『グリーンランド 地球最後の2日間』(ネタバレレビュー)地球の終わりはやっぱりジェリー!!

こんばんは、ジャスミンKYOKOです。

ディザスター・ムービー(災害映画)はただでさえ好きなのに、それの主人公がジェリー?(ジェラルド・バトラー)。

絶対観に行くに決まってるやん!!

・・・・・やっぱりかっこよかった!!ツッコミどころは満載だけど、地球の終わりにはやっぱりジェリーが必要よ!!

展開が早いので退屈なシーンがなく、「ディザスター・ムービーあるある」もちゃんと踏みつつ、新しい要素を入れてあり、面白かった♪

公開日に観に行き、その後友達と大興奮してカフェに向かったのは言うまでもありません笑。

主役が大好きなジェリーなので、妻役にイラ立ってみたり、別の感情も湧き上がりながら大いに楽しみました。

ディザスター・ムービーは、毎回それほど内容が変わらないので、今回はネタバレレビューにしたけど、楽しみたい方は、読まずに映画を見てくださいね!



ストーリー

彗星が急接近するニュースが飛び交っていたが、国からは特に指示がなく、人々は楽観的に普通の生活をしていた。

そんな中、彗星の小さなかけらが地球に落下、とてつもない衝撃波を受け人々がただならぬ恐怖を感じているさなか、大統領から特定の個人にだけ、ある基地に集合するよう連絡があり、混乱や暴動が起き始める。

パニックと無法地帯の中、ジョン(ジェラルド・バトラー。ニックネームはジェリー。)は、家族を救えるのか?

災害パニック映画はどれも似たようなものですが、以下はネタバレレビューになるので、最大限に楽しみたい方はここから下は読まずに映画を観ましょう。(以下ネタバレレビュー)

シェルターに入れる人の新しい選ばれ方に驚く

自宅で近所の人を招いてバーベキューをする予定のジョン・ギャリティ(ジェラルド・バトラー)は、別居中の妻アリソンから頼まれたモノを買い出しにスーパーに出かける。

その時に大統領から着信がある・・・・・・・!!

キャー何?何?今回はSPじゃないのに♪

※大人気の『エンド・オブ・ホワイトハウス』シリーズでSP役(エスピー。シークレットサービス。大統領の護衛)をしてた

イタズラ電話と思ったジョンは電話に出ずに留守番電話を聞いてみる。

「彗星は地球に衝突し、地球は最悪の事態になる。明日の21時までに○○基地へ家族のみ来たら救出する」というもの。

信じられないながらも、彗星は近づいて来ているし、とにかく妻に話すため、すばやく買い物を済ませ、家に戻る。

パーティが始まり近所の人の手前、なかなか妻に話せなかった時、最初の彗星のかけらが衝突し、ものすごい衝撃波がくる。

バーベキューどころじゃなくなったところにギャリティ家の避難を催促するアラートがTV画面に出ちゃうのよ、あちゃーーーー!!

「どういうこと??なんであなたたちだけ!???」当然こうなるわな。

お知らせは、スマホだけにしといてくれよーーー。

秘密裏に抜け出せないじゃないかーーー。(いつもジェリーの味方♪)

数あるディザスター・ムービー(災害映画)を観てきた私ですが、大統領から直接アラートが来るっていうのは、新しいからワクワク♪

『ディープ・インパクト』と『2012』のいいとこ取りな感じ♪

『ディープ・インパクト』(馬の名前じゃないよ)は、この映画と一緒で彗星が落ちてくる映画。50歳未満しかシェルターに入れないとTVで大統領が告知するのよ。

その映画を観た時はまだ30代だったから何も思わなかったけど、50歳超えた時「あーーやばい、私もうシェルターに入れなくなってしまった」と思い出した笑(いつでも映画思考)。

『2012』は、世界中で大地震が起きる話だったけど、他の災害映画より政府が悪どくて秘密裏に何年も前からお金持ちにだけにヒマラヤの上にあるシェルターを売ってたの。アラブの王様とかすぐに権利を買ってたわ。

強欲な人間だけが生き残った世界なんて、ロクなもんじゃないわ!とか思ってたけど、自分が大金持ちならそうするわね、きっと笑。

今回は、あらかじめ社会に役立ちそうな人間をリスト化して、その家族を選んでたのよ。なんかありそうな話でリアリティがあったのよね・・・。

 

