こんばんは、ジャスミンKYOKOです。
去年、映画『エジソンズ・ゲーム』を観て、アメリカでの電気の覇権争い※の裏側を知って面白かったのもあり、エジソンのライバルであったニコラ・テスラをイーサン・ホークがやるので観に行ってきた。
※電気の覇権争い・・エジソンは「直流」を推し、テスラは「交流」を推し、それを支えるスポンサーたちなどがアメリカ全土への電気の供給の利権を争った。
『エジソンズ・ゲーム』を観てたから、エジソン側から観た感じ方とテスラ側から観た感じの比較が面白かったけど、彼らの周りで起こってた出来事を知らないままこの映画を見た人は果たしてわかったのかな?
・・・それくらい、テスラの周りでの出来事がやみくもに表現されてて「雑」だった。
多くの素晴らしい発明を世に生み出しながら、人付き合いが下手なためいいように使われ騙されたり、自分の構想があまりにも現実とかけ離れているため人々が理解してくれないもどかしさなどの天才特有の不器用さをもっと丁寧に描いてほしかった。
「テスラがいなかったら世界は100年遅れてた」というのをナレーションに頼らず、ドラマで描ききったらもっといい映画になったと思う。
後、途中で1947年にアメリカで死んだはずのテスラが80年代のイギリスのポップスをカラオケで歌いだした瞬間、帰りたくなった笑。
監督や脚本の映画での表現は自由だけど、わたしはその表現イヤだー。しかも歌が下手笑。
もくじ
ストーリー
#キノシネマ天神 にて上映中
『#テスラ エジソンが恐れた天才』
【上映時間】18:45~発明王エジソンとの間に勃発した電流戦争に勝利をおさめ、富と名声を手にしたはずの #ニコラ・テスラ に何があったのか?
当政治や文化など歴史的背景も忠実に再現し、その謎に満ちた半生に迫る。 pic.twitter.com/kjusQYRneC— 【公式】kino cinéma天神 (キノシネマ) (@kinocinema3) April 18, 2021
1884年、移民としてオーストリアからアメリカに移り住んだニコラ・テスラは、憧れのエジソンの元で働き始めた。
アメリカ全土への電流の送電方法で、エジソンの「直流方式」に対し、テスラは「交流方式」を主張したが、エジソンは意見を全く聞き入れず、検証さえしてくれないことに絶望を覚えたテスラは去る。
運良く実業家のウェスティングハウスに認められ、散々エジソンに「危険」と流布された「交流方式」をシカゴ万博の展示で「安価で安全な方式」ということを多くの人に広めることができ、これで事実上エジソンを負かしたことになる。
潤沢な資金が手に入るようになったテスラだが、当時の人には理解しえないような研究をするので話も合わず、加えて人付き合いが苦手なため、孤独感はいつもつきまとった。
人生の後半は「無線」の研究に没頭したが、いつか無線で画像や音声も送れるというテスラの主張は当時の人には理解されることはなかった。
だが、彼のこうした考えの基盤があったからこそ、現代はすべてが通信で送れるようになったのである。
経営の才も持ち、社交的だったエジソンの資料は膨大だが、表に出たがらないテスラの資料は少ないため、伝記を描くのはかなり難しかったんじゃないかな。
コロナ禍の新しい映画の撮影方法なのか、テスラの世界観を表現したのか
観たところ、オール室内での撮影だったようだ。
例えば、シカゴの博覧会に行く時も外の景色は、プロジェクションマッピングのようにすべて部屋の壁に映し出された映像。
その壁いっぱいの映像の景色の中でテスラ(イーサン・ホーク)がその土地に行ったということを表現していた。
まるで寸劇を観に来たような気分になった。表現方法としてはありだけど、ロケ地好きとしてはがっかり笑。
コロナ禍で撮影されたからこうしたのか、それともテスラの描いた未来予想図(通信で何でもできる世の中)を映し出したいからあえてロケをせず映像の景色にしたのか。
両方の意図は汲めるが、やっぱりアメリカ国内のどっか一つの街でくらいロケしてほしかったなあ。
エジソンをカイル・マクラクランが演じている
😢本日最終上映😢
『テスラ エジソンが恐れた天才』
18:45〜ラジオや電気モーターを発明した、天才発明家ニコラ・テスラ。
電流戦争でエジソンに勝利し、富と名声を手に入れたが、研究一筋の繊細な心が実業界や社交会と不協和音を立て始めるーーー。 pic.twitter.com/okosdy0Ri4— 【公式】kino cinéma天神 (キノシネマ) (@kinocinema3) April 22, 2021
最近いい活躍をしてるカイル・マクラクラン⇧(左のエジソン)。
90年代初めに大ヒットしたドラマ『ツイン・ピークス』ではイケメン刑事だったから、もらえる役の幅が少ないのか、『ショウ・ガール』以降映画の方ではあまり見かけなくなってたんだよね。
この前の『カポネ』といい、ある程度おじさんになったから、役の幅が広がって需要が増えたのかも。イケメンも悩みはあるね・・。
ベネディクト・カンバーバッチがしたエジソンより、カイルのエジソンの方が似てたよ、がんばったね!(上から言うな)。
