『アオラレ』イケメンに終止符を打った!?ラッセル・クロウ見苦しさ全開!

こんばんは、ジャスミンKYOKOです。

あの『グラディエーター』で超かっこよかったマキシマス将軍が、こんなアオリ運転の賊に成り下がるとは・・笑。

私が惚れたラッセル・クロウはいずこに・・・笑。

劇中、とにかく、見苦しい!

あのイケメン時代を知ってるからこそなおさら、見苦しく感じるのでございます(泣)。

⇧勇敢で優しいローマ帝国の将軍、マキシマスを演じたラッセル・クロウ。


⇧その成れの果ての今笑。

知らない方に解説しますが、決して役作りじゃないですよ笑。太り続けてきたのです(泣)。

それでも一度惚れたからには「義務感」のように観に行ってしまう私(一途なんです笑)。

でもね、観に行ってよかった!

「イケメン時代」に終止符をもう、打ったのね、そうよねラッセル!?(決めつけるな!笑)

とにかく、見苦しく、はしたなく、悪役を期待以上にやってくれています!

ハラハライライラして、とにかく楽しかった♪

考えさせられる映画もいいけど、こういうのでたまにはストレスのバズーカをぶっ放したい!

デブだけどなぜか素早いラッセル・クロウの開き直りの傑作をどうぞ!



ストーリー

美容師のレイチェルは、離婚してシングルマザーになったばかり。引っ越ししたてで離婚の手続きなどに明け暮れ、余裕がない。

そんな中、うっかり寝坊をしてしまい、息子を学校に送りながら、大事な顧客の家に向かう途中、渋滞に巻き込まれる。

イライラしながらようやく下道に降りたとき、前にいた車が信号が変わっても動かないので、ついクラクションをオーバーに鳴らし、交差点で追い抜いた。

「マナーが悪い」と、追い抜かれた男(ラッセル・クロウ)に車越しに謝罪を求められたが、レイチェルは謝らず、無視して走り去る。

それから男は執拗にレイチェルを追い始める。

日本でも問題になったアオリ運転。

この作品を見て学んで、こういう病んだ輩にかかわらないようにしてくださいね!

 

狙われる女「レイチェル」に見る、教訓

もうね、この女レイチェルがね、ムカつくんだよね。

寝坊して顧客に遅れることを電話する時、「渋滞」を言い訳に謝らないの。

まず「申し訳ございません」やろーーーーーーー!!

欧米人はお客に謝らないとは聞くけど、しょっぱなからアオリ運転のどうのこうのの話じゃなくてこの女にムカつくの笑。

信号が青になって、発進が遅れたトム(ラッセル・クロウ)に対し、すごく感情的にクラクションを鳴らし、にらみながら追い越す。

後ろからトムが猛スピードで追いついてきて「考え事をしていて発進するのが遅れたのに、あのクラクションはない、自分も悪かったが君も謝れ」と言うが、謝らないレイチェル。

まずね、普通の人はいくら感情的にクラクションを鳴らされてムッとしても、その後猛スピードで追いついてきたりしないのよ。その上、わざわざ車の窓を開けさせて謝罪を求めたりしないの。

その2点で「こいつはアブナイやつ」と気づいて、ササッと「謝らなきゃ」ダメよ。

後ろに子供乗せてるんだから。

とにかく最初はこのレイチェルにムカつくばかりなんだけど、映画を観ているうちにたくさんの教訓があることに気づきます。

 

謝らない

大人になったら、子供みたいになかなか素直に「ごめんなさい」が言えなくなってくるもの。

でも自分の生活の基盤のお客様にはまず最初に謝ろうよ。「寝坊」でも、ほんとに「渋滞」だったとしても。

寝坊で子供の学校にも遅れそうなのに子供にも謝らないし。

なんとなく「離婚」の原因が見え隠れ・・・・。

トム(ラッセル・クロウ)にも謝っとけばたいしたことになってなかったかも・・。

 

時間にルーズ

持ち家の件で元夫と訴訟を起こしているが、その弁護士との話し合いも毎回遅刻。

沖縄時間みたいな感じで弁護士に「あーわかったレイチェル時間だね」と言われる始末。

いつも待ち合わせに遅れるから、ほんとはアオリ運転されて遅れているのに、心配してもらえない。

 

モノの多さと整理ができない

一戸建てに住んでるけど、モノが多く、バッグの中身もグチャグチャ。

車でも適当にスマホを置くから警察を呼びたいのに、スマホが見つからない。

いざという時にそのモノにアクセスできなければ、持っている意味がないというミニマリストの教訓が入ってます!

 

