『ハロウィン KILLS』(ネタバレレビュー)ホラーの法則なんておかまいなし!ブギーマン、殺しまくる!

こんばんは、ジャスミンKYOKOです。

『キャンディマン』があまりにもひどかったので、口直しに『ハロウィン KILLS』に行ってきました笑。

結果、すっごく楽しめました!

これよこれ! ホラーっていうのはこういう、メッセージのかけらもないのがいいのよ(『キャンディマン』への嫌味笑)!。

シリーズもので、今回初めて見たけど、何も考えずに心の中で「ギャーギャー」やってきました。

顔を手で覆いながらも指の間から目をこらして観てきたよ♪

90年代に風靡したホラー作品たちの法則は、まったく無視して、とにかく無差別!殺しまくります!

私の好きなアメリカの田舎のハロウィンの日に現れる殺人鬼っていう設定がツボでした♪

考えなしのアホな大人が多発して、こぞって殺されていきます笑。

シリーズを知らなくても楽しめます!

ただグロさはエゲツないので、そこは覚悟して行きましょう。

ストーリー

⇧ブギーマンと呼ばれ恐れられるマイケル・マイヤーズ。

1978年の同名の映画『ハロウィン』の40年後の続編シリーズの2作目。

ローリー(ジェイミー・リー・カーティス)とマイケル・マイヤーズの40年の戦いは、ローリーが仕組んだ火攻めの罠で終止符を迎えたかに思えた。

しかし、マイケル・マイヤーズことブギーマンは燃え盛る炎から生還。

40年前の悪夢を体験した生き残りの同士は、ブギーマンを倒すべく立ち上がるが・・。

ブギーマンは、ハロウィンで賑わうハドンフィールドの町の住民を手当り次第惨殺していく。

ここから下はネタバレレビューになります。ストーリーはあってないようなものですが笑、楽しみたいなら読まずに映画を観るのがオススメです。

マイケル・マイヤーズから派生したホラーの傾向

1978年の初作と、2018年の40年ぶりの続編をまったく観てなかったからこの殺人鬼を知らなかった。

ハロウィンに町に現れ、人々を惨殺していくマイケル・マイヤーズは、「ブギーマン」と呼ばれ、ハドンフィールドの人々に恐れられている。

一緒に行った友達は「10月31日だけ全員町から出たらいいんじゃないか」と元も子もないことを言っておりました笑。

このブギーマンは、白いマスクにツナギというスタイルで、武器はそのへんにあるもの(割れた蛍光灯で突き刺したり怖いんだよね)。

この映画に影響を受けたのか、80年代のホラーは、キャラを確立したホラー映画が多発して楽しかった♪

『13日の金曜日』のジェイソンは、ホッケーマスクにオーバーオール、武器はナタとピッチフォーク(干し草用のフォーク型の農具)。

『エルム街の悪夢』のフレディは、ボーダーのセーターに帽子というスタイルに、武器はカギ爪で夢の中に入って殺す。

90年代になると、決まったコスチュームはあるけど、中に入ってる犯人は登場人物の誰かという、新スタイルが出てきた♪

『スクリーム』はムンクの叫びのマスクと黒マントとナイフ、『ラストサマー』は黒や深緑のレインコートに金属のフック。

10代から20代だった私が友達と開くホラーナイトをどれも盛り上げてくれた作品ばかり♪

おバカなティーンネイジャーを次々と殺していくのが悲壮感もなく、楽しかったのよね♪

80年代の殺人鬼はあまり頭が良くない感じだったけど笑、このブギーマンは違う。

怪力で、用意周到。

しかも、ばあちゃんもじいちゃんもメッタ刺し!!!ひーーーーーっ そんなメッタ刺しせんでも死ぬって!笑。

映画館の座席にのけぞりまくりでした!(よかった、最後列で笑)

