『ストックホルム・ケース』銀行強盗モノ好きとしてはツッコミどころ満載。コメディとして観よう!

こんばんは、ジャスミンKYOKOです。

「ストックホルム症候群」という言葉を生んだ強盗事件を描いた『ストックホルム・ケース』に行ってきました♪

犯人を好きになってしまい、協力してしまう女性たち。

間抜けすぎる銀行強盗なので、顔が良くても好きになるかなと最初は思った。

たぶん、これは女性の特徴である「共感」が招く症状なのかも。

間抜けだからこそ、母性の「ほっとけない」気持ちが出ちゃったのかもしれない。

これこそ、ダメ男とズルズル離れられない女子の方程式。

「銀行強盗モノ」というより、「ストックホルム症候群」の方に力を入れた作品で、コミカルに楽しむ映画となってます。

サスペンス感もないけど、コメディとしてもまあまあ。オシャレではあったけど惜しい。

私もダニエルやブラピが銀行強盗で、自分が人質になったなら、どうぞこのまま世界の果てまで連れてってくださいとなるかもしれないから、この女子たちを一概に「おかしい」とは言えないな笑。




ストーリー


「ストックホルム症候群(シンドローム)」という言葉を生み出した、スウェーデンの銀行強盗事件の話を元にした映画。

アメリカ人のラース(イーサン・ホーク、ポスター中央)は変装しスウェーデンの銀行に強盗に入る。

そこで行員の女子たちを人質に取り、刑務所に入ってた親友のグンナーの釈放とお金を要求する。

スウェーデン初の銀行強盗事件として警察は慌て、メディアも騒然とする。

立てこもった数日の間に捕らわれた女子行員と強盗たちの間に奇妙な関係性が生まれていく・・。

 

イーサン・ホークがムッチリ


ポスターのイーサンがあまりにもかっこいいので、ちょっと期待してたら。

ロン毛のかつらをかぶって変装するので、「カッコよさ」が全く出ない笑。

「さあ、行くぞ!」とマシンガン持って銀行に入っていく後ろ姿をロングショットで映すんだけど、革のパンツの太ももがムッチリムチムチ!(そんなとこを見るな!映画を見ろ)

バンドマンの鉄則、革パンは足の細い人が履かないとかっこよくないのよー。

そうか、今までジーンズだったから目立たなかったのかしら、イーサン中年太り?

イーサンは顔が細いからずっと「細い」イメージだったけど、今回のあの太ももを見てガッカリ。(まだ言ってる)

後から出てくるマーク・ストロングの方がスタイル良かった♪変なカツラのロン毛だったけどね。

 

銀行強盗映画好きとしては、ツッコミどころ満載


銀行強盗映画好きとしては、行っておかなければいかん!と思って行ってはみたものの、私が強盗した方がマシじゃないか?というくらい、計画はずさんでおマヌケ笑。

コメディと思って見るしかない(実話)。

まず1人で乗り込むなら「銀行」はやめておけ。スーパーにしておきなさい(70年代だからコンビニはまだない)。

人数が多すぎて、通報もすぐされちゃうし、入り口出口を全部抑えられない。

警察の対策本部が、当の銀行の2階に設置されるなんてナメられてるじゃないかー!

人質の人数も少なすぎる。これも1人で乗り込んだから見張るのにも限度があるからね。でもマシンガン持ってるならもうちょっと人質残してもよかったんじゃない?(ナイフなら限界あるけど)

「◯分以内に要求を飲まないと1人ずつ殺す!」と言っても2人しかいないなら、見せしめに殺したらすぐ人質いなくなっちゃうからなかなか殺せないやん。

警察がナメるのも当然・・・(T_T)。

まず入ったら防犯カメラを撃ちなさいよーイライラ笑。

 

そんなに短時間で好きになる?ストックホルム症候群


人質のビアンカともう1人の行員女子。

ビアンカ(ノオミ・ラパス)の方がしっかり者だったから余計におマヌケでキュート?なイーサンに惹かれちゃったのかもしれないね。

「バカな子ほどかわいい」ってやつ?

最初は助かるために犯人の気持ちに寄り添う行為が、だんだん「共感」になり、「好き」になって犯人の逃亡に協力してしまう。

これが後から「ストックホルム症候群」という言葉を生んだ現象。

私もこんなに犯人が間抜けだと、つい「銀行強盗映画で培った知識」を教えてしまいそう笑。

そしていつのまにか、私が「主犯」になってしまう・・・!!いかんいかん!!笑。

それに女子はストーリーとギャップに弱いから「怖く見えるけど本当は優しい人」や「私だけが知ってる彼の本当の姿」とか惚れてしまう要素だよね。

ダメ男から離れられない人って「しっかり者」が多いよね。「私がこの人についてなきゃ!」と思うのかもしれないけれど、そういう「寄生虫」はどこにいっても寄生することができるから、寄生虫なのよ。すべて(若さと金)を吸い尽くされる前に離れなきゃ!!

