『デンジャー・クロース 極限着弾』母国が長い間認めてこなかった英雄たち

こんばんは!ジャスミンKYOKOです。

久しぶりにいい戦争映画を見ました!面白かった♪

こんな映画がこっそり始まってあっという間に終わるのはもったいない!

今回『ランボー ラスト・ブラッド』も麻薬カルテルとの戦いなので「戦争」ではないし、最近少ないよね・・・(80年代は多かったのに)。

しかも映画を見た直後、博多駅はゲリラ豪雨!

まるでベトナムのジャングルにいるかのよう・・・なかなか気分を盛り上げてくれました!(ヘンタイ)。

この映画を見た後じゃなかったらヘコむくらい足元びしょ濡れになったけどね笑。




ストーリー


ベトナム戦争に参戦したオーストラリア軍による実際にあった戦い。

1966年8月、サイゴン近くに陣営を取っていたオーストラリア軍が、ロングタン地区で南ベトナム解放戦線(北ベトナム軍で構成、アメリカ軍がつけた呼び名はベトコン)と4時間のすさまじい戦闘を繰り広げた。

オーストラリア軍司令部がベトコンの砲撃の急襲を受け、ハリー・スミス率いる部隊が偵察に向かう。

二手に分かれて進んでいくうちに、ロングタン地区でベトコンの大軍の急襲に遭う。

どの部隊もベトコンに取り囲まれ、味方も救いにいけない状態。このままでは全滅と悟った少佐らは自分たちも命を落としかねない至近距離の追撃砲(デンジャー・クロース)を要請する。

要請を受けた砲撃部隊も複雑な思いで砲弾を撃ち込むが・・・。

 

ベトナム戦争と、オーストラリア軍の背景


ベトナム戦争は、宣戦布告がなく始まった戦争なので、何年から開始とは明確ではないが、主にジョン・F・ケネディ時代から正規軍を派遣しはじめた。

ホー・チ・ミン率いる北ベトナムが南北統一を目指し、西洋諸国と交流のあった南ベトナムを共産主義の国に統一したいとして始まったインドシナ戦争。

アメリカとソ連の冷戦時代で、共産主義の北ベトナムをソ連が支援し、南ベトナムはアメリカが支援するという、米ソの代理戦争のようなものに発展したものが一般的にベトナム戦争と呼ばれる戦争なのだ。

オーストラリアはSEATO(東アジア条約機構)の参加国だったため、南ベトナムを支援に1966年に参戦した。

徴兵制開始が1964年で始まったばかりだったため、兵が10代~20代がほとんどの若い兵で形成された軍隊だった。

誰かが主人公というわけではなく、部隊中心。ずっとハラハラ!


誰かが主役設定されているわけではなく、偵察に行った小隊全員の物語。

待機してる基地の様子を長々と描くわけでもなく、すぐに戦闘シーンに入るから退屈しない。

ベトナムだとジャングル戦が多いのに珍しくゴム園での戦闘のため、見晴らしが良すぎて隠れる場所がほとんどない!!

そこにベトコンが大量に!!108人vs2000人。

しかもオーストラリア軍、予算がないのか空軍もいなくて空爆はアメリカ軍頼み。「そんなの間に合わないよう!!」とハラハラ。

まさかの空軍がいないのにはビックリ!

空爆ができないので砲撃部隊に座標を伝えて砲撃しながら進撃。

続々現れる敵の数に間に合わないから、部隊の全員の命を賭けてデンジャークロース(極限着弾)するしかない!

「早く、早く座標を!」

ずっとハラハラしてた。しかも戦場慣れしてない新兵ばかりだからよそ見が多い!!

「だめ!ちゃんと前を見なさい!」ほんと見てる方も大変だった(笑)。

 

イケメン軍曹や、厳しめだけど実は部下思いな少佐も出てて 大満足


⇧イケメン軍曹のルーク・ブレイシー

戦争映画の楽しみはイケメン軍曹と、叩き上げの厳しい上官、現場に出ないで自分の立場しか考えてない指示をだすむかつく将軍の3点セット。

これに弱々しい若者兵、戦場でもいつもふざけてばかりの二等兵、いじめっこや、はやし立てる仲間などがいたら、もう完璧!

そしてそのほとんどが揃ってたので、大満足な映画になりました!

