『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』世界の終わりには図々しさが必要!?

こんばんは、ジャスミンKYOKOです。

この夏は怖い映画が多くて嬉しい(嬉しいのか?)。

コロナで1年も公開を待っていた映画『クワイエット・プレイス』の続編をようやく観てきました!

ハリウッドも全世界での興行収入を諦めたのか、それともアメリカがワクチンほとんど打ったからか、延期したのを色々公開し始めてるね♪

この映画は、同じく音を立ててはいけないモンスタータイプが出るブラピの『ワールドウォーZ』※と比べても、全然お金がかかってないのに面白くて(ごめんブラピ)、続編をすごく楽しみにしていた。

※『ワールド・ウォーZ』・・・ブラピ主演のゾンビ映画。この映画のゾンビは目は見えないが音で感知し襲ってくるやつ。

面白かった!ハラハラヒヤヒヤ、最高!

だけど、シリーズ3作目を見越した内容過ぎて、中途半端な終わり方だったのが残念だった。

私としては、前作の方が勝りました!

今回は好きな女優のエミリー・ブラントが図々しすぎて、ちょっと応援をためらったのもあったかも笑。

世界の終わりに生き残るためには、あの「図々しさ」が不可欠だと学んだ次第・・笑。




ストーリー

音に反応して襲ってくる「何か」によって、人類は殺され地球も荒廃しきっていた。

そんな中、田舎町で家族でひっそりと生き延びていたイヴリン(エミリー・ブラント)の家族。

前回の映画の直後から始まるストーリーで、生まれたばかりの赤ん坊と、耳の聞こえない長女リーガン、息子のマーカスと共に燃えた家から避難し、山の向こうまで行くことに。

大きな廃墟の工場を見つけ入ろうとすると、そこにはご近所だったエメット(キリアン・マーフィ)が一人で隠れ住んでいた。

いつ泣き出すかわからない赤ん坊を抱え、この家族は今回も生き延びることができるのか。

 

イヴリンが図々しい

ゾンビやモンスター映画といえば、だいたい広範囲を描くことが多いけれど、この映画は本当に田舎町のご近所さんくらいしか描かない低予算。

それでも面白かったのは、その襲ってくる「何か」が何者かわからなかったから。

前回のクライマックスでモンスターが姿をさらしているから、さて今回はどうなのか。

ストーリーは、1作目の終了直後から始まり、モンスターと戦ったために燃えてしまった家を出て、山の上に炎を見つけ、そこに移動することにしたイヴリン(エミリー・ブラント)と子どもたち。

山の上には、このモンスターが現れるまで仲良くしていたご近所さんのエメット(キリアン・マーフィ)が1人で隠れ住んでいて、会うのは1年ぶりだった。

それなのに開口一発、「私たちが見えていたはず。なぜ助けにこなかったの?」

イヴリンあんた、女王様か?

こんなに恐ろしいモンスターに囲まれているのに、エメットは夫でもないのになぜそこまで言われないといけないの?

ただでさえ大人数で押しかけてきて危険度が増したのに、生まれたばかりの赤ん坊を連れてこられたエメットの気持ちを考えろ!

アメリカ映画の恐怖映画で、たまに見るのよ、こういう図々しい女。

助けてもらって当然みたいな言い方をする女。助けてほしいならさ、もうちょっと頼み方があるでしょうよ、って言いたくなるやつ。

自分を助けてくれないとわかると、とたんに逆ギレするのよねー。

映画によく出てくるということは、もしやアメリカではこんな女が増殖しているのでは?(ゾンビみたいに言うな)

アメリカ人男子の皆さん、日本女子の方がそこまでないですよー。アメリカ女に疲れたら結婚相手の市場を日本に広げませんか?(私もいます!アホ)

映画『ミスト』でも、霧の中で恐ろしい化け物が猛威を振るってるのに、一人の女が「誰か!うちの子を助けに行くから車出して!」とホームセンターに隠れてた男の人たちに声かける。

恐ろしいからみんな黙っていると、「いいわ!あんたら全員ここで死ぬがいい!」なんて逆ギレして捨て台詞を吐いて出ていくの。(お前が死ねよ)

男の人だって怖いんだよー、ヒーローじゃないなら、よその子まで助ける余裕なんてないわい。なんかねお願いする態度が間違ってるのよ。

そしてこのイヴリンはこともあろうに亡くなった自分の夫と比べる・・・。

「リーだったら、助けたわ」

そりゃーあんたの夫はさぞ素晴らしいんでしょうねー、でも今から助けてもらおうとしてる人に言うセリフじゃないわい。

こんなやりとりが続いたので、なんだろな、主人公で好きな女優なのにエミリー・ブラントを応援したくなくなり、キリアン・マーフィだけが助かればいいのになんて思ってしまった(ひどい笑)。

イヴリンの夫役でありながら、イヴリンを演じてるエミリー・ブラントの実の夫でこの映画の監督のジョン・クラシンスキーはメガホン取りながら「この女、サイテー」って思わなかったのかしらー笑。(自分を褒めてるから気づかないか笑)