「来る!来る!ほら、後ろ後ろ!」って構え続けたせいで、筋肉痛になりそうだった笑。

ブギーマンと戦うローリーはたくましいジェイミー・リー・カーティス

⇧ブギーマン(左)とローリー(ジェイミー・リー・カーティス)。

初代作品から出てた、ジェイミー・リー・カーティスが、2018年から始まったこの3部作に登場(今回は2作目)。

初めて知ったのは『トゥルー・ライズ』で、シュワちゃんの妻役で、CIAに騙されてスパイをさせられちゃう彼女が、ほんとコミカルで面白かった。

その時もスタイルよかったけど、こんなたくましい感じになってるとは!ローリーという名の戦闘おばあちゃん♪

前作でブギーマンに刺され、深手を負って緊急手術をしたところから今作はスタート。

術後傷も塞がらないうちから「私がヤツを殺る!」って、ギャーギャー騒いで娘に鎮痛剤を無理やり打たせるけど、そう凄んだわりにはすぐ痛がって活躍せず・・笑

⇧凄んで病室を飛び出すが、廊下を支えられて歩くのがやっとのローリー笑。

切り傷ならわかるけど、内臓にまで達する傷なんだから無理でしょ笑。

登場した時点で一番役に立たんと思ったおじさん

⇧40年前の惨劇を知る、生き残りの一人、トミー・ドイル。

ハロウィンの夜、バーのステージで、自己陶酔気味にブギーマンの恐怖を語ってたところで、こいつ絶対役に立たなそうと感じたおっさん笑。見事的中笑。

ブギーマンの怪力やすごさを知っていながら、バットで立ち向かおうとするアホさに笑った笑。

まずヤツにそのまま近づくのはNGでしょ笑。 

「俺が殺る!」とデカイことを言ってる割には大した武器も用意せず、待ち伏せとか罠も張らないし笑。

こういう空回りくんの末路、やっぱりあっけないです笑。

ひどい孫娘アリソン

ホラー映画あるあるで、「行っちゃダメ」と言われてるのに、ブギーマンをやっつけようと自警団に加わる孫娘アリソン。(ばあちゃんも瀕死の状態だというのに)

こういうホラーは「単独行動」が命取りなのに、アリソンの彼氏(左)の父親である、40年前の生き残りの男(右)は、これまた一人でブギーマンのいる家に潜入笑。

「お前たちはここにいろ、俺がカタをつける」

出た!絶対あんた一人でカタなんてつけられんてば!

「一人になるな」とみんな言ってるのに、毎回すぐ単独行動になる、ホラーの不思議笑。

ほらー、殺されたー笑。

父親を助けようと彼氏とアリソンは家に入り、彼氏がメッタ殴りされて刺されて虫の息。

ブギーマンがアリソンを狙って振り向いたとたん、アリソンは彼氏の名前を叫び、「やめて!彼を殺さないで!」せっかく静かに生きながらえていたのに気づかれ、彼氏はとどめを刺される笑。

アリソンお前、絶対わざとだろ?笑

彼氏の名前を呼ばなかったら、とどめ刺されなかったのに・・・。

彼氏を心配してるフリして、自分に来ないように仕向けたアリソン、悪魔のような女や笑。

ジャスミンKYOKOの煩悩だらけの映画トーク

しょうもないこととはわかっていても、こんな殺人鬼のいる町になんでずっと住んでいるのでしょうか?笑。

しかもハロウィンの仮装までして笑。

面白かったのが、マイケル・マイヤーズが住んでた家を買い取って住んでいたゲイのカップルのやりとり笑。

かわいらしい子どもたちがお菓子をもらいに彼らの家に現れ、もらったお菓子の中にカミソリが入ってたとその場で喉から血流して倒れたのに衝撃!

