『ゴジラVSコング』コロナの憂鬱をふっ飛ばす夏のお祭り映画

こんばんは、ジャスミンKYOKOです。

『ゴジラVSコング』観てきました!

最初は見に行こうと思ってなかったけれど、もともとゴジラは好きだし、アレクサンダー・スカルスガルドも出てるので、ミーハー鑑賞してきました♪(シリーズ1作目は観てます)

ツッコミどころ満載の映画は、友達との映画の後の感想の言い合いがヒートアップして楽しいですね!笑

日本の愛すべきゴジラと、アメリカの愛するコングが戦ったらどうなるのやら?

ハリウッドがたまにやらかす、「詰め込み感」満載のストーリーで、想像できる範囲のお話だったけど、大いに楽しめました!

夏のお祭り映画です!



ストーリー

ハリウッド版ゴジラシリーズの4作目※は、ゴジラとキングコングが対峙するというもの。

※『キングコング 髑髏島の巨神』(2017)も含む

前回の『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』後、モンスターたちの戦いで地球は壊滅の危機に陥り、彼らの故郷を探すべく、モナークという特別機関が研究していた。

そこへフロリダにある大企業「エイペックス社」にゴジラが奇襲をかけ、会社は壊滅状態になる。

共存可能だと思えたゴジラの破壊攻撃に「何か理由があるのでは?」と疑問を持つ人々も一部にいた。

人類は、ゴジラへの対抗措置として、髑髏島(どくろとう。(英名スカルスアイランド))にいるコングを連れ出すことにする。

モンスターたちと人類の共存はもう不可能なのか・・・・?

 

ゴジラとコングを戦わせて大丈夫?

日本人が愛するゴジラと、アメリカ人が愛するキングコングを戦わせていいの?

まずそう思った今回。

どっちが勝ったとしても、負けた方の国民を敵に回すことになるんじゃないのかしら・・笑。

まあ、そこを深くは考えないとして笑、まずゴジラがビンタを食らわされるシーンってなかなか見ることできないから、それを観たかったのよねー!面白かった笑。

やるな、コング!

人気の面からいくと、コングは必ず子供や女子との交流があるから、感情移入の点ではゴジラが不利なんだよな。

『エイリアンVSプレデター』のエイリアン側になっちゃうもんね。※

※どちらかというとプレデターの方が人類の味方。侍をモデルにしてるからかも笑


しかもハリウッド版ゴジラの顔はかわいくなくて悪人顔だからね。

ゴジラは小さい頃から好きだけど、このハリウッド版のシリーズ1作目は渡辺謙が出てるのに(渡辺謙ファン歴35年)映画館に観に行かなかったのよ。

まずゴジラがあまりかわいくないのと、首がぶっとくて日本のゴジラ像とかけ離れていたからね。

それと渡辺謙が博士役というのにあまり惹かれなかったからなのよね(行かないのにはいちいち理由がある面倒な女笑)。

だいぶ昔のハリウッド版ゴジラをいそいそと観に行って(1998年公開。ジャン・レノが出てるやつ)、ゴジラが本当にただの恐竜(というよりトカゲ)で、あの時のショックが大きすぎたから二の足を踏んだのかも(あれはひどかった笑)。

今回、映画を見る前「コングってコブシしかないから、ゴジラに火炎放射浴びせられたら一発で終わりなんじゃないの?」と心配してた笑。

それが、ゴジラの背びれで作ったオノみたいなのを持ってたから、「さすが!人類に近い類人猿の代表!!」と感心したわ(アホ)。

コングを輸送する船で戦うシーンがあるんだけれど、2匹が乗れる船ってどんだけデカイのよ!と驚いた。

コングが魚をむさぼり食べるのには、ちょっと違和感笑。魚、食べるのかしらねー笑。



スカルスガルド目当てを見抜かれた

↑地質学者ネイサンを演じるアレクサンダー・スカルスガルド

見に行くつもりは最初なかったのだが、思い出したのだ、「アレクサンダー・スカルスガルド」が出てたのを!笑。

急遽、行く予定だった友達に混ぜてもらい出かけてきた。

元モナーク(モンスターの故郷などを調べる機関)の研究所にいた地質学者として最初ちょっとだけ出てきた時はロン毛だったから、ん?、イヤな予感!笑(『ターザン』のロン毛は似合わなかったため)。

でも、コングを連れてゴジラをおびき寄せるミッションの時は、短髪になっていて隊員スーツみたいなのを着てたので、超かっこよかった!(何を見に来たんだ)

今回ストーリーに色んな要素を盛り込み過ぎたために、人間の中では一応主役のスカルスガルドが目立たない結果に・・・(泣)。

まあ、いいわ。かっこよかったから。

「かっこよかったー」と映画の後に油断して言ってたら、友達から「まさか!スカルスガルドを見に来たんですか!」と見抜かれてしまった笑。

いや、ゴジラも好きなのよ(説得力なし)。

アメリカ映画に馴染むべく北欧出身のスカルスガルドが、がんばってチェックのシャツを着てたのには、ハリウッドへの意気込みが感じられてキュンキュンしたわ!(アメリカ人の役をするにはチェックのシャツを着こなす必要あり笑)

もっといっぱい出てね!!