難しいわね。映画『フレンチアルプスで起きたこと』では、夫が家族を置いて自分だけ雪崩から逃げたから観ていてムッと来たりね笑。

男子に助けて欲しいけど、それを堂々と主張しすぎる女にはムッとくるという・・。

世界の終わりにはこのくらい図々しくないと生き残れないのかも・・・(^.^;。

キリアン・マーフィはヒゲがある方が好きだな


モンスター対策用に仕掛けた罠にかかったイヴリンの息子を危険を顧みず助けて抱きかかえてきたのに、ひどい言われようのエメットを演じるのはキリアン・マーフィ。

いつも白すぎる顔色でブルーアイズで、ちょっと病的なイメージだったけど、今回はたくましくなって、ヒゲも伸びた役でワイルドでかっこよくなってた♪

15年くらい続けてたベジタリアンを辞めたから血色がよくなったからかも(肉食再開したらしい笑)。

とにかく、イヴリンよりキリアンを応援し続けたよ笑。



ジャイモン・フンスー、なぜ出た!?笑

前作に惚れ込んで出演を懇願したらしいジャイモン・フンスー⇧。

しかし、なぜこんな役を受けたの?というくらい、全然大したことない役笑。

監督としても低予算で作りたいのにスターから出たいと懇願されたら、ギャラで困るよね笑。

あれは想定になかった無理やり絞り出した役かも笑。

サメ映画『ディープ・ブルー』の冒頭で、あっという間にサメに食われる役を快諾したサミュエル・L・ジャクソンと同様、「あんなモンスター映画にあいつが出るのか!」という話題性を振りまいてくれるのはありがたいけどね笑。

私も大スターだったら、とにかく好きなシリーズにチョイ役でもいいから全部出たい!(大迷惑)

 

ジャスミンKYOKOの煩悩だらけの映画トーク

⇧イヴリンが偵察に出かける時に、赤ん坊と残されようとするマーカス。

「赤ちゃんを置いてかないで・・・どうすれば」

ほんと、そうだよねーーー。マーカスにしてみればそう思うの無理ないよ。

このモンスターが現れる前に妊娠してたってならわかるけど、あえて作って産むことを決めたイヴリン夫婦。

前回見た時それを知って、衝撃だったもの。

あんたたちねー、赤ちゃんって泣くのよー、どうするのよー!!

生き残った2人の子供を全力で守る方にフォーカスしてくれよって思う。

結局そのせいで子どもたちを危険にさらすことになるじゃない。そこも少し応援できなかった笑。

今回はまたまた耳の聞こえない長女のりーガンが大活躍♪ この子がいるってだけで一安心。勇気と研究能力がすごいのだ。

 

今回一番おもしろかったのは、映画冒頭に、このモンスターが現れた1年前を振り返ったシーン!

アメリカかぶれがたまらない、休日にリトルリーグ(少年野球)にそれぞれの家族が応援に来てて、球場の周りでバーベキューやってるやつ♪

お父さんのリー(もちろんアメリカのお父さん定番のチェックのシャツ)がデザートにオレンジを町の小さなスーパーで買って、ピックアップトラックで現れる。

他のトラックの荷台には犬が載せられてたり、球場のベンチで無造作にオレンジを切るお父さんとか。あーーアメリカの田舎町、いいわあ♪

ここにモンスターが現れて一気にパニックになるっていう・・。

あれをもうちょっと長く観たかった!

映画館や小さな商店が立ち並んだ感じのあの町はアメリカの理想の田舎町。どこか突き止めて一度は行ってみたい!

今回イヴリン家族だけでなく、少しずつ生存者がいたのは面白かった。

しかし奴らが現れて1年も経ったのにイヴリン家族はまだ裸足・・・。そのせいで足の裏は何かを踏んでみんな血だらけ。キリアン・マーフィはふつうに靴履いてたのに。

1年も家にいたなら、なんかもっと音の立たない分厚い靴下なんかあみ出せなかったのかと思う。

ツッコミどころ満載で文句もタラタラ言ったけど、終始ヒヤヒヤして猛暑対策に貢献してくれました♪文句はお約束!!

このモンスターは人間を食べるわけじゃなく殺すのみ。次回は何の目的で現れたのか解明してほしいな。

やっぱりこういうホラーは楽しい!!

 

映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』のキャスト

@『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』(2021 米)

イヴリン・アボット・・・・・エミリー・ブラント

リーガン・アボット・・・・・ミリセント・シモンズ

マーカス・アボット・・・・・ノア・ジューブ

エメット・・・・・・・・・・キリアン・マーフィ

島の長・・・・・・・・・・・ジャイモン・フンスー

リー・アボット・・・・・・・ジョン・グラシンスキー(兼監督)

 

【2021】ジャスミンKYOKO 映画私的ランキング

1位・・・・・『ラスト・フル・メジャー』

2位・・・・・『KCIA 南山の部長たち』

3位・・・・・『ヤクザと家族 The Family』

4位・・・・・『グリーンランド 地球最後の2日間』

5位・・・・・『ある人質 生還までの398日間』

6位・・・・・『ビバリウム』

7位・・・・・『RUN』

8位・・・・・『インヘリタンス』

9位・・・・・『アオラレ』

10位・・・・・『キル・チーム』

11位・・・・・『ミアとホワイトライオン 奇跡の1300日』

12位・・・・・『秘密への招待状』

13位・・・・・『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』

14位・・・・・『アウトポスト』

15位・・・・・『聖なる犯罪者』

16位・・・・・『ジェントルメン』

17位・・・・・『ノマドランド』

18位・・・・・『キング・オブ・シーヴズ』

19位・・・・・『AVA/エヴァ』

20位・・・・・『テスラ エジソンが恐れた天才』

21位・・・・・『Mr.ノーバディ』

22位・・・・・『カポネ』