ジョン(ジェリー)が選ばれた理由

最初にビルの建築現場から始まる映画。ジェリーは今回は建築士役。

ディザスター・ムービーあるあるでは、主役男子の職業は、必ず「力仕事」でタフか、「頭が良くて予測が出来る人」のどちらか。

なるほど、工事現場の現場監督なら、タフだな。(一緒に見てた友達もそう思ったらしい)。

しかもビルの設計ができるくらい頭がいい。

ジョン(ジェラルド・バトラー)が選ばれたわけは、崩壊した後の地球の再建能力があるからか・・・・。

友達とお互い自分の家を考えて「ダメだ・・・うちは・・選ばれない」笑。

選ばれるのはきっと医者とか、病気の研究の権威とか、芸術家の最高峰とかだよね・・・。

『2012』では、シェルターに世界の動物もつがいでそれぞれ1組ずつ、ルーブル美術館の傑作なんかも運び込まれてた。

実際、アイスランドには有事に備えて、全世界の植物の種子を保存している貯蔵庫があるらしいからね。

それを知った時、なんだか怖くなった。

 

色んな障害がたちはだかるが、そこはジェリーだから大丈夫


こんな有事の時は、絶対ジェリーみたいなだんなさんがいいわーー。

うちのK氏は、シェルターに入れたとしても、シェルターの食べ物をこっそり食べそうだから、みんなから半殺しに遭うわね笑。(とにかく食に執着がある)

まず、ジョンがバーベキューしに自宅に行った時に、息子が「糖尿病」だった時点で「あーーきっとこれが後々問題になるわー」と直感。

シェルターに行くための空港に着いたものの、「病気の者は入れられない」と断られる。

でもそこは主張がすごいアメリカ人笑、なんとか情に訴えて乗れるようになるが、肝心な糖尿病セットを車の中に置いてきてた。オーマイゴッド!

そんなに大事な物なら、なんで子供に持たすのよーーーー。

こういうディザスター・ムービー特有のツッコミどころとイライラが最高♪

「家族でスーツケース1つ」って言われたら、これも物が多い人は大変だよね。

普段からスーツケース1つで出れるように訓練しとかなきゃね。

今から行くところはグリーンランドって分かってるのに、ジョン夫婦は、タンクトップ1枚なのよ、アホー!!何か着ろーーー笑

「糖尿病のインスリンセット」を取りにジョンが車に戻っている間に、妻と息子とはぐれてしまう・・・。



今回のジェリーは、ヒーローとは思えないシーンがいっぱい笑

ディザスター・ムービーあるあるは、まず、映画開始時点では家族仲が悪いけど、災害を乗り越えて家族がまた一つになるのがお約束・・・笑。

今回ジェリーが普通に家に帰ってたから、「あれ?仲いいの?珍しい」って思ったけどやっぱり別居中だった笑。

妻の態度が超悪い上に、バーベキューパーティは今日なのに、ジョン(ジェリー)が炭を準備してる最中に「ジュースとワインを至急買ってきて」と言う。

映画を観ながらジェリーファンはこの女にムッとする。突然決まったパーティじゃあるまいし、お前その家に自分が住んでるんなら昨日までに買っておけただろ!

しかし、映画の終わり頃、その妻がなんでそんなに態度が悪いかがわかるのだ。


⇧80歳とは思えないアリソンの父親役のスコット・グレン。

妻の実家に寄った時に、シェルターに行けないお義父さんは娘と孫を託し、別れ際にジョンに言うの。

「夫婦というものは長い間一緒にいるうちに色々問題が生じるもんだ。 お前はその度に他の女のベッドに潜りこむのか」

うわーーーー義理のお父さんからこれ言われたらヒーローも悲惨ね(^o^;)。

そうか、浮気したのか・・・・。妻のあの態度に納得!私たちはジェリーがそんなことするわけないと思って観てるから(いつも妻一筋の役)笑。

しかも義理のお父さんがスコット・グレンならぐうの音も出ないわね(スコット・グレンはバックドラフトで消防士や戦争アクションにも出る筋肉ムキムキマン)。

たじたじなジェリーってなかなか見れないから巻き戻して見たかったわーー(サドか)。

「選ばれた者の印」の手首にはめるタグをめぐって、悪者から狙われ、正当防衛だけど相手を殺してしまうジョン。

激しい肉食人種のアメリカじゃ、ありそうよね!!だから地球の終わりには、やっぱり腕力のあるだんなさんが欲しい!

しかも銃社会のアメリカだったら、こんな事態になったら殺し合うよ、きっと。

優しそうな人でさえ、人の子供を誘拐して飛行機に乗ろうとしたり、命がかかると人間が一番怖い!!