天才はなりふり構わず「好き」を追求するから伸びる
テスラとエジソンが協力できていたら?『テスラ エジソンが恐れた天才』監督&イーサン・ホークが語る #テスラ #エジソンが恐れた天才 https://t.co/rOxnK8NqYM
— シネマトゥデイ (@cinematoday) March 26, 2021
エジソンは、気が遠くなるほどの失敗を繰り返した末に「日本の京都の竹」で電球のフィラメントを作り出し、数時間しか持たなかった明かりを一日中照らすことに成功した。
テスラは、人と話してる間も歩いてる間も「送電システム」や「電波」のことばかり考えていて、図面にするときにはもうほとんど完成品だったらしい。
社名の由来となった発明家の #ニコラ・テスラ が1888年に特許を取得した交流誘導電動機を中心に #スポーツカー のパワートレインを設計し、2008年 #ロードスター が誕生。#モデル3 #Model3 #納車開始 #7月28日 https://t.co/wfwDrQWlCG pic.twitter.com/ZovwchNtQs
— Tesla Japan (@teslamotorsjp) July 26, 2017
100年後にまさか、自分の名前を冠した電気自動車が世界中で走るようになるとは思ってなかっただろうね。
かのアインシュタインは、あれだけの数学の功績を残しながら小銭の計算は苦手で、いつもバスの運転手に手のひらの硬貨から運賃の分だけ取ってもらっていたらしい。
天才は、なりふりかまわず好きなことだけ考え、やり続けて、苦手なことはほったらかしているのか。
日本人に生まれるとなんでも平均的にできることを求められてしまうけど、好きなことを徹底的にやる方がきっと伸びるよね。
もうちょっと好きなことを伸ばすような教育をしてくれた方が、個人個人で自信もつくし、大人になって「好きなことがない」という事態に陥ることが少ないかもね。
好きなことがわからない時は下の質問に答えると発見できるらしいよ♪
「もし明日億万長者になったとして、それでもやりたいことは何ですか?」
私はブログと旅行と映画です!
エジソンやテスラの功績を見たい時は
⇧ワシントンD.Cにある「国立アメリカ歴史博物館(The National Museum of American History)。
ワシントンD.C.にあるスミソニアン博物館群の1つ、「国立アメリカ歴史博物館」に行けば、エジソンとテスラの功績の展示を観ることができます。(ミーハーだから知ってしまったモノは実物を見たくなる人)
エジソンの発明した京都の竹で作ったフィラメントの電球も展示してありますよ♪
この映画を踏まえてまたあの展示を見たい!!
ワシントンD.C.のスミソニアン博物館は、すべて入館料無料です!ぜひ、行ってくだされ。
ジャスミンKYOKOの煩悩だらけの映画トーク
イーサン・ホーク主演、発明家 #ニコラ・テスラ の半生描く『テスラ エジソンが恐れた天才』2021年3月に公開決定💡https://t.co/0mzJA99vhK
予告編&ポスタービジュアルが到着🎬#イーサン・ホーク #イーサンホーク #テスラ pic.twitter.com/jjSKiKcj2V
— THE RIVER (@the_river_jp) December 25, 2020
⇧イーサン・ホークは大作にもこういう低予算な映画にもコンスタントに出てくれるから嬉しい。
大ファンというわけではないけど、安心して見れる好きな俳優の一人。
しかし、この前(『ストックホルム・ケース』⇩)は変なかつらかぶってたし、今回も変なヘアスタイル。普通のも見たいのよ!
白人の人は乾燥しやすい肌だからなのか、年取るとシワが深い!
イーサンよ、ドモホルンリンクルを買い占めてもいいから、エイジングケアをやってくれー。
さて、ランキングはナレーションが多く、ロケもなく、ドラマがあまり描かれなかったから感情移入しづらいのと、80年代のポップスをカラオケで歌いだしたのが決定的なダウンを奪った笑。
映画『テスラ エジソンが恐れた天才』のキャスト
@映画『テスラ エジソンが恐れた天才』(2020年 米)
ニコラ・テスラ・・・・・・・・・イーサン・ホーク
トーマス・エジソン・・・・・・・カイル・マクラクラン
アン・モルガン・・・・・・・・・イヴ・ヒューストン
ジョージ・ウェスティングハウス・ ジム・ガフィガン
【2021】ジャスミンKYOKOの映画私的ランキング
1位・・・・・『KCIA 南山の部長たち』
2位・・・・・『ヤクザと家族 The Family』
3位・・・・・『ある人質 生還までの398日間』
4位・・・・・『ビバリウム』
5位・・・・・『キル・チーム』
6位・・・・・『ミアとホワイトライオン 奇跡の1300日』
7位・・・・・『秘密への招待状』
8位・・・・・『アウトポスト』
9位・・・・・『聖なる犯罪者』
10位・・・・・『ノマドランド』
11位・・・・・『キング・オブ・シーヴズ』
12位・・・・・『テスラ エジソンが恐れた天才』
13位・・・・・『カポネ』