『カポネ』病に侵された晩年を描いた珍しい作品だけど、見るのはCMだけでいいかも!?

こんばんは、ジャスミンKYOKOです。

映画『カポネ』を観てきました。

マフィア映画好きは、シカゴのギャング王「アル・カポネ」が主役の映画とあらば、行かねばなりません。

それに主役を演じるのがカメレオン俳優であり、大好きな「トム・ハーディ」。もちろん行く!

でもね、CM見たら、アル・カポネの晩年を描いた作品だって言うの。FBIに逮捕されて服役して釈放されて病気になったアル・カポネ・・・うーん、ブイブイ全盛期の回想シーンさえもないのだろうか。・・・限りなく怪しい。

その予感は見事に的中!

どんなにマフィアやギャング映画が好きでも、「アル・カポネ」が好きでも、トム・ハーディが好きでも・・・・ひいき目に見たとしても!!

最悪です笑。 CMだけで妄想した方がいいです笑。

これはひいき目で甘い点さえもつけることが出来なかった笑。

友だちと映画館を出た後・・・・「・・・汚い!(卑怯という意味じゃなくきたない)」

本当に汚いです笑。ポップコーンやホットドッグは早めに食べてしまうことを推奨します笑。




ストーリー

アメリカの禁酒法時代、シカゴで暗躍していた伝説のギャング「アル・カポネ」の晩年をトム・ハーディが演じる。

禁酒法時代は「聖バレンタインデーの虐殺」※などの首謀者として暗黒街で恐れられたが、映画『アンタッチャブル』でも描かれたように財務省からまずは「脱税」の容疑で逮捕される。

※1929年2月14日にサウスサイドギャングのアル・カポネが命じ、ノースサイドギャングの構成員7人を警官に扮して虐殺させた。

それから長い服役時代を経て、1940年代にフロリダの大邸宅で隠居生活を始めた。

若い頃に感染した梅毒の影響で認知症などを発症しはじめ、奇行を繰り返すようになるが、FBIのクロード捜査官は「仮病」の可能性も含め、カポネが逮捕前に隠した大量の隠し財産のありかを探し出すべく監視の目を光らせていた。

服役後も常に見張られ、近寄ってくる友は金目当て。かつての栄光は影も形もなくなっていく・・・。

 

主演トム・ハーディに、マフィアの帝王カポネじゃ、そりゃ行くよね


⇧トム・ハーディ演じる晩年のアル・カポネ。

マフィア映画好きにとって、アメリカの禁酒法時代(1920年~1933年)のマフィアやギャングの暗躍を描いたものはもう大好物間違いなし。

※マフィアと呼べるのはイタリアのシチリア系の組織のみ。他の組織はギャングと呼ぶ

特にアル・カポネは映画『アンタッチャブル』でロバート・デニーロが演じたカポネが衝撃的で印象に残ってる。(ヘマをした部下をディナーの最中にバットで撲殺するシーン・・怖すぎる!)

そのアル・カポネを今度は大好きなトムハーディが演じるなら行くに決まってます。

アル・カポネの全盛期を描いた映画は多くても、晩年を描いた映画はほとんどないから、新しいんだけど、何も「脱糞シーン」を3回も入れなくていいでしょっ!笑

トム・ハーディ、もっと仕事を選んでくれー笑。

金色のトミーガン※が台無し!ダルダルの布オムツ全開で撃ちまくってもカッコよくないよーーー。

※禁酒法時代にマフィアが好んで使った短機関銃。タイプライターのように早く撃てるということで「シカゴ・タイプライター」というニックネームも持つ。アル・カポネが好んだ銃。

そう、私と友達はガウンがはだけて、布オムツがだらりと下がったまま歩き回る姿に呆然としたのです!!笑(いつも白ブリーフなどに過剰反応する二人笑)

犯罪者の物悲しい最後を描くのは、いいと思うけど、そのシーンはなくてもよくないか?笑

赤ちゃんの紙おむつをうっかり替えそこねたら、おしっこパンパンで下にずりさがってくるよね、赤ちゃんはかわいいけど、トム・ハーディのは観たくない笑。

 

80年代終わりに素敵だったスターが出して卑怯だー

⇧カポネの昔の友だちとして、マット・ディロンが出演しています。

マット・ディロンというだけで、うさんくさいなあと思うけど(今までやってきた役柄のイメージ笑)、やっぱりこの人もいつまでも若い♪

カポネ(トム・ハーディ)が逮捕前に隠したお金の話をしたとたん、がぜん訪問しだします笑。

もう一人、80年代後半に『ツイン・ピークス』の刑事役で大ブレイクした、カイル・マクラクランが医者の役で出ています。

二人とも、もうちょい活躍しそうだったのになあ。

まあ、でも私が高校生や20代前半によく見てた俳優を見るのはやっぱり嬉しかった。。

こういうのをCMで流すからうっかり来ちゃうのよ。



ジャスミンKYOKOの煩悩だらけの映画トーク


今回は特に感想はございません(ひどい笑)。

盛り上がりもなければ、サスペンスフルな感じでもなく、ただ汚い、そして・・オムツ(そればかり言うな!)。

この映画を見て素晴らしい感想が書ける人を尊敬しちゃう笑。このストーリー、映画にする必要あったかなとさえ思ってしまった。

奥さん役が『グリーンブック』で、ヴィゴ・モーテンセンのキュートな妻役だったリンダ・カーデリーニでした。

19歳から結婚してたのに、奥さんは梅毒になってないのは、何故?とか色々妄想してしまいます笑。

後から出会った女から感染したの?とかね笑。 まだこの頃は梅毒の治療薬ペニシリンが研究段階だったらしく進行しすぎてたアル・カポネには効かなかったらしい。

いくら認知症がひどいからって、葉巻は体に毒だから、かわりに同じ太さのにんじんをくわえさせるってどうなの??(ああー天下のアル・カポネは馬じゃないわよー泣)

もういいやん、思う存分吸わせてあげなよー。火事が心配というのもあったのかしら。

部下が一人、また一人去っていくとか、お金目当てとかそういうのを中心に描いてほしかったなあ。

あのCMだけで充分でした笑。

CMだけは、マフィア映画好きがうっかり行きたくなるくらいにうまく作りすぎてる!

4月に「午前十時の映画祭」※が復活して、80年代に大ヒットしたケビン・コスナー主演の『アンタッチャブル』の再上映があるから、ロバート・デニーロが演じるカポネを観て口直しをすることにしよう笑。

※昔の名作を一日一回午前十時に安い金額で再上映する企画

この映画は聖バレンタインデーの虐殺のようにトミーガンで抹殺します笑。

 

映画『カポネ』のキャスト

アル・カポネ・・・・・トム・ハーディ

メエ・カポネ・・・・・リンダ・カーデリーニ

ジョニー・・・・・・・マット・ディロン

カーロック・・・・・・カイル・マクラクラン

クロフォード捜査官・・ジャック・ロウデン

 

【2021】ジャスミンKYOKOの映画私的ランキング

1位・・・・・『KCIA 南山の部長たち』

2位・・・・・『ヤクザと家族 The Family』

3位・・・・・『キル・チーム』

4位・・・・・『ミアとホワイトライオン 奇跡の1300日』

5位・・・・・『秘密への招待状』

6位・・・・・『聖なる犯罪者』

7位・・・・・『キング・オブ・シーヴズ』

8位・・・・・『カポネ』