イケメン軍曹は『ハクソー・リッジ』で主人公のアンドリュー・ガーフィールドをいじめてた先輩だったルーク・ブレイシー!!カッコいい!

なかなかこの人に弾が当たらないから不思議だけどホッとしたり(何を見に行ってるんだ)。


⇧叩き上げのハリー少佐。
どちらかというとソ連顔で冷たい感じの少佐、いつも訓練では厳しくてむかつくのに現場では部下思いというギャップが素敵!

部下の命がかかってるからね!訓練はおふざけ禁止!

こういう叩き上げの人が現場を仕切ってたら部下も安心♪ 自分の進退のことばかり考えてる上官は、いざという時役に立たないし、自分たちを見捨てる危険もあるもんね!

どの部隊になるか選べないからこういう上官の下がいいよね!上からの撤退命令も部下を救いに行くため無視できる強さ!!かっこいい!!




若者兵も演技派揃い

まだ若干17歳から20歳くらいの新兵は、戦争の恐ろしさがいまいちピンと来ていない。

そんなノーテンキな彼らが現場を知り、仲間の死を目の当たりにすることで、少しずつ成長していく。

⇧このラージ二等兵なんか、見た事あるなあと思いながら最後まで思い出さなかったので調べたら、ドラマ『11.22.63』※のハーベイ・オズワルド役をしてた人だった。実力あるあなあ!オズワルドもうまかったし!

※ケネディ暗殺を過去に戻って食い止めようとする主人公の全8話完結のドラマ。


⇧ノエル・グライムズ二等兵は戦場でずっと震えてる男の子。

この子も見たことあったけど、まさか、『IT それが見えたら終わり』の主人公ビルをいつもいじめるいじめっこだったとは!

あの時は気が強い意地悪な顔してたのに、今度は弱々しい役。まるで違うのですごくうまいんだろうね!

ジャスミンKYOKOの煩悩だらけの映画トーク

アメリカ映画に慣れているので、ベトナム戦争でのオーストラリア軍というのがピンとこなかった。

ベトナム戦争は、オーストラリアでも反戦運動のデモが起きたりで、快く思っていない国民が多かったためか、祖国からの命で出向いたのにその功績を50年も国が認めてこなかった。

その事実を知った監督が、今回製作を決意したらしい。

戦争は兵が決めるんじゃない、戦地にも赴くことがない政府のおえらいさんが決めるものなのに異国の地で若くして亡くなった者たちをなぜ讃えないんだろう。

怖かったろうに。

この兵隊たちがみんな若いので、ほんと怖さがビンビン伝わって来ます。

劇的なドラマ仕立てではないけれど、戦闘のリアルさと恐怖、部隊の隊員たちとのやりとりをたんたんと描いている。ほんと、戦地ではきっとたわいもないことを話すのだろうなと現実感がある。

一番気になったのは、砲撃隊の中でひときわ暑苦しい演技の人がいたの(笑 ⇧手前)。

そこだけ、ちょっと違和感があって笑えた笑。

見たらぜひその暑苦しい演技に注目を。

『スキャンダル』と悩みました!

 

映画『デンジャー・クロース 極限着弾』のキャスト

@『デンジャー・クロース 極限着弾』(2018年 豪)

ハリー・スミス少佐・・・・トラヴィス・フィメル

ボブ・ビュイック軍曹・・・ルーク・ブレイシー

ラージ二等兵・・・・・・・ダニエル・ウェッパー

グライムズ二等兵・・・・・ニコラス・ハミルトン

 

【2020】ジャスミンKYOKOの映画私的ランキング

1位・・・・『フォードvsフェラーリ』

2位・・・・『黒い司法 0%からの奇跡』

3位・・・・『バッドボーイズ  フォー・ライフ』

4位・・・・『1917 命をかけた伝令』

5位・・・・『ストーリー・オブ・マイ・ライフ わたしの若草物語』

6位・・・・『スキャンダル』

7位・・・・『デンジャー・クロース 極限着弾』

8位・・・・『リチャード・ジュエル』

9位・・・・『マザーレス・ブルックリン』

10位・・・・『エジソンズ・ゲーム』

11位・・・・『ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密』

12位・・・・『ペット・セメタリー』

13位・・・・『ライブ・リポート』

14位・・・・『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』

15位・・・・『ポップスター』




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