『オフィシャル・シークレット』考えなしの主人公にイラつくけど、面白い

こんばんは、ジャスミンKYOKOです。

キーラ・ナイトレイの社会派サスペンス『オフィシャル・シークレット』を観た。

友達がだいぶ前からチェックしてくれたので、その映画の存在を早くから知っていた。

見逃さなくてよかった!それくらい面白かった。

キーラ・ナイトレイが演じる主人公が、政府の最高機密をリーク(暴露)するんだけど、覚悟も準備もしてなくて、無計画でとにかく、イライラ(笑)。

何やってんの、あんた!相手は政府だよ!

映画を観ながら、「バカなの!??」が何度も心の中で爆発(笑)。

『JFK』やら『大統領の陰謀』とか、勉強してやりなさいよ、ほんと。まったく・・・ハラハラさせやがって・・・怒

映画かぶれ的にはイライラしたけど、キーラの周りの人たちがいいのと、物語のテンポもよくて面白かった♪




ストーリー


イギリスの諜報局GCHQで働くキャサリン・ガン(キーラ・ナイトレイ)。

ある日、アメリカの諜報機関NSAから驚く内容のメールが送られてくる。

イラク戦争の開始を正当化させるための工作活動の依頼のメールだったのだ。

国民を騙したまま、今まさに行われようとしている戦争の真実に危機を感じたキャサリンは、マスコミへのリークを決意する。

 

新聞社の裏を取る作業と、上司との闘いもみどころ


情報を手に入れた記者は記事にしようと試みるが、ブレア政権からネタをもらっているオブザーバー紙の上司は認めない。

「いつから政府のおかかえ新聞社になったんだ!仕事をしろ!」

この一言が最高です。

フェイクニュースは今でこそSNSなどで拡散されるけど、情報で国民を操作するのは太古の昔からどこの政府もやってきたオハコの手段。

政権よりの新聞社が発行する、政府に都合のいい部分だけ選びぬいた記事なんか面白くもないし、国民は世界で起こっている「真実」を知ることなどできない。

どうか新聞は「国民が真実を知る手段」としての機能を貫いてほしい。

新聞社に「安定してるから」と入る人もいるかもしれないけれど、記者になったからには真実を追求する心意気を忘れないで欲しい。

ロシアのプー◯ン政権の悪事を暴露している新聞社は数年間に何人も記者を殺されていると池上さんの番組でやっていた。

命を賭けないと「報道の自由」を守れない世の中って怖いよね。

オブザーバー紙の記者の1人(上の写真左から2番目)に、『マッチポイント』のマシュー・グードが白髪の短髪でかなり以前と違ってて最初気づかなかった。(イギリスのおぼっちゃまの役ね)


リークのネタを地下駐車場で記者のマーティンが受け取る時に「まるでディープ・スロート※だな」と言うのがたまらん!

※ニクソン大統領の不正をワシントンポストにリークしたCIAの副長官の呼び名に使った名前。

 

本人にはイラつくけど、周りの人達が素晴らしい


政府のウソを知ってしまったのを、国民に知らせようと勇気があるのは素晴らしい。

でもそれをしたことによって、自分や家族の身に危険が及ぶとは考えなかったのだろうか。

・・・・と数々の陰謀映画を見た映画かぶれは彼女の準備のなさにイラッとする(笑)。

しかもキャサリン(キーラ・ナイトレイ)の夫はイスラム系。すぐさま政府の手が伸びるって政府関係者ならわかりそうなもんなのに。

そんな詰めが甘い女に「君は誇らしい」というだんなさんがすごい。

こんな政府機関が求人募集してたら、よほどの覚悟がない限り働かないほうがよさそう(^_^;)。絶対ヤなことやってるから、無視して仕事ができるタイプじゃないなら難しい。

無料で助ける弁護士の団体と、そのTOPのベン・エマーソン役のレイフ・ファインズもよかった♪

国に立ち向かうとか、多くの弁護士は嫌がる中、こういう機関があったのもキャサリンは運がよかったかも。

 

ジャスミンKYOKOの煩悩だらけの映画トーク

新聞社に属するアメリカサイドの情報を持っているフリーの記者エドを見て「あれ??あ!『ノッティングヒルの恋人』のヒュー・グラントのルームメイトやん!」


あの筋肉がまるでない笑、いかにもイギリスのパンクな若者って感じの彼がよかったのよね。こんなマジメな役も出来るんだ!とビックリ。

キーラ・ナイトレイが朝、シナモンロールを紙ナプキンでくるんだまま、オフィスに持ってくるのもいい♪ 外国ってあんまり包んでくれんよね(^_^;)。

キャサリンにイラッとはきたけど、無謀でもこんな勇気のある人がいないと人々は騙されたままで、政治家のいいように世界を動かせてしまう。

映画『バイス』と『記者たち 衝撃と畏怖の真実』を見ていたから、アメリカ側がどうやってイラク戦争に持ち込んだかというのを知ってたので、スムーズにわかった♪



ここまでして政府のウソは世間に知れ渡ったのに、何事もなかったかのようにイラク戦争に突入し、その後8年もの間続けられることになる。

それにしても、イギリスの裁判所っていまだにこんな貴族のカツラかぶんないといけないの?(^_^;)

私がイギリス人だったら、弁護士になるの考えるわ笑。

見終わった後、一緒に見た友達と盛り上がることができた映画でした♪ 面白かった!

『グッバイ、リチャード!』には及ばなかったけど、実話の映画化としても、サスペンスとしても秀逸で面白かったので9位。




映画『オフィシャル・シークレット』のキャスト

@『オフィシャル・シークレット』(2019年 米・英)

キャサリン・ガン・・・・・・キーラ・ナイトレイ

マーティン・ブライト・・・・マット・スミス

エド・ヴリアミー・・・・・・リス・エヴァンス

ピーター・ボーモント・・・・マシュー・グード

ヤーサー・ガン・・・・・・・アダム・バクリ

ベン・エマーソン・・・・・・レイフ・ファインズ

 

【2020】ジャスミンKYOKOの映画私的ランキング

1位・・・・『ランボー ラスト・ブラッド』

2位・・・・『フォードvsフェラーリ』

3位・・・・『黒い司法 0%からの奇跡』

4位・・・・『バッドボーイズ  フォー・ライフ』

5位・・・・『1917 命をかけた伝令』

6位・・・・『ストーリー・オブ・マイ・ライフ わたしの若草物語』

7位・・・・『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』

8位・・・・『グッバイ、リチャード!』

9位・・・・『オフィシャル・シークレット』

10位・・・・『スキャンダル』

11位・・・・『デンジャー・クロース 極限着弾』

12位・・・・『透明人間』

13位・・・・『リチャード・ジュエル』

14位・・・・『マザーレス・ブルックリン』

15位・・・・『エジソンズ・ゲーム』

16位・・・・『ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密』

17位・・・・『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』

18位・・・・『ペット・セメタリー』

19位・・・・『ライブ・リポート』

20位・・・・『幸せへのまわり道』

21位・・・・『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』

22位・・・・『ポップスター』

 





 

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