・・笑）

なんか、今回はやたら、「人間とナヴィ族の混血」とか、「クローン」とか、「スカイピープルなのに、ナヴィ族とともに育ったヤツ」とか、色んな背景のヤツがゴチャ混ぜ過ぎて登場人物の相関図もわかりにくかった。

「人間とナヴィ族の混血」のキリ⇧（左）は、前作でシガニー・ウィーバー（右）演じる博士の子供という設定で、今回の声も彼女が演じている。（今の技術で声を若くしてるのかな）

「えーー博士の子？いつの間にナヴィ族とエッチしたの？」とか「自分の卵子にナヴィ族の精子を埋め込んだのか？」とかね、色々考えながら観てるけど、そんなことをもう考えるのも途中でめんどくさくなった笑。

結局博士や研究者もナヴィ族の味方とか言いながらやりたい放題ね（泣）。

「人種差別問題」とか「遺伝子操作の危険性」とか、こういうのも入れたかったのかもわからんが、『ターミネーター』や『タイタニック』みたいにシンプルに行こうよ、ジェームズ・キャメロン！。

監督も偉くなってくると、「これ、面白くない！」ってツッコんでくれる人がいないのかもね・・・^^;。

やっぱり、映像がどんなに素晴らしくても、ストーリーがイマイチだと、ワクワクしないのね、映画って。

しみじみそう感じた3時間15分でした笑。

『アバター：ウェイ・オブ・ウォーター』キャスト

『アバター：ウェイ・オブ・ウォーター（Avatar :The Way of Water)』（2022年　米）

ジェイク・サリー・・・・・サム・ワーシントン

ネイティリ・・・・・・・・ゾーイ・サルダナ

キリ・・・・・・・・・・・シガニー・ウィーバー

トノワリ（海の民の族長）・クリフ・カーティス

ロナル（トノワリの妻）・・ケイト・ウィンスレット

スパイダー（スカイピープル）・・・・・・・・ジャック・チャンピオン

クオリッチ大佐（スカイピープル）・スティーブン・ラング

【2022】ジャスミンKYOKOの映画私的ランキング

１位・・・・・『トップガン　マーヴェリック』

２位・・・・・『マークスマン』

３位・・・・・『潜水艦クルスクの生存者たち』

４位・・・・・『渇きと偽り』

５位・・・・・『ハウス・オブ・グッチ』

６位・・・・・『流浪の月』

７位・・・・・『エルヴィス』

８位・・・・・『キングダム2　遥かなる大地へ』

９位・・・・・『アキラとあきら』

10位・・・・・『グレイマン』

11位・・・・・『バーニング・ダウン　爆発都市』

12位・・・・・『ザ・コントラクター』

13位・・・・・『スティルウォーター』

14位・・・・・『ギャング・オブ・アメリカ』

15位・・・・・『LAMB／ラム』

16位・・・・・『ジュラシック・ワールド　新たなる支配者』

17位・・・・・『クライ・マッチョ』

18位・・・・・『海上48hours -悪夢のバカンス- 』

19位・・・・・『アバター：ウェイ・オブ・ウォーター』

20位・・・・・『ザ・ロストシティ』

21位・・・・・『ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード』

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