 

ハリウッドあるあるで、エピソードを詰め込みすぎな点が惜しい

たぶん映画としては、地球の危機を描いた『インディペンデンスデー』や『2012』のように、色んな登場人物の行動をそれぞれ違う角度で写しながら盛り上げていくつもりだったのだろう。

けれど一番重要な人間を誰かに定めなかったことで、濃い物語になりそこねた気がした。

コングの研究者女子とコングと話せる女の子の2人、モナークの特別機関の人たち(スカルスガルドやカイル・チャンドラー)、企業の不正をポッドキャスト(ネット上のラジオのようなもの)で訴え続けている会社員とリスナーのティーンたちの謎解きグループ。(上の画像の3人ね)

どれも同じくらいずつ映しながらの同時進行だったので、この人たちは今いったいどこにいるんだとかわかりづらく、ハラハラもあまりしないのと、応援もしづらかったのが惜しかった。

『インディペンデンスデー』は、主役をウィル・スミスに決めて、別ストーリーでいたケーブル技師のジェフ・ゴールドブラムを最後には基地で出会わせ、戦闘機でエイリアンと一緒に戦わせるというのがよかった。

ゴジラとコングを目立たせたいなら、最後までバラバラにストーリー展開せず、地質研究者と不正を暴く会社員たちをどうにかして会わせた方がもっと盛り上がったんじゃないかな。

小栗旬よ、ハリウッドデビューはあれでよかったのか問題

1、2作目で渡辺謙が演じた芹沢博士の息子という設定の、小栗旬。

芹沢博士はいい人だったのに、二代目となると、研究の主旨を忘れがちになるんだろうな笑。

先に行った友達が「小栗旬がキャリアに泥を塗った!(爆笑)」と騒いでいたので、映画を見る楽しみが増えた(笑 ひどい)。

一緒に行った友達も「Twitterで不穏なコメントを発見しました‼︎。小栗旬は白目をむいただけらしいですよ!」

そんなことを話した後だったので、ほんとに小栗旬が白目むいたの見たら吹き出してしまった!(もちろん友達も笑)

しかもそのシーンが何回もあり、本人のセリフはあまりないまま・・・。

小栗旬よ、そうまでしてハリウッドに出たかったのか・・・。

デビューはあれでよかったのか?笑。

そう言いつつ私も小栗旬と同様、スカルスガルドに会えるのなら白目むきを全世界にさらすことになろうともきっとオファーを受けたに違いない。(小栗旬はそんなことが目的ではない)

渡辺謙も『ラスト・サムライ』の次の作品である『バットマン ビギンズ』(クリストファー・ノーラン監督)での役は、「こんなの謙さんがしなくても!」というひどい役だった笑。(すぐ死ぬ山の長老の役笑)

しかし謙さん、次の作品はノーラン監督に気に入られたのか、『インセプション』でディカプリオと同等の役を獲得し、ハリウッドスターの道を歩み始める(さすが私の謙さんだわ)。

果たしてあの芹沢連役(小栗旬)は必要だったのか、いらないなと思ったのは私だけ?笑。

日本のゴジラを出す条件として日本人キャストを申し訳程度に出すというだけかもしれん・・。

小栗旬よ、懲りずに出続けたらいい映画が来るかもしれないよ笑。



ジャスミンKYOKOの煩悩だらけの映画トーク

最後ゴジラとコングが香港で戦うシーンは、ハリウッドの事情が入っているのだろうか。

香港が中国に吸収された今、ハリウッドがロケをするのも難しくなりつつあるから、CG上くらい香港を出したかったのかもしれない。

それに香港には、コングが映えるエンパイア・ステートビル並みの高層ビルがいっぱいあるからね♪

悪の組織が巣食う香港は、「香港の自由を奪った中国」を少し表現したかったのかな、などと考えた。

映画は、コロナの憂鬱をふっ飛ばしてくれる、映画館で是非見て欲しい、人類が待ちわびたハリウッド超大作映画です!

アメリカ本土も映画館が開きだし、ハリウッドの映画業界も忙しくなりつつあるみたいだから、嬉しい。

とにかく巨大怪獣の戦いってだけで興奮するからね♪(恐竜、怪獣好き)

突っ込みどころが満載なのと、小栗旬にもぜひ注目して見てくだされー。

気軽に楽しめたのでウキウキしましたが、新しい驚きはなかったのでランキングは、こんな感じ⇩です笑。

 

映画『ゴジラVSコング』のキャスト

@『ゴジラVSコング』(2021年 米)

ネイサン・リンド・・・・・・・アレクサンダー・スカルスガルド

マディソン・ラッセル・・・・・ミリー・ボビー・ブラウン

アイリーン・アンドリューズ・・レベッカ・ホール

バーニー・ヘイズ・・・・・・・ブライアン・タイリー・ヘンリー

ウォルター・シモンズ・・・・・デミアン・ビチル

芹沢 連・・・・・・・・・・・小栗 旬

マーク・ラッセル・・・・・・・カイル・チャンドラー

 

【2021】ジャスミンKYOKO 映画私的ランキング

1位・・・・・『ラスト・フル・メジャー』

2位・・・・・『KCIA 南山の部長たち』

3位・・・・・『ヤクザと家族 The Family』

4位・・・・・『グリーンランド 地球最後の2日間』

5位・・・・・『ある人質 生還までの398日間』

6位・・・・・『ビバリウム』

7位・・・・・『RUN』

8位・・・・・『インヘリタンス』

9位・・・・・『アオラレ』

10位・・・・・『キル・チーム』

11位・・・・・『ミアとホワイトライオン 奇跡の1300日』

12位・・・・・『秘密への招待状』

13位・・・・・『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』

14位・・・・・『アウトポスト』

15位・・・・・『聖なる犯罪者』

16位・・・・・『ジェントルメン』

17位・・・・・『ゴジラVSコング』

18位・・・・・『ノマドランド』

19位・・・・・『キング・オブ・シーヴズ』

20位・・・・・『AVA/エヴァ』

21位・・・・・『テスラ エジソンが恐れた天才』

22位・・・・・『Mr.ノーバディ』

23位・・・・・『カポネ』