変なロン毛のカツラをビアンカの前でサッと取った短髪のイーサンのカッコいいこと!しかも白いTシャツに鍛えた腕!!いかんそれは反則!!。ムッチリ太ももも忘れそうなカッコよさだったわあ。

太ももムッチリ、間抜けすぎる計画でガッカリから始まったイーサン・ホーク。

なのにラストあたりで、ビアンカにとっさに取った行動に彼の惚れた女への誠実さを垣間見てしまった私。ちょっと惚れただけの女に対する態度じゃないわーー素敵! 最終的に「イーサン、カッコいいーー」になって終了(簡単やね)。

ああーこれがまさにストックホルム症候群笑。

 

ジャスミンKYOKOの煩悩だらけの映画トーク


⇧見終わった後は、「ああ私もこんなふうに羽交い締めにされたい」と思ってしまうイーサン・ホークの魅力って何でしょう笑。

たくさん銀行強盗映画を見てきたけど、今でも銀行強盗がなくならないのは、やっぱりすぐ現金が手に入るからだろうか?

白昼堂々と入るのって、勇気バリバリいるだろうけどね。

私とか、こういう映画をみすぎて「発信機がついてやしないか」「通し番号かも」「銀行側が用意した偽札かも」とか気になってとうとうお金使えなさそう(アホ)。

私がもし行員だったら、バンバンバッグに現金入れてあげるけどね笑。

カメラに写ってる時間をできるだけ長くするのと、警察が間に合うように時間を引き延ばすため犯人との取引はゆっくりお金も詰め込むようになってるだろうけど、私だったら自分が大事だから、さっさと詰め込むなあ(ランボー魂はどうした笑)。

「早くしろ!お前はノロい、他のやつにさせる!」って撃たれたらおしまいだからね笑。

しかも偽札じゃなく現ナマをバンバン笑。

後で中身を確認した犯人が「あいつめーーーーー!!」と私を恨んで戻ってきたら大変だからね笑。

70年代にヨーロッパで強盗するのは、なまりでアメリカ人とはすぐバレるけど、アメリカのどこあたりの人とは特定されにくいだろう。でもヨーロッパの中を逃亡するのにはアメリカなまりは目立ちすぎるかも。

人種が入り乱れてる今なら、紛れ込みやすいかもね。逆に今度は警察のシステムとカメラが発達してるからそちらを回避するのが難しいかな。

私は佐賀弁だから、九州の銀行だと「あいつは佐賀だ」とわかるので、東北あたりでやるしかない(アホ)。東北だと「九州ひとくくり」だろうし♪笑

銀行強盗映画フリークとしては、もうちょいスリルが欲しかったけど、仕方ない。女子の心理の勉強としては参考になったかな(自分が見事にイーサン症候群になったしね笑)

これで「ストックホルム症候群」の元になった事件を知ったのでこれから映画を見る上で知識が増えたのもよかったし♪

ただ、こういうツッコミどころ満載映画はブログを書くのが楽しいね笑。うははは

同じ「すさんな計画の銀行強盗」でも『ストレイ・ドッグ』の方が驚きがあったのであちらの勝ち。




映画『ストックホルム・ケース』のキャスト

@『ストックホルム・ケース』(2019年 カナダ・米)

ラース・・・・・・イーサン・ホーク

ビアンカ・・・・・ノオミ・ラパス

グンナー・・・・・マーク・ストロング

警察署長・・・・・クリストファー・ハイアーダール

【2020】ジャスミンKYOKOの映画私的ランキング

1位・・・・『ランボー ラスト・ブラッド』

2位・・・・『フォードvsフェラーリ』

3位・・・・『黒い司法 0%からの奇跡』

4位・・・・『バッドボーイズ  フォー・ライフ』

5位・・・・『1917 命をかけた伝令』

6位・・・・『プリズン・エスケープ』

7位・・・・『ストーリー・オブ・マイ・ライフ わたしの若草物語』

8位・・・・『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』

9位・・・・『博士と狂人』

10位・・・・『ある画家の数奇な運命』

11位・・・・『グッバイ、リチャード!』

12位・・・・『オフィシャル・シークレット』

13位・・・・『スキャンダル』

14位・・・・『デンジャー・クロース 極限着弾』

15位・・・・『透明人間』

16位・・・・『シカゴ7裁判』

17位・・・・『タイムリミット 見知らぬ影』

18位・・・・『82年生まれ、キム・ジヨン』

19位・・・・『ミッドウェイ』

20位・・・・『リチャード・ジュエル』

21位・・・・『マザーレス・ブルックリン』

22位・・・・『エジソンズ・ゲーム』

23位・・・・『シチリアーノ 裏切りの美学』

24位・・・・『ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密』

25位・・・・『ストレイ・ドッグ』

26位・・・・『ストックホルム・ケース』

27位・・・・『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』

28位・・・・『TENET(テネット)』

29位・・・・『ペット・セメタリー』

30位・・・・『ライブ・リポート』

31位・・・・『ウルフズコール』

32位・・・・『異端の鳥』

33位・・・・『幸せへのまわり道』

34位・・・・『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』

35位・・・・『ポップスター』

36位・・・・『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』