『アオラレ』に詰め込まれた教訓

私は、時間にルーズだと「負の連鎖」が起きると30代で学んで直しました笑。

20代はずっとルーズだった。ルーズなくせに間に合わないことにイライラして毎回焦って到着。

到着しても、その待ち合わせした人物に「謝ること」からスタートするのとずっと焦っていたため、その食事やイベントが最初のうちは上の空になってしまう。

焦っているから何かと忘れ物も多く、取りに帰ったりしてまた遅れるの繰り返し。

いいことが全然ないんだよね(^o^;)。

もう「時間にルーズ」なのをやめて15年以上経ったので、今ではやっと「時間を守る人」のイメージで生きていけてます笑。

その代わり、自分の過去を思い、遅れる人には寛大に、なんならとうとう現れなくてもガッカリしないように好きなカフェで待ったりすることを心がけている。

忘れ物も激減しました♪

今は40代から「モノが多い」ことに気づき、モノを減らす修行中です笑。

どうぞラッセル・クロウみたいな人を避けたいなら、この教訓が響いた人は少し直しましょう笑。

こういうのは人から注意されても直らないからね、レイチェルを観て自分で気づきましょう。



なかなか想像のつかない、激しい展開

アオリ運転の上、レイチェルを執拗に付け回す・・・ストーカー的な感じのサスペンスかと思いきや、なかなか展開が激しいです笑。

サスペンスというより、『ミザリー』などの「恐怖映画」の域に入ります笑。

「いや、そんなワケないやろ」と言って笑えるほど、ラッセル・クロウの行動が素早いです笑。

あんまり内容を話すと面白くなくなる映画なので、内容について多くは語れませんが、「捨て身」の男に狙われたら一巻の終わりとお伝えしときましょう。

日本でもアオリ運転が問題になり、ドライブレコーダーが普及し始めたけれど、「捨て身」の人にとってはそれは脅威でも何でもない。

とにかく関わらないようにする、これ一点です!

この映画を観て気づいたんだけど、「アメリカの車って前方にはナンバープレートないんだ!」と衝撃が走りました。

そりゃいかんやろ、追い回されている時に、ナンバーを警察に伝えようがないじゃないか。

アメリカに行った時、特にナンバーの有無を気をつけてみてなかったけど、そういうことなら納得が行く。⇩


⇧ボストンでシボレーのピックアップトラックが停めてあったので嬉しくて撮った写真。大きくて燃費が悪くてアメリカの乗り物って感じでしょ?(日本車よ進出するんじゃない)

この時、ナンバーがないのは、やんちゃなお兄さんだからかと思ってたなあ♪ 新たな発見で嬉しい♪

 

ジャスミンKYOKOの煩悩だらけの映画トーク


⇧この子の忠告をちゃんと聞いて謝っとけばよかったのに・・・。

まあ、レイチェルにムカついたけれど、わからんでもない部分もある。

離婚したての時って、もう頭がパンクして誰の話も聞いてないのよね笑。

やれアパート探し、引っ越し、離婚手続き、学校に出す書類や先生への連絡、児童扶養手当の申請だのやることいっぱいあるのよ(←経験者)。

いつも何かしら考えることがあるから、うわの空なわけ。

それでも普通に仕事はフルタイムでしないといけない。いっぱいいっぱいなのよ(その割には何この女!とか思ってたくせに笑)。


後ね、こういうトム(ラッセル・クロウ)みたいな輩には関わらないようにするのが一番。

たとえとんでもない不幸に本人が襲われた時にだって、人としての一線を越えて恐ろしいことをするやつって只者じゃないのよ。

普通の人は想像はしても実行はしない。

そういうやつは必ず片鱗がある。そういう部分を見たら、彼氏でも夫でも早めに別れる、これ大事。

私が2回目のデートとかで待ち合わせをしたら、相手の男が1時間くらい遅れてきたことがあった。

「何してたの?」と聞くと、「無理な追い越ししやがったから、1時間くらいつけまわしてやった」と得意げに言った。

デートに1時間遅れるとかは問題じゃないの、追い越しただけで1時間も追い回す異常さが問題。

しかもそれを得意げに言うって・・。

こいつ、バカやん。

冷めてすぐ会わなくなった笑。

女子が学生から大人の世界に入って、他のドライバーやお店の人に強気な態度に出る彼氏をかっこいいと思うことがあるかもしれんけど、そういうやつって大人の男じゃなくてただのバカだからね笑。

弱い立場の人に異常に強く出るやつは、この先、妻となったら自分にも降りかかるので、早めにシャットアウトしておこう。

彼氏の一挙一動を見逃してはいけませぬぞ。

この映画は、もうイケメンだった過去の栄光を振り返ることなく(ある意味前向き?)悪役として暴れまくるラッセル・クロウを笑いながら楽しめるばかりか、人生の教訓まで教えてくれるすごいスリラーなのである笑。

 

映画『アオラレ』のキャスト

@『アオラレ』(2020年 米)

トム・クーパー・・・・・ラッセル・クロウ

レイチェル・・・・・・・カレン・ビストリアス

カイル・・・・・・・・・ガブリエル・ベイトマン

アンディ・・・・・・・・ジミ・トンプソン

フレッド・・・・・・・・(レイチェルの弟)オースティン・P・マッケンジー

 

【2021】ジャスミンKYOKO 映画私的ランキング

1位・・・・・『ラスト・フル・メジャー』

2位・・・・・『KCIA 南山の部長たち』

3位・・・・・『ヤクザと家族 The Family』

4位・・・・・『ある人質 生還までの398日間』

5位・・・・・『ビバリウム』

6位・・・・・『アオラレ』

7位・・・・・『キル・チーム』

8位・・・・・『ミアとホワイトライオン 奇跡の1300日』

9位・・・・・『秘密への招待状』

10位・・・・・『アウトポスト』

11位・・・・・『聖なる犯罪者』

12位・・・・・『ジェントルメン』

13位・・・・・『ノマドランド』

14位・・・・・『キング・オブ・シーヴズ』

15位・・・・・『AVA/エヴァ』

16位・・・・・『テスラ エジソンが恐れた天才』

17位・・・・・『カポネ』