『女は二度決断する』女に染みるシーンが満載の映画

こんばんは!ジャスミンKYOKOです! ↑出展:https://eiga.com/movie/87200/

さて、レディースデーに行き損ねたので、木曜日お休みの日、朝一でKBCシネマへ行ってきました。何しろKBCまで行くので出勤より早く出た。(^_^;)(KBCは朝一は1100円)

朝活すると一日長くて得した気分です。本日は、前回チャーチルの時にKBCのCMで観てて、面白そうだった『女は二度決断する』を。

面白かった!!想像つかなかったなあ。そう来るとは。




ストーリー

舞台はドイツ北部の街。移民が多く暮らすドイツ。北部はトルコ人街だった。

トルコ人の夫ヌーリと、6歳になる息子のロッコの3人暮らし。ある日、友人とスパに行く約束をしたカティヤ(ダイアン・クルーガー)は、夫に息子を預けてでかけた。

その日、夫と息子は爆破事件に巻き込まれ、命を失ってしまう。

この事実を知った時のダイアンの泣き崩れ方がすごかった。こんなことが突然起きると、きっと綺麗には泣けない。ダイアンの、声にならない低いうめき声や吠えるような声に、圧倒された。

女子人生を生きてるとみんな1つや2つは味わう女の葛藤が色々出てきます

この映画は「女子人生」を生きてると「あーわかる」みたいな、女にしか分からぬ共感ポイントが多数でている映画だと感じました。

出展:https://eiga.com/movie/87200/gallery/2/

主演は久しぶりに見た、ダイアン・クルーガー↑。私の記憶の中じゃ最新は『アンノウン』。リーアム・ニーソンを助けるタクシー運転手だった。

初めて見たのは『トロイ』。トロイの国に戦争が巻き起こる。原因を作ったおバカなオーランド・ブルーム演じるパリス王子が恋した、敵国スパルタの王妃が彼女だった♪ あの作品がハリウッド初進出だったらしい。

そのくらいの知識しかなかったけれど、なんだかすごいド迫力の演技派になっていたのでビックリ!

ドイツ映画は、新鮮だった

出展:https://natalie.mu/eiga/news/270658

犯人は意外に早く捕まり、カティヤが事実を受け入れることがまだできないまま、裁判は始まっていく。

アメリカ映画を観慣れているわたくしジャスミンとしては、ドイツ映画は新鮮だった!

被告人や証人が証言する時、アメリカでは裁判長の隣あたりに証人席があるんだけど、ドイツでは、裁判長と向き合った正面に席があった。

弁護士の発言の時は後ろを振り向いたりして発言しているのに驚いた。首が痛くならない?(そこ?)

アメリカみたいに弁護士や検察が自由に法廷内を動き回ってしゃべるスタイルじゃなく、弁護士はずっと席に座ったまま・・・というのも新鮮。

陪審員に向けての弁護士や検察のオーバーアクションのトークもないので、たんたんと審理が繰り広げられる。

ドイツ式の方が話術に踊らされて判決が決まるようなことは少なそうでいいかも・・(;^ω^)。

被害者のケアが素早いのもすごい。事実を知ったカティヤを送り届け、家に一緒にいてケアする職員がいるのにもビックリ。

弁護士のお兄さんがシャイア・ラブーフ風なんだけど、シャイアよりこっちが断然よかった(^^♪

 

女の痛みと女の決断。この国にもある移民問題


出展:https://otekomachi.yomiuri.co.jp/enta/20180406-OYTET50036/

今は動画で子供の声も動いてる姿も見れちゃうので、「本当に現実なんだろうか」という気がするだろうね。

女友達が、この時に妊娠してたのもまた辛い要素。健康な赤ちゃんが生まれて、祝いたい気持ちがあるのに全力で祝えない。そんな嬉しそうな話は聞きたくないと思っているのに それを悟られてはいけない。