無数の小さな彗星のかけらが落ちてきて、ジョンが橋の下に避難してた時、激しく燃えさかる車に急に飛び込んで、やけどを負いながら人を助けた。

友達が後で「なんであそこまでしたんやろか」と言ったので、「人をさっき殺したから、誰かを助けてトントンにしたかったのかも?」って言ったら大笑いしてた笑。

そう、SPだったジェリーは完璧にかっこよかったけど、今回のジェリーはよくも悪くも人間臭いのよ笑。

近所の人たちが「私たちも連れてって!!」と言うのを振り切り窓も開けずにシビアに家を出たくせに、自分たちが飛行機に間に合わないことがわかると、滑走路に車を停めて飛行機を妨害して「乗せてくれ!!」と言う笑。

さっき自分がしたことはすっかり忘れて同じことをやるっていう、ツッコミどころがいっぱいあります笑。

でもジェリーのブルーアイズが美しすぎて、そんな悪行にも目をつぶるサイテーな私たち笑。

 

コロナ禍を体験して観たディザスタームービーに思う

コロナを体験するまでは、こういう災害映画を見ても楽しむだけだった。

でもコロナ禍の世界の状況を見てきて、この映画を見たらちょっと複雑に感じた部分もあった。

彗星が急に接近することが分かった割には、アメリカの軍隊や政府の動きが素早くてすごすぎた。

そういう不測の事態を予測し完全に準備してたんだなと思ったと同時に、現実でもきっとアメリカならやってそうと想像できた。

もしかしたら、映画上だけではなく、シェルターもほんとは存在していて、選ばれる人間のリストもすでにあるのかも。ひえーーーっ。

大統領からの一般人へのアラートも実際トランプ政権時に実験済らしい。

コロナで、日本の国力がわかってしまった。

「マスクをしろ」と言っても言うこと聞かないアメリカ人はそのせいですごい感染者数だったのに、今はその国力のおかげで、あっという間にワクチン接種は進み、マスクをせずに暮らせるようになっている。

日本国民は言う事聞いてマスクをしているから感染者数は他の国に比べたら驚くほど少ないのに、日本政府は規制対象の飲食店にもほとんど補償をしない上に、ワクチン接種も全然進まない。

こんな彗星が落っこちたら、日本にいたら確実に死にそう。と今回初めてそう思った。

 

ジャスミンKYOKOの煩悩だらけの映画トーク


毎回こういうディザスター・ムービーを観る度に、何か有事の時に参考に出来るように、楽しみながら勉強の気持ちで観ているのだが・・・笑。

映画知識が有事に役立つかはわからん笑。

変に映画知識があるばかりに、政府の言葉を疑ってかかり、逆に助からないというのもあるかも笑。

そんな知識より筋肉と持久力をつけている方が役に立ちそう笑。

今回ジェリーは4台の車を乗りこなすのだが、最初はピックアップトラックで、「あーこの前のラッセル・クロウとはえらい違いだわー」と思いながら見てた(映画『アオラレ』のピックアップトラックに乗った太りすぎたラッセルのこと)。

その後、マツダとホンダの日本車に乗り換えたので「イヤだー」と思ってたら、最後はちゃんとアメ車に乗ってしめくくったので、アメリカかぶれはホッとした笑。

せっかくスーパーで買った食べ物をピックアップから載せ替えずに奥さんの車のマツダで家を飛び出したので、「食べ物持って行きなさいよ!もうどこも買えなくなるわよ!」と小さなことにも気づくディザスター・ムービー好き笑。

このイライラハラハラが楽しいのよねーー♪

今回は、ツッコミどころはお約束だからいいとして、退屈な場面がいっさいなく、展開が早いので面白かった!!

友達と二人してこの映画を観て決めたことは「もし選ばれなくてもとりあえずシェルターに行く」笑。そしてアメリカ人みたいに我を通す!笑 おこぼれ作戦です!!

続編も決定したらしいから、今から楽しみです♪。

こういうのが大好きなのでなんと4位に浮上!

 

映画『グリーンランド 地球最後の2日間』のキャスト

@『グリーンランド 地球最後の2日間』(2020年 米)

ジョン・ギャリティ・・・・・・ジェラルド・バトラー

アリソン・ギャリティ・・・・・モリーナ・バッカリン

ネイサン・ギャリティ・・・・・ロジャー・デール・フロイド

デール(アリソンの父)・・・・スコット・グレン

 

【2021】ジャスミンKYOKOの映画私的ランキング

1位・・・・・『ラスト・フル・メジャー』

2位・・・・・『KCIA 南山の部長たち』

3位・・・・・『ヤクザと家族 The Family』

4位・・・・・『グリーンランド 地球最後の2日間』

5位・・・・・『ある人質 生還までの398日間』

6位・・・・・『ビバリウム』

7位・・・・・『アオラレ』

8位・・・・・『キル・チーム』

9位・・・・・『ミアとホワイトライオン 奇跡の1300日』

10位・・・・・『秘密への招待状』

11位・・・・・『アウトポスト』

12位・・・・・『聖なる犯罪者』

13位・・・・・『ジェントルメン』

14位・・・・・『ノマドランド』

15位・・・・・『キング・オブ・シーヴズ』

16位・・・・・『AVA/エヴァ』

17位・・・・・『テスラ エジソンが恐れた天才』

18位・・・・・『カポネ』