こんばんは、ジャスミンKYOKOです。
映画『スキャンダル』を見て、超スッキリ!!
日頃、セクパワハラ(セクハラとパワハラ)に悩まされてる女子諸君は、劇場に行ったらスッキリしますよ!!
原題は『BombShell』ボムシェル。
爆弾と言う意味と、ダイナマイトボディでセクシー女子の意味をあわせ持つんだって。
うまいなあ!女子をナメてたらいつ爆発するかわからないですよ!ってことね。
去年の「#metoo」運動※の引き金になった、ハリウッドの名プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインも最近有罪になったね。
※ミートゥー運動。「私も」という意味にハッシュタグをつけたSNS用語で、性的虐待やセクハラを受けた人の告発運動。2018年にはセクハラを受けたハリウッドの女優たちが立ち上がり、アカデミー賞には全員黒いドレスで参加し、全世界にアピール。
さあ、劇場で嫌な上司をやっつける「疑似体験」をして楽しもう!笑。
もくじ
ストーリー
Well said. Read the @NYTimes review of #BombshellMovie.
— Bombshell (@bombshellmovie) December 20, 2019
2016年、解雇された人気キャスターのグレッチェン・カールソン(ニコール・キッドマン)が、FOXニュースのCEOである、ロジャー・エイルズ(ジョン・リスゴー)をセクハラで提訴した。
TV界の顔のロジャーを相手取った提訴の知らせは、業界を激震させた。
そのFOXニュースで、人気キャスターとして一番の看板番組を背負うメーガン・ケリー(シャリーズ・セロン)は、トランプ大統領候補をバッシングしたことから保守派の猛攻撃を受け、ようやく職場復帰したばかり。
自身の過去と、仕事を干されてた時期を考えるとグレッチェンの提訴を耳にしても、発言をするのをためらうメーガン。
そんなベテランキャスターの苦悩や忠告も聞く耳持たない野心家のケイラ(マーゴット・ロビー)は、キャスターのポジションを獲得するため、ロジャーに近づくが・・・。
カズ・ヒロのメイクがすごい♪シャーリーズ・セロンはやっぱりカッコいい♥
Congratulations to Kazu Hiro and his incredible team for their Best Make-up win at the Chicago Indie Critics Awards for #BombshellMovie! pic.twitter.com/SH3Igl9x0B
— Bombshell (@bombshellmovie) January 7, 2020
シャーリーズのメイクを担当したのは、『ウィンストン・チャーチル』に続いて今回のアカデミー賞でも受賞した、日本人の特殊メイクのプロ、カズ・ヒロ(辻さん改め)!
ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男 [Blu-ray]
最初、ポスター見たとき、シャーリーズ・セロンなんだけど、どっかシャーリーズじゃない感じ、なんでかなと思ってたけど、メーガン本人に似せるための特殊メイクだったと分かって納得!
それだけ、特殊メイクとわからせない技術がすごいよね。
いいなあ、私も一回限りでいいから、レイチェルになってダニエルんちに侵入したい(もうプライドも何もない笑)。
アメリカのTV番組が「保守」と「リベラル」に分かれているのがビックリ!
Charlize Theron is Megyn Kelly. #BombshellMovie pic.twitter.com/0Lu9fDQ0vB
— Bombshell (@bombshellmovie) October 28, 2019
今回も新しいことを知ったけど(映画は勉強になる)、FOXニュースのアメリカでの立ち位置の説明や描写が頻繁にあって、FOXニュースは共和党支持者寄り(保守派)のニュースを流すTV局なんだって!(驚)。
なので彼女たちは、この会社がイヤでやめたくなっても、民主党推しのTV局では雇ってもらえないから、選択肢があまりないのである。
売れっ子キャスターでも転職が難しいのか(T_T)それは辛い!
これ、知らなかったああ・・・。
そういう選択肢の少なさも分かって見ていくと、彼女たちの追い詰められ具合がわかる。
それに加え、「女性」という性の壁がまた立ちはだかるのである。
鼻息ブホブホ、キモいおっさんCEOを見よ
“@JohnLithgow uncannily channels Roger Ailes and hits a career high point.” – @DEADLINE pic.twitter.com/wOuUx1u3Vr
— Bombshell (@bombshellmovie) December 24, 2019
ジョン・リスゴーって変わらないから、すごい。(今回は特殊メイクだけどね)
はげてて最初から老けてるから?(ひどいこと言うな)
ずっと前からこんな嫌なオヤジ役が多いけれど、日本人に覚えられるほどのキョーレツな個性派俳優でもなく、主役を食うほどの悪役にもらないので、主演男優も目立つし使いやすいのかな?