友達もやはり、赤ちゃんを見せるのも嬉しがるのも気が引けるんだろうなと思う。

お互いを思いやってるあまり、「無理をしてしまう」のがきつい。

逆に家族は本音を言いすぎるので、きつい。

トルコ人と結婚したのを心の奥ではいいと思ってなかった実の母の本音や、夫の母親の言葉が、グサリと刺さります。

夫の母親の言葉は、日本のニュースでもよく見られる現象。

「あなたがちゃんとみてたらこうはならなかったのに」

もし預けたのが夫だったら、まったく言われることがないと思う。父親が出かけていた時に子供が事故に遭った場合はそういう報道や言葉は出てこない。まず「預ける」という言葉は母親には使われない。

母親だって友達と会いたいし、出かけたい。一番後悔と辛い思いをしているのは本人なのに、世間の「母親」に対する「当然」「するべき」から来る発言は、残酷。

それも痛みがわかるはずの同性から発せられることが多い。

女の痛みがビンビン伝わる映画でした。

もう死にたいほど傷ついているのに、浴びせられるのは家族からの心ない言葉。

爆破事件はテロとも関連づけられ、捜査が開始されるが、この映画は事件と言うより、カティヤにスポットを当てた映画。

 

女の人生は決断が多い 同性同士嫌味を言い合わず、穏やかに過ごそうよ

女の人生は、選択肢が多いので、同性同士が傷つけあう場面が多い。セクハラと一緒でこちらはそういうつもりじゃないのに、嫌味と取られることもあるし、その反対も。

嫌味に取ってしまう時は、本人の状態も関係するので、日常生活ではなるべく自分に我慢を強いることなく、自分のゴキゲンを取って楽しくしていた方がいい。そうしていると「嫌味」に聞こえることが少なくなるかも。

私は「女の決断は三度(笑)」。結婚、離婚、再婚だ(笑)。

わたくしジャスミンは、「結婚」は本人がしたいならしてもいいし、しないならしないでそれもいいと思う。パートナー婚でもいいと思う。子供も産んでもいいし、産めるけどあえて「産まない」選択もありだと思う。本人が決めることだから、なんだっていいよね。

さすがに「同性婚」すると聞くと、まだ周りにそういう例がないのでビックリするとは思うけど(笑)。そしてそれも自由だしね。

40代になったら、抜け落ちるよ(笑、髪じゃなくて)。そういうことにこだわってたら、時間はあっと言う間にすぎるということ。人のことはほっといて 自分のやりたいことをやる!そうすると自然に「嫌味」というのはなくなります( ̄▽ ̄)。

我慢をしたり、周りばっかりみてると「嫌味の1つ」も言いたくなってくるので、危険です♪

年齢を重ねると、だんだん頭が固くなってくる人もいるけど、私はいつも映画に考えさせられ、映画を見て笑っているので、まだまだ柔軟でいれる気はしてる( ̄▽ ̄)。

再三、男友達に「腹が決まった女の決心を覆すことはできない」とよく脅しをかけていました。ギャーギャー言ってるうちは大丈夫だけど、静かになって何も小言を言わなくなったら、おとなしくなったのではなく、何かを決断したということ。

「別れるー!」と騒いでる間は安心していいです。女が本当に決断した時は「超!静か」です(笑)。そしてその決断は泣いてすがっても覆されることはない。

改善を迫られた時は素直に一度は言うこと聞きましょう。あははは

この映画も「決断」をした時のダイアンの表情が見ものです。

ドイツのメルケル首相が「難民を全面的に受け入れる」発言をして一躍注目を浴びたことがあったけど、そんな一見理解のあるようなドイツでもやはり移民や人種に対する差別や不安は増え続けていることもやんわりと描いている。

配信でもDVDでもいいからぜひ観てください!





映画『女は二度決断をする』のキャスト

@『女は二度決断をする』(2017年 独・仏)

カティヤ・・・・ダイアン・クルーガー

 

女の決断が怖い映画 オススメ

『レボリューショナリー・ロード』

【2018】 ジャスミンKYOKO 映画私的ランキング

1位・・・・『レッド・スパロー』

2位・・・・『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』

3位・・・・『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』

4位・・・・『スリー・ビルボード』

5位・・・・『デトロイト』

6位・・・・『トレイン・ミッション』

7位・・・・『女は二度決断する』

8位・・・・『キングスマン ゴールデンサークル』

9位・・・・『15時17分、パリ行き』




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