しかもそれが子どもたちが仕組んだいたずらだったことにまた衝撃!笑。

アメリカかぶれが憧れる本場のハロウィンも、こんなクソガキがいるなら、毎年ゆううつになりそうだよね。ドア開けるのトラウマになりそう笑。

このゲイカップルが仮装で中世の格好をしてるのもかわいかったし、なんか物音がして、ビッグ・ジョンが見に行く時、キッチンにいるリトル・ジョンに向かって「リトル・ジョンいる?」「いるよー、ビッグ・ジョン大丈夫?」みたいに掛け声掛けるのが面白かった笑。

わかるーー!私も怖い映画観て帰って来た時、誰もいなかったら部屋に向かって独り言を言いたくなるもんね。

容赦ない殺戮の嵐に、しばしの笑いがあって、いい休憩だった笑(もちろんふたりとも惨殺された笑)。

『孤狼の血 LEVEL2』の鈴木亮平もブギーマンに「目潰し」のやり方習えばいいのにと思った笑。

ブギーマンの方が何倍も怖かったわい。

3部作の2作目になる今作は、主人公のローリーとの対決が見送られたが、ブギーマン今の所、弱点ないじゃない、どうやって勝つんだろう?

「ヤツは人間じゃない」とローリーが言ってたけど、そんならそれを早くバットのおじさんに教えてあげなよ・・・(バットで到底かなうわけないやん笑)。

バットのおじさんが間違えて、他の人をブギーマンと思い込み、集団で追いかけて、その人を飛び降り自殺にまで追い詰めてしまう。あんたね、役に立たないどころかとんでもない間違いするわよね。

トランプ大統領を正義と思い込み、国会議事堂に殴り込みをかけた共和党支持者の集団心理の怖さを思い出したわ。(大統領がけしかけるのってすごいよね)

そういう社会的な皮肉も込めてたとも思うけど、『キャンディマン』みたいにあからさまじゃなかったから許そう笑。

ホラー映画より怖いのは、「生身の人間」だ、そんなことは重々承知なのだ。

この映画が面白かったのは、みんな気合充分なんだけど、40年も戦ってきたわりには計画性もない上にたいした活躍もしないところ。笑。

いいよ、いいよ、ホラーはそれでええ!笑。

@『ハロウィン KILLS』(2021年 米)

ローリー・ストロード・・・・・ジェイミー・リー・カーティス

カレン・ネルソン・・・・・・・ジュディ・グリア

アリソン・ネルソン・・・・・・アンディ・マティチャック

マイケル・マイヤーズ(ブギーマン)・・ニック・キャッスル

トミー・ドイル・・・・・・・・アンソニー・マイケル・ホール

リンジー・ウォレス・・・・・・カイル・リチャーズ

1位・・・・・『ラスト・フル・メジャー』  

2位・・・・・『KCIA 南山の部長たち』

3位・・・・・『最後の決闘裁判』

4位・・・・・『スイング・ステート』

5位・・・・・『ヤクザと家族 The Family』

6位・・・・・『プロミシング・ヤング・ウーマン』

7位・・・・・『グリーンランド 地球最後の2日間』

8位・・・・・『ある人質 生還までの398日間』

9位・・・・・『クーリエ 最高機密の運び屋』

10位・・・・・『ビバリウム』

11位・・・・・『RUN』

12位・・・・・『インヘリタンス』

13位・・・・・『ワイルド・スピード JETBREAK』

14位・・・・・『アオラレ』

15位・・・・・『キル・チーム』

16位・・・・・『ミアとホワイトライオン 奇跡の1300日』

17位・・・・・『秘密への招待状』

18位・・・・・『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』

19位・・・・・『モンタナの目撃者』

20位・・・・・『ハロウィン KILLS』

21位・・・・・『OLD』

22位・・・・・『アウシュビッツ・レポート』

23位・・・・・『モーリタニアン 黒塗りの記録』

24位・・・・・『孤狼の血 LEBEL2』

25位・・・・・『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』

26位・・・・・『アウトポスト』

27位・・・・・『聖なる犯罪者』

28位・・・・・『ジェントルメン』

29位・・・・・『ファイナル・プラン』

30位・・・・・『ドント・ブリーズ2』

31位・・・・・『ゴジラVSコング』

32位・・・・・『ノマドランド』

33位・・・・・『キング・オブ・シーヴズ』

34位・・・・・『AVA/エヴァ』

35位・・・・・『テスラ エジソンが恐れた天才』

36位・・・・・『Mr.ノーバディ』

37位・・・・・『白頭山大噴火』

38位・・・・・『キャンディマン』

39位・・・・・『カポネ』