いいおじさま役もできるし、うまい。
スタちゃんの『クリフ・ハンガー』で悪役だったかと思えば、『猿の惑星 創世記(ジェネシス)』では、ジェームズ・フランコの優しい父親役だった。
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つい最近だと『ペット・セメタリー』にも隣の気のいいじいちゃん役で出てたしね。
今回もセクハラシーンで、歩くこともままならないのに、女性を思うままに操る自信たっぷりで、亀仙人みたいに鼻息荒く興奮するキモいじじいを見事に演じてる!(笑)。
この俳優さんを知らない全女子が見ても、映画見たあと、「何、あのおっさん、キモーーー!!」という感想が必ず出るかも(笑)。よく引き受けたな・・・笑
それにしても、このおっさんの家族ってイヤだろうな。
まだ「セクハラ発言」くらいならいいけど、性行為をやっちゃってるからね・・・(T_T)。
なんていうの、父親や夫がどうせ捕まるのなら、まだ「横領罪」とかの方がいいよね。
「痴漢」「変態」「露出狂」「性犯罪」で捕まるのが一番堪えられない・・・・(^_^;)。
んなやつと結婚してたかと思うと消えてしまいたい・・・。
でも最終的に妻は離婚すりゃいいけど、子供はね・・・(T_T)。逃れられないエロの血縁・・・。
ジョン・リスゴーのキモさ、必見(笑)。
セクハラって難しい
Someone has to speak up, someone has to get mad. Nicole Kidman is Gretchen Carlson. #BombshellMovie pic.twitter.com/mz9GqtyV4U
— Bombshell (@bombshellmovie) October 24, 2019
この映画みたいに、「完全な性行為」だとセクハラだとわかりやすいが、世の中に山のように埋もれているのは、ここまではっきりした行為じゃなく、グレーゾーンに近いものが多いと思う。
女性がじっと耐えれば、そのまますっと何事もなく場が終わってしまう程度のセクハラがきっとたくさんある。
私が20代の頃は、二次会に行けばおじさまたちがチークを踊りたがったり、デュエットをねだったり笑。
私はおじさまたちカワイイなと思ってたので喜んで応じてあげてたけれど、中にはそれをもっと違う意味に取ってくるやつもいて旅行に誘ってきたり(妻がいるだろ!60代)、ひざを触ってきたり、エスカレートしてくるやつもいた。
カワイイおじさまにはデュエットも応じてあげてたけれど、そういう違う方向に持っていく勘違いオヤジは適当にあしらわないと大変。
自分をまだモテ男と勘違いしているやつと、娘と歌いたいみたいな気持ちのおじさまとは天と地の差があるのでわかりやすいが、訴えるとなると、「こちら側の落ち度」ということにもなってくるのよね。
「応じてあげてたのは、まんざらでもなかったから」
そう思われるのもイヤで、エスカレートした行為を訴えることが出来ない女子もいるんだと思う。
訴えるのは、自分の内面を晒すということにもなるので、黙ってしまう。
ただ反対に、甘えて男子を誘惑して下心を利用してのし上がっていくタイプもいるし、「性」を売りにしている女性がいるのも確かなので、「セクハラ」と言ってもすべて男性側に責任がある事例だけじゃないのも難しい。
ようやく勇気を振り絞って女性たちが訴えてその運動が一時的に成功したとしても、今度は男性側がビビって、男性がTOPの会社には雇ってもらえないという負の連鎖が起きる。
女性は長いあいだ、それを身を持って体験してきているので、こういう運動さえもできずに生きてきたのだ。
ジャスミンの、煩悩だらけの映画トーク
Charlize Theron. John Lithgow. #BombshellMovie – In select theaters December 13, everywhere December 20. pic.twitter.com/skL1msQGS6
— Bombshell (@bombshellmovie) November 8, 2019
難しいのは、そういう男子の「下心」をすべて否定するのも、世の中面白くなくなるってこと。
かっこよくなろうとか、あの子と旅行に行きたいから会社で頑張って稼ごうとか、「よく見られたい」という下心が原動力の1つでもあるからね。
なんでもスマートでそつなくこなす今の若い俳優たちを観てると、「スマートすぎないか?」と物足りなく見えちゃう私。
昭和の俳優ってエロくてギラついてたから、歳取ったら今度は味がある渋いおっさんになったんだと思うけどなあ。それも「下心」のなせる技(笑)。
同世代の若い男子がごちそうしてくれないってむくれてる女子もいるけど、それは男子にスマートさを求めた結果なのだから、そうなるのは必然なのだ。
おじさま世代やすごく年上の40代以上の男性がごちそうしてくれるのは「女性は弱くて守る対象」だと教えられてきたから。
小さい頃から女性を下に見ているからこそ出来上がった習慣なのだから、「対等に見てほしいけど、ごちそうはしてほしい」というのを今の男子に求めても難しいんだよね。
私はアラフィフで割り勘世代じゃないから、ごちそうしてもらうとすごく喜ぶ(笑)。
「私は対等だから、払ってもらう筋合いはないわ!」なんて言わない、そこは突き抜けない中途半端女子なのよね笑。あははははは だって、嬉しいし!
男が払うべき!という考えじゃないけど、デートでごちそうされたらキュンと来ます。ダニエルから全力で守られたら惚れるし!
スマートを推進しすぎて、ギラつく人を叩く傾向にあるけど、恋愛の根本って「獣けもの」みたいな部分だと思うから、そこを根こそぎ取ろうとすると恋愛できなくなるんじゃないのかな。
男がビビリ過ぎず、女がへりくだりすぎない、いい距離感が生まれる世の中を望む!
・・と色々書いたけど、深刻になりすぎずエンタメ要素満載なので面白いです・!!
メーガンのダーリンがいいです! 共働きの夫はああじゃないと!
映画『スキャンダル』のキャスト
@『スキャンダル』(2019年 カナダ・アメリカ)
メーガン・ケリー・・・・・シャーリーズ・セロン
グレッチェン・カールソン・ニコール・キッドマン
ケイラ・・・・・・・・・・マーゴット・ロビー
ロジャー・エイルズ・・・・ジョン・リスゴー
【2020】ジャスミンKYOKOの映画私的ランキング
1位・・・・『フォードvsフェラーリ』
2位・・・・『バッドボーイズ フォー・ライフ』
3位・・・・『1917 命をかけた伝令』
4位・・・・『スキャンダル』
5位・・・・『リチャード・ジュエル』
6位・・・・『マザーレス・ブルックリン』
7位・・・・『ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密』
8位・・・・『ペット